2019/07/30

YAMAHA piaggero NP-12

Yamahaの61鍵盤のポータブル電子ピアノ、NP-12B(→Amazon)。
買ってしまった。
めっちゃ安かったんで。勢いで。
15,800円でした。
ホワイトのNP-12Wと迷ったけど、余りお上品でない使い方だと汚くなりそうなので無難に黒。
昔のYamahaのイメージだと、レガシーで変な所に拘った無駄にお高いけどなんだかんだで基礎的には使えるモノを作る、けど欲しい機能からするとやっぱ高い、という感じだったのだけれども。
コレは本当に必要なものが必要なだけ付いてて普通に安い。

ギターぐらいにお手軽なキーボードが欲しかったんだ。
音源内臓で、そこらへんに放っておいて弾くときは膝の上に置いてスイッチ入れたらすぐ弾けるヤツ。

YAMAHA NP-12B
YAMAHA NP-12B posted by (C)Ludwig D. Omen

NP-12は一寸古いモデルではあるけれど、USB付きでPCに繋げられるし、4.5kgなんで余裕で持ち運べるし、それなりにコンパクトでそこらへんに立て掛けておける。
まあ安いヤツなんで、音もそれなりだし、鍵盤も形はボックスタイプではあるが質感はそれなり。
悪いという訳ではないけれど。寧ろ値段から考えると大分良いのだけれど。
Yamahaらしく、音にしろ鍵盤にしろ、存在する機能は安くても最低限使えるというレベルを十分にクリアしている。
見た目もそんなにダサくないし。パッと見は完全にお値段以上。
鍵盤跳ね上がり防止用の赤いフェルトが、飾りで付いている洒落乙。
でも例えばヤル気のある初心者が最初に買う機材としてはオススメではないかね。
もうちょいお金出してもうちょい良いのを買うべきかと。
音は10種類しかないし、できること少ないし、「練習」用途には鍵盤がショボい。
でも既に何かちゃんとしたキーボードを持っててとか、ギターとか他にメイン楽器があってとかで、チョイ弾きとか持ち運び用とかサブとかで使うなら、このお値段でこのクオリティはオススメできる。
或は取り敢えずキーボードなるものでもやってみようという初心者になら値段的にもオススメできる。

76鍵盤バージョンのNP-32との違いは鍵盤数だけじゃなく、内蔵スピーカーの出力と鍵盤が低音鍵盤が重く高音鍵盤が軽くなるか(グレードソフトタッチ)、というところらしい。
私には、チョイ弾きでも両手を使うとたまに49鍵盤じゃギリ足りなく感じることがあったけど+1オクターブで61鍵盤ぐらいあればそれが解消されて結構色々できそうなんで76鍵盤も要らなさそうだったし、内蔵スピーカーででかい音出すこともないし、グレードソフトタッチも要らんかったんで、安い61鍵盤のにした。

悪いところは、先ず、兎に角音の種類が少ない。10種類。
ホンキートンクもギターもマリンバも当然Saw Leadとかも無い。
ピアノも2種類しかない。
基本、ピアノの音だけ使ってオマケで他の音も使ってみる、ぐらいの感じ。
それからボタンが少な過ぎて、キータッチとか一寸設定変えようとすると説明書(付属してないので要DL)とニラメッコしながらボタン&キーボード同時押しとかしないと不可ない。
Demoボタン(押すとデモ曲が流れる)とか微塵も要らんので、せめて独立したオクターブシフトボタンぐらい欲しかった。
つうか他のキーボードでもDemoボタンってよく付いてるけど誰が使うねん。
あとインジケーターが殆ど無いので現在の設定がどうなってるのか全く判らん。
一応iOS用のアプリがあれば設定を見たり変えたりできるっぽいけど、Andoroid版が無い。
何故かどうもYamahaは全体的にAndroidユーザーに対するアタリが強い・・・。
エフェクトはリバーブのみで、それも説明書とニラメッコしながらボタン&キーボード同時押しとかで設定しなければならない。
なんかこの唐突にお手軽じゃなくなる操作感のセンスがYamahaっぽい。

私には、電子ピアノは既に割とガチなKORGのD-1(→Amazon)が有る。
ステージピアノですな。
今どきUSBも無いしペダルはダンパーのみだし音はパーフェクトとは言い辛いけれど、鍵盤がこの価格帯の中ではダントツで良い。
そしてめっちゃコンパクト。
D-1はちゃんと弾く用。
なのでNP-12の方は一寸音採ったりベッドサイドに置いてチョイ弾きにする用なのです。
ちなみにD-1はあのナリで16kgあるので持ち運ぶには相応の覚悟を要する。
あとダンパーペダルがKORGとYAMAHAで極性やら仕組みやらが違うので共用できんかったりするのよね・・・。
私はハーフペダルができるタイプのを使ってるんだけど、アレ一寸高いんよね。
YamahaだとFC3Aは中身可変抵抗でプラグがステレオ端子になってて抵抗値の比が取れるタイプでハーフペダルできるけどFC4Aは中身只のスイッチなんでハーフペダル不可。
ハーフペダルを使わなくていいならAmazonで安いペダルなりスイッチなりが手に入るのだけれども。
因みにKORGは抵抗比ではなく抵抗値そのものを使っているっぽい。

今まで思い付きでパッと弾いてみたり一寸音採ったりするのにCasioのおもちゃキーボードのSA-46(→Amazon)を使ってたんだけど、ミニ鍵盤の癖に本体意外にでかいし、かと言ってUSBでも付いてるでもナシ、シリアスな用途にはどうやっても使えんし、なんやかんやビミョウに使い難かった。
そういや昔Casioのミニ鍵盤の同時発音数2とかでヘッドフォンアウトすら付いてないのショボいヤツを使ってたけど、アレはアレで好かった。
ちっちゃかったし。音もウンコ過ぎて逆に面白かったし。
どっか遣ってしまって今は持ってないけれど。
アレ、Casiotoneシリーズとばかり思ってたのだけれど、今思い返してみるとTone Bankシリーズか何かだったかも知れん・・・。

Casioもまたちっちゃいキーボード作って呉れんかね。
意外と無いんよね。音源入りでツボを押さえたちっちゃい(そして安い)キーボード。

ちなみに新しいCasiotoneが出るの出ないのという話。でかいヤツ。
CT-S200。
イマドキのUSB付き、61鍵盤フルサイズキーボード、3.3kg、ダンパーペダル可。
そして結構コンパクトっぽい。
未だ値段とか判らんけど、ヘタしいこっちでよかったんちゃうんか・・・。
まあでも流石に15,800円未満ということはないだろうとは思うのだけれど。多分・・・。
めっちゃ安かったら完全に選択を誤ったことになるけれども。
-----2019/08/08
CasioのUKサイトによると、CT-S300が£179.00、200が£135.00、100が£99.00。
CT-S300はタッチセンス付きだけど、CT-S200と100には無い。現在のレートで大体¥23,000、¥17,300、¥12,700ぐらい。
うん、ミスったか。
日本で幾らになるか判らんけど。そもそも日本で発売されんのか?
2019/08/08-----

つうかKORGのnanoKeyとまでは言わないけれどmicroKeyぐらいの大きさで音源内蔵のキーボードとか無いかね。
USB付き、ヘッドフォン/Line Out、ダンパーとスピーカーは無くてもいい、ぐらいの感じで。
Volcaシリーズみたいなのじゃなくて、小さくてもちゃんとカチャカチャできる鍵盤が欲しい。

一時期Android端末にnanoKey繋げて弾こうとしていたことがあるけれど、レイテンシーが大きくて結局あんまし使えんかった。
多くのアプリでレイテンシーが慣れでどうにかできるレベルを超えてるし、最も単純なアプリでも鬱陶しく思う程度にはレイテンシーがある。
端末の方がハイエンド機とかならどうにかなるのかも知れないけれど。私のは安モンだし。
iOSだと割とイケるという話は聞くけれども。
iPod Touchでも買うべきか・・・。
一寸前に何年か振りに新しいのが出たし。
或はイニシエのiPadを引っ張り出してくるか。

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Amazon
YAMAHA NP-12B
KORG D-1
CASIO SA-46
YAMAHA FC3A
Soundhouse
YAMAHA NP-12B
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