2019/12/31

Les Paul ブリッジ交換

TOM のブリッジよ。
Les Paul のヤツ。

オリジナルでは ABR-1 が付いてた。
でも普通の ABR-1 はオクターブチューニングの幅が狭くて、私のギターの設定だと3弦がギリギリだったり。
或は使ってるうちにサドルのネジを固定しているワイヤーが共振するようになったりする。
なのでブリッジは GOTOH の幅広タイプの GE103B に交換してた。
ABR-1 自体は嫌いじゃないんだけど、でもゴリゴリ使うならナッシュビル系の方が安心感がある。

GOTOH のって、でも最初からサドルに溝入ってますやん?
サドルの真ん中に溝が切ってあるのだけれど、それだとピックアップのポールピースのピッチと弦ピッチがズレますやん?
私、アレがなんか嫌で、一旦サドルの上面を全部削って溝を消してから、ピックアップのポールピースの真ん中に弦が来るように溝切りをやり直してた。
そもそも Gibson の加工技術は他社に比べても優れているとは言い難いんで、ブリッジポストの中心が必ずしもネックの中心線の延長上に来ているとは限らないし。
それに多くの場合、サドルの真ん中に溝を切ると弦間が広過ぎて1弦がフレットから落ち易くなってしまったりする。
なのでどのみち溝の切り直しは必須。
一旦サドルの上面を削ってしまうので、上面の平の部分が大きくなり、その分、サドルに弦が接する長さが増える訳ですな。
そうすると、サドルのところで弦の分断が強まって、弦を弾いたときにブリッジからテールピースまでの間の弦の共振が小さくなる。
そうすると、全体的にほんの少しデッドな響きになる訳ですな。
あとサドルが低くなってるので、テールピースの設定によってはブリッジ本体にテールピース側の弦が微妙に当たることがあり、そうなると更に弦の共振が小さくなってデッド気味の響きになるばかりか稀にビビったりする。

因みにブリッジにタップ切ってイモネジでブリッジポストに固定しているのだけど、これも弦振動をボディに伝え易くなったり逆にボディの振動が弦に返ってきたりして、弦の金属的な響きは少しデッドになる傾向にある。
サスティーンは場合によって微妙に伸びたり縮んだりだけど、基本的にはそんなには変化しない。
ギター自体もそうだし、弦の種類とかテースピース高とかその他の部分の設定にもよる。
こうする利点は、弦を全部外したときにブリッジが落ちないというということと、弦高が勝手に変わらない(ネックの反りとか以外では)ということ、それからブリッジのポストと穴の間の遊びを無くせるのでオクターブチューニングが合わせ易くなること。
どれも微々たる利点でしかないのだけれど、なんか安心感がある。

まあ場合によってはデッドな方が良かったりもするのだろうけれど、このギターに関してはこのことで音が良くなる方向には働かなかった。
部品がカッチリしてればなんでも良いという訳じゃないし、ボディが鳴ればなんでも良いというものでもない。
まあデッドになるとはいえ音の本質に影響が出る程度ではないし、弾き手だけが感じるような微々たるものなんだけれども。

なので、ちょい前にオリジナルの ABR-1 (イモネジ付き)に戻してた。
でも弦がめっちゃ切れる。
そういや GOTOH に交換前の、最初に ABR-1 が付いてた頃も弦が切れたことがあった。
私は普段は殆ど弦を切ることがないのだけど、ABR-1 に戻して一ヶ月で2回切れた。
多分溝切りが微妙なところでうまく行ってないのだろうけど。
一回目切れたときに溝に軽くヤスリを当ててみたのだけど、結局また切れてしまっている。
まあ一旦ちゃんと溝切りをやり直せばいいのだろうけれど。
でも違うブリッジを試してみることにした。

つうことで交換計画。
取り敢えずナッシュビル系でいこうかと。
サドルに溝切ってないヤツがいい。
そうするとまず GOTOH は全滅。
GOTOH は安くていいのだけど、必ず溝が切ってある。
他は Schaller GTM-Ni か SCUD HK-120N か Tonepros TP-6N か。
Schaller はちょいお高いけど信頼と実績のヤツ。
めっちゃ昔、一時期使ってたこともある。
SCUD は安い。
Tonepros はその中間ぐらい。
この3つはサドル調整ネジを GOTOH みたいにナット留めじゃなくて裏からバネで留めてるタイプ。
バネ留めなんでナット留めに比べると構造的に共振の危険性は大きくなりそうだけど、今のところこのタイプで共振が起こったという話は聞いたことがないし、私自身も経験したこと無い。多分大丈夫。
因みにKTS からも溝切ってないヤツが出てるけど、チタンサドルなんよね・・・。

なんやかんや迷って、特に理由も無く Tonepros のにする。
多くの人達にとって Tonepros を選択する利点はブリッジポストにブリッジを固定できるということなんだろうけれど、私はどのみち自分でブリッジにタップ切ってイモネジで固定するようにするので、SCUD より幾らか多めに払うだけの利点は私には無いと言ってよさげ。
完全に気の迷い。

取り敢えず載せてみて、弦高を合わせて一旦イモネジを留め、オクターブを大体合わせて、弦がリアのポールピースの真ん中を通るように溝切りする。
サドルは多分亜鉛合金製。私は真鍮製が好きなんだけれども。
溝切りするときは、弦とサドルの接触面積を或程度確保し、かつそのどの1点にも力が集中しないようにしつつ、而も弦が浮いてビビリが発生しないように切るべし。
水平に真っ直ぐ溝切りしちゃうとテールピース側の角に圧が掛かってそこで弦が切れ易くなるので、ほんの少し斜めに丸みをつけつつ切るべし。
また溝が弦より広いと弦が動いて摩擦で切れ易くなるので、気を付けるべし。
溝が切れたら再び弦高、イモネジ留め、オクターブと調整して完了。

音的にも ABR-1 からほぼ変わらず。
ほんの少し硬さが出たかな、ぐらい。
1週間ぐらい使って、弦切れも今のところ無し。
まあ自分で良いように溝切りしてるので、多分大丈夫。

良し。

少し1弦側のテールピースを上げた。

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Soundhouse
GOTOH GE103B Nickel
GOTOH GE103B Nickel
Tonepros TP6-N
Tonepros TP6-N
SCUD HK-120N
SCUD HK-120N
Schaller GTM-Ni
Schaller GTM-Ni

2019/12/02

Seymour Duncan P-90 Stack の パラレル-スプリット-シリーズ 化

数日前に私の Les Paul のフロントピックアップを Seymour Duncan の P-90 Stack に載せ替えたのだけど。
説明書に「普通はパラレルで使こたらええよ。P-90 風の音が出るよ。お好みでシリーズにもできるけど。そっちはハムバッカー寄りやで。」的な感じで書いてあったので、パラレル接続にした。
それで音それ自体は使える音だし悪くはないのだけれど、でもやっぱ P-90 の音とは別物だった。

そのままでもよかったんだけど、やっぱもうちょい P-90 っぽくならんかと。
あと Duncan の謂う「ハムバッカー寄り」の音も気になる。
つうことで、取り敢えず DP3T(ON-ON-ON)のトグルスイッチ乗っけて、パラレル-スプリット(タップ)-シリーズ の切り替えができるようにした。
リアのトーンは使わないので、スイッチはリアトーンポットと交換で。
TOCOSの可変抵抗器が使えるようにザグリを拡張してあるので、ネジ部の高さ的に NKK の M-2020(電子部品屋で手に入る=安い)が使える。

本当は今のノブが使えて見た目が変わらない、ALPS のロータリースイッチが使いたかったのだけれど、それだとネジ部の高さが足りず、かといって更にザグリを拡張するのも気が引けたので止しておく。
或はムスタング(ラージブッシング )型のレバーがゴツくて良いかとも思ったんだけれど、ムスタングのON-ON-ONは普通では楽器屋でしか手に入らない(=高い)し、ネジ部が太いので穴を広げないと駄目なので却下。
一応 DigiKey とか Mouser では売ってるけど。6,000円 以上買わないと送料 2,000円 掛かるけど。
プッシュプルスイッチ付きポットという手もあるが、ソリッドシャフトのが無いのでどのみち今使ってるノブは使えないし、2接点しか無いので パラレル-スプリット-シリーズ のうちどれか一つができないので却下。

リアのトーンを外して、穴を一旦木で塞いで、φ6 で穴を空け直す。
スイッチをナットで固定してハンダ付けして完了。

で、弾いてみた。

スプリットの音が普通に P-90。
而も Gibson P-90 よりノイズ少なめ。
完全にシングルなんでハムノイズが乗らないではないけれども、少なめ。
音的に完全に Gibson P-90 と同じでは勿論ないけれども、「P-90 サウンド」と言ったときに求められる特徴的な力強さとキレがある音なので、出音を聞いて「ああ、これ P-90 やな」と言える。
普通に使える。
ハムバッカーのスプリットはビミョウなことが多いけれど、これは普通にメインで使える。
嬉しい誤算。
あと一番音が大きく感じられる。

シリーズにすると或一定の周波数以上ががグッと削られる感じ。
ミッド以下はそのままか、ほんの少し厚くなってるぐらいの感じ。
スプリットからスイッチで切り替えると、トーンポットを絞ったみたいな感覚になる。
まあこれをハムバッカーぽいと言えばそうとも言えるか。
ミッドレンジに P-90 フレーバーがあるハムバッカー、という感じか。
ミッド以下がスプリットに比べてあんまし変わらないので、音の感じはパラレルより寧ろシリーズの方が Gibson P-90 に近いように感じられる。
音量感は、ハイが削られる分スプリットより少し小さくなる感じ。
ノイズは非常に少ないけれど、パラレルと比較するとほんの少しだけ大きく感じられた。殆ど差は無いけど。

パラレルにすると音がガラッと変わる。
「シングルコイル」っぽい音。
ワイドレンジだけどローが控えめで低音弦もコモらず、パラレル特有のシャリ感もあり、歪ませてもクリーンな音。
これはこれで、なんだけど、P-90 ではない。
音量感はスプリットより小さくなり、シリーズより更に少し小さいぐらいの感じ。

つうことで、3ポジション共普通に使えるということが判った。
どれか一つでも使えなかったらプッシュプルスイッチ付きポットにでも交換しようかとも思ったけれど、全部使えてしまう・・・。

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Soundhouse
ESP Mustang ON-ON-ON SW
ESP Mustang ON-ON-ON S
Seymour Duncan STK-P1n P-90 Stack Neck
Seymour Duncan STK-P1n P-90 Stack Neck
ALLPARTS Push-Pull SW Long Thread 500k
ALLPARTS Push-Pull SW Long Thread 500k
Seymour Duncan STK-P1b P-90 Stack Bridge
Seymour Duncan STK-P1b P-90 Stack Bridge

2019/11/27

Seymour Duncan P-90 Stack Neck on Les Paul Classic

Gibson Les Paul Classic の 2018年モデル。
ピックアップが P-90 の黒いヤツ。

フロントに Gibson Mini-Humbucker Bridge、リアに Dimarzio の DLX PLUS Bridge のマグネットを Alnico II に替えたヤツを載っけてた。
フロントのミニハムはリア用のをフロントに転用してて音はそこそこ気に入ってたんだけど、なんか見た目が気に入らんかった。
リアの DLX Plus は見た目はまあマシだけど、音はもうちょいフツーの Gibson系 ハムバッカーっぽくならんかなあという感じ。
マグネットを Alnico II に交換して大分マシになったとはいえ。

Seymour Duncan の P-90 Stack てありますやん?
アレ、フロントに欲しいなあと。
普通の P-90 のコイルを縦に積んでるだけの構造なので、背がめっちゃ高くて私の Les Paul にはそのまま載る訳が無い。
ダンカンのHPによると、天面から一番下まで 28mm ぐらいある。
天面からポールピースが最低 1mm は出るし、バネを仕込むのに底面から最低 5mm は必要で、弦からポールピースまで 5mm 離せるようにしようとすると、1弦からザグリの底までが少なくとも大体 40mm 程度必要になってくる訳だ。
もうちょい余裕を見るなら 45-50mm ぐらい。
音的にはフロントとして理想的だと思われるのだけれど、100% ザグリを掘らなければならなくなるので、ずっと敬遠していたのだけれど。
だけどザグリを掘る覚悟を決めた。

つうことで。

P-90 Stack Neck を買ってきた。
マキタのトリマーを使ってフリーハンドでザグリを掘る。
細かいところはハンディルーターで仕上げる。
掘ったザグリには導電性塗料を塗っておく。
近年の Gibson の P-90 とか Mini-Humbucker モデルにはタップ穴の空いたピックアップ取り付け用の鉄板パーツが付いてるのだけど、それは外してボディに直でピックアップをネジ止めする。
コイルはパラレルでハンダ付けして完成。

序でにミニハムをリアに載せてみるが、音はまあアリっちゃアリだけどやっぱ見た目があんまし気に入らなかったので DLX Plus に戻す。
ミニハムのカバーレスモデルがあればいいのに。
カバー外してもマトモな見た目のヤツ。

P-90 Stack Neck のパラレル接続は元々の Gibson P-90 と比べて暴れ感の少ない音だった。
パラレルにしてるんで、パラレル特有のシャリ感はある。
P-90 らしいジャリッとしたパワー感は控えめ。
寧ろミニハムに近いように感じる。
ミニハムにシングルコイル感を足したような感じだけど、ローはミニハムより出てる。
ローのリッチさはあるけど、例えば普通のフロントのハムバッカーでゴリゴリに歪ましたときの低音弦のモコモコ感みたいなのはミニハムより更に少ない。
これがシリーズ接続だったりシングル使いだったりすると違ってくるんだろうけど、未だ試せてない。
ノイズはハムの中でも非常に少ない方であるように感じる。
全体的に見て、音的にアリだと思うが、所謂 P-90 とは別物と考えた方が良い。
シッカリ安定感のある音が出るシングルコイルという感じ。

見た目は完全に P-90 なので、それを求めつつノイズレスを追求するならほぼこれ一択になっちゃう。
他社もスタックタイプの P-90 を出してくれればいいのだけれど。もうちょい背を低くして。
一応、Amzon.com とかで探せば色々出てこないではないが。
Kinman のが所謂 P-90 に近いっつうことで評判良かったりするけど、なんやかんやで諭吉換算で2人分ぐらいのパワーが要る。

リアもスタックタイプの P-90 載せてもいいような気もするけれど、やっぱリアは普通のハムっぽい方がいいかな。
いっそリアのザグリを拡張して普通の Gibson とかのフルサイズハムを載せようかな。
なんやかんやで普通のPAFモデル系がよかったりするんよね・・・。

普通の P-90 はノイズがスゴイので、P-90 らしさに拘りが無くかつノイズを嫌うならそれを P-90 Stack に載せ替えると幸せになれると思う。
まあ、歪ませる人用ですな。
但、恐らく多くのギターでは、十分な高さ調整幅を得ようとするとザグリを掘る必要が出てくると思われるので、その覚悟は必要。

つうことでミニハムが余ってしまった。
Danelectro のショートホーンとかに付けたろか。

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Soundhouse
Dimarzio DP154 DLX PLUS Bridge
DIMARZIO DP154 BLACK DLX PLUS Bridge
Seymour Duncan STK-P1n P-90 Stack Neck
Seymour Duncan STK-P1n P-90 Stack Neck
Gibson Mini Humbucker Bridge
Gibson Mini Humbucker Bridge
Seymour Duncan STK-P1b P-90 Stack Bridge
Seymour Duncan STK-P1b P-90 Stack Bridge

2019/11/14

ボリュームペダルのフルスイング化MOD、FV-30H & EXP-2篇

ギターのボリュームペダルよ。
特にハイインピーダンス用のヤツ。

今まであんなことこんなことをして、フルボリューム時の音質劣化(ハイがぼやける)を防いできた。
結果、音量を最小側に振り切ったときの音量が結構絞り切れてないぜ問題が引き起こされた訳だけれど、まあ絞り切れなくてもいいかと放置してきた。

でもやっぱ最小音量もコントロールしたい。
何故なら私はボリュームペダルをFuzz前に置いてFuzzの歪み量を調節する用に使っているからだ。
Big Muff 系のヤツを結構キツめに歪ませて、それをほぼクリーンからMax歪みまで、ボリュームペダルだけでコントロールしたい。
今まではボリュームペダル+手元のボリュームでなんとかやってきたけれど、それが面倒臭くなってきたのだ。

例えば 250kΩ の可変抵抗を使ってるボリュームペダルでも、最大音量-最小音量時に 0Ω から 250kΩ までフルに使ってる製品は恐らく無いんじゃね?
因みに私はフルボリューム時の Hot-Ground 間のインピーダンス低下を嫌って B1MΩ の可変抵抗器を使ってるけど。あとハイパスコンデンサ必須。

一般的な可変抵抗器を使ってる場合、その回転角は大体300±5°とかなんだけど、私の知る限り大体のボリュームペダル本体側は、機構的に180-270°程度しか回らないようになっている。
大体、可変抵抗器の回転角の真ん中より一寸だけ最小側に寄せて固定してあるのが多いように思える。

可変抵抗器自体をボリュームペダル内で回転させて固定することによって、最大音量側に振ったり最小音量側に振ったりすることはできるが、最大音量側に振ったらフルボリューム時の音質劣化は抑えられるが最小音量が大きくなり、逆に最小音量側に振ればフルボリューム時にボリュームを幾らか絞ったような状態になるが最小音量時に音を絞り切ることができる。
音痩せを嫌えば音漏れを我慢せねばならず、音漏れを嫌うなら音痩せは我慢せねばならない。
これを只お高い配線材使いましたとかハンダを変えましたとかやったところで高が知れててアホらしい。

でも私はフルボリューム時の音質劣化も厭だし、絞るときは絞り切りたいのだ。
フルスイングで使いたいのだ。

最小音量が小さ過ぎるってんなら、可変抵抗器を追加で一個突っ込めばいいだけなんだけど。
でも最小音量が残り過ぎるときにはそう簡単にはいかない。

一応、1軸2連の 500kΩ x2 の可変抵抗器を使って、1pin を入力、4pin を出力にして、2-5pin を繋ぎ、3-6pin は繋いでグランド、とすると、入力側のグランド間インピーダンスは振れるけど、一応最小音量時の抵抗比が普通の可変抵抗器に比べて1/4になる筈。
でも実際やってみて、体感音量的には少ししか変わらんかった。
つうか1/4とかdB的には誤差。

Roland のめっちゃ古くてめっちゃデカいボリュームペダル(ローインピーダンス用だけど)でお馴染みの FV-2 を昔中古で買ったことがあるんだけど、アレ可変抵抗器が90°ぐらいしか回らないのに、その割にはちゃんと動作してる。
20kΩ の可変抵抗器を使ってるんだけど、私のは一応最大音量時には入力-出力間が 1kΩ ぐらい残ってしまってるけど最小音量時に出力-Ground間が 80Ω ぐらいになってた。
よく見ると可変抵抗器が TOCOS のヤツで「特殊カーブ」って書いてある。
ううむ。やっぱ特注の可変抵抗器じゃないとあかんのか・・・。

いやでもよ。

EXP-2

取り敢えず、KORG の EXP-2 を中古で買ってきた。
ボリュームペダルちゃうけど。
まあでも機構は使えるだろうと。
中を開けると、本体のストロークは最大-最小で可変抵抗器を大体180°ぐらい回転させる感じか。ちゃんと計ってないけど。
1軸2連で 特100kΩ & B50kΩ の特殊モノだけど、可変抵抗器自体の回転角は普通の300°のヤツ。
特殊カーブはどんかんか調べてない。Wカーブ(シグモイド曲線っぽいヤツ)か何かか?
因みにミニマムボリューム付きで、それは 50kΩ の スライダーポット。

この1軸2連のヤツを、MN型の バランサーポット に交換して片方だけ使ったらなんか良い感じじゃね?
バランサーポット 片方だけってことは、全体で300°なので150°で 0-500kΩ までフルスイングってことだ。一寸回転角が余るけど。
つうことで、B500kΩ の バランサーポット 買ってきて、EXP-2 に組み込む。
ギアは φ6 のミリサイズローレット差し込み型なので、SCUD とかでよく売られている ALPHA のローレットシャフト(スプリットシャフト)の バランサーポット が使える。

Fullswing EXP-2
Fullswing EXP-2 posted by (C)Ludwig D. Omen
キーボードがホコリだらけなのがバレる・・・。

ハイパスは 510pF で、50kΩ の スライダーポット をそのまま使って バランサーポット-グランド 間に挟んでミニマムボリュームにしている。
Output2 (写真上の左側のジャック)はチューナーアウトにした。使わんけど。
踵側の緩衝フェルトを取り去って、最小音量時にできるだけ 0Ω に近くなるようにギア設定する。
フェルトを取り去らないで 0Ω 近くに設定すると踵側に強く踏み込んだときに バランサーポット に変な力がかかって壊れそうだし、それを嫌って踵側に強く踏み込んだ状態で 0Ω 近くになるように設定すると強く踏み込み続けないと音が絞り切れなくなるので、フェルトは必ず取り去ること。
0Ω の状態から音量を上げていくとMaxちょい前でクリック感があり、それ以降全部が最大音量となる。

取り敢えずこれでフルスイング化できた。
但、ストロークがビミョウに狭くなってるのとプラスチックの棒ギアがガタつくので、微妙な調整は一寸慣れが必要。
バランサーポット の方にもうちょい歯数の多い(太い)ギアが使えれば、踏み込んだときに丁度最大音量になるようにできるかも知れない。けど丁度良いローレット差し込みのギアってあんまし売ってない。

FV-30H

序でに愛用しているFV-30Hの方もアップデートしとこうかと。
ALPS の B1MΩ のソリッドシャフトの可変抵抗器を使う。
シャフトを削ってD型にしておく。
あのときやったように、可変抵抗器に導電性塗料を塗る。Noise Hell。
可変抵抗器のカバー外して、そのままだと Noise Hell が乗らないので黒い抵抗体のところを一寸削り、ラッカー薄め液で脱脂。
Noise Hell のカーボン版のヤツをラッカー薄め液で一寸溶いて薄めて一回塗って、乾燥したら薄めないヤツを塗る。
最小音量時に出力-グランド間が 100Ω を下回るぐらいになるように塗る。
1MΩ に対して 100Ω ぐらいだと、ゲインガリガリの Fuzz を ON にしても、かすかにギターの音が聞こえる、というぐらいの音量になる。
最小音量時に可変抵抗器のブラシがギリ塗面にかからないようにすることで、耐久性を確保する。
でも 100Ω ってめっちゃギリギリ攻めないと不可ない。
古い写真だしこれは銅の Noise Hell を塗ってるけど(一寸赤銅色っぽく見える部分)、大体こんな感じになる。

で、カバーを戻してスペシャル可変抵抗器完成。
大体全体で900kΩちょい下回るぐらいになった。

Fullswing FV-30H
Fullswing FV-30H posted by (C)Ludwig D. Omen

なんとなく 680pF のハイパスを付ける。
あと序でに 20kΩ のミニマムボリュームを追加する。
写真では 5kΩ だけど、ちょいビミョウ過ぎたのでこの後 20kΩ のに変えた。あとシャフトの削りをミスって可変抵抗器が結構傾いて了っている。
配線は少し前までノイズ対策としてシールド線を使ってたけど、アルミ筐体内だと効果がビミョウだったのと線が太いのと芯線の被覆が融け易くて面倒臭くなってきたので、普通の単芯の撚り線にしといた。

これでバリバリの Big Muff を ON にしながら、そしてギターのボリュームも最大にしたまま、ボリュームペダルのみでクリーンまで絞り切る、みたいなことができるようになったという訳だ。


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Soundhouse
KORG EXP-2
KORG EXP-2
BOSS FV-30H
BOSS FV-30H

2019/11/03

Death Stranding 予約すべきか問題

Death Stranding を予約するかどうかで散々悩んで、結局予約しないことにする。
私の今までの振る舞いからすると、こういうのは散々悩んで結局予約する流れになりそうなものだけど、今回は耐えることができた。

まあ多分面白いんだと思うんだけど。
面白いということが判っているのであれば、予約してもいい。
予約して、「発売日」という言葉ににワクワクしていればいいのだ。
でも FFXV の悪夢がありましたやん?
アレでゲームを予約して買うことに対する恐怖心が植え付けられた。
ゲーム慣れてしている人にしてみれば、そういうのも織り込み済みで予約するんだろうけど、ゲームの習慣が無い私にはアレは心的外傷過ぎる。
まあFFXVは発売前から一寸怪しい匂いはしてたけど。
アレ、前評判ちょい微妙なとこあるけどまあ天下のFFやし大丈夫やろうと思って予約して、ワクワクしながら待ち続けて発売日に届いて、やってみたら最初は大して面白くもなく、でも天下のFFやしやってるうちに面白くなるに違いないと思いながらやり続けて結局最後まで全てが驚く程下らなくて、時間を只々無駄にしたという実績しか残らなかった。

なんか面白そうに見える Death Stranding ももしかしたら操作性がウンコだったりバグだらけだったりでやる気が Death Stranding とか、実際やってみたらめっちゃ薄くて3秒で飽きるとかあるかも知れませんやん?

まあ私は予約特典とか特には心も踊らんし、何が何でも発売日にプレイしなければならないという自己同一性物語も持っていないし。
予約する必要は、私には無い筈。
死蔵されている PS4 を活用したいってのはあるけど、それだけの理由じゃあ弱い。

つうことで、発売後暫く待ってみて、Amazon の星の数とかで決めようかと。

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折角、死ぬ程頭がモヤつくことでお馴染みの抗ヒスタミン薬(第1世代)が含まれていない咳止め薬を探して買ってきたのに、咳が治ってしまった。
熱や体のダルさとかも無く、完治したクサい。
あと1週間ぐらいは覚悟してたんだけど。

2019/10/31

肺がやばい、7インチはバキバキになる、Kalita のペラいペーパーフィルター

この2週間程調子わろし。

ここ2-3日は肺からの厭な咳が出る。
ちょい前は咽がヤバくて The King's Ginger (生姜の甘い酒)チビチビ呑んでた。
更にその前はひたすらしんどくて、ほいでなんか鼻の調子が悪くなってきて、なんとなしに鼻うがいしたら鼻の奥と副鼻腔的なところが痛くなった。
鼻 → 咽 → 肺 の順。
なんかいつもこのパターン。
やっぱ鼻うがいしたらあかんときって多分あるんやで・・・。
体調の悪い時(何かに罹っていると疑われるとき)に鼻うがいしたら、よく要らんとこまで悪くなってる気がする。

なんかこの季節は毎年体調を崩している気がする。
この辺りか、或は12月の後半ぐらいか。
なんやろね。

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ASUS の7インチタブレット、何年か使ってたヤツが、画面バキバキに割れて壊れる。
その前に使ってた Nexus7 も画面バキバキに割って壊してしまった。
普通の携帯の画面割ったことは今まで一度もないのに。
私の7インチタブレットは画面バキバキの運命なのか。
なんやろね。

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Kalita の陶器のドリッパーを使っている。
ペーパーフィルターは今までなんとなしに Melitta の厚手のヤツを使ってた。
でもそのなんとなしにお気に入りだったヤツが Amazon で売ってなくなったので、しゃーなしで Kalita のペラペラのフィルターを買ってきた。
ペラペラの見た目に反して抽出時間は長くなる。
多分、ドリッパーにフィルターが密着するからだと思う。
でもそれが濃いのが好きな私には寧ろ合ってるんちゃうかと。
と、思ったのだけれど、実際淹れてみたコーヒーの味には今までと比べて思った程には差が無く。
なんやろね。

2019/10/11

ピックの旅:ジャキジャキ編

ピックよ。

ピックの種類を変えると弦のメーカー変えるぐらい違ってきたりしますやん?
厚みを変えるだけで、弦のゲージを変えるぐらいの違いがあったりしますやん?
できることの幅とか弾き易さも変わるし、音も変わる。
自然と弾き方も変わるし、プレイスタイルも変わる。

つうことでギターの音とか弾き易さとかで不満を感じたらピックを変えてみるってのも悪くない手。
弦を変えたりシールドを変えたりエフェクター買ってきたりピックアップ交換したりするよりも、少ない手間と金銭的負担で音やプレイスタイルを或程度変えられる。
違いを生む要素としては全体的な形、素材、厚み、先端付近の形状ぐらいの変数が支配的か。

因みにピックを変えることに慣れていないと、「このピックじゃないと弾けない」みたいなことになる。
如何なる時でも完全に満足しているなら別にそれでも構わないのだけれど、メインのピックとは違ったピックで弾くことができれば、できることの幅が多少なりとも広がる。

一般化して言うなら、先が尖ってる方が細かいプレイに有利とか、暴れ過ぎるギターには厚いピックとかウルテム系、ハイミッドが充実したパリンとした音が欲しいならナイロン系とか言うことができるだろうけど。
でも個々のケースではその限りではない。
変化の仕方や具合は相手の弦の太さや張りの硬さにも拠るし、ピックの持ち方とか当て方とか、或はギターの構造とかにも拠ったりするので、結局のところ最終的にはどれが合うのかはまあ自分で色々やってみて傾向を掴む必要があるのだけれど。

今んところ、私は Jim Dunlop の ULTEX Jazz III をメインで使ってる。
素材の硬度は結構高めで厚みが1.3mmぐらいあるので、ほぼしならない。
ピックを完全に握り込んでしまって手首や指を固めて弾く弾き方には素材が硬過ぎるかも知れないが、指の挿み方で弦への当たりの強さをコントロールするタイプの人には細い弦でも太い弦でもコントロールし易い形と硬さだと思う。
音は大分大人しめ。
プレーン弦のアタックノイズとか巻弦のスクラッチノイズも少ないし、弦をハジいたときの「ペチン」という音も無い。
迫力のあるジャキーンとした音は出し難いが、音が丸いって訳でもない。
ローミッドとシャリシャリした高音域が出る感じかね。
耐久性(削れ難さ)はセルロイドよりは断然良いしデルリン(黒 Jazz III とか)よりも少し良さげだけどナイロン(HERCOとか赤 Jazz III とか)よりはほんの少し低いか同等ぐらいかな、ぐらいの感じ。
弦への食い付きと滑りのバランスが私には丁度好くて、めっちゃ弾き易い。
先の細いのも私好み。
あと Jim Dunlop の Jazz タイプなのにバリが無いという奇跡。
バリっつうか表裏のズレっつうか。
金型の精度の問題だと思うけど、昔は赤 Jazz とか黒 Jazz はめっちゃバリがあって、ピック買ってきたら先ずバリ取りから始めなければならなかったものだ。
今は赤も黒も昔程のバリバリのは余り見かけなくなったので恐らく金型修正が入ったのだろうが、それでも今尚赤黒のは多少のバリが出てるのがある。

ULTEX Jazz III の問題点としては、音が大人し過ぎるってことと、ガチガチに握り込んでジャキジャキするタイプのプレイは不得意ってトコ。
然したまにペチペチしたピックの音が出したかったりジャキジャキしたくなることがある。
そういうときは Jim Dunlop の Nylon MIDI とか Max-Grip とか或は銀 Herco とか、柔らかめのナイロン素材の 0.75-1.0mm ぐらいのを使ってたりしたんだけど。
あとひたすらパワーでゴリゴリ叩き付けるように弾くときは、耐久性の面から Jim Dunlop の Delrin 500 のティアドロップ 2.0mm で弾いたりとか。
Delrin 500 の素材自体がそもそも耐久性が高いし、先の丸いティアドロップで2.0mmもあれば、かなりゴリゴリに弾いても削れていく感じがしない。
あと Delrin 500 の他の厚みだと裏表のテーパーが非対称だったりするけど、2.0mmは対称形なのが私好み。
但、Delrin 500 にもバリ(裏表の金型ズレ)はあるので、使い始めはそれを整えるところから始めなければならない。

でももうちょい他のも探してみようかと。
ナイロンじゃなくてセルロイドだともうちょいジョリッとした音になったりして面白いし。
セルロイドは、昔よく Ibanez の Paul Gilbert モデル使ってたなあ。
めっちゃ大量に余ってるけど、それも使っていかないと・・・。
アレもなんでもできるし弾き易し音も気に入っているんだけど、先の尖ったセルロイドなんで光速で削れて行く。
でも同じセルロイドでもオニギリならまだマシだった筈。
ううむ、でもどうかな・・・。

つうことで、めっちゃピック買ってきた。

YAMAHA のオニギリ。
セルロイドでほんの少し大きめ。
Medium と Hard。
オニギリといえば定番は Fender だと思うけど、でも Fender のってめっちゃ反るんよね。
YAMAHA のは、取り敢えず今のところ反ってなかった。
Fender のに比べて YAMAHA の方が少し先が尖ってる分、弦への引っ掛かりは大きくて、その分音もシャープ。
Gibson の黒オニギリより少し硬めな素材の印象。つうか黒オニギリが柔らかめなのか。
Gibson とか Fender は Thin もある(YAMAHA には無い)。
厚みが大体0.4mmぐらい。
エレキの細い弦だと使い難かったりするけど、太い弦とかアコギのストロークとかでジャリンとした音が出るので一家に一枚あると便利。
あと使い慣れると割と早いパッセージとかもイケるようになるし。
まあでも薄いピックが良ければ Jim Dunlop の Nylon とかの薄いヤツの方が耐久性があるので、オニギリに拘りが無ければそっちの方がいいかも。
或は Tortex とか。

Jim Dunlop Tortex のオニギリ。
Tortex はあんまし好きじゃない。
薄いヤツはめっちゃ反るし。
でも今回買ったやつはそんなには反ってなかった。
シャープな三角形だけど先の尖りは普通ぐらい。
素材よりは形状に拠るものだと思うけど、弦への食い付きが独特で、引っ掛けたと思ったら弦にハジかれる感じ。
ここは一寸 Herco に似てる。
音的にはセルロイドとナイロンの間ぐらいの感じで、スクラッチノイズが目立たない、割とハッキリした音。
コードをジャランと鳴らしても、一音一音シッカリ鳴らしてる感じがある。
でもなんかあんまし好きじゃない。

因みに Tortex Flex という素材があって、その JAZZ III の 1.35mm 厚のをたまに使ったりするんだけど、普通の Tortex に比べて大分丸い音になる。
触った感じは普通の Tortex とあんまし変わらん感じがするんだけど、他の素材の JAZZ III と比べても丸い音になる。
なので硬めの音だったり暴れるようにチューニングしてるギターで、一寸大人しくしてて欲しいときとかに使ってる。

YAMAHA のナイロンのティアドロップ、0.75mm。
硬めのナイロンで、Pickboy の Nylon 66 と同程度か少し柔らかいか、ぐらいの感じ。
Jim Dunlop Nylon MIDI 換算で0.94mmと同じぐらいの感触。
Nylon MIDI 0.94mm との比較では、音も似たような傾向だけど YAMAHA の方が薄いのでペチ音が少しシャープ。
エンボスが深くて、持った感じ1.5mmぐらいの厚みに感じる。
オールマイティに使い易い感じで私好み。

ナイロンのティアドロップつながりで、Sago の0.8mm。
以前、或友人に頂いたもの。
先がめっちゃ尖ってるタイプ。
ナイロンにしては珍しく滑り止めエンボスが無いけど、マット仕上げのおかげかセルロイドとかと比べても滑る感じもしない。
YAMAHA のナイロンより柔らかめで、一般的なナイロンの感じか。
ピックのエッジが立っていて巻弦のスクラッチ音が大きいので、ミュートで刻むとギャリギャリして前に出れる感じ。
ハッキリした音が出る。

あとガシガシ弾く系じゃないけど Jim Dunlop の ULTEX FLOW とかも買った。
先は尖ってる系だけど Jazz より先端の角度が鈍角で、ULTEX Jazz III より弦への食い付きは弱くて丸い音。
Jazz よりでかいし、1.0mm以下なら意外としなるので、上の方をガチガチに持ってジャキジャキすることもできないではない。
でもまあ Jazz の方が使い易いかな。慣れてるし。
先の尖りの割に弦の抵抗感が少ないので速弾きとかにはよさげ。

Ibanez の Eastman Tritan 製のピックは感触とか音とか Tortex に近い感じだった。
Tortex より一寸素材に柔軟性と粘りがあるかな。
でも Tortex より反りとかは少なそうなので、その代替になり得るかと。
Paul Gilbert 型とか、もうちょいラインナップが増えればまた試しても良いと思った。

他にも色々買ってきたけど、まあめぼしいトコはこんなもんか。
まあそんな感じで。

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Soundhouse
JIM DUNLOP ULTEX JAZZ III
JIM DUNLOP ULTEX JAZZ III
YAMAHA GP106 White
YAMAHA GP106 White
YAMAHA GP102 White
YAMAHA GP102 White
JIM DUNLOP NYLON MIDI STANDARD
JIM DUNLOP NYLON MIDI STANDARD

2019/09/25

スニーカー、シューレース

最近、スニーカーを買い過ぎている。

以前は主に革靴、サブでスニーカーという感じだったので、革靴はバーゲンで20,000円とかで、年平均1足ぐらい買ってた感じか。
スニーカーも年1-2足ぐらい。
今はスニーカーを大体Amazonとかで、めっちゃ安くなって2,000-7,000円ぐらいになったのを買ってる感じ。
なんか唐突に60%OFFとかになったりするときありますやん?

年10足は多分いかないけれど、5足ぐらいは確実に超えるぐらいの感じのペースでスニーカーを買っている。
革靴はここ2-3年は買ってない気がする。
革靴は割とヘヴィーに履いても3年ぐらい保ってたが、大体スニーカーはヘヴィーに履いて1年ぐらいの寿命。
ちゃんとローテーションしてやるとスニーカーも数年保つ・・・けど経年劣化し易い素材を使ってたりして保たんヤツもあるけれど。
結局のところ靴に使っている金はそんなには増えてないと思う。多分。
少なくとも倍増ということはないと思われる。
ほんでヘタったスニーカーもなかなか捨てないので、履かないスニーカーで靴収納領域が圧迫されるというスンポー。

今はほぼスニーカーで生活している。
冬場は今でもたまに革靴を履くこともあるけれど、夏場はほぼスニーカー。
原チャにも乗るので、原チャのときは汚れが目立たず冬寒くなくて雨に降られたりしてもダメージの少ない、原チャ用として買った人工皮革の安いスニーカーを履いてる。

ガチ実践用スポーツシューズとか革靴だと足に合わないと死にそうになるけど、街履きのスニーカーならそんなに合ってなくても履けるので、Amazonとかの通販で安くなってるタイミングで買える訳ですな。

昔サッカーやってたので、Admiral、diadora、hummel、PUMA 辺りは馴染みが深いブランドなんだけど、この辺は安くなり易い感じがするし実際よく買ってる。
あと私の足の形に合うのが多い(diadora以外)。
Patrickは昔よく買ってたけど最近は他にお得なヤツが多いので買わなくなった。
逆にNew Balanceは昔は買わなかったけど最近はよく買ってるかね。
ランニング系じゃないタイプのヤツばっかりだけど。
なんかド定番を履くのがビミョウに照れ臭くてね。
誰が見る訳でもないし誰に見せるでもないのだけれど、そこそこの硬い理由でもないとド定番を履くのはなんか嫌なのです。
まあファッションなんざ基本的には自分の在り方を自らに対して自ら緩やかに規定し、それを表現するものなんで、表現する覚悟の範囲で好きにしたらいいのです。
未熟な芸術評論家が他人の芸術についての自分の感想文をさも間主観的事実であるかの如くひけらかすときの滑稽さに似た滑稽さが未熟なファッション評論家(残念ながら成熟したファッション評論家なる者を私は寡聞にして知らないが)にも感じられるのも、凡そファッションのこの性質の為だろう。

そういや、もう買うことはないと思うけど、最近ではNew Balanceもサッカースパイクを出していて、それがめっちゃ格好良かった。

hummelとか昔はビミョウにダサいイメージだったけど、近年では百貨店のスカした靴売り場とかに鎮座ましましてたりするので、少し嬉しくなる。
diadoraのサッカースパイクは昔格好良くて憧れだったけれど、現在、街履きスニーカーはビミョウなのが多いがたまにアタリがある、というイメージがある。
あとカーブの強い靴が多くて私の足には小指が当たりやすいイメージ。靴によるけど。
PUMAは、スパイクがずっとPara Mexicoだったこともあって、街履きスニーカーでもなんとなしにPUMAを選ぶことが多い。
WhirlwindとかTurinとかのローテクのランニング系を買うことが多いけど、ホントはサッカースパイクっぽデザインのヤツが欲しい。けどあんまし安くならなかったりして買い逃し続けている。
AdmiralはINOMER。
柔らかめのキャンバス地だけど、サイズが1.0cm刻みという鬼仕様。
私にはピッタリ合うサイズがあるけど。
或はキャンバスも柔らかいんで、割と誰でも合うのかも。
キャンバスで汚れ易いにも拘らず洗うと色が染み出したりするんで、汚れたら我慢するか捨てるかの二択の悪魔仕様。
それでもイカスし、安くなるタイミングで買ってしまう。
兎も角、なんと言ってもシューレースが素晴らしい。
INOMERのシューレースだけ売ってないかな。
シューレース大事よね。

シューレースは、新品の靴買って大体半分ぐらいは交換するぐらいの割合で交換している。
色を変えずに太さとか紐の質感を変えるとダサい靴でもマシになったりする。
色は、変えることはあるけどあんまし多くはないかな。
黒い靴に白い紐を通したり逆に黒にしたりとかぐらい。
当然のことながら紐の通し方も重要。
因みに私は細めの硬めの目の荒いゴツめを選ぶ傾向にある。
勿論、目の細かい方がいい場合とかもあるので、靴による。
最近はASICSのシューレース(TXX116,-7,-8)とかよく使うかね。
ゴツめで硬めで光沢が少ないマットな感じのシューレース。
TXX116の「細め」ってヤツは5mm幅ぐらいでまあまあ硬めなんで、よく買ってる。
TXX117の「太め」ってのもあるけど7mm幅ぐらいなんで、それ程太くなくて良し。
元が10mm幅の紐が付いている靴とかにこの「太め」を使ったりすると少しシャープになる。
TXX118はその中間ぐらいの感じ。

目の細かい系で好いのがあんまし無い。つうか知らんだけだと思うけど。
目が細かくて、多少光沢があって、硬くてゴツいヤツが好い。
その都度探して買ってくるんだけど、これ系の交換用シューレースで満足したことが無い。
靴に元々付いてるヤツでいいヤツなのは幾つかあったと思うけど、交換用で売ってるヤツで目が細かくて硬くてゴツいヤツって見たこと無い。

2019/09/12

運動不足、靴も割れる

最近運動不足が過ぎる。
1年ぐらい前に腰をイワしてからというもの、まともに運動していない。
めっちゃ軽く筋トレとかしてたぐらい。
腰も未だ治り切ってないし。
これはもう治らんな。

つうことで、精神の軟弱な私は運動を再開してもどうせやったりやらなかったりやらなかったりやらなかったりするに決まっているので、自らに強いた金銭的負担をモチベーションとして誤認するという苦行を敢行することにした。
つまりはジム通い。
ジムって高いよね。
半分ぐらいの値段なら一寸は払う気にもなるんだけれど。

室内履きの少しは走れる靴が要る。
どうせジムでは殆ど走らんだろうけれども。トレッドミル嫌いやし。
あと I really hate 有酸素運動。
つうことで、昔ランニング用に使ってたヤツを洗って使ったろうかと。
New Balanceの割とマトモなヤツだったと思うけど、結構古い。
が、あんまし走ってないので(何故なら私は有酸素運動が嫌いだからです)底の減りとかは全然。
未だ使える。洗おう。
靴底だけ洗ってもよかったんだけど、どうせなら全部洗ったろうと。
洗面器に水張ってアリエールでジャブジャブやって、陰干し。
そろそろ乾いたかと思って見てみると、なんかソールとアッパーとの間に隙間が空いてる気がする。
一寸引っ張ってみると、ソールがベリっとめっちゃキレイに剥がれてしまった。
両足共。
construction of running shoe
construction of running shoe posted by (C)Ludwig D. Omen
ランニングシューズってこんな風にできてるんやーとかビミョウに感動を覚えないでもない。

靴を洗うと碌な事が無い。
キャンバスの靴を洗って染料とか糊とかが染み出してきたりな。
なんや、アリエールは靴に使ったらあかんのか?
服はあんなにキレイに洗えるのにな!

結局現在使用中のランニングシューズを底洗ってジム使いしてる。
まあ現在使用中っつても最近は殆ど使ってなかったんだけれど。
でもASICSの結構良いヤツなんで、ジムで使うには勿体無いんよね・・・。
トレッドミルとかウォームアップにしか使わんし。
ううむ。フットサル用の古いヤツでも使ってみるか・・・。

2019/09/09

コーヒー&紅茶用ガラスジャグ、大容量でヘビーデューティーなのが欲しいという話

コーヒー&紅茶用にしてるガラスのジャグを度々割る。
その度にAmazonで買い直しているので、どれだけ割っているのかが購入履歴から判る。
大体年2回ぐらいのペースっぽい。

ここ数年は大体いつもKINTOの1,000円チョイぐらいの、600-700mlぐらい入るヤツを買っている。
容量は同じで円筒形だったり樽型だったり色々形の種類がある。
コーヒーはこれにコーヒーシュガーを入れた後ドリップして、ミルクを注ぐ。
紅茶はポットで淹れるのだけれど、予めこれに砂糖とミルクを入れておいて電子レンジで人肌に温めておいて、そこにポットの紅茶を注ぐ。
そしてこれをそのままマグカップ代わりにして飲む。

昔はデカめのマグを使ってたのだけれど、ここ数年はずっとこのスタイル。
普通のマグだとデカくても400ml前後ぐらいなんで、一寸足りんのです。
また淹れて直で飲みたいので、普通の樹脂取手の三角のコーヒーサーバーとかでは味気無いし飲み難いし。
つうことで、ここ数年、KINTOのオールガラスのジャグを買ってる訳ですな。
安いし、洗い易いし、飲み易いし、持ち易・・・くないヤツもあるけど、ドリッパーも置けるし。
然しフラジャイル。

飲んだら常にすぐ洗うわけじゃないので、2個買ってローテーションしている。
で、半年に一回ぐらい買い直してるってことは、ひとつのジャグが大体1年ぐらいしか保ってないということだ。
もうちょい高くてもいいので、もうちょい保たせたい。
もうちょいゴツいガラスで、似たような形のがあればいいのだけれど。

500mlの計量カップにPYREXの強化ガラスの広口のゴツいヤツを使ってるのだけれど、アレもうちょい口が狭かったら(序でにもうちょい容量があれば)丁度良いんだけどなあ。
重くてゴツい、ヘビーデューティー感が大好きなのです。

2019/08/30

血鯛、刺身アンド酢洗い

平鯛が美味かったので鯛系を攻めよう・・・と思った訳じゃないけど、血鯛を買ってきた。
まあ安かったのと他に無かったので。
腹が萎んでて鮮度もビミョウな感じで一寸不味そうだったけど、まあ安いしいいや、つうことで。
多分旬を過ぎてしまっているのだろう。
身が真鯛に比べて水っぽくて柔らかいのでホクホク系塩焼きにするのがテッパンなんだろうけど、私は現在解体スキルを育て中なので、刺身にする。
血鯛の見た目はほぼ真鯛なんだけど、肉質は全体的に防御力低い感じ。
鱗もすぐ剥がれるし骨も軟らかいし身も柔らかいし皮も薄い。

三枚卸しにするのに身に包丁を入れただけで、あんまし美味くなさそうな匂いと感触。
やっぱ塩焼きにすべきだったか。

身の一部がちょい臭ったので、その部分だけ火を通すべきか迷ったが、取り敢えず酢洗いにしてみた。
全体の1/4。
身に塩と昆布出汁の粉を軽めに振って放置後、ボウルに米酢と酒を入れてジャブジャブ洗う感じで。
酢で洗った後酒で洗ってもいいのかな?
その1/4以外はペーパーに包んで放置後、普通に刺身。

食べてみたら、刺身の方は、まあ甘みを感じないではないけど、水っぽさが勝っててあんまし美味しくない。
「生の魚食ってる」感じ。
刺身にするならちょい執こめに水抜きした方がよさげ。
塩で〆るとかピチットするとか。
多分、塩焼きにするにしても、シッカリめに塩振ってシッカリめに放置した方がよさげ。

酢洗いの方は、めっちゃ美味かった。
臭さも感じず、甘み旨みも確っかり出てる。
全部酢洗いにすればよかった。

つうことで、ビミョウな血鯛は酢洗いがオススメ。

2019/08/24

平鯛

平鯛は真鯛より美味いと思う。
見た目は色的にチヌに似てる(形は真鯛に近い)けど、味はチヌより断然良い。
安いのに。

20cmちょいぐらいの小さめの平鯛が売ってたので、買ってきて刺身にして食う。
身が柔らかくて透明度が高い。
捌いているときから魚の美味そうな匂いがしていた。
身の柔らかさに対して皮が固く、皮めっちゃ引き易い。
骨は鯛系の硬さがあるけど、めっちゃ捌き易い。

冊にしてピチットで暫く包んでいたけど、匂いが少し落ちてしまったのでピチットせん方がよかったかも。
最近ピチットを手に入れたとこだったので、どうしても使いたかったのです。

味は真鯛系だけど、よりアッサリでより甘いかな。
まあぶっちゃけ魚の味って能く解らんのだけれども。
平鯛をイサキっつて出されても「はあそうですか、なんかイサキっぽい香りがせんけどまあこんなもんなんか」っつて食べそう。
イワシとかサンマとかアジとかは判ると思うけど、それ以外は怪しいな。

平鯛の刺身はワサビより柚子胡椒が美味かった。
但柚子胡椒使っちゃうとなんでも柚子胡椒味になってしまうんよね。
そうならないように、ほんの少し、可能な限り少ない量付けるだけでいい。

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そういやチョイ前に出刃包丁買った。
最近はそれで魚を捌いている。
堺刀司。
Amazonで、10,000円ぐらいのが60%OFFぐらいになってたので。
刃の成形がウンコだったけど。
ようこんなん10,000円の包丁とかゆうていっちょ前に銘入れて売っとんなと思うクオリティ。
包丁なんか10,000円も出せば他になんぼでもあるので、定価で買う価値は全く無い。
刃が一部歪んでいて、その部分なんぼ砥いでも裏押しが付かなかったり。
刃のあごらへんがなんかめっちゃ薄くなってたり。
そんな状態で無理矢理しのぎの形だけ付けてあるので、全然上手いこと砥げない。
何時間も研ぎ続けて一応出刃包丁の形にはなったけれど、裏スキも大分減ってしまったし、砥石もメッチャ減った。
未だ納得の行く形にはなってないけど。新しい出刃包丁を買えば使い始めは或程度は砥ぐつもりにはしていたけど、ここまでせなあかんとは思っていなかった。
普通に返品して、10,000円ぐらいの他のマトモな包丁を買えばよかったと強く後悔している。
砥いだらイケると思ってしまったのが運の尽き。
工場用のでかい砥石グラインダーでも持っていればお得な買い物だったのかも知れない。
但、鋼は良いっぽいので、砥げばちゃんと切れるし簡単には刃こぼれしない。

2019/08/22

双子玉子、ピックアップの高さ調整とマグネット

twins
twins posted by (C)Ludwig D. Omen
目玉焼きを作ろうと思ったら双子だった。
二黄卵。
20年振りぐらいに見た気がする。
月平均20個玉子食べるとして、年240個。
20年で4800個なんで、大体1/5000てとこか。
0.02%。

因みにこれより少し前、目玉焼きにした玉子が腐っていた。
焼いてる間は臭いに気付かず、口に含んだ瞬間異様な味と臭いに加え、舌がビリビリしたので発覚した。
すぐに吐き出したが、口腔と唇が暫くビリビリし続けていて、その後半日程なんか一寸熱っぽかった。

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Les Paulのリアピックアップ、P-90からDiMarzio DLX PLUSに交換したヤツ。
マグネットをセラミックからアルニコVに交換してたのだけれど、未だウルサイ感じがしたのでアルニコIIのに交換した。
P.U.に元々巻いてあったアセテートテープが粘着力を失ってしまったので、自己癒着テープで巻き直しておいた。
自己癒着テープも普通のビニールテープよりは経年劣化でベタついたりし難いにしても、ずっと劣化しない訳じゃない。伸びるしね。
やっぱアセテートテープよ。
劣化し難い、ベタつき難い、そこそこ耐熱性もあり、縮みも少なめ。
配線を纏めたりシャシーにペッと留めたり、或は棒状のものをゴリゴリに巻いて固定したりする用。
ビニールテープとかより長い期間固定したりする用。
1本買っとこっかな。

アルニコVからIIに換えて音は更にちょいマイルドになったのだけれど、音的にはアルニコIIと言われても絶対気付かんぐらいのパワー感が残っている。
弦からP.U.を一寸離して丁度良い感じになった。
今のところ弦-ポールピース間は6弦が2.8mm、1弦が2.1mmぐらい。

なんかセラミックとか磁力の強いマグネットだと弦とP.U.の距離のスイートスポットが狭くなる傾向がある感じがする。
コイルとの関係とかもあるんだろうけれど。
今まで使ってきたセラミック搭載のP.U.って、なんかそんな感じ。
離してもパワーはあるんだけど音はなんかイマイチで、結構ベタベタに近付けないと良い音がしない感じ。
でもベタベタに近付けると余裕の無い「現代的な」音になりますやん?
メタルとか近年のスタッカートなポップとかやるなら寧ろその方が良いんだろうけれども、私はあんま好きじゃないんよね。
当然近付け過ぎても駄目で、なんか高さ調整用のネジ半回転分の距離ぐらいの間でしか良い音が出ない感じ。
そこから外れると急激にショボい音になる。
アルニコVとかIIとか使って磁力を下げると全体のパワー感は下がるけど弦-P.U.間のスイートスポットが広がる感じがする。なんでかは解らん。
近付けてゴリつかせるのも良し、遠ざけてイナタくするも良し。

また、マグネット交換に伴い、弦をElixirのOptiweb 0.010からOptiweb 0.011を経てNanoweb 0.010にしている。
亜鉛テールピースは、今までベタ付けだったのを幾らか上げている。
シャリシャリ感を減らす為だけれど、弦がピッキングに対して柔らかくなって少し弾き難い。
結局Optiweb 0.011かNanoweb 0.010のどちらかやね。
Optiweb 0.011ならテールピースをもう少し上げた方がよさげ。

セラミック-アルニコV時代はウエットだけど硬い音を目指していたけれど結局余り上手く行かず、アルニコIIになってもうちょいドライだけどもうちょい少し柔らかさのある音の方へ宗旨替えした訳ですな。

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昨日、Casiotoneの新しいヤツが日本のCasioでも発表されてた(→ニュースリリース)。
CT-S200のみ。100と300はナシ。
YAMAHAのNP-12を買ってしまった私としては、CT-S300を狙っていたことにして、悔しがるフリをしながら内心安心するような演技でもしておこう。

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Soundhouse
アルニコIIマグネット
MONTREUX ( モントルー ) / Rough Cast Alnico 2 Magnet for HB [9188]
アセテートテープ
MONTREUX ( モントルー ) / ACETATE TAPE
DiMarzio DLX PLUS
DIMARZIO (ディマジオ) DP154 BLACK DLX PLUS Bridge
Elixir Optiweb Light
ELIXIR ( エリクサー ) / OPTIWEB Light #19052 ツインパックセット

2019/08/18

行平鍋が欲しい病

調理器具欲しい病。
今度は16cmの行平鍋が欲しい病。
或はそのくらいの片手鍋。
片手鍋は14cmとか20cmとかはあるんだけど、14cmはビミョウにちっちゃかったり20cmはでか過ぎたり。
因みに両方ステンレス。
14cmのはめっちゃ古いVita Craftの結構良いモノだけど20cmのはアイリスの安物で、使い易さやできることの幅や製品クオリティの差は歴然としている。
残念ながら、調理器具もやっぱ良いものを得ようとするとそれなりのお値段を覚悟せざるを得ないのだ・・・。
但アイリスのも値段からすると大分ちゃんとしたモノではあるけれど。
或一定のクオリティ以上のものを求めると、急激に懐具合が寂しくなりだすのは大体何でも一緒ですな。

16cmのは主に冷凍うどんとかインスタントラーメン用になるのだろうけれど、一応他にも色々使うつもりにはしているので、「取り敢えず行平鍋の形をしている」レベルのもので満足という訳ではない。
それなりには長く使えるもので、それなりには使い勝手の良いものがいい。
始めは厚めのアルミで探していたのだけれど、アルミって結構面倒臭いですやん?
ラーメンとか煮物とかであれば問題無いのだけど、酢とかトマトとかの酸の強い奴は駄目だったり、傷いき易かったり、そんなに焦げ付き易い方でもないと思うけど一旦焦げ付くと後が面倒臭かったり。
テフロン加工とかのコーティングモノのもあるけど、長く使おうと思うと気を使うし、気を使っても結局10年とかは保たないし。
汁気のものを煮詰めたりするのはコーティングモノがよかったりするんだけれども。
或は茶を煮出す系とかは、金属ムキダシだと味が変わってしまう(特にステンレスは何故か不味い気がする)のでコーティングモノかホーローが良いのだけど、既に小さいホーローのミルクパンが有るのでそれで事足りる。

つうことで、ステンレスに宗旨変えする。
ステンレスは焦げ付き易めだけどガシガシ洗えて後が楽だし、酸のあるものも扱えて用途の幅はアルミより広い。
ステンレスなら柄は共柄のが好いな。
でも良いヤツは割と高い・・・。

と思ってAmazonの密林を探検していると、結構お高いブランドモノがラスト1点で70%OFFぐらいになってたのがあったので、即バイナウ。
なんかたまにこういうことあるよね。Amazon。
やっぱ良いものは好いよな、などとヘラつきながら結局インスタントラーメンを作る。

2019/08/13

ヌルゲー代替としてのCities Skyline

めっちゃ久しぶりにPS4を起動して、この2日間程、只管Cities Skylineをやり続ける。
シムシティの一寸すごい版。
結構前に買ってたんだけれど、1回だけやってそのままになってた。

エリア3つ使って33,000人程度まで発展させたところで飽きた。
人口は只管増やしていけそうだし、金は余りまくるし、なんかもう「この形式で街を作っていけば」ってのが解ってしまった気がしたので。
一寸はクリエイティブなことするつもりが単純作業している感じになってしまった。
まあやっていけば何処かで頭打ちしたりするのだろうけど。
或はその形式から外れて理想の街を作るにしても、特に思い付かん。

人口7,000人までは何するにも金が足りなくてヤキモキしながら税率やら予算の割り当てやらをカツカツで調整してたけど、10,000人を超えた辺りで余裕が出てきて20,000人を超えると金が余るようになってきた。
散財する為にエリア2つ増やしたのだけれど、増やせば増やす程金が増える・・・。

まあでも、結果的には割と楽しめたかなと。
ホントウはヌルいゲームがしたかったのだ。
どうぶつの森的なヌルさをPS4のグラッフィッククオリティで。
でも色々探したんだけれど、ヌルいゲームはグラフィックのクオリティもヌルい感じのしか無い。
しゃーなしでCities Skylineだったのだ。
シムシティとか、スーファミ版しかやったこと無いけど、あんまし得意じゃなかったと記憶しているけれども。

そういやWitcher IIIでクエストするでもなく何かと戦うでもなく、只管その辺歩き回ってるのとかそれはそれで楽しかったなあ・・・。
たまに洞窟とか発見したりさ。中に入って戦うの面倒臭いけど。
戦うのあんまし得意じゃないのよね・・・。
なのでボスとか、ガチャガチャ適当にやっても勝てるぐらいレベル上げしてから行く。
ギリギリの戦いとかして勝ったとしても、達成感というより只々しんどいのです。

Witcher III以降、適当にソフトを買ってくるんだけれども、そんなにダダハマりすることは無い。
Fallout 4はなんか酔いが激しくて。結構頑張ったけど、途中でやらなくなってしまった。
DQXIも世界崩壊後ヤル気が無くなってしまったし。
そういやFFXVも、一応めっちゃ我慢して最後の方まで行ったけど、世界崩壊でヤル気を無くした。
古くはスーファミのFFVI(割と長じてから友人に借りた)も世界崩壊後ヤル気を無くした覚えがある。
FFにしてもDQにしても、なんで一回メンバーをバラバラにせんと気が済まんかね。
私は底が透けて見えてクソつまらんと思うんだけれども、崩壊メソッドをこれだけ多用しているということは、なんか評判でもいいのかね。

なんかどうぶつの森的なヌルいゲームはPS4には無いのかね。

2019/08/08

中華鍋コーヒー、不幸の手紙、残るジン、朝風呂/夜風呂

中華鍋。
主に揚げ焼き用として。
安い北京鍋を買ってきた。
底が丸いのでより少ない油で良い感じに揚げ焼きにできるんちゃうかと。

慣らし序でにコーヒー豆を焙煎してみたんだけれど、中華鍋でやるもんではない、ということが解った。
先ず煽りで確っかり混ぜる為に、豆を普通の鉄のフライパンに比べて1.5-2.0倍ぐらい高く上げないと不可ない。
高く上げる分、力も要るし力んでミスって豆を溢し易い。
また高く上げる所為で豆が冷めてしまって、普通のフライパンに比べて火を強めないと不可ないし、時間も掛かる。
つうことで、めっちゃしんどかった。

一応、焙煎することはできたけれど、普通の鉄のフライパンで焙煎したものに比べてクオリティは少しだけ低くなった。
まあ慣れの問題かも知れんけど。

今のところ、焙煎は最初だけオーブンで仕上げはフライパン、或は最初から最後までフライパン、みたいな感じでやっている。

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「不幸の手紙」、若しくは「幸福の手紙」というものが、昔は数年おきに流行していたように思える。
或日誰かから手紙が来て、「この手紙と同じ内容の手紙を3日以内に10人に送らないと、あなたは不幸になる」とか、大体そんな内容のことが書かれている訳だ。
受け取った人の中でこれを真に受けたり面白がったりした奴がまたこれを回す訳ですな。
メールが出てきて「不幸のメール」とか「チェーンメール」とか呼ばれるようになったりした。
因みに「幸福のメール」ってのは聞いたことが無い。
現代だと「不幸のLine」とかになるのか?

そういやここ最近、こういう不幸の手紙的なヤツってあんまし聞かなくなった気がする。
私が知らんだけかも知れないけれど。
まあ、無くなって了っていい文化ですよね。

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最近ジンを呑むと次の日に残る。
結構少ない量で、次の日に残る。
全然酔った感じでもないのに、次の日なんかダルい。
比較対象として、ウィスキーなら3倍ぐらい呑んでも残らない感じ。
なので冷凍庫の中のボンベイサファイアが一向に減らない。

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ここ1年程朝風呂生活だったけれど、夜風呂生活の方がなんか心身に良さそうな気がする。
夜、風呂入った方が寝るときスッキリする気がするし、風呂上がって暫くは脳が回るし。
朝風呂入ってもあんまし脳は回らんし。朝起きて風呂入るの面倒臭いし。
但、時間の効率から言うと朝風呂生活の方が良い気がする。
朝風呂入らないと不可ないので、布団の中でウダウダしている時間が少なくなる。
時間効率を取るか心身を取るか。

2019/08/06

怪我、魚、治療

料理すると怪我するよね。
左指。

去年ぐらいだったか、玉ねぎを一寸不安定な状態で千切りにしていたとき、誤って左指第一関節部分の皮膚をゴッソリ削ってしまったことがある。
真皮の白い所まで割と確っかり落としてしまった。
包丁をギンギンに研いでたので、切った瞬間は切ったと判らず、一寸指に引っ掛かったぐらいの感覚だったが、皮膚の切り落としてしまったのがゴロンと転がったのを見てアレ?と思い、そういや包丁が指の中を通ったような気がすると思い、ボドボド流血しているのを見て確信した。
その間1000msぐらい。
慌てて止血しつつ皮膚を引っ付けて(ここまで2500msぐらい)手元にあったリケンラップ(一瞬サランラップと迷ったけどリケンラップの方が柔らかくて指にフィットしそうだったので)で巻いて動かさないようにして(ここまで20-30sぐらい)、1-2日ぐらいして血を拭いてキズパワーパッド的なヤツに切り替えたように記憶している。
慥か金曜日の晩とかで、病院に行くにも月曜まで待たないとという感じで、かといって救急という程でもなく、結局その後も病院には行かずじまい。
キズパワーパッド的なヤツは、剥がすときくっ付けた皮ごと剥がれそうだったので、一枚のキズパワーパッド的なヤツができるだけ長期間保つように、その上からラップ巻いたりしてた。
風呂入るときは防水シートで完全に保護したりして。
キズパワーパッド的なヤツを剥がすときは、アレ引っ張って伸ばすと粘着力を失うので、傷を押さえつける方向にゆっくりめっちゃ引っ張って剥がすとくっ付けた皮ごと剥がれてしまうことはなかった。
それから慥かひと月ぐらいでくっ付いて馴染んだと思うが、今でもその部分はペンだこみたいな見た目である。
意外と付くもんですな。

で、最近青ネギを大量に刻んでいるときにまた同じところを切った。
今回は皮を薄く削いだだけで出血も大したことなかったのでそのまま放っておいたけれど。
けどこういうことって今後も起こるっちゅうことですやん?
一応そこそこ気を付けて怪我せんようにやってるのにまた同じところやってしまっている訳ですし。

で。
最近魚をよく食す。
丸で買ってきて捌いて食う。
鱗剥いだり皮引いたりするのだけれど、この鱗とか皮とかって、なんかこういう怪我の治療とかに使えそう。
チヌとか鯛系のデカい鱗とか、鯵鯖とか青魚の薄皮とか、結構人間の肌に馴染む感じがする。
濡れた鱗がひっ付いて乾くと全然取れへんようになりますやん?
勿論明日からサバイバル環境で使えとかいう話じゃなくて(多分感染症リスクがエグいだろうし)、なんかこんな感じの素材が医療転用されたら面白いんちゃうか、と素人が思ったというだけの与太話。

2019/08/03

梨は幸水

食欲の秋などと謂う。
色んなものが美味い季節ってことだけれども、果物に関しては盆前の今の時期ぐらいが一番好い。
何故なら幸水梨と巨峰の為。
桃も未だあるしメロンもギリある。
西瓜・・・はそんなに好きというわけじゃないけれど。

超高級果物とかを除けば私が果物の中で一番好きなのは梨で、梨の中で一番好きなのが幸水。
酸と甘さとチョイ固めの食感と水分と味の濃度の、全てが丁度好いバランス。
マジでうめえ。
而も日持ちするし。素晴らしい。
あとハズレが少ない気がする。
ちなみにブドウの中で一番好きなのが巨峰。
巨峰はそこそこ長い期間売られているけれど、幸水は盆前のこの時期ぐらいにしかスーパーに置いてない。
あんなにうめえ梨が食べられるのが今だけだなんて。
年中食べたい。

つうことで、今日の晩御飯は幸水梨と巨峰。

2019/07/30

YAMAHA piaggero NP-12

Yamahaの61鍵盤のポータブル電子ピアノ、NP-12B(→Amazon)。
買ってしまった。
めっちゃ安かったんで。勢いで。
15,800円でした。
ホワイトのNP-12Wと迷ったけど、余りお上品でない使い方だと汚くなりそうなので無難に黒。
昔のYamahaのイメージだと、レガシーで変な所に拘った無駄にお高いけどなんだかんだで基礎的には使えるモノを作る、けど欲しい機能からするとやっぱ高い、という感じだったのだけれども。
コレは本当に必要なものが必要なだけ付いてて普通に安い。

ギターぐらいにお手軽なキーボードが欲しかったんだ。
音源内臓で、そこらへんに放っておいて弾くときは膝の上に置いてスイッチ入れたらすぐ弾けるヤツ。

YAMAHA NP-12B
YAMAHA NP-12B posted by (C)Ludwig D. Omen

NP-12は一寸古いモデルではあるけれど、USB付きでPCに繋げられるし、4.5kgなんで余裕で持ち運べるし、それなりにコンパクトでそこらへんに立て掛けておける。
まあ安いヤツなんで、音もそれなりだし、鍵盤も形はボックスタイプではあるが質感はそれなり。
悪いという訳ではないけれど。寧ろ値段から考えると大分良いのだけれど。
Yamahaらしく、音にしろ鍵盤にしろ、存在する機能は安くても最低限使えるというレベルを十分にクリアしている。
見た目もそんなにダサくないし。パッと見は完全にお値段以上。
鍵盤跳ね上がり防止用の赤いフェルトが、飾りで付いている洒落乙。
でも例えばヤル気のある初心者が最初に買う機材としてはオススメではないかね。
もうちょいお金出してもうちょい良いのを買うべきかと。
音は10種類しかないし、できること少ないし、「練習」用途には鍵盤がショボい。
でも既に何かちゃんとしたキーボードを持っててとか、ギターとか他にメイン楽器があってとかで、チョイ弾きとか持ち運び用とかサブとかで使うなら、このお値段でこのクオリティはオススメできる。
或は取り敢えずキーボードなるものでもやってみようという初心者になら値段的にもオススメできる。

76鍵盤バージョンのNP-32との違いは鍵盤数だけじゃなく、内蔵スピーカーの出力と鍵盤が低音鍵盤が重く高音鍵盤が軽くなるか(グレードソフトタッチ)、というところらしい。
私には、チョイ弾きでも両手を使うとたまに49鍵盤じゃギリ足りなく感じることがあったけど+1オクターブで61鍵盤ぐらいあればそれが解消されて結構色々できそうなんで76鍵盤も要らなさそうだったし、内蔵スピーカーででかい音出すこともないし、グレードソフトタッチも要らんかったんで、安い61鍵盤のにした。

悪いところは、先ず、兎に角音の種類が少ない。10種類。
ホンキートンクもギターもマリンバも当然Saw Leadとかも無い。
ピアノも2種類しかない。
基本、ピアノの音だけ使ってオマケで他の音も使ってみる、ぐらいの感じ。
それからボタンが少な過ぎて、キータッチとか一寸設定変えようとすると説明書(付属してないので要DL)とニラメッコしながらボタン&キーボード同時押しとかしないと不可ない。
Demoボタン(押すとデモ曲が流れる)とか微塵も要らんので、せめて独立したオクターブシフトボタンぐらい欲しかった。
つうか他のキーボードでもDemoボタンってよく付いてるけど誰が使うねん。
あとインジケーターが殆ど無いので現在の設定がどうなってるのか全く判らん。
一応iOS用のアプリがあれば設定を見たり変えたりできるっぽいけど、Andoroid版が無い。
何故かどうもYamahaは全体的にAndroidユーザーに対するアタリが強い・・・。
エフェクトはリバーブのみで、それも説明書とニラメッコしながらボタン&キーボード同時押しとかで設定しなければならない。
なんかこの唐突にお手軽じゃなくなる操作感のセンスがYamahaっぽい。

私には、電子ピアノは既に割とガチなKORGのD-1(→Amazon)が有る。
ステージピアノですな。
今どきUSBも無いしペダルはダンパーのみだし音はパーフェクトとは言い辛いけれど、鍵盤がこの価格帯の中ではダントツで良い。
そしてめっちゃコンパクト。
D-1はちゃんと弾く用。
なのでNP-12の方は一寸音採ったりベッドサイドに置いてチョイ弾きにする用なのです。
ちなみにD-1はあのナリで16kgあるので持ち運ぶには相応の覚悟を要する。
あとダンパーペダルがKORGとYAMAHAで極性やら仕組みやらが違うので共用できんかったりするのよね・・・。
私はハーフペダルができるタイプのを使ってるんだけど、アレ一寸高いんよね。
YamahaだとFC3Aは中身可変抵抗でプラグがステレオ端子になってて抵抗値の比が取れるタイプでハーフペダルできるけどFC4Aは中身只のスイッチなんでハーフペダル不可。
ハーフペダルを使わなくていいならAmazonで安いペダルなりスイッチなりが手に入るのだけれども。
因みにKORGは抵抗比ではなく抵抗値そのものを使っているっぽい。

今まで思い付きでパッと弾いてみたり一寸音採ったりするのにCasioのおもちゃキーボードのSA-46(→Amazon)を使ってたんだけど、ミニ鍵盤の癖に本体意外にでかいし、かと言ってUSBでも付いてるでもナシ、シリアスな用途にはどうやっても使えんし、なんやかんやビミョウに使い難かった。
そういや昔Casioのミニ鍵盤の同時発音数2とかでヘッドフォンアウトすら付いてないのショボいヤツを使ってたけど、アレはアレで好かった。
ちっちゃかったし。音もウンコ過ぎて逆に面白かったし。
どっか遣ってしまって今は持ってないけれど。
アレ、Casiotoneシリーズとばかり思ってたのだけれど、今思い返してみるとTone Bankシリーズか何かだったかも知れん・・・。

Casioもまたちっちゃいキーボード作って呉れんかね。
意外と無いんよね。音源入りでツボを押さえたちっちゃい(そして安い)キーボード。

ちなみに新しいCasiotoneが出るの出ないのという話。でかいヤツ。
CT-S200。
イマドキのUSB付き、61鍵盤フルサイズキーボード、3.3kg、ダンパーペダル可。
そして結構コンパクトっぽい。
未だ値段とか判らんけど、ヘタしいこっちでよかったんちゃうんか・・・。
まあでも流石に15,800円未満ということはないだろうとは思うのだけれど。多分・・・。
めっちゃ安かったら完全に選択を誤ったことになるけれども。
-----2019/08/08
CasioのUKサイトによると、CT-S300が£179.00、200が£135.00、100が£99.00。
CT-S300はタッチセンス付きだけど、CT-S200と100には無い。現在のレートで大体¥23,000、¥17,300、¥12,700ぐらい。
うん、ミスったか。
日本で幾らになるか判らんけど。そもそも日本で発売されんのか?
2019/08/08-----

つうかKORGのnanoKeyとまでは言わないけれどmicroKeyぐらいの大きさで音源内蔵のキーボードとか無いかね。
USB付き、ヘッドフォン/Line Out、ダンパーとスピーカーは無くてもいい、ぐらいの感じで。
Volcaシリーズみたいなのじゃなくて、小さくてもちゃんとカチャカチャできる鍵盤が欲しい。

一時期Android端末にnanoKey繋げて弾こうとしていたことがあるけれど、レイテンシーが大きくて結局あんまし使えんかった。
多くのアプリでレイテンシーが慣れでどうにかできるレベルを超えてるし、最も単純なアプリでも鬱陶しく思う程度にはレイテンシーがある。
端末の方がハイエンド機とかならどうにかなるのかも知れないけれど。私のは安モンだし。
iOSだと割とイケるという話は聞くけれども。
iPod Touchでも買うべきか・・・。
一寸前に何年か振りに新しいのが出たし。
或はイニシエのiPadを引っ張り出してくるか。

-----

Amazon
YAMAHA NP-12B
KORG D-1
CASIO SA-46
YAMAHA FC3A
Soundhouse
YAMAHA NP-12B
YAMAHA NP-12B
KORG D-1
KORG D-1
CASIO SA-46
CASIO SA-46
YAMAHA FC3A
YAMAHA FC3A

2019/07/26

米食的ロマン主義

魚って健康に良いとか謂いますやん?
でも魚を食うには大抵白飯がセットですやん?
魚+白飯だと他の野菜とかあんまし食べれんようになりますやん?
魚も日持ちしないので悪くなる前に食べようとすると一回の魚分も増えますやん?
益々野菜分が減りますやん?
結局一人で食う分にはそんなに健康的な食生活にならない気がする。
肉+野菜ぐらいの感じが私の生活に合っている気がする。
魚+野菜にすりゃいいんだけれど、魚にはなんか白飯を添えないと不可ないという強迫観念がある。

私、そういやあんまし白飯って好きではないんよね・・・。
嫌いという訳でもないのだけれども。
まあ一寸はマシな米使ってるし土鍋炊きだったりするので美味いのは美味いと思うのだけれども。
でもなんか義務感で食べてる感じになってしまう。
或は、「こういうときにはこうするもの」という固定観念に只則って食べている感じになってしまう。
私の行動を正当化する理由がその行動から切り離されていしまっているのだ。
私は私自身の意志と理解と意図とを動機として行動できていないのだ。
私はこれを「魂の欠如」と呼んでいる。
ロマン主義者として、それは許されない。

なので白飯を只食うことは私のロマン主義に反しており、魂の欠如であり、故に私の神経に圧迫を与えるものである。

2019/07/24

ソリッドシャフトのノブ

ノブよ。
ギターの。ボリュームの。
製造コストやら慣習やらの問題で、多くの場合シャフトはローレットなんだけれども、私お好みのTOCOSのボリュームはローレットシャフトのが普通には売ってない。
ローレットシャフトってえと、シャフトの先っぽがギザギザになっててボリュームノブを押し込むだけで固定できるヤツ。
押し込むだけで取り付けられるので製造工程が少なくて済み、見た目的にもイモネジ用の穴が見えることも無く、またネジ留めしている訳ではないので留めネジが緩んできたりすることも無く一旦取り付ければ自然と外れるみたいなことはそうそう無いので、ギターにはよく使われる。
ギター界隈では「スプリットシャフト」とも謂う。
そうでないヤツは大抵ソリッドシャフトで、ギザギザが無いのでボリュームノブはイモネジで固定する。
ノブの交換が楽だったりシャフト自体の剛性が高かったりポインタ位置の微妙な調整がし易かったりするが、ノブ自体が横からイモネジ用のタップ穴を開けないと不可なくて金型一発で製造できないしタップ部は大体金属になるので高価になり勝ち。
TOCOSのはコレ。
あとDシャフトとかもあって、ギター界隈ではエフェクターとかに使われてたりするけれど、あんましギター本体側で使ってるの見たこと無い。
ギターのボリューム界ではローレットシャフトがスタンダードだけど、私のお気に入りのTOCOSのボリュームに交換するとソリッドシャフトになってしまう訳ですな。
ローレットシャフトが多数派なので、イカしてるノブは大抵ローレットシャフトのしかない。
ソリッドシャフト用のノブでイカスのが無い。
昔ながらのハットノブとかスピードノブとか、ソリッドシャフト用のが無い。

ローレットシャフト用ノブに穴を開けなおそうかとも考えたのだけれど、樹脂にイモネジはチョイ弱そう。
あとそうするとイモネジが掛かる部分が薄過ぎて怖い。
或はソリッドシャフト用ノブの金属製のリング(このリングで以てノブをシャフトに固定している)を抜いてローレット用のに移植して、金属用のカチカチになる系のエポパテとかで補強してやれば行けんではないと思うんだけれども・・・。

或は完全自作。
身近なもので、何か丁度良い大きさのものがあれば、それにφ6mmの穴を開けて横からイモネジを刺せば行けるんじゃないかと。
元々ボリュームノブではない意外性のあるものであれば格好良い感じもするし。
サイコロとか、あり勝ちだけれども、要はああいうヤツ。
だけど、丁度良い大きさのものがなかなか思いつかない・・・。
サイコロに対抗して麻雀牌とか?
でも少々安易だし、ダサいし、そもそも私は麻雀あんましせんしなあ。

どうしたもんかいな、という話。
誰かφ6mmのソリッドシャフト用で、昔ながらのハットノブとかスピードノブみたいなん作って呉れんかね。


光造形の3Dプリンタか、せめて3軸CNCフライス盤ぐらい欲しい・・・けどCNCフライス盤があってもマトモなCAMとかフリーでは見たこと無いしなあ。つうかそもそもCADが無いんか。

2019/07/18

フロントエンドフレームワーク

Web界隈におけるメインストリームの流行。
特にフロントエンド/Javascript系。
やっぱ或程度は乗っかっておかねばらない。
まあ別に乗らなくても理解してりゃいいんだけれど、乗った方が理解が早い。
つうか私は雑魚なので使わないと理解できない。
できれば流行り切る前に乗っておきたい。

多くの場合、流行の技術には人も集まるし、利用の幅が広がったり熟れてくるのが早くなる傾向がある。
できるだけ少ない労力でモノを作るには、流行り物に乗っかるのが一番だ。
また同じ技術を長く使うことができれば、学習に割かねばならない労力も減るってモノだ。

私には自分で一から何かを作る能力も気力も無いので、在りモノを繋げてでっち上げる他ないのだ。
私は楽がしたいのだ。兎に角楽がしたいのだ。

ちょい前まで結構長い間、Web系から離れていたのだけれど、最近またちょいちょい触っている。
Javascriptのletとconstは、もうそろそろ、殆どの場面で使っていっていい気がする。
Bootstrap4にはやっと慣れてきた。
jQueryは息が長くて素晴らしいね。
w2uiはイットキめっちゃ使ったけど、ここ数年更新が無い・・・。
prototype.jsとかどうやって使ってたのかさえ覚えていない。

で、よ。
一寸複雑なことしようとすると、あると便利なフロントエンドフレームワーク。
ReactかVue.jsか、どっちに乗っかろうかという話。
jQueryかprototype.jsか、の時代を彷彿とさせる。
どっちが今後息が長く流行り続けるのか。
或はどちらかはどちらかに駆逐されたりするのか、それとも共存するのか。
現状ではReactなんだろうけれど、Vue.jsも自由な感じでどっかでパッと飛び出しそうな感じはある。
或は結局両方流行り切らず、jQuery+αでええやん、という話になってきたりするのか。
お気に入りのJSライブラリとかがjQuery依存だったりして、結局jQueryは使い続けなければならなかったりすることも多いだろうし・・・。
或はAngularとか?
息の長さから言えば、Angularが強そうではあるけれど・・・。

2019/07/15

カンディスを作りたいという話

カンディス。
氷砂糖のアルコール漬け。
ミヒェルゼンのEarl Greyのとか神の味がするのだけれども、アレ年々高くなって行ってる気がしますやん?
気軽に使えない。
まあ昔からそんなに気軽に使えるお値段じゃなかったけど。
気軽に使えな過ぎて、開けて暫く(年単位)放置してたらカチカチに固まっててなんかヤバそうな臭いがしたんで、1瓶、半分ぐらい残ってたのを捨てなければならなかったことがある。
まあ実の所は開けて途中まで使った後そのまま引き出しの奥に行ってしまって忘れ去られ、次から新しいモノを開けてしまっていた所為なのだけれども。

つうかアレ紅茶に入れろという話だけれども、そんな勿体無いことできん。
疲れて死にかけてる時に生でチビチビ齧るべし。
美味過ぎて一寸動けるようになる。
リアルワールドにおけるポーション。

ほいで。
先日、スーパーで梅酒用の氷砂糖が売ってあったのを発見し、あ、コレでカンディス自作すればいいんじゃね?と思い立ち、取り敢えず1袋買ってくる。
駄目なら飴ちゃんみたいに舐めたらよろし・・・と思って一粒齧ってみたけれど、あんまし美味しくない・・・。何故だ。砂糖やのに。

カンディス作りを成功させない訳にはいかなくなった。

幸いにもスピリッツは、大して呑まない癖に、家に死ねる程ある。死んだ上に数人道連れにできるぐらいある。
偖て、どれで漬け込んだろか。

先ず思い付くのはウィスキー。
Glenlivetとかの非シェリーの華やかスペイサイド系がなんやかんやで美味そうだけれども、若しかしたら臭くて重厚なArdbegとか意外と合うかも知れん。
同じアイラでもLaphroaigは何故かあんまし合う気がしないけど。
バーボンはBlantonがあるけど、どうかな。合わんでないけどパッとしなさそう。
歯磨き粉味でお馴染みのアブサンは、アレはそもそも砂糖を溶かして呑むのがスタンダードな呑み方だし、いけなくはないか。
或は同じ薬草系で言えばウンダーベルクとかか。量が少な過ぎるけれど。
他にはラムとか。
マイヤーズのダークラムがあるのだけれど、ミヒェルゼンにもダークラムのがあることだし、まあテッパンと考えてよさげ。
テキーラはクエルボがあるけれど、ビミョウな気がする。
ジンは・・・どうかな。
ボンベイサファイアがあるけど、あんまし合う気がしない。
ゴードンとかタンカレーとかなら或はと思わないでもないけれど、家にはストックしていない。
ウォッカは、ズブロッカがあった筈。
まあ間違いないんだろうけど、なんかズブロッカを使ってしまうのはズルい気がする。
どうせウォッカを使うなら、もうちょいスタンダードなヤツを使って、後で香り付けしたい。
或はアマレットだのリモンチェッロだのキュラソーだの普通の甘いリキュール類という手もあるけれど、なんかそれはそれで邪道な気がする。
でもコアントローとかグランマルニエとか、キュラソーは美味いに違いない・・・。
柑橘系は何でん美味いのだ。
ヨシ混入させるか。

つうことで、取り敢えずGlenlivetかね。コアントロー辺りをチョイ足しして。
1ヶ月ぐらい漬けた方がいいのかね?
上手くいけば、次はダークラムか或は何かウォッカでも買ってくるかね。

色々夢が広がる。

-----
2019/07/17
取り敢えず、Glenlivetのみで2-3日漬け込んだ状態。
1日目は氷砂糖がめっちゃ溶けて酒が余ったが、余った分を呑みつつ氷砂糖を足しといた。
砂糖の溶けたGlenlivetがなんか美味かった。
ウィスキーの香りが結構強いので、やっぱキュラソー系を足した方が美味そう。
2日目以降は氷砂糖はそんなには溶けないっぽい。
つうことで、1ヶ月もかからんね。
熟成とかが起こる感じでもないし、2-3日で完成するっぽい。
home made kandis
home made kandis posted by (C)Ludwig D. Omen
透明な氷砂糖を選ばないと見た目は悪いね。

ウィスキーだと大分ウィスキー感が出てしまうので、やっぱウォッカ辺りが正着か。
ウォッカベースで他で好きな香りを付けるのがよさげ。
まあ要は飽和するまで砂糖を溶かした甘い酒と考えればいいのか。
一寸加熱して多少アルコールを飛ばしてもいいかも知れん。

-----
2019/07/18
キュラソーチョイ足し。
グランマルニエかコアントローか迷って、結局コアントローにした。
0.5tsp.未満を目指して入れようとしたら手元が狂って2.0tsp.ぐらい入ってしまった。
ウィスキー感が消えてしまって、コアントローが支配的になってしまった。
なので少し呑んで、Glenlivetと氷砂糖を足しておく。
あれ?これ永久に無くならないんじゃね?

・・・100年後:
「而して秘伝のカンディスが今日まで継ぎ足しながら受け継がれてきたのである・・・。」

Amazon

Michelsen Kandis Earl Grey

the Glenlivet 12 years of age

Cointreau

Myers's Rum

2019/07/13

毛生え虫、シロアリクイスズメバチ

或夜の話。

やふやふ広くなりゆく生え際、少し気にして育毛法を試すもおかし。
誰だか判らない「友人」に、私は相談したのか、或は何かの話の流れだったのか。
その「友人」と私の至った結論として、或虫の卵を産み付けろとかいう話。
その虫といのは、ミドリ色のカメムシのような形と大きさで、然し翅はキリギリスのように柔らかく、体の左右には淡いレモン色の筋が入っていて、魚のイトヨリを思い起こさせた。
卵は桜の木に付く毛虫の糞のような形だが、濃い緑色で透明感があった。
それが人間の皮膚にテントウ虫の卵のような感じで産み付けられてゆくのである。
「友人」がそのなんだか判らない虫をどこからか調達してきてたのだった。
パッと見は、何処にでも居そうな虫だなという印象だったが、然し何か蚕のような飼い馴らされたような人工的な雰囲気も感じられる。
一匹、その虫を私の手の甲へと追い立てたが、この虫のことを私自身余り気持ち悪いと思っていないことに驚いていた。
私の手の甲に乗った虫を正面からマジマジと観察していると、虫が威嚇するように翅を開いた。
この虫は卵を産むときもこうやって翅を開くのだ。
翅の開き方を見る限りでは甲虫のようであったが、然し翅の先の方はウスバカゲロウのような薄さであった。
私はその虫が3cm程度のホンの少しの距離しか飛べないということを知っていたことを思い出した。
私は手の甲を少しずつ頭髪の生え際へと近付けて行く・・・。
そこで私は、この柔らかく潰れ易そうな虫が髪の中へ入ってしまう可能性に思い至る。
ああっ!それを取ろうとすると足が千切れて髪に絡まったり、或は髪の中や頭皮辺りで腹が破けて体液や内蔵が飛び散ったりするに違いないのだ!
そしてこの虫の性質上、髪の中に這入って行くに違い無いのだ!
マズい!これはマズいぞっ!
然し私の腕は止まらない。
悪戯小僧が解っていながら度を越す瞬間の、あの狂気に囚われた嗤い顔を思い出す。
もう止められないのだ。
「マジか!マジか私!」と叫ぶ。
そして、その虫が私の生え際へと飛び移り、逃げるように髪の中に潜ってゆく。
うわあぁぁぁぁぁぁぁっ!

というところで目が覚めた。
叫び声は実際には上げていなかったようだ。


また或夜。

4畳半程度の部屋がある。
私の家だ。若しかしたら、知人の家だったかも知れない。
4畳半は扉でリビングに直結しており、その逆サイドはベランダに出るガラス戸である。
4畳半へ入り左手側の壁が、以前シロアリに食害されていたらしかった。
聞いた話では、壁板を剥がすと1.5cm程の幅のアリの巣状の道が一面に掘られているということで、私も見てみたいと思った。
実際部屋に入って見てみると、そこにはシロアリではなく、或種のスズメバチが壁一面に群れを成してその「道」の中に蠢いていた。
クロスズメバチよりは大分小さく、キイロスズメバチよりも恐らく少し小さいのだが、アシナガバチよりは明らかに大きかった。
この種類のスズメバチはシロアリを巣ごと捕食してその巣を乗っ取ってしまうのだ。
私は咄嗟にどうやってこのスズメバチを駆除するか、何通りか考えてみたがどれも上手くいきそうになかった。
私はこの4畳半を飛び出して、そこに居た誰かに向かって「あかんわ。こらあかんで。」と言うのだった。

という夢を見た。

立て続けに虫にまつわる夢を見た。

2019/07/09

落下

何故こんなことを忘れていたのであろう。
私はいつだって、そうしてきた筈だ。
これは、私の身体に染み付いた技術だ。
そうだった。
思い出した。

私は何かに追われていたのだったか。或は何かを為そうとしていたのだったか。
この街の高台の中腹辺りにに建ったコンクリート造りらしい2階建ての家の屋上から西を見ると、地平線の辺りにぼやけてしまっている海の方へ、夕方へと傾いていくオレンジ色の太陽が層状になった雲のフィルターを通して見える。そんな時間帯だ。行かなければならない。

脚は肩幅より少し大きめに開いて軽く腰を落とし、両腕は大きく開くが肘は自然に曲げる。
そうやって、私の前に存在する空気を受け止めるのだ。
そうして眉間の下側の奥1cm辺りと両肩甲骨の上部の間辺りとに私の魂を集中させると、首の後ろ辺りから私の意識が気体のようになって吹き出すようになる。
そして体がふっと浮く。
一旦体が浮けば、あとは空気をよく受け止めて、風の中を滑るのだ。
凧糸の無い凧のような要領である。

私は落下しているのだが、この世界ではそれは飛行という現象として現れる。
これが、私の飛行術である。

というような夢を見た。
あとなんか重要なことを夢の中で考えて居た筈なのだけれども、そして何か閃いた筈なのだけれども、全部忘れて了った。
起きて暫くは覚えていたのだけれども、布団の上でグズグズしているうちに忘れた。
枕元にペンとメモ帳が必要だ。

2019/07/02

道具って大事よねシリーズ:出刃包丁編

道具って大事ですよね。
用途に相応しい道具を選択することも大事だけれど、ちゃんとしたクオリティの道具を揃えるってのも大事。

でも良い道具ってお高かったりしますやん?
別になんでもかんでも金を掛けりゃいいってものでもないし、安くても良いものは沢山あるけれども。
要はバランスで、その仕事を熟すのに十分なクオリティの道具があればいいのだ。
然し確かに、良い道具には中毒性がある。
ねじ回し一本にしたって一度或程度以上のクオリティのものを使ってしまうともう元には戻れない。
力の入り方がどうだのネジへの食い付きがどうだの「そんな糞ドライバーなんざ使っとったらすぐ、ネジ、ナメさしてまうで」だのと言い出すに決っているのだ。
全ての道具をハイクオリティで揃えることはできないけれど、少なくともよく使う道具ぐらいは、少しくらい懐を寒くしても良いものを揃えたいものである。

で。
最近、よく魚を食す。
スーパーとかで鮮魚を買ってきて、捌いて食うのだ。
アラで出汁取って炊き込みご飯を炊いたりするのだ。
包丁は、ステン(モリブデンバナジウム鋼)の刃渡り105mmの小出刃を使う。
関孫六の、孫六の中では厚めのヤツ。
刃がモリブデンバナジウムにしては柔い感じがするし、「良いモノ」の部類ではないけれど、そんなには悪くもないんじゃないかと思うんだけれど。
魚を捌けそうな包丁がそれしか無いのだ。

ギンギンに砥いで使うのだけれど、25cm程度の鯛とかで1匹スッと捌き切らない。
硬い骨に当たると鈍ってくるし、兜でも割ろうものなら一発で刃が全滅して、刃先がキラキラしてくる。
三枚卸しで表の肋骨を断った後、裏側の皮に包丁がスッと入らなくなる感じ。
まあやってやれんことはないけれど、私の技術の無さも手伝って、やっぱ肉の断面とか微妙に汚くなってしまう感じがする。
鱗は鱗取りで大まかに落として細かいところは包丁使うのだけど、鱗落としてる最中もこれで刃が鈍るんちゃうかとヒヤヒヤしながら落としている。
鯵とかならそんなにはストレスに感じたことは無かったのだけれど。
ちょい大きめの魚とか骨が硬い魚だと流石にモリブデンバナジウム鋼の小出刃ではしんどい。

一応、藤次郎のDPコバルト合金のペティとか牛刀とか、或はGlobalの三徳とか、私の料理の腕からしたら分不相応に「良いモノ」の部類に入るであろう包丁も有るのだけれど、魚捌くのに使いたくない。
まあ三枚卸しの後の工程、例えば皮引きとか刺し身とかに使うぐらい。

つうことで、一寸マシな出刃包丁が欲しくなってきた。
鋼の刃渡り165mmぐらいの重くてゴツいヤツ。
でもAmazonとかで見てると、一寸ええやんと思ったら30,000円とか、まあこんなもんかと思ったら10,000円とか、普通にそんくらいはする。
4,000円も出せばそれなりのものが手に入ると踏んでたんだけれど、完全に甘かった。
両刃とか薄めの刃とかなら一応はないではないっぽいのだけれど、ゴツくてそれなりの鋼のヤツは、やっぱ結構する。

昔、2,000円もしないぐらいで、「鋼製」だと謳われていた刃渡り150mmの出刃包丁の形をした包丁を買ったことがある。
洋包丁とかに比べればヨッポド厚みはあるけれど、出刃にしては少し薄め。
一見片刃だけど裏スキが無いので、研いだら実質両刃になってしまう。
或は裏スキを自分でハンディルーターか何かで頑張って掘るとか・・・イヤイヤそれには流石に或程度ちゃんとしたグラインダーが要るか。
一応、ちゃんと研げば切れないではないので、カボチャとか冷凍肉の解凍し切ってないヤツとか、刃を痛めそうだったりゴツい包丁が必要なものを切るのに使ったりしてたんだけれど。
魚用に、もしかしたらコレを積極的に使っていったらいいのかも知れない。
関孫六のモリブデンバナジウム鋼よりは多少硬い感じがするので、ちゃんと研げればどうにかなるかも知れない。

でもなあ。
やっぱちゃんとした道具欲しいなあ。
どうすっかな。

取り敢えず、件の「鋼製」の包丁と、あと普段使ってないリザーブメンバーの包丁をギンギンに研いでおく。

沢山研ぐと何故かどうしても砥石で指を切ってしまう。
ヒリヒリする。

2019/06/30

Epiphone Les Paul SLを改造した話

ギターの音や使い勝手を追求して、結果的にP.U.を載せ替えるだのお気に入りのポテンショメータを使うだの、或は木を掘るだの塗装し直すだの、改造に手を染めてしまう。
自分の音を追求するってのは、楽しいものだ。

それとは別に、改造行為そのものも楽しいものだ。

つうことで、主に改造そのものを愉しむ為に、EpiphoneのLes Paul SLを買った(→Amazon)
Les Paulとか言ってるけど、見た目は完全にMelody Makerですな。

10,000円でそこそこマトモなギターが買えてしまう時代。
而もAmazonで。
10,000円ぐらいなら、ギターでもまあAmazonで買ってもいいかと思える。
そして10,000円でも意外とマトモ。
そら10倍以上の値段のギターと比べたら駄目だけれど。
でも50,000円のギターと比べたら、コレ5本買えるんだぜ?(なんちゅうレトリックか)
20,000円のギターでも、コレが2本買える訳だ。
なのにちゃんと音が出るし、指板も大体真っ直ぐだし、チョーキングとかでチューニングが狂うこともない。
ちゃんと楽器として使える。

「一寸ギターなるものでも弾いてみようかな、あわよくば自分の趣味にできたらいいな」ぐらいの覚悟の初心者にもオススメすることができるようなクオリティと価格と入手性のバランス。
最初の1ヶ月間ぐらい練習してあとは部屋を飾るオブジェになることが目に見えてるような人物にも躊躇うこと無くお勧めできる価格で、もしかしたらハマってギター道を突き進む羽目になり、最初の1-2年はコレがメインギターになるような可能性が感じられる人物にもまあお勧めしてもいいぐらいのクオリティ。
まあそういう可能性のある人には、実際のところは、どちらかというともう何千円か金を出して貰ってSquier辺りを勧めるのだけれども・・・。

無改造状態では、音とか一寸Danelectroのショートホーンの雰囲気がある。
ボディが軽いポプラ材なんで、生音が結構でかくてエアー感があり、少しセミアコっぽい感じがある。
チープはチープなんだけれど、弾いてて厭になってくるチープさじゃない。
ピックアップは見た目より出力がある感じだが、ちょい細めの音で、リップスティックっぽいってことはないけれど、でもなんかDanelectroを思い起こさせる。
なのでDADGADにチューニングしてKashmirを弾かざるを得ない。
太陽をして我が面上に降り注がせよ、我が夢を星々で満たしながら、っつて。

ネックはカマボコDシェイプで、厚い訳じゃないがエラが張ってて、ぶっちゃけ弾き難い。
クラシックギターのネックを縮小したみたいな感じのシェイプ。
Epiphone曰く「1960s Slim Taper D-Profile」ってことだけど、コレでスリムやったら他のどんなんやねん、と思う。
因みに同じEpiphoneのCasinoも持ってるけど、そっちはGibosonとかと似たような普通のシェイプで、弾き難いと感じたことは無い。

ブリッジは固定だけれど、wrap around compensated combo bridgeってヤツで、オクターブチューニングは意外と合ってくれる。
完璧じゃないけれど、普通の3サドルのテレキャスよりは断然合う。


つうことで、改造タイムですわ。
やったこと:
  • ペグをマグナムロックに交換
  • ナットをTSUQに交換
  • ストラップピンをデカいヤツに交換
  • ブリッジをTOMタイプに交換し、ブランコタイプのテールピースを追加
  • P.U.をDiMarzioのThe Chopper(リア)とGibsonのP-90(フロント)に交換
  • 回路系の総取っ替えし、ジャックを横出しにし、導電性塗料を塗る
  • ブリッジ周りの塗装を剥いで、白く塗る
と、大体こういう感じ。
リスト化すると大したことなさそうだけれど、実際はめっちゃ時間掛かった。

Les Paul LS
Les Paul LS posted by (C)Ludwig D. Omen

・ペグ

ペグはロック式と決めている。
但しSperzelを買うのは勿体無いので、Gotohの安いマグナムロック(「トラッド」じゃないヤツ)(→Soundhouse)にした。
けど結構木工作業が必要だった。
先ず、元々の穴径が小さいのでドリルで拡げてやる必要があった。
そのとき、塗装が硬く木が柔らかく脆いので、塗装がヒビ割れて飛んでいったり木がササクレて飛んでいったりしてしまい、穴周りがボロボロになった。
ボロボロになったところは木質ラッカーパテで補正した。
一応形にはなったけど、木質エポキシの方がよかったかな。
今思えば穴周りの塗装をナイフか何かで一旦削ってから穴開けすればよかったか。

またヘッドが厚過ぎて固定用ナットやポストの高さが微妙に足りず、ヘッド裏の塗装を剥いで少し木を削ってペンキ(白で)を塗り直すと、ギリ取り付けることができるようになった。
一般的なギターのヘッド厚が大体14.5mm前後だが、コレは16.5mmあった。
1.5-2.0mmぐらいは薄くしないと不可ない。
裏側の塗装が1.0mmぐらいあるので、それ+αちょい削るぐらい。
でも木に硬さが無いので手ではメッチャ削り難い・・・。

・ナット

ナットはGraph TechのTUSQと決めている。
元のナットを剥がして、買ってきたEpiphone用のTUSQ(→Soundhouse)の裏のバリを平らに削って当ててみると、0.4mmぐらい高さが足りん。
買ってきたままの状態から0.1mmも削ってない(と思う)ので、元々高さが足りんかったのだ。
なので0.5mm銅板を切ってシムを作り、それを0.1mm削って下に履かす。
少量のTitebondで貼り付けて、幅方向の余りを削って完成。

・ストラップピン

でかいストラップピンを付けるのが私の中での最近の流行り。
なのでGotohのでかいヤツ(→Soundhouse)に交換する。
これだけでストラップが抜け落ちることはそうそう無いけれど、コレに更にHarry'sのゴムのストッパー(→Soundhouse)を付けとけば、まあ抜けない。
多分ロックピンより安全なんじゃないかと思う。

ロックピンは、Schallerをベース用、Jim Dunlopをギターのボディエンド側用として、一応両方使ってた時期があるけれど、なんやかんやで結局使わなくなってしまった。
因みにギターのヘッド側のストラップピンは「デルリン2枚重ねのダサくて安っぽいアレ」でお馴染みのLoc Strapを使ってた。
ロックピンは、ネジが緩み易いとか、なんかカチャカチャして鬱陶しいとか、なんかデカいとか、シールドをギター本体とストラップで挟んで固定できないとか、ストラップを交換するのにラジペンやらモンキーやらの道具が要るとか、あと高いとか、そういう細々としたマイナスポイントはあったんだけれど、そんなには本質的なマイナスポイントとして感じていなかったように思える。
当時はストラップ抜けを防ぐには、ロックピンか或はLoc Strapしかなかったのだが(私がそれ以外を知らなかっただけなのかも知れないが)、結局のところ、Harry'sが出てきて駆逐されてしまったのだ。
最初は私もあんなゴムの輪っか如きに背中預けられるかと思っていたのだけれど、一旦使ってみると、必要に対して十分な機能でスマートだし、見た目的にも他を邪魔しない使い方も敢えてアクセントして使う使い方もできたり、気軽に払える金額(ゴムの輪っか2枚で500円ってのは高いと思うけど)だったりして、結局ロックピンは使わなくなってしまった。

・ブリッジ

特にこれといった理由も無く、GotohのTOMブリッジ(→Soundhouse)に替える。
そしてテールピースはブランコタイプ(→Soundhouse)。SCUD。
本当はストップテールピースにしたかったのだけれど、ピックガードの位置が邪魔してアンカーを打ち込めない。
しょうがないのでブランコテールピースになったけど、まあコレはコレで格好良い。

元々のブリッジのアンカーを抜くとφ12の穴が開く。
折れたドラムスティックでダボを作り、この穴を埋める。
堅いオークのドラムスティックを使ったけど、柔らかいメイプルでよかったか。
13mmのドラムスティックを削って12mmに仕上げ、横に縦溝を掘って空気が逃げる部分を作り、それにみんな大好きTitebond(→Amazon)を塗ってアンカーの穴に叩き込む。
そういやギターリペアマンのTitebondに対するあの絶大な信頼って何なのかね。
「それ物性とか経年や熱や水分への耐久性とか見てもエポキシ系の方が正解じゃね?」ってときでもTitebondを使わはる。
何か理由でもあるのかと思って、ビビって私もTitebondを使ってる・・・。
で、Titebondが固まったら、ダボの余りを削ってギターの表面が平らになるようにする。
平になったらダボの中心より少しボディエンド側に、ブリッジのポスト用の穴を開ける。
実際のブリッジを使って位置決めをしてφ3.2-3.5の穴を開ける。
その穴のうちコントロール部寄りの穴からコントロール部目掛けて斜めにφ2.5ぐらいの穴を開け、電線を通してアース線にする。
アース線が噛み込むようにポストを打ち込んで、ブリッジ完成。
因みにこんなフラットトップギターでブランコテールピースにしたりするとブリッジ部で弦の角度がつかないので、弦落ちを防ぐ為にブリッジの駒の溝切りは一寸深めが良い。

・テールピース

ボディ厚みとボディエンド部品の大きさが合ってないので、ボディエンド部品の加工が必要。
ボディエンド部の3つの山のうち、真ん中のもを切り取り、エンドピン用の穴を開け直す。
因みにボディの方も、ヘッド-ネック-ブリッジの延長線上にエンドピンがある訳じゃないので、この延長線上にエンドピンの穴を開け直す必要がある。
この位置決めの為に、一旦弦を軽めに張った方が確実。
弦は使い古しのでOK。

・ピックアップ

リアはDiMarzioのThe Chopper(→Soundhouse)
以前はSquireのDuo-Sonicに載せてたヤツ。
ダブルレールのシングルサイズハムで、なんでもできる系の音。
基本フラットで、ハイは出るけどトレブリーって程でもなく、一寸ローミッド厚めかな?ぐらい。
Duo-Sonicは同じDiMarzioのAir Classic(→Soundhouse)に載せ替えたので、それで余ってた。
ピックガードマウントにしてるんだけれど高さが足りず、高さ調整用のスプリングを入れることができなかった。
なのでベタ付けになってて高さを調整することができない。
けどそれで丁度の高さになったので、音的にはまあ問題無し。

なんかDiMarzioばっか使ってんなあ。
ホントウはどちらかというとSeymour Duncanの方が好きな筈なんだけれど。

フロントはGibsonのP-90。
Les Paul Classicに元々載ってたヤツで、コレも余ってたヤツ。
そのままでは当然載らないので、ピックガードの加工とボディのザグリの加工が必要。
また、高さがビミョウなので、12mmのMDFを下に貼り付けて、それに丸皿タッピングネジで取り付けている。
丸皿タッピングネジは、普通ではネジ専門店でも十分な長さのものを置いてないので、持ってなければ楽器パーツ屋とかでP-90用のボディ直マウント用のネジ(→Soundhouse)を買う必要がある。

・回路系

ボリューム1発。
ALPSのB500kΩで510pFハイパスコンデンサ。
ツマミが長過ぎたので、いい高さになるように削った。
ピックアップセレクタはオリジナルのまま。
弾く時に手元近辺にボリュームがあるのが厭なので、元々ボリュームがあったトコには何も載せず穴が空いたままで、ピックアップセレクタがあったトコのにボリュームを載せ、アウトプットジャックがあったトコにピックアップセレクタを載せている。
アウトプットジャックはというと、ボディの横に穴を開けて、普通のGibsonのLes Paulみたいに横出ししている。
SCUDのジャックプレート(→Soundhouse)に、大量に余ってるREANのジャック(→Soundhouse)
ピックガードには元々アルミテープでシールドしてあったが、安っぽいテープで気に入らなかったので全部剥がして、厚めのアルミ箔を両面テープで接着した。
キャビティに導電性塗料も塗ってシールドは完璧。

・ストラップ

ストラップは、ROTOSOUNDのめっちゃ安いナイロンのヤツ(→Soundhouse)
チープだけどなんか格好良い。

・弦

弦はElixirのNanowebの0.010か0.011のセット。
いい感じの金属感とアコースティック感が出る。


という感じで、セットアップしてアンプに繋いで弾いてみると、意外と悪くない音。
一寸Danelectroっぽさも残ってて、特徴的だけど普通に使いたくなるぐらいの音。
セミアコっぽいエアー感がありつつも金属弦らしさもあって、そしてペコペコしたチープさもあり、それらのバランスが素晴らしい。
歪ませると、シールドがガッツリ効いているとはいえP-90のハムノイズは乗るが、まあこのギターなら許せる。
ブランコテールピースが結構利いてる感じ。
フロントのP-90の音がゴン太なので、太くなり過ぎないように調整する必要がある。
見た目的にはMelody Makerっぽさが減ってしまったのは残念だけれども、ビザール感が増したので良し。
中途半端なダサさがより振り切ったダサさになった。それは良いことだ。振り切るって大事やね。
ネックがなんか太くて一寸弾き難いけど、コレはコレで使えるギター。
ネックが折れたりしても懐的にはそんなにダメージは無いし(パーツは回収するけど)、ガシガシ使っていけそう。

つうことで、改造する時に気を付けること:
  • ブリッジは替える必要が無い。やるならBadassタイプのブリッジに交換するのが楽。
  • ポン付けてピックアップを交換するなら、特にリアは背の高いピックアップを探すこと。
  • 木加工は地獄。木材が柔らか過ぎ、塗装が硬過ぎる。なるべく無加工が吉。
  • ペグ交換も覚悟が必要。背の高いものでなければポン付けできない。
  • ナット交換は、ブランクナットを買ってきて削り出した方がいい。
  • ノイズ対策としては、基本的には導電性塗料を塗るだけでOK。
  • チープを楽しむこと。
という感じで。

2019/06/29

Linux Mintをアップデート

自宅のファイルサーバ、ちょー古いPCにHDDいっぱい繋げて、OSはLinux Mintを入れてGUIでも使えるようにしてるんだけど、OSバージョンが17で、今年の4月でサポートが切れてた。
そうか、そういやそうだった。
「Samba入れてるだけやし、OSアップデートで何かあったら面倒臭いのでギリギリまでOSバージョンアップはせんとこう」ポリシーで行ってて、結局忘れてた。
やべえ。
なんか最近パッケージのアップデートが無いなあと思ってたんだ。

つうことで、最新のOSにアップデートした。
バージョン19.1。
やっぱアップデートはコマメにしとくもんですな。

17 -> 17.3 -> 18 -> 18.3 -> 19 -> 19.1 とアップデートしていかないと不可ないので、めっちゃ時間が掛かる。
途中で「クリーンインストールしたろか」という考えも出てきたが、クリーンインストールした後の設定もなんか面倒臭かったので、我慢してネットでコマンド探しながらコンソールを叩く。
まあ基本待ち時間で、コマンド打ったら暫く放ったらかすだけだけど、作業開始から終了までなんやかんやで丸一日ぐらい掛かった。
やっぱアップデートはコマメにしとくもんですな。

2019/06/28

Gibosn Les Paul Classic 2018を改造した話

Gibosn Les Paul Classic 2018。
結構前に買ってた。
Les Paul Classic 2018
Les Paul Classic 2018 posted by (C)Ludwig D. Omen
今までLes PaulとStratocasterは避けてたのだけれど。
どメジャーどころはなんかチョイ恥ずかしい感じがして。
一応、Fender Japanのミディアムスケールのストラトは持ってるけど、ミディアムスケールなんで、「これはどメジャーなストラトっぽいけど実際にはミディアムスケールのキワモノなんだ」と言い聞かせて、自分に買うことを許した。慥か中古だったと思う。
Les PaulはP.U.セレクタが、位置的にジャカジャカ弾いたときに手に当たって嫌だったが、近年少し腕を上げたらしく、あんまし当たらなくなってた。たまに当たるけど。
あとP.U.セレクタが他のコントロール部から離れているのもデンキ的になんか気に食わない。これは今でも気に食わない。

・基本スペック

Les Paul Classicの2018年版は、ボディのバック材に穴が空いてないタイプ。ノンウェイトリリーフ。
めっちゃ重い。多分5kgぐらいある。
これの所為で多分悪くしてた腰を更に悪化させ、治りも遅くなってるのだと思う。
腰が死んでる時期にこれを東京から大阪まで電車で運んだときは、私は今日死ぬのだ、今日腰痛で死ぬのだ、と思った。
だが穴が空いてないのがいいのだ。
穴の空いてるヤツも、音的にもハイミッドが立った甘太さがあったりしてソレはソレで悪くないのだけれど、というか寧ろ普通の感覚ではそっちの方がLes Paulらしいとも言えないではないのだけれど、でも空いてないヤツの方が私は好きなのだ。
色は黒が好かったが、黒じゃなくても後で黒く塗ればいいので、これは「元々黒の方が手間がかからなくていい」ぐらいの感じ。
まあGibsonの黒はなんか硬度が低い感じなんで、多分これは音にも影響していると思うが、まあ出音が良ければどっちでもよろしい。

ネックはスリムテーパー。
私は手が大きくないので、太いネックだと弾き難い。
太けりゃ削れるとはいえ、実際に清く正しく美しく削るのは素人には難しいし玄人にやってもらうのも高くつくので、現実的な選択肢としてはスリムテーパーのものを買うしかない。

サーキットは、要らんスイッチとか付いてない、昔ながらの2Vol. 2Tone。
昔は私もギターにシリーズ/パラレルスイッチとか付けてたりしてたけど、ボリュームにハイパスコンデンサを入れるようになってからはその辺のスイッチ類は使わなくなった。

P.U.は、どうせ交換するので何でもよかったが、P-90の見た目は格好良いと思う。
特にフロントのP-90の見た目は秀逸。

2019年版の「Les Paul Standard '60s」ってのが似たようなスペック。
あっちはトップ材が虎目でフルサイズのハムバッカーだけれど。
'60sが発表されたときには既にClassicを買ってしまっていたのだけれど、もし'60sが出ることが判っていたら'60sの方を買ってたかも知れない。


まあそんな感じで、一寸弄ってみましょうか、と。
やったこと:
  • ピックアップ交換、フロントをGibsonのミニハムに、リアをDLX PLUSに(DLX PLUSはマグネットも交換)
  • テールピースをアルミから亜鉛合金のものへ交換
  • ペグをGotohのマグナムロックトラッドに交換
  • バックにお絵描き
  • コントロール部総取っ替え、導電性塗料塗布
  • TOCOSのPotを使うためにザグリを更に掘る
  • 弦はいつもはElixirのNanowebを使っていたが、これはOptiwebにした
  • ストラップはLevy'sのコットンストラップ
という感じ。


・ピックアップ

P-90の音は、程良く太くてガッツとパワーがあって、それでいて繊細なこともできる。
特にフロントの音は結構気に入っていた。リアはそれ程でもないけど。
P-90は音がゴツいとはいえ、所詮シングルコイルなので、ハムノイズが乗る。
私の部屋は狭くてPCが直ぐ側にあったりサーキュレーターが回ってたりするので、ノイズがスゴい。
なのでハムバッカーに交換せざるを得ない・・・。
スタックタイプのP-90でも良かったのだけれど、多分フロントはザグリの深さが足りず好い高さに設定できない心配があったので、止めといた。

ピックアップのザグリ部にネジ切りしてある金属プレートがネジ止めしてあって、それにピックアップのネジを挿すようになってる。
カシコ美しい。
この金属プレート1枚でP-90にもMini Humbuckerにも対応している。
カシコ美しい。

・フロント

フロントはGibsonのMini Humbucker(→Soundhouse)に交換した。
実はリア用として売られていたものだけど。
リアをP-90からMini Humbuckerに交換してOKならそのまま使い、気に入らなければフロントに載せ替えようという算段で、リア用を買い、一旦リアに載せたのだけれど結局リアとしては気に入らず、フロントに載せることになった。
このMini Humbuckerの音はP-90よりパワー感が弱いし中低域のバイト感も弱い。
でも、ハイは結構伸びてるし音は軽めなんだけれど暴れるでもなく確っかりしている感じ。
音色的にハムはハムなんだけれど、なんかシングルっぽい感じもある。
Fender用のスタックタイプシングルの雰囲気があるが、アレよりはハムっぽいかな、ぐらいの感じ。
P-90は完全にシングルの音なんで、やっぱミニハムはハムなんだな、と思う。
併し私の好み的には、やっぱリアには普通のフルサイズハムぐらいのパワー感が欲しい。
つうことでリアからフロントに載せ替えてみたら好い感じだったので、そのままフロント用にした。
マグネットはAlNiCO IIだし音のパワー感からすると出力が低いのかと思うが、実際にはそんなには低くもなく、さりとて普通のフルサイズのものよりは大分低く、リアが普通のハムぐらいの出力だとミックスポジションで丁度いい感じにバランスが取れる。
普通のフルサイズのフロントだと、ミックスポジションでバランスを取ろうとすると、フロントの高さを結構下げてやらないと不可ないけれど、このミニハムならそんなに下げなくていい。

フロント用にする際、P.U.の足(ネジ通すところ)を曲げて、P.U.が弦と平行になるようにしたが、それでは一寸低音がブーミーになってMiniの良さが減る感じがしたので、曲げを戻して弦に対して角度がついたままの状態に戻した。
リア用とフロント用の違いは恐らくP.U.本体のエスカッションからの出具合の差だけのように思える。
この出具合は樹脂製のスペーサー(円筒状のもの)で調整されているので、スペーサーだけ買ってくればいい。M3用のでOK。
私は25mmのを買ってきて、半分にして12.5mmで丁度だった。
因みに元々のリア用のは測ってみたら9.6mm程度だった。

エスカッションはクリーム色だったけど黒(→Soundhouse)に交換した。

・リア

リアはP-90だとパワー的にちょい物足りないことがあったので、フルサイズのハムかソープバーサイズのハムのどちらかにしようかと。
フルサイズにしようとすると木加工を入れないと不可ないので、取り敢えずソープバーサイズので探す。
Mini Humbuckerもパワー不足でイマイチ気に入らなかったし。
色々迷って結局DiMarzioのDLX PLUS(→Soundhouse)に落ち着いた。
パラノイドなノイズ対策として、ピックアップカバーの内側に導電性塗料を塗って、銅テープでピックアップのベースプレートと繋いで通電させて、シールドしている。普通の人はここまでやる必要は無いと思われる。
因みに銅テープは寺岡製作所のヤツで、接着面も通電性がある、ちょい厚めのヤツ(→Amazon)。一寸ええヤツ。
音的にはhi-fi、出力ちょい高め、ワイドレンジ、ドンシャリ寄りのフラットで、バイト感が少なくスムース、という感じ。
歪ませると密度の濃い歪みになって、クリーンだとそこそこ分離感のあるよく通る音が出る。
1988年発売で30年前のピックアップだけど、「現代風」という感じの音。

でもあんまし気に入らなかったのでマグネットをセラミックからAlNiCo V(→Soundhouse)に交換した。
古臭い音の方が好きなのです。
マグネット交換時に極性を間違えて逆に付けてしまった。というか極性の方向が思ってたのと90°違ってた。
Fender系みたいにポールピース方向に極性が付いてると思ってたのだけれど、実際には2つのコイルの片方がS側でもう片方がN側、みたいな方向だったみたい。
音を出したときにフェイズアウトしてて間違っていることに気付いて、ネットで調べてみたら上のようなことだったんで、修正した。
まあ2つのコイルで逆巻き逆極性にしないと不可ないので、よく考えりゃそりゃそうだ。
AlNiCo Vになってハイの高いところは少し引っ込んでしまったが、ミッドが少しだけ厚くなって、スムースさが減ってバイト感が出るようになったように思う。

ポールピース高が両方のコイル共調節できるので、音色の調整の幅が広がるけれど、1本変えるだけで隣の弦にも影響したりして、割と収拾付かなくなり易い。
色々頑張って調整して、今では、100点ではないけれどまあOK、ぐらいの音になった。
でもやっぱフルサイズハムに交換すっかなあ・・・。
結局大抵のギターでは、特にリアは、なんやかんやで昔ながらのP.A.F.みたいなのが一番使い易かったりするんよな。

・ブリッジ

ブリッジはGotohのナッシュビルタイプのワイド版(→Soundhouse)
元のABR-1でもよかったのだけれど、アレは経年と共に針金のビビリが出てきたりするので、先に交換しておいた。
ポストは直接ネジを打ち込むタイプではなく、ブッシュを介するタイプ。
ネジ打ち込みの方が好きなんだけれど、そっちに交換するには木部の穴を一旦埋めないと不可ないので、そのままにしといた。
Gotohのブリッジのポストを通す所の穴径がミリサイズで、インチサイズのGibsonのABR-1より少し大きいので、ポストのネジ側がそのままだと結構ガサガサになってしまう。
然し何故かGotoh乃至Schaller製と思われるミリサイズのポスト部品だけ持ってたので(多分昔何かに買ったヤツの余り)、それを使った。
ポストとブリッジはブリッジ側にイモネジを打って固定している。
こうしとくと弦を全部外しても落ちないし、何かの拍子に弦高設定が変わってしまうこともない(弦高が変わったらネックが反ってるということが判る)。
イモネジで固定すると一寸だけ音にも影響があるが、音が良くなる訳ではない。

・テールピース

テールピースは元々アルミなんだけど、手持ちの亜鉛合金のモノに交換する。
ES-339に付いてたヤツ。ES-339はGotohのアルミの(→Soundhouse)に交換してある。
一寸硬くてゴリッとしたヘヴィーな音になった感じがするが、気の所為かも知れない。
一般的には、亜鉛の方がゴリッとするんだけど、今回はあんまし変わらんかった。
今は一旦アルミに戻してみてたところだけれど、でもやっぱなんか亜鉛の方が好い気がする・・・。

高さは一番下にベタ付け。高音弦側だけ少し上げてるぐらい。
他のGibson系のはいつも結構上に上げてるんだけど、色々試して結局ベタ付けが一番シックリ来た。
普通はテールピースを上げていくと丁度ギターと弦の相性でボディが鳴り出すポイントがあるので、そこから微調整して好みのサウンドに合わせて行ってるんだけど、このLes Paulでそれをやると、その鳴り出すポイントでは音がヌルくなり過ぎる感じがする。
よく忘れられ勝ちだけれども、ボディは鳴ればいいとうものではないのだ。
サスティンは長ければいいというものではないのだ。
加工精度が高ければいいというものでもないし、値段が高ければいいというものでもないし、「舶来品」や「日本製」や「ビンテージ物」ならいいというものでない。
なんならギターそれ自体のサウンドがそれ単体で良い音であればいいというものでもない。

因みにテールピースを一番下にベタ付けにした場合、特にこのギターでは、アルミでも亜鉛でも音はぶっちゃけ殆ど変わらん。
「なんか変わったような気がする」程度。
夜中、私の寝てる間に妖怪「テールピース交換しい」(枕返しのニュアンスで)が来てテールピースを交換して行ったとしても、気付かんと思う。
幾らかテールピースを上げてやると、アルミだの亜鉛だのの差が利いてくる感じ。
ブリッジとテールピースの間の弦をピックで鳴らしたときに、P.U.がその音をちゃんと拾うぐらいの高さにテールピースを設定してやると、アルミと亜鉛の違いが出てくる感じがする。

・ペグ

あとペグはGotohのマグナムロックトラッド(→Soundhouse)
ペグの裏から弦を留めるSperzel(→Soundhouse)方式。
トラッドじゃない方の無印マグナムロックだとストリングポスト側でロックするんだけど、これがすげーメンド臭い。トラッドより一寸安いけど。
弦をロックする為にペグをめっちゃ回さないと不可ないし、弦を外すときもマイナスドライバーかコインかそれに類する道具が要る。
弦交換が面倒臭いから(まあチューニング安定性の向上もあるけど)ロック式にしてるのに、その弦交換がメンドいってどういうことやねん、と。
トラッドだとそんなメンドっちさは無い。

本当はSperzelが好かったんだけれど、値段がGotohの方が安くてヒヨった。
あとGotohは無加工で取り付けられて、Sperzelのように(小さい穴を各ペグごとに2個開けなければならない程度の)加工のメンド臭さがない。そこでもヒヨった。
而も間違ってChromeメッキを買ってしまった。Nickelの方が黄色くて格好良いのに。
使ってみた感じ、大凡はSperzelと同等と言っていいと思う。
でもロックした時の安心感(弦がちゃんと食い付いてる感)とかチューニングのし易さとかギア比とか、微妙な部分はSperzelの方が好み。
ギアのバックラッシュとかはGotohの方が若干少ないっぽい。
まあそんな感じで、私的には、慣れもあると思うけど、Sperzelにしといた方がよかったかなと思う。

・お絵描き

裏はお絵描き。
Les Paul Classic 2018 back
Les Paul Classic 2018 back posted by (C)Ludwig D. Omen
まあギター買ったり先ずはお絵描きしますやん?
最初はラッピングフィルムをコレと同じような形に切り抜いて貼ってたんだけど、貼った場所が丁度私の使っているギタースタンドが当たるところで、擦れてすぐ剥がれてきた。
擦れて剥がれてるので、糊がベタついて鬱陶しいし。
じゃあもうペンキで塗ったれと。
A4の再剥離可の紙のラベルシールを切り抜いてマスクにして、その上からペンキを塗りたくる。
ラベルシールだとペンキのシンナーに反応して切り口が微妙に剥がれてしまうので、ホントウは余りよろしくないのだけれど、ラベルシールが余ってたので。
多分ゴツめのカッティングシートとかラッピングフィルムとかを使った方がいいと思われる。
ペンキはアサヒペンの油性ペンキだけど、アレはシンナーがラッカーじゃないのでボディ塗装を侵さず、食付きは完璧じゃない。
経年と共に剥がれてくるかも。
でもソレはソレで剥がれた感じが格好良いんじゃなかろうかと。

因みに実はコントロール部をイジってたときに、トリマーでザグリを掘ってたのだけど、ミスってボディー裏に回転中の刃が当たってしまい、ボディー裏に結構でかい傷が付いたのだけれど、その傷を誤魔化す為にこうなりました。
一応、元からお絵描きするつもりだったのだけど、傷を隠す為にデザインの幅が狭くなった。

・コントロール部

コントロール部も総替え。
Les Paul Control
Les Paul Control posted by (C)Ludwig D. Omen
元々のヤツ。
金属プレートにグランドが落ちてて、Potも載せるだけでカバーがグランドに落ちる。
配線が少なく済んでカシコ美しい。
コレが・・・
Les Paul Classic 2018 Control
Les Paul Classic 2018 Control posted by (C)Ludwig D. Omen
こうなった。

・Pot

CTS is shit.
買って割とすぐガリが出るようになりやがった。
マジか。まじで☆マジカ。
私は近年結構ボリュームイジるので、ガリはマジ勘弁して欲しい。
昔は演奏中は常にMax、音消すときだけ0にしてただけだったので、ガリが出ても気にならなかっただろうけど。
今は許すことができない。

なのでPotを信頼と実績のTOCOSのとかにしたいのだけれど、Les Paulはコントロール部の木が厚く、TOCOSとかの電子部品屋とかで普通に売られてる普通のパネルマウント用のPotだと首の長さが足りず、ポン付けで取り付けることができない。
このザグリ部を全部ブチ抜いて、Duesenbergみたいな感じで表側からセル版で「コントロール部カバー」みたいなのを作ってネジ止めして、それにPotを載せるか、とかも考えた。うむ、ソレはソレで一寸格好良さそう。
でもブチ抜くのはやっぱ怖いので、取り敢えずザグリのPotの部分だけ更に深く掘って木の厚みを減らしたらいいんじゃね?ってことなった。
マキタのトリマー(→Amazon)で慎重に掘り進み、Potの載るトコの厚みを調整する(このとき一瞬気を抜いてしまってボディ背面に傷を付けてしまった訳だ)。
導電性塗料を塗りたくってPotを配線&取り付け。
ピックアップのザグリとピックアップセレクタの所も導電性塗料を塗りたくって、それぞれグランドに落としてある。

基本的な配線はオリジナルと大体同じ。
配線材は適当な太さのシールド線。
Potは念願のTOCOSの通信機用、φ24mm。
ギターには明らかにオーバースペックだけど、諸々の耐久性能の次元が違うので、一度付ければ二度と交換する機会が訪れない。
ボリュームはA500kΩで510pFのハイパス、トーンはB500kΩで0.022uF。
ボリュームは今までBカーブを使い続けてきたけれど、コレは何故かボリュームを5にしたときの感じがBだと未だ音が強過ぎる感じがして、2-3ぐらいで今まで使っていた他のギターの5ぐらいの感じになる。
でもそこからもう少し絞りたいと思ったら急激に音が小さくなるので、いい感じのところに合わせるのが難しかったのだけれど、試しにAカーブにしたらそっちの方がシックリ来た。
なんでやろう。
ハイパスの容量もいつもと同じだし、Potの抵抗値もいつもと同じなのに。
いつも間違ってて、Bと思ってAカーブ買ってたとかか?
でもTOCOSのAとBじゃ値段も入手性も違うので判ると思うんだけど・・・。
或はP.U.の電気的特性が何か影響しているのか・・・。

あとオリジナルの金属プレートみたいに、Lラグ板を真ん中にネジ止めすると便利だと学んだ。

・フォンジャック等

写真には写ってないけど、フォンジャックはSwitchcraft(→Soundhouse)じゃなくてNeutrikの廉価ブランドのREANの(→Soundhouse)を使った。安いし。
つうか昔大量に買ったのが余ってるので。
他のギターもジャック修理やデンキ系入れ替えの度に順次REANに入れ替えていっているとこだけど、今のところ耐久性とかガリとかで問題は起こってはいない。
プラグ挿し込みの抜け難さも申し分無い。
今の所の評価としてはREANでもOKという感じ。

ピックアップセレクタはオリジナルのSwitchcraftのまま。
ここはSwitchcraftが気に入っている。

・弦

ギターがいっぱいあるので、ちょー長持ちでお馴染みのElixirを使わざるを得ない。
このLes Paulにはゲージは.010のスタンダードなセットで。
.009だとフニョフニョ過ぎてピッキングがし辛いし、質量が少な過ぎて重いボディをドライブし切らない。
.011だと音の密度が濃過ぎて余裕が無い感じになっちゃう。

因みに私のSGは.009のセットを合わしているし、ES-339は.011のセットを張っている。
ギターによって合うと感じられるゲージがバラバラであるので、常にメインどころの3種類を少なくとも1セットずつはストックしておかなければならない。

今までElixirのNanoweb(→Soundhouse)を使い続けてきて、なんか微妙に気に入らないところがありつつも、諸々の調整でなんとかこんなもんかというところに落ち着けてきたけれど。
Optiweb(→Soundhouse)もちょい前に出て、試してはみたけれど、パッとしなかった感じがある。
Nanowebが「ジャリ」っとした音だとするとOptiwebは「シャリ」っとした音。
Nanowebの方が芯があって強めの音の感じでよりhi-fiでローが意外と厚い。
Optiwebの方がローが弱めで音の腰は高めだけどハイの高い部分は控えめ。
NanowebからOptiwebに交換すると、場合によってはソリッドでも箱モノ感が出てるように感じるかも知れない。
NanowebがD'Addario(→Soundhouse)だとしたらOptiwebはErnie Ball(→Soundhouse)を軟弱にした感じ。
Optiwebで6弦開放を弾いたときのビヨーンとした鳴りはThomastikのInfeld(→Soundhouse)を思い出させないでもない。
両方、ミッドに厚みは無い感じだけどOptiwebの方がマシかな。あんま変わらんかな。
あと、Optiwebの方が弦のテンションが大分弱い。
ゲージを半分落としたぐらいの感じ。
この点もD'Addarioに対するErnie Ballを思い起こさせる。

でもこのLes PaulにはOptiwebの方が好かった。
強く弾いた時に弦がフレットに当たって鳴る金属音が、Nanowebのときはすっげー不快だった。
こんなにこの金属音が不快なギターは初めてだ。
生音は勿論のこと、P.U.越しにも一寸入る。
この不快な金属音がOptiwebだと大分マシになって、気にならなくなった。
またNanowebでは高音域の高い所で不快なビビリ音みたいなのがずっと鳴っているようなサウンドだったけれど、Optiwebはその部分の厭な周波数帯が余り出てない感じ。
あとNanowebだとフロントピックアップで低音弦を弾いたときのブーミー過ぎて、これを調整するのが難しかったいするけど、OptiwebだとローがNanoweb程強くないので大分マシ。

つうことで、Optiwebの0.010のスタンダードなセットを張っている。

・ストラップ

ストラップは今までGibsonのナイロンの安いヤツ(→Soundhouse)を愛用していたのだけれど。
持ってるギターの半分ぐらいはコレ。
長さとか構造とか滑りとか色とか見た目の質感とか、アレが丁度好かったのです。
短くしても長くしても、アジャスターが肩に当たらない丁度良さ。
Oカンがボディエンド側で、ヘッド側は固定なので、Oカンがボディに当たってカンカンいわない丁度良さ。

でも阿呆みたいに重いLes Paulだと、ナイロンのは滑りが良過ぎて逆に安定しない。
一寸肩に食い込むし。
裸で弾いてると肩の食い込んでる所がシュッと擦れて痛い。
つうことで、コットン。ゴツくて幅広なコットンのヤツ。
昔買ったFenderのコットンのストラップが、今でも使ってていい感じなんだけど、クリーム色なんよね。Fenderやし。
新しいの買おうにももう廃盤やし。
なので、Levy'sのコットンストラップMSSC8(→Soundhouse)の黒を買った。
レザーストラップでお馴染みのLevy'sだけど、コットンのもあったのね。
滑らない具合とかも好い感じで、感じる重さも一寸マシになって、見た目もイカスし気に入って使っている。
これはよいものだ。

2019/06/24

Mogwaiのドラマー

全然知らんかったのだけれども、Mogwaiのオリジナルメンバーのドラマーがしばらく前から病気療養か何かで、2017年後半ぐらいから暫くの間ドラマーが入れ替わっているらしい。
今日知った。
YouTubeでMogwaiのライブ観てたら最近の映像ではドラムがすげー良くなってて、今頃になって唐突に腕上げたな、Mogwaiはドラムがネックみたいなとこあったしな、一念発起して練習しはったんかな、そういやThe Policeのドラムも初期から割と完成されてた感あるけど2007年の再結成の方が良くなってたしな、年取ってから上手なるみたいなこともあるもんやな、とか思ってたのだけれど、なんか見た目的にエラく線が細くなっててさ。
でも大胸筋がなんかエグい盛り上がりで、彼こんな細マッチョな感じやったっけ、とか思ってよく見たら全くの別人だった。女性やし。そういうことか。

Honeybloodと云うバンドのドラマーらしい。Cat Myers。
そっちもYouTubeでチェックしてみたら、「意外と悪くない」ぐらいの好悪度合いだった。聴いてられる。
「聴いてられる」とはつまり、好悪の振れ幅の大きい、而も悪い方に偏って大きい私からすれば、結構上位の評価ということだ。

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最近は「名のあるギタリストを擁するバンド」とか「名のあるギタリストの為のバンド」みたいなのをギターのお勉強がてらチョイチョイ聴くようにしているのだけれども、殆どの場合「聴いてられる」まで行かない。
私は恐らくギターが好きじゃないのだ。
まあ私自身の弾いている分には、下手は下手なりにそれなりには楽しんでいるのだろうけれども。
聴く方はカラキシ駄目なのだ。
聴く力の無い者は、何も上達せんね。
よろしくない。

どうも他人の弾くギターは、どれだけ上手かろうが、寧ろ何故か上手であれば上手である程、余程好きなギタリストでもなければ、殆どの場合凝っと聴いて居られない。

何故私はギターを選んでしまったのか。ずっと後悔している。
私は総ゆる重要な選択を間違う。

従って余人は私の逆を行けばよろしい。

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とはいえ私にもギターアイドルみたいなのはあって、勿論そういうのは好んで聴くのだけれども。
ZepもJeff Beckも好きだし、Pat MethenyとかPaco de Luciaとかのちゃんとしたスーパーギタリストみたいなのの中にも好きなのはある。
最近は自分がTMGEのアベフトシに結構影響を受けていることを自覚したりしたところだ。
でもBJCはそこまでじゃないし(最後のシングル以外)、3大ギタリストでもクラプトンは「聴いてられない」だし、スーパーギタートリオの中でもAl Di Meolaは敢えて選んで聴きたいとまでは思わないし(McLaughlinはモノによる)、Pat Methenyが好きと謂うJim Hallもイマイチピンと来なかったりする。
でもWes Montgomeryは好きだったりするんぜ?
King Crimsonは好くてPink Floydはイマイチで、初期Yesはその間ぐらいで後期はPink Floyd寄りとか。
なんか例えが全体的に古いけど。
これらの間で何が違うのか、首尾一貫した形で説明することができない・・・。

まあ兎も角、そりゃギター弾きとして、上に挙げたものから学ぶべきことは死ぬ程あるのだけれども、そして実際今の自分のレベルでも学び取ることができる部分があれば学んだりもするのだけれども、だからといってそれ全部が全部、音楽として聴きたいって訳ではない。
ギターが好き、ではないのだ。

私の音楽的嗜好から言うと、ギターは、本来なくてもいいものなのだ。
寧ろ音楽の邪魔をしているんじゃないかと思うこともある。
つまり私のメインの楽器であるところのギターは、私にとってそれ程必要ではないものなのだ・・・。


というようなことを、YouTube観ながら考えて居た。
・・・なんか言いたいことと違ったこと言ってる気がするけど。

2019/06/22

酸いレモン

ここ1年程。
特に変わりはなかった。

引っ越したりはした。
引っ越し前の更に一つ前の住所の近所。

腰をイワして半年程座るのが辛かったりした。
そして未だ治り切っていない。
部分的に筋トレはできるようになったが、ランニングは未だ怖い。

この1年でギターを2本買った。
Gibson Les Paul ClassicとEpiphone Les Paul SL。
高いのと、ちょー安いの。
ぶっちゃけ、両方、早まったことをしたと思う。
SLは軽くて腰に負担が少ない。
「SL」って何の略やろう。「Sui Lemon」とかか。

あ、だから金が無いのか。

まあそんなところですわ。
特に何も無い。
私の人生こんなモンですわ。
特に、何も無い。

2019/06/19

産まれ直し

人生を、やり直すことに成功した。
時間を遡り、産まれるところから。

どうやったのか、詳しくは覚えていない。
或は何か偶然が幾つも重なった結果だったのかも知れない。
然し兎も角、成功したのだ。
前の人生は、とても下らないものであった。
慥か狭く暗い部屋で、何をするでもなく只漫然と生き、只漫然と死んだのではなかったか。

そして特に何を成すでもなく、12年が過ぎた。
私は12年も何をしていたのだろう。
もっと何かできていた筈だ。
でもまあ、今からでも株でもやって儲けて人生お手軽。
然し株の騰落のタイミングを覚えてないや。
任天堂辺りはどうだったか。
Back to the Future IIのあいつはどうやってたんだったか。
慥かレコードブック的なヤツか。それは無いしなあ。どうすっかな。
なんてことを、小6の私は小学校の階段を4階まで上り、教室に入って自分の席を探しながら思って居た。

教室の窓から下を覗くとカマドウマでも居そうなジメついたスペースと小学校の敷地の境界を示すフェンス、そしてその向こう側に道路やマンションが見え、当に私の通っていた小学校であった。
席は、真ン中より少し右寄りの列の一番後ろ。
左隣に大学生の頃の友人Rが居て、彼もまた産まれ直したようだった。
私はこの現象を「産まれ直し」と、自分の中だけで命名していた。
彼もまた、自分の前の人生を下らないものと考えていたのだろうか。

右隣は知らない奴で、彼も産まれ直しに違いなかったのだが、私は彼に私の産まれ直しであることを知られないようにした。
彼の方では疑ってはいるらしいが・・・。
彼の見た目は小中学時代の友人Yの面影があったが、然し別人である。

今日は体育館で保健の授業があるらしかった。
そういえば今日来るときに、体育館に椅子が並べられていたのを見たが、私は誰かクリスマスパーティーでもやるのかと思って居た。
保健の授業の為のものだったのか。
私は体操服を持って来ていなかったので、保健と聞いて安心した。
と同時に、中身は大人であるにも拘らず学校行事のスケジュールを把握していない自分に失望と焦燥を覚えた。

私は隣の席のRとオカルトというものについて話す。
彼はオカルトをバカにする立場であったか、或は話の流れ上、少し過激めの態度を採ったに過ぎなかったのかも知れなかった。
私が概ね同調しつつ何か言おうとしたとき、担任が隣に来て成績表ともテストの結果ともつかぬものを私に渡した。
生徒各々に配って歩いているようだ。
3cm x 5cm程の大きさの紙に、ファイナルファンタジーにでも出てきそうな少し複雑で奇妙な形の印が押してあり、それが私の成績か何かを表しているようであった。
はなまるのようなものだろう。
私は担任に対して何故か咄嗟に堅苦しい論文調の言葉遣いしか返すことができず、私が産まれ直しであることの左証を少しでも漏らしてしまったことを内心恥じたが、担任の方では、ガキが大人のような口を利くことを少し面白がるように私の言葉を小さく繰り返しながら視線を外し、私の前の席の人物にその成績表だかテストだかを渡す為に歩き去った。

私はRに話の続きをする。
「例えばやで?新しいピラミッドが見つかるとするやん?
中にどの王が入ってるか未だ誰も知らん状態。
そのとき、未発見の王の中からテキトーな王の名を選んで、そいつが入っているってことで、偽の情報を流す。
そうすると、そのテキトーな王の幽霊が『出る』んやて。
ほんで発掘が終わるやん?正しい王の名が判るやん?当然、別の王の名前な訳やねん。
ほんならさァ、今度はその王とテキトーな方の王との同一説が生まれたりするんやて。
物語の『合理化』っつうか『首尾一貫化』っつうか、拳振り上げたら只じゃ下ろせん、みたいなことが起こる訳やね。」
などと、テキトーな作り話をする。


というような夢を見た。
鳥がベランダのフェンスに止まって居るのを感じながら、目が覚めた。
カーテンを薄く開くと、烏であった。