2017/09/18

シンギュラリティ

未来について予想したり妄想したりすることなど。

シンギュラリティ。
2020-2025年ぐらいまでにAIに端を発するシンギュラリティが起こるという話。
この「シンギュラリティ」の規模や実際の内容は話者に依ってそれぞれではある。
AIにしても汎用AIだったり特化型AIだったり、小型だったり大型だったり個別のデバイスやロボットの中の話だったりインターネット全体を使った話だったりする。

ここでは取り敢えず汎用AIが誕生し、その汎用AIの発達に因って人間や世界の在り方がインターネットの登場に因る変化と同等以上に大きく変わる、ということにしてみよう。
これが一番人気のある説であるように思える。
汎用AIというのは、機能主義的に言うならば、ここでは要するに「人間の心」と我々が呼びたがるものと同様の働きをするものだとしよう。
人間と同じようなインプット機能、特に画像認識機能と自然言語認識機能を持っていて、人間と同じような仕方で考えて判断し、人間と同じような仕方で「創造」する訳だ。
そして更にその汎用AIが「賢く」なっていき、人間は様々な判断等をAIに委ねるようになり、ゆくゆくは国家的な政治判断や社会の在り方についての判断を任されるようになる、という話の道筋。

私としては、先ず、汎用AIがあと数年で出来上がるとは思えない。
現在流行しているAIというのは精々がところディープラーニング方式程度だが、これがそのまま発達して単位コストあたりの演算能力が上がって行ったとしても、それ即ち汎用AIとはならない。
問題は演算能力についての技術的発達スピードにあるのではなく、もう少し質的なものだ。
一つには、人の心の同等品としての「汎用AI」について真っ当なアイディアを持っているAI学者が未だ多くないように思える。
どれが真っ当なアイディアの方向性なのかについての合意も未だ得られていないばかりか、それについて具体的な議論ができる段階ですらない。
ニューラルネットワークやディープラーニングに詳しいということが、即ち人の心の複雑な仕組みや機能について議論に値する真っ当なアイディアを持っているということになる訳ではない。
「高機能で広範囲な性能を持つAI」と、ここで言う限定された意味での「汎用AI」とでは意味も規模もカテゴリーも実現の困難さに大きな隔たりがあるにも拘らず、ディープラーニングがすげー発達したら人の心と同じになって、更に発達して人の心を超える、的なバブリーな楽観主義には少々辟易しないでもない。

但し、特化型AIがその得意分野で人間の判断の有用性を超えていっている、その分野がより重要な分野に広がっていくことは間違いないだろうし、その結果幾つかの重要な分野で人間が少なくとも道具的には特化型AIに判断を委ねるようになるという意見には同意する。それがいつになるかはさておくとして。
そしてそうなれば、色々な特化型AIを束ねるアルゴリズムやAI、つまり「高機能で広範囲な性能を持つAI」は、2025年までに生活に馴染むようになるということは想像できる。
シンギュラリティが起こるとすれば、汎用AIではなくこちらの道筋になるだろう。が、それシンギュラリティと呼べる規模になるのは2025年よりもっと後のように思える。
それがシンギュラリティとなり得るには、技術的にというよりも現行の社会の仕組み、特に経済-商業の在り方がネックになってきそうである。

私の意見としては、AI利用は広がるけど人が騒いでいる程のことでもなく、まあ暫くはシンギュラリティとかいう程のことは起こらないんじゃね?という感じ。
多分、ヘタすると、普通の生活の体感レベルでは、高性能な画像解析と言語認識ができるようになってそのアプリケーションが増え、翻訳精度が多少上がり、ゲームがよりリアルになったりして、そして次のAI技術が出てくるまでその辺で一旦収束する感じじゃね?
自動運転車ですら、2025年の時点でやっと新車の全てに搭載されるとかぐらいじゃね?
無人トラックとか無人タクシーとかできるようになれば、交通網を利用した安価なアレコレができて面白そうなのだけれども、現在電車ですら殆どが有人であることを思い出すと、実現はいつになることやら。
つうかそれまで私生きてんのか?
ルフィは海賊王になってんのか?

最近流行りのAIには実はそんなにワクワクしていない。
基本の考え方自体は私の小さい時分から慣れ親しんだものだし。
それが研究レベルではなく市場レベルの話になってきたのだ。
AIがちゃんと金になるようになったのだ。
然し技術的にあともう何山か乗り越えれば面白くなりそうだ。
文字列入力だけでめっちゃ自然で表情豊かな、声優の仕事を奪うレベルの人声生成AIとか、プログラマの仕事を奪うレベルのプログラム生成AIとか、その辺の強力なのが安価に利用できるようになれば面白いのだけれども。
文字入力だけで声優の仕事を奪うレベルのAIとなると、言語の意味や状況等の「理解」が関わってくるので、ほぼ汎用AIと呼べるかも知れん。
プログラム生成AIは、普通に適当なコード吐かせてもいいけど、まあ基本的に自己再記述型AIみたいな方向へ発展するんやろうなあ。

FPGAがさあ。
これも昔からあるんだけれど、最近はよっぽど数作るのでなければASIC作るより安くなったりしますやん?
性能も良いし。
中身の開発もC++とか高級言語も使えて楽になってきてるし。
マイコンを丸ごと入れれたり。
周辺部を含めた開発コストがもう少し下がってくれば、IoTを牽引するぐらいの感じで流行りそうなんだけれど。

まあIoTも騒がれている程には浸透しないとは思うけれども・・・。
朝、スマホのアラームが鳴って起きるその10分前にコーヒーメーカーが起動して勝手にコーヒーができてる、程度のことすら未だ浸透してないですやん?
技術的には明日作れと言われて明後日の朝にはコーヒー飲めてても不思議ではないという程度のものであるにも拘らず。
まあセキュリティとかプロダクトデザインとかブランディングとか真面目に売ることを考えるともう一寸かかるけど。
Raspberry Piやその近縁種とか、安価で高機能なマイコンとか、既にモノはあるのに一向に生活に浸透してないですやん?
多分IoT用のもう少し踏み込んだ通信規格みたいなのができてこないと、生活に浸透するレベルで流行ってこないのかなあ、と思わないでもない。
或はなんか仕様の決まったプラットフォーム的なモノが要るのかなあ・・・。

人々が今やすげー高性能で高演算能力なスマホで何をしているか、一寸覗いてみるといい。

まあ取り敢えず、次に波が来る技術としては、FPGAなんとちゃうかなあと思う。
あともう少し、周辺的な部分で技術的な突破口が要りそうだけれど。

或はFPGAの内部がリアルタイムで有機的に書き換えられるようになれば、すごい低コストで新しい方式のAIとかできそう。実現するにしてもずっと先の話だと思うけど。
まあそこまで行かないにしても、FPGAとAIって相性が良さそう。
並列処理に強いという部分とかは既に使われているけれど、書き換えも可能ってのがミソになりそう。

ロボット技術。
私の希望としては、人造人間的な意味でのアンドロイドができればいいなあと。
一家に一台ぐらいの値段で。
AIだけでなく、素材や動力や機構やメンテナンス性等の物質的な問題が山積しているけれど。
AIは、ぶっちゃけ汎用AIじゃなくてもっと弱いIAか高級人工無能みたいなのでいいと思うのだけれど。
アンドロイドに求めるのは、見た目とか動きとか、どっちかというと物質的な部分じゃね?
汎用AIに身体を持たせてしまうと、なんか厄介。
道徳的に敬意を以て社会の一員として扱わなければならなくなったりして、ほんなら人間でよろしやん、という話になるし。
人間とかメンドいねん。それ故のアンドロイド。

序でに人間の形をしていないロボットが人間の面倒な仕事を全部やってくれればいいのだけれど。
そして人間が大してやりたくもない労働をしなくても遊んで暮らせるようになればいいのだけれど。
遊んで暮らせるならシンギュラリティでも何でもいいんだけれど、所謂シンギュラリティが私を失職させることはあっても遊んで暮らせるようにはしてくれないんだろうとは思う。
人間、馬鹿だから、仕事が無くなっても、恐らくは明日のオマンマの心配が無くなっても、多分働かされるんだぜ?馬鹿だから。

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台風で昨晩から23時前までずっと、丸一日以上嵐だったが今はパタリと止まっている。
未だ暴風域の中ぐらいの筈なのに。
丁度台風の中心を超えたぐらいから一気に止んだ。
もう一日ぐらい嵐が続くのを覚悟していたのだけれども。

2017/08/26

ボリュームペダルの音漏れ&音痩せ問題:完結編

ボリュームペダルの音漏れ&音痩せ問題。
ボリューム最大時に音痩せしたり最小時に音漏れしたりするのは、可変抵抗器の回転角度に対してペダル操作に因る回転角度が小さ過ぎるというのが大きな要因となっている。
なので回転角の差の分だけ可変抵抗器の抵抗体の上に導電塗料を塗って、可変抵抗器の回転に因って抵抗値が変化する角度を狭めてしまおう、という計画。

Potentiometer01
Potentiometer01 posted by (C)Ludwig D. Omen

ラッカー塗装の上に塗れる銅版Noise Hell(導電性塗料)では塗装が抵抗体の上にちゃんと乗らなかった。
一応塗れるけど、乾燥すると割と簡単に剥がせるぐらい食い付きが弱い。
なので取り敢えず、ウレタン塗装の上にも塗れると謂うカーボン版のNoise Hellを買ってきた。

カーボン版Noise Hellは塗装の食い付きは銅版よりマシだけれど、抵抗値は大きくなる。
カーボン版を可変抵抗の抵抗体の上に塗布してみると、一応食い付いたが塗面はそんなには強くなさそう。
塗面の強度は銅版に劣っている。
抵抗もまあまああるので、その上に銅版Noise Hellを塗ってみた。
然し塗装が乾いてからゴリゴリ擦ってみたら銅と一緒に下のカーボンごと剥がれてきた。
取り敢えずカーボンのみで続けてみることにする。

カーボン塗料乾燥後、塗面を削って平らにしたのだが、なんか後々削れてきそうな雰囲気。
塗面が脆い。
取り敢えず接点グリスでも注そうと思ったが見つからず、代わりに接点復活剤があったので注してみたら見事にカーボンが侵食された。
しょうがないので一旦塗装を全部剥がして接点復活剤を拭き上げる。
また最初からやり直し。

ううむ。
どうすっかな。
他の導電性塗料とか導電性接着剤とか色々探してみたが、入手が簡単で買える値段で使えそうなヤツ、となると他に無いんよね。
導電性接着剤でガッツリ固まるヤツがあれば、銅箔を貼り付けてもいい訳だし。
或はエポキシ樹脂に金属粉を混ぜ込んだら食い付きも強度もそれなりに出るんじゃね?とか考えたが、素人作業で十分な導電性を確保できるか不安だしなんか一寸面倒臭そうだしな。
一応、導電性エポキシ接着剤みたいなの売ってるみたいだけれど、めっさ高い。

抵抗体の表面を紙ヤスリで傷付けて銅版Noise Hellを食いつかせてみる作戦。
塗る部分を#360の紙ヤスリで擦って、ラッカーシンナーで薄めた(あんまり溶けないけど)Noise Hellを一旦薄塗りしてから薄めないNoise Hellを塗り重ねる。
そうすると、まあまあ食い付いた。
強くはないけれど、今までで一番マシ。
塗面を削って平らにして取り敢えず完成。
500kΩの可変抵抗器を使ったので、完成すると300kΩぐらいになった。

Potentiometer02
Potentiometer02 posted by (C)Ludwig D. Omen

FV-30Hに組み込んで使ってみると、ちゃんと思った通りに動いた。
踏み込むと数Ω程度の残留抵抗になって、絞るり切るとFuzzをONにしててもちゃんと音が切れる。
成功。
コレはコレで、なんだけれど、やっぱなんか耐久性に不安が無いではないので、Noise Hellは使わず、結局B1MΩの可変抵抗の2-3pinを1MΩの抵抗器で繋いだ疑似C500kΩのを使ってる・・・。
音量最大側に合わせてるので最小側では音が絞り切れないのだけれど、良い感じの小ささになるのでまあいいんじゃね?ってことで。
因みにもっとキツいCカーブが欲しければB2MΩの可変抵抗器と680kΩの抵抗器にすればよし。な筈。

まあそんな感じで。

2017/08/19

ボリュームペダルの音痩せ音漏れを同時に解決するぜ案

ボリュームペダルで悩む。
Fuzzの前に置いて歪み量を調節するのに、BOSSのFV-30Hを改造して使っている。
全体のインピーダンス低下に因る音の変化のみならず、可変抵抗器の回転角度よりペダル踏み込みに因る角度の方が大分小さいので、そのままだとボリュームを最大にしてもIn-Out間に抵抗が残ってモヤつくし最小にしても音が漏れる。
音漏れはクリーンアンプ直なら気にならない程度だろうが、Fuzz前に置くと信号がFuzzで大分増幅されるので、少しの音漏れでも結構大きく現れる。

前回の改造では、しょうがないので可変抵抗器自体を回転させて、最小音量は諦めて最大に踏み込んだときに残留抵抗が少なくなる方向に振った。
B250kΩの可変抵抗器を使っているのだけれど、今は200Ωぐらいの残留抵抗になってる。
1/1000だし、これくらいならまあ無視できるんじゃないかと。
逆にボリューム最小時に25kΩぐらい残る。
可変抵抗器の回転角度が300°なので、最小側は30°分ぐらい余ってる訳だ。
680pFのハイパスコンデンサも入れてるので、尚更漏れる。
因みにBig Muff(自作だけど)を真ん中ぐらいに歪ませてギター側のボリューム(500k-1MΩ)を最大にしていると、ボリュームペダルを最小にしてもまだ結構普通に歪んでる、という感じ。
もうちょい絞りたい。
あと1/10ぐらい。

可変抵抗器の抵抗値を変えてしまうというのも手だけれども、言う程効果は期待できない。1/10にはならない。
或はアクティブボリュームに改造して、更に出力をFuzz用にハイインピーダンスにするとか。
可変抵抗器を最小側に振って、ボリューム最大時の音の変化は、それはそういうものとして音作りするとか。
・・・却下だ。

最後の手段としては・・・可変抵抗器自体を改造するか・・・。

要するに、回転の始めと終わりの15°ずつ計30°ぐらいが、回転はするけど抵抗値には変化が無い、というふうになっている可変抵抗器が在ればいいのだ。
然し乍ら、そんな可変抵抗器は、もしかしたらこの世には存在しているのかも知れないけれど、電子部品屋とかでも見たことが無い。

幸いにも、原理は簡単。
無ければ作ってしまえばいい、と言ってしまえる程度には。

可変抵抗器のケースを外すと、抵抗体の上をブラシが走ってる訳ですな。
この抵抗体の端の方から15°分ずつぐらいの表面に導電塗料を塗れば、その塗った部分は0Ωか数Ω程度になるんじゃね?
その分全体の抵抗は下がるけど、塗ったトコはブラシが回転しても抵抗値は変化しない筈。
500kΩのを使えば450kΩの実質回転角270°の可変抵抗器になる訳だ。

そうそう上手く行くものでもなさそうだけれど、取り敢えずNoise Hellが有るので実際にやってみてもいい。
一応、使いさしの腐りかけな可変抵抗器を一つバラしてNoise Hell塗ってみたら確かに思ったようになった。
あとは実際に使うモノでやってみてペダルに組み込んでみて、という感じか。
あと、多分塗料剥がれてくると思う。
Noise Hellは銅のヤツなんだけど、塗面すげー弱いんよな・・・。
上からクリアを吹く訳にもいかんし。

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「可変抵抗器」は普段は「ボリューム」って言ってる。
然し「ボリューム」と書くと何が何だか判らなくなるので「可変抵抗器」と書くんだけれど、なんか長ったらしいよな。
他には「ポット」とも言うし昔はその呼び方の方が好きだったけれど、最近は「可変抵抗器」の方がまだシックリ来てる感じ。

2017/07/30

ドラクエ11、かんなぎ、七輪ステーキ

ドラクエ11。PS4版。
大分前にAmazonで予約してたのを昨日思い出してワクワク。
ドラクエのテーマの出だしが「いざ進めやキッチン」と脳内で混ざりつつループする。

配送はゆうパケットだったんだけど、届く時間も遅いし集合ポストへの投函だし、大分焦らせやがる。
やっぱこういうのは予約するより店舗に買いに行くかPrime Nowを使うかするのが正しいやり方ですな。
休日が発売日のものは特に。

兎も角、よっしゃこれでドラクエ漬けの生活やー、と思ってたのだけれど、最初の村をうろついていて酔う。
3D酔い。
我慢して進めて行って、次の町まで辿り着くが、そこで更に酔いが酷くなる。
カメラワーク設定など弄ってみるものの、開始30分で限界を超える。
そこから一日ずっと気分が悪い。ゲロリアン。
どないしよう。
コレどないしよう・・・。

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かんなぎが終わってしまった。
良い漫画だった。
1巻を手に取ったときから私の目は狂っていなかった。
これは良い漫画であった。

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七輪でステーキ肉を焼いて食う。
うめえ。
やっぱ炭火っすわ。
あと椎茸。一寸良いヤツ。
炭火を熾してしまったら椎茸は必ず焼かなければならない。
椎茸の炭火焼きにほんの少しだけ塩を振る。
神の味。

但、私今日一寸気分がゲロリアンなんよね。ドラクエの所為で。
今日食べてしまわなければならなかったのでしゃーなしだったのだけれど、正直胃がキツい。
勿体無ぇ。

2017/06/01

基板を自作したい

部屋の片付けが一段落し、或友人との約束の為にFuzzを(私好みの音で)作成した。
そのことが切掛となり、最近またLTSpice片手にFuzzのことをアレコレ考えている。
現在ガラエポ両面スルーホールのユニバーサル基板で全部作っているのだけれど、やっぱちゃんとした基板を作りたい。
例えば基板への配線はコネクタでしたいのだけれど、2.54mmピッチ用のコネクタはデカくて使い辛いので、ちっさいコネクタを使おうとするとユニバーサル基板ではダメだったり。
或は何か問題が起こったときにユニバーサル基板の配線だと問題箇所の特定に時間か掛かるし。
見た目が汚いし。嫌いじゃないけど。

CNCフライス盤で削って作るってのがお手軽そうだけれど、マトモなヤツを買おうとするとすげー高いし、ヤバそうな安物でも数万円ぐらいはする。
エッチングで銅を溶かす方法だと初期投資は安くつきそう。
そのときエッチングのレジストの作り方をどうするかという問題がある。

マッキーで生基板にゴリゴリ書いていくのが一番安くつくし、Fuzz程度なら別にそれでも作れそうだけど、できればもうちょいマトモなやり方でやりたい。
気を付けないとマッキーがエッチング液で溶けてパターンが潰れるし。

サンハヤトの感光基板を使えばキレイに仕上がりそう。
インクジェットプリンタと紫外線光源と消耗品としてパターンをプリントするシートと現像液が必要。
インクジェットプリンタはあるし、紫外線の光源は1,5000円弱の既製品を買うかUV-LEDで自作するか、或は太陽光かという感じ。
現像液とかはまあ安いモンかと。
感光基板は生基板(サンハヤトの場合だけど)と比べてそんなには値段変わらなくて良いのだけれど、使用期限がある。
まあ多分、仕様を見る限りでは2年ぐらいはイケると思うけど・・・。保証は製造後1年。

或はレーザープリンタのトナー熱転写をやるか。
トナーをエッチングのレジストとして使う訳ですな。
コレは一度実際に試したことあるけど、結構ムズい。
一応やり直しが効く。なのでそのときは何度かやり直した。
然し、ランニングコスト的には多分コレがマッキーの次に安くつく。
成功すれば結構キレイに仕上がるし。
レーザープリンタが家に無いので買う必要があるけど。
10,000円程度。
ううむ。
まあ家のインクジェットプリンタも殆ど使っておらず、印刷の必要がある度にインクを買ってる気がするので、これを機にレーザープリンタにしてしまってもいいのだけれど・・・。

つうことで、どうすっかな。

2017/05/15

引っ越し

つうことで、引っ越しました。
元の棲家から徒歩20分ぐらいのところ。
広くなって、駅からも多少近くなった。
周りに飲み食いできるところもあるし。

ここんとこずっと、引っ越しにまつわる作業に従事していた。
各種手続きやら荷物の梱包/荷解きやら。
あれこれ捨てたりあれこれ買ったり。
未だ開梱すべき荷物は残っているが、やっと少しは落ち着いてきた。
ちゃんと普通に生活を移すのには、始めから終わりまでなんだかんだで合計2ヶ月ぐらいかかるな。

まあそんな感じで、最近何かと疲れ気味だったが、漸く開放されそうな予感。

2017/04/05

急激に暖かくなってきた。
風呂上がりはしばらく扇風機の風に当たりたいくらい。
被子植物どももこれに騙されて花粉を飛ばさなくなればいい。
因みに私の現在の花粉症レベルは、朝夕に鼻がグズる程度。
薬は要らない。
睡眠時にたまに鼻呼吸できなくなることがある。

ここ数年ずっとジャケット一枚という時期が短い。
コートを脱いだと思ったらすぐシャツ一枚とかでいけるようになる感じ。
春が短いのだ。
今年はどうなるか。

2017/04/01

エイプリルフール

頭痛で目覚める。
この時期は毎年体調を崩している気がする。

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兎に角嘘を吐かなくてはならないという強迫観念。
悪い方に平坦で無感情なこの人生に在って、吐きたい嘘も特には無く、楽しい嘘も思い付かず。
私の灰色の脳細胞は只灰色なのだ。
只肚の中で食物をウンコへと錬成しているのだ。

面白きことも無き世は面白くなく。

然し吐かねばならぬ。
今日という日はそういう日なのだ。

「私は毎日健康で幸せに遣ってます」

2017/03/27

言語学的鼻毛論

鼻毛が痒い。

私がそう言ったとして、君は特に深く考えるでもなく私について何かを理解するであろう。

例えば、詳しく表現するなら「私は私の鼻毛が伸び過ぎて鼻腔に擦れて、それが痒いと感じている」というような状況に私が置かれていて、そして「鼻毛が痒い」と口に出したのだと、君は理解するとしよう。
或は今年の花粉は例年より少し多めらしいので、それでビオフェルミンと難消化性デキストリン&イヌリンとオリゴ糖に因って花粉症を或程度克服した私でも鼻腔が少し敏感になっているのでは、という推理も付け加わるかも知れない。
その理解はホントウに正しいかどうかは兎も角(私が単にトチ狂ったことを言っている可能性もあるので)、恐らくは正当で妥当なものだ。
然し「鼻毛が痒い」は「(私は私の)鼻毛が(伸び過ぎて鼻腔に擦れて、それが)痒い(と感じている)」を省略形にしたものでは恐らくないし、君は、或は少し考えた結果そう思い至るかも知れないが、特に意識的に考えることをするまではこれが何かの省略形だとは捉えなかったのではないだろうか。
私は「鼻毛が痒い」と言ったのだ。
そして君は特にその言語構造に思いを馳せるでもなく私について或一定の理解、或は無視でる程度とは言えない程度に有用な理解を成し遂げたのだ。
文を不寛容さを以て捉えるなら、鼻毛に主体性は無いだとか鼻毛に神経は通っていないだとか言って、拠って「現フランス国王は禿頭である」と同じように「鼻毛が痒い」という文がナンセンスであると主張することができるかも知れないが、それは普通の言語感覚からすれば受け入れ難い主張だろう。
但、文法的に整っていないという主張は一考に値するように思える。
若し「鼻毛が痒い」が文法的誤謬を含んでいたとして、然しそれは言語的誤謬だろうか。
そもそも、意味が通じている限りにおいて、或はそれが無視できない程度の有用な理解を齎す限りにおいて、文法的誤りは言語的誤りであろうか。
意味が通じている場合における文法的誤りとは如何なる誤りであろうか。
そして意味が通じている場合における言語的誤りとは、如何なる誤りであろうか。

つまり、こういうことだ。
鼻毛切らなくちゃ。

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文章に対する無駄な修飾で無意味に混乱を招く書き方をするのは私の悪癖であるが、意識的にやる場合は楽しんでやっているのだ。

2017/03/17

花粉の季節

花粉。
数年前まで酷かったのだけれど、ビオフェルミン&食物繊維パウダーの大量摂取でここ最近は大分マシ。
それまでは洟が一番ヤバくて、次に目、その次に皮膚だった。
洟はどっからこんな水分が出てくんねんというぐらい常に掛流し放題、鼻をかみ過ぎて鼻と上唇の上辺りまでが腫れて痛いし、くしゃみをしても鼻腔が詰まり過ぎて鼻に流せず口から抜くのだけれどそれでも耳を痛めたり。
喉もなんか痛いし。
目は目の周りがカピカピになってすげー痒いし、顔はガサガサでニキビがよくできてた。
ジフェンヒドラミン塩酸塩とかd-クロルフェニラミンマレイン酸塩とかしかなかった頃は薬を飲めば症状はマシになるけれど体が干物みたいにカラカラになるしすげー眠くなって、人間の生活を生きていくのが辛かった。
アゼラスチン塩酸塩が出始めて、なんか尿はすげー出るけど眠気の副作用は大分減り、値段も安かったので、花粉の時期の数ヶ月間はずっと飲み続けてた。
たまにアゼラスチン塩酸塩が効かない日があって、そのときは他の薬を重ね掛けしたり。
フェキソフェナジンとかが出てきても、値段の関係でアゼラスチン塩酸塩を咽んでた。

それがビオフェルミンと食物繊維パウダーで。
抗ヒスタミン薬無しで生活できている。

今でもたまにくしゃみは出るし、目が少し痒くなることもあるし、ニキビができることもある。
でも鼻で呼吸できるし。口に全く息を通さず。
呼吸に必要な空気量を鼻に通すとか以前は夢物語でしかなかった。
そう考えると鼻の改善は目を見張るものがある。
目は、結構改善されたけど、今ではどっちかというと鼻より目に先に来る感じ。
皮膚はもう大丈夫・・・と思ってたけど、ここ数日の花粉由来と思われるニキビができた。
未だ完全には克服できてないんよな。

2017/02/27

MIDI音源

所謂最近のMIDIキーボードってヤツにはUSBポートが付いてて、それでPCで音を鳴らしたりDAWソフトに打ち込んだりする訳だ。
でもMIDIポートも付いてるんよな。
PCを使わずにハードウェアだけで音が鳴らせる訳ですな。

で、そのMIDI OUTを使って外付けの音源を鳴らしたい。
一々PCに繋いでソフト立ち上げてとか面倒臭い。
しかしながら、最近もう外付けのMIDI音源単体ってあんま無いのな。
あってもめっさ古いかめっさ高いか。或はめっさ古くて高いか。
1-2万円ぐらいでそこそこ使えそうなのがあるだろうと高を括っていたが、まあ無いね。
参ったな・・・。

MIDIケーブルで繋いだらピアノとかエレピとかストリングスぐらいが鳴る安いMIDI音源があればいいのに。
或はサウンドフォントとか読み込んで音鳴らすマシーンとか、ないかね。安くて。
マイコンとか使えば、最近のはその辺の機能も一通り揃ってそうなので安く作れそうだけど・・・考えるの面倒臭い。

まあ素直にコンパクトキーボードのYAMAHAのrefaceシリーズでも買うのが正解か。
1台4-5万円。
ううむ。

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酒を呑もうという気分になって。
併し腹に何か入れておかなければということになって。
つうことで、今日のお夜食は焼肉風味豚キムチ丼卵乗せ。
肥れ(呪い)。

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「咳をしても一人」って、すげー完成されてるよな。
放哉の。
もう触りようが無いっつうか。
もう変えようが無いっつうか。

2017/02/15

頭が冷える

冬場に髪を切ると、頭が痛くなる率が高い気がする。
急激に保温機能が損なわれるからか。
髪の毛ってのは、あれは温かいですからね。
然し頭が冷えてる実感は余り無いのだけれど。

まあそんな訳で、頭痛中。
Let's イブプロフェン。

体調の優れない所為か、いつもより体のコントロールを誤り勝ち。
よく物を落としたり。
タイプミスしまくったり。
バイクの駐車がビミョウに斜めったり。
胃の空き容量を誤認して吐きそうなぐらい水を飲んでしまったり。

つうことで、今日は何やってもダメなんだ。
メラトニン+テアニン咽んでさっさと寝ます。

2017/02/13

髪、トレンチ

髪を切った。
頭が軽い。
重量的な意味で。
言うまでもなく私の頭はお軽いのだが、髪を切ったことで重量も減った訳だ。
肩こりが楽になりそうな気がしたけど多分気の所為。

髪を切った序でに、パーマ液の芳香を振り撒きながら、コートも買った。
トレンチ系。
ちょい寒めの春秋ぐらいの感じだけど、そういや私、その時期あんましコート着ない気がする。
その時期は革ジャンとかジャケットで凌いだりとかが多いのか。
折角買ったのだし、まあ今年から着るようにするか・・・。
スパイごっこでもするのです。

2017/02/11

プリント基板の時代

KiCADを使っている。
オープンソースのPCB CADソフトウェア。
昔、大したことをする訳ではないしコレでいいかと思って適当に選んで使い始めたのだけれど、今では思いの外色々と使っている。
ユニバーサル基板で部品の配置を考えるのに使ったり、簡単なプリント基板を作るのに使ったり。
UIに関しては、なんとなしに癖があるし自分の使い易いようにカスタマイズするような機能も無いが、慣れればまあ使えないものでもない。
然し部品ライブラリの検索性が死ぬ程悪かったりライブラリがマトモに整理されていなかったりするのは使ってて時間の無駄が多くなるし結構イラつく。
例えばその部品がライブラリに無いということが判る為に見て回らなければならないリストが多岐に渡っていて、それを網羅しないとその部品が存在しないことが判らなかったりする訳だ。
つうことで、DesignSparkに乗り換えるべきか悩み中。

時代はやっぱプリント基板っすよ!個人的に!
まあユニバーサル基板では扱い難い部品も多いですからね。
配線がメンドいし。
ってことで、なんかもうちょい簡単にプリント基板作れないかね。

簡単なのを1枚だけ作るならユニバーサル基板でいい。
後でそこそこ大きい修正も可能だし。
然し複雑性が増して来たり回路修正の必要無いものや似たようなのを何枚かとなると、プリント基板にしたくなる。
3軸切削加工機がもっと安くなればいいんだけれど。
RolandDGの50万ぐらいのがもっと安くなればいい。
3万ぐらいになったら個人的に買ってもいい。
但、切削だとバリ取りだとか後処理が結構面倒臭いけどな・・・。
ツールも高いし。
或はエッチングがもうちょい簡単になるか。
エッチングをマスキングする作業とエッチング時の温度管理や廃液の処理辺りが、もうひと押し簡単になればいいんだけれど。
それか、安い3Dプリンタでできたら。
ランドがすぐ剥離したりして信頼性悪くなりそうだけれど。

なんかないかね。

2017/02/06

計画性の問題、幸せの魔法の粉、ジョンウェットン

久し振りにギターをちゃんと練習して、指が痛い。
色々しなければならないことは溜まっているのだけれど、ギターの練習をした。
色々と一日の使い方を計画してはいたのだけれど、ギターの練習をした。
ギターの練習をするという計画を立てたならば、私は恐らく掃除とかをしていたのだと思われる。
私は昔から計画性が無いと言われ続けてきた。
言いたいことは解らないでもないが、その批判は余り正鵠を射ているとは言い難い。
私は、計画はするのだ。
実行しないだけなのだ。

ビートルズの謂う所の「nowhere man」のようなものですな。

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体重が乱高下。
経口摂取するとハッピーになれる魔法の粉が通常の1.5倍塗布されていることでお馴染みのハッピーターン「濃いめ」とかのお菓子を只管食べるか、或は何も食べないか、という食生活。
つまり、マトモな食事をしばらくしていないことになる。

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ジョンウェットンが死んだ。
最近立て続けにクリムゾンの歴代ベーシストが。
グレッグレイクが余力を残して弾くタイプのベーシストだとしたらジョンウェットンはギリギリを攻めていくタイプのベーシストだったように思える。
音もゴリゴリだったし、前に出るタイプのロックなベーシストだった。
一般的なバンドのギタリストに近い発想でベースを弾いていたように見える。
歴代のクリムゾンのベーシストの中では、何でもできちゃうトニーレヴィンの次ぐらいに好きなベーシストであった。

2017/01/30

Big Muff Russian 改

Big Muffを作る。
Russianベースで。


トランジスタはお馴染み東芝2SC1815。
特に拘りも無く。
C1815は定番品ながらとっくの昔に生産終了してはいるのだけれど、それを生産していた東芝が半導体事業を売却するのどうのという話なので、なんとなしに感慨深いような気のしないでもない。

一応入口と出口にそれぞれBLとGRクラスを使って一寸シャリ感多めになってるかと。他はY。
まあBig Muffはトランジスタを換えてもそんなに大きく音が変化する感じでもなし。

基盤を大きく使った余裕のある設計・・・。
基本的に私は部品を詰め込むのが好きなんだけれど、考えんのが面倒臭かったので。
久し振りに何も刺さってない穴が多いユニバーサル基板を見た気がする。

特には面白い機能は無い。
付加機能としては、ミニスイッチで2段目をバイパスしてチープなFuzz音も作れるようにしたことと、ダイオードクリッピングをシリコンとLEDで切り替えられるようにした。
2段めをバイパスするともう少し時代を遡った古臭いFuzz音になる。
ダイオード切り替えは、クリッピングダイオード無しだとゴリゴリした音になってそれはそれで面白いんだけれど、そこにLEDを付けて少し鈍らせてる感じ。
因みにLEDは外せるようになっている。
シリコンだとよりディストーションっぽい。

配線は、今回から0.3sqのリボンケーブルを多用している。
配線がゴチャゴチャし難くなって良し。
バラ線を撚るよりはノイズ的にも良さげ。
その他Input/Output部分はシールド線。
あと魂の1点アース・・・にしようとして少なくとも1ヶ所かミスってるけど。

まあそんな感じで。
出音は普通のBig Muff。
正直比較対象無しでロシアンとか言われても多分判らん。
昔作った現行バージョンと比較してみると、まあなんとなくロシアンマフっぽい、という程度。
但、結構ノイズレスに仕上がっているので、昔から比べて腕を上げたなあ、と。

2017/01/22

工具箱

よく使う工具は、めちゃめちゃ良いモノでなくていいのだけれども、或程度マシなモノがあった方がいい。
海外製でも金を出せば良いモノが日本でも買えるのだけれど、そんなに高くなくてちゃんと使えるモノとなると日本製のが色々ある。

多くの人は「日本製」という言葉に神秘的な幻想を見ているようで、日本製であれば即ちカッチリキッチリ高精度なクオリティであって海外製のものより良いモノであるかのような物言いをよく見かける。
勿論made in Japanだろうとウンコなクオリティのものは山程あるし、海外製のものでも当然カッチリした素晴らしいクオリティのものもある。
物事を簡略化して言うなら、金を掛けてクオリティに反映できるだけの技術がある分野では金を出せば良いモノができる可能性があるが、それだけの技術が無ければクオリティ向上の為に金を掛けることができない訳ですな。
そして技術があってもクオリティ向上に金が掛かるところに金を掛けなければクオリティが上がらない訳ですな。
他の条件が似たようなものならクオリティが高いものはクオリティの低いものよりも最終的に価格が高くなる可能性がより大きくなる訳ですな。
それで高クオリティのものを作り続けて会社の経営が成り立つのどうのとか、成り立つ社会的経済的土壌が存在しているのどうのとかはまた別の話だけれども、made in Japan が妄信的にも見える信頼を以て語られているのを見ると、その人達にはそういう土壌が日本を覆っていると思われているのかも知れない。
まあ実際その辺は分野にも拠るし、私には一般的なことはなかなか如何とも言い難く感じる。
但まあ、私もなんとなしには made in Japan ブランド好きの一人ではあるのだ。
舶来物もまあ好きなんだけれども。

特に工具に限って言うと、それなりにちゃんと使える丁度良いクオリティのものを探すと日本製のが丁度良い値段ということが多い。
日本の工具ブランドも色々あるけれど、例えばニッパーとかラジペンとかのああいう形のはkeibaとかフジ矢とかエンジニアとか辺りは安くて良いモノがある。
或はTOPとかTTCとかか。
KTCは少し高い価格帯のイメージ。
この中ではブランドとしては何故かフジ矢が一番好きなんだけれど、なんか買ってるのはkeibaが多い。

工具は今まで筆記用具等と一緒にモロゾフのプリンの空き瓶とかに突っ込んでいたのだけれど、結構工具も増えてきたので机の上が空き瓶やら空き缶やらだらけ。
つうことで、ここいらで一寸整理しようと、工具箱を買うことにした。
工具箱っつっても色々ある。
プラスチック製のなのか、鉄製のヤツか。
多段式なのか、小分けできるようになっているのか、山形か、只の四角い箱か。
大きいのか小さいのか。
色々迷って考えた結果、小さめの鉄製の四角い箱の缶ケースにした。
東洋スチールのT-320。
塗装はムラムラだし鉄板はもう少し厚い方が好みだが、強度はそこそこあるしファスナーの締まり具合等のツボは押さえている。
小さめのを2個買って使い分けるのだ。
鉄製で四角いので積んどける。
工具自体は箱の中にゴムシート敷いて平置き。
裸端子とかの簡易圧着工具が入る大きさだが大き過ぎて底の工具が取り難いというとも無さげ。
これで机の上を占拠していたもののうち、工具は幾らか片付いた。

2017/01/15

BOSS FV-30H フルボリューム化 + ハイパス化 MOD

ボリュームペダルを使うことは少ないが、使うとしたらエフェクタボードの一番最後に置く。
少なくとも一旦バッファを通してローインピーダンス信号に変換してから、或はエフェクターで作った音全体の音量を操作する訳だ。
例えばディストーションで歪ませた音を歪ませた状態で音量の操作がしたいのだ。
ボリュームペダルをボードの一番前に置く場合は、ボリュームを絞ったときにディストーションの歪みが減ったり音量自体はそんなに変わらなかったりするが、若しそれが目的であるのならそれはギター本体のボリュームで操作すればいいかと。
あとなんかハイインピーダンス用のボリュームペダルって、繋いだだけでハイ落ちするイメージがあるし。
そういう訳で、ローインピーダンス用のボリュームペダルしか持ってなかった。
然し止むに止まれぬ事情から、ハイインピーダンス用のボリュームペダルを手に入れなければならなくなった。
ギターを弾きながら手は止めないでFuzzの歪みを徐々に強くせねばならなくなったのだ。

つう訳でBOSSのFV-30Hを買った。
非常にシンプルな、チューナーアウト以外何の特別な機能も付いてないボリュームペダル。
然しコンパクトで堅牢という私好みのモノ。

繋いで弾いてみたらやっぱなんかハイ落ちしている気がする。
中開けて見たら250kΩの可変抵抗が付いてるだけなのだけれど、ペダルを踏み込んだボリューム最大時に2kΩ程度残ったままになってる。
2kΩ分、可変抵抗の回転域に余裕がある訳だ・・・。

レッツ改造。
踏み込んだときに可変抵抗の抵抗値が0Ω近くになるように、可変抵抗器の方を回転させてやればいいのだ。

中身全部取り替えようと思ったけれど、フォンジャックのところが狭くて細いBOXタイプのでないと入らない。
なのでフォンジャックだけ基盤から外して使い回すことにした。

色々見てたら、踏み込み部のストロークが小さ過ぎて可変抵抗の最大から最小まで全然回り切ってない。
ストロークに因る回転と可変抵抗の回転域を比べると30°ぐらい可変抵抗の回転域の方が大きい感じ。
つまり、フルボリューム時に抵抗値が0Ωになるように可変抵抗器自体を回転させると、ボリュームを絞ったときに音量が下がり切らなくなる訳だ・・・。
つうことで、ストロークの方を拡げてやらないと不可ない。
幸いにも(?)、ペダルの前後にストロークの緩衝用のゴムが付いているので、ソイツを外してしまえば多少ストロークが大きくなる訳だ。
FV-30H Mod Remove rubber
FV-30H Mod Remove rubber posted by (C)Ludwig D. Omen
然しそれでも尚可変抵抗の回転域の方が大きい。
しょうがないので取り敢えずは「強制ミニマムボリューム」ということにする。
どうせミニマムボリュームがあったら使うし。

B500kΩの可変抵抗が手元に無かったので、間に合わせでB1MΩのを付ける。
80円ぐらいの汎用品。
ツメを折ってシャフトをD型にヤスリで削る。
アルミシャフトだと削るのも楽。
いい位置で留めてケーブルをはんだ付け。
当然ハイパスコンデンサも付ける。
いつもは500kΩに510pF付けてるので1MΩだと390pFぐらいが妥当そうだけれど取り敢えず大量に余ってる510pFのを付けとく。
今度B500kΩのを買ってきたら付け替えよう。

完成。
FV-30H Mod
FV-30H Mod posted by (C)Ludwig D. Omen

ストロークが深いので最小にしたとき一寸だけしんどい感じがする。
最小時の音量はまあ良し。
ミニマムボリュームがあれば恐らくそう設定するであろうぐらいの音量か或はもう少し小さくなるといいのに、ぐらいの感じ。
音質は最大時は特に変化無し。
絞ると思いの外ハイパスが効いていて丁度うるさい感じのところが出てしまっているので、静電容量はもう一寸考えた方がよさげ。
容量を増やして周波数下の方から通すか、減らしてもっと上の方だけ通すようにするか。

筐体にスペースがめっちゃ余ってるので、プリアプ仕込んでアクティブボリューム化しても面白いかもだけれど、今回はFuzzの前に置くのが前提なので泣く泣く止しておく。
これだけスペースがあればワウとかにも改造できる。せんけど。

-----追記
色々試してみた結果、やっぱB250kΩで1000-1200pFのハイパスが好かった。
250kΩがいいのは、小さい抵抗値の方が、ギターを繋いだときギター側が同じ抵抗値だった場合、同じ最小ボリューム位置(絞り切れない)でのグランドへの抵抗の比がHOT側の抵抗の比より小さくなり、結果的に音が小さくなるから。
ギターの方のボリュームとシールドを介して並列になるからね。
あと小さ過ぎるとまたそれはそれで色々面倒臭いことになる。
Bカーブがいいのはハイパスコンデンサを付けているからで、ハイパスコンデンサを付けてAカーブを選択するとボリュームの絞り始めがなかなか音が変わらないように感じられるし、また最小ボリューム位置での音量がより小さくなるから。
ハイパスの静電容量は単なる私の音的な好み。

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Amazon:
BOSS Foot Volume FV-30H


Soundhouse:
BOSS Foot Volume FV-30H
Boss FV-30H

2017/01/14

コーヒーはジャグで飲め

コーヒーにしろ紅茶にしろ、一度に割と大量に飲む。
コーヒーは少なくとも400ml以上は欲しいし、紅茶は700ml程度欲しい。

コーヒーはコーヒーサーバーに淹れてマグなりカップなりに分けて飲むのが正着なんだろうけれど、でかいマグがあればマグに直接淹れてそのまま飲める。

コーヒー用にKINTOのガラスのマグを使っていた。
ユニティってヤツ(→Amazon)。
500ml以上入るし、コーヒーには丁度良い。
ガラスなので陶器のマグなんかよりは冷め易いのだけれど、形や使い易さなんかは結構気に入っていた。
然しガラスなんで割れるんよな。
そして粗忽でお馴染みの私なんで、割るんよな。
去年の9月に買ったのに。
もう割ったんよな。
因みにその前は同年1月。
粗忽。粗忽。そして粗忽。

もう一回書い直してもよかったんだけれど、違うヤツにしたろうかと。

今までのユニティマグは樽型だったんだけれど、Amazonの密林を彷徨っていたら同じKINTOで円柱形のコーヒージャグ(→Amazon)があった。
ジャグなんで注ぎ口が付いているけれど、マグとして使えないでもない。
ガラスの円柱形の容器に液体が入っている様がなんかビーカーっぽいし、ミニマルな感じがして格好良い。
而も最大750ml入る。
この量なら紅茶とも共用できる。
つうことで、ゲットだぜ。

使ってみた感じ。
口は広いけれどコーヒーのドリッパーはちゃんと乗る。
ミルク込みで600mlぐらい淹れて飲んでる。
もうちょいミルク分が欲しいときに更に足せる余裕。ラグジュアリー。
注ぎ口が邪魔になるかと懸念していたのだけれど、実際には全く気にならない。

紅茶もコレで飲める。
紅茶は今までは一旦700ml程度のジャグにミルクと砂糖と共に淹れておいてカップに小分けして飲んでたんだけれど、この形なら直接飲もうという気になる。
洗い物が一つ減りますな。

つうことで、まあいい買い物だったかと。
あとは割るのだけは気を付けないとな・・・。

2017/01/10

SquireのJaguar BassにStingrayピックアップ:換装完了

SquireのJaguar Bass。
ショートスケールでちょー弾き易い。
ピックアップがPJ配列なんだけれど、このリアのJazzの音が貧弱。
Precisionの方はモコモコボンボンしてるんだけれど。
つうことでピックアップ交換。
Quarter Poundにしたろうかと思ったんだけれど、Stingray Bassのに交換したら面白かろうと、Seymour DuncanのSMB-4Aを買ってくる。
買ってきて、ベースのピックアップを外したところで面倒臭くなってきて放置してた。

最初はノミでゴリゴリ座ぐりを掘ろうかと思ってたんだけれど、実際やってみるとノミでは結構しんどい。
ノミもそんなに良いモノでもないし。
真面目にちゃんとやろうとすると音も結構出るし、アパート暮らしには辛い。
安物のハンディルーターを持ってるのでそれで掘ろうともしてみたけれど、一生掘り終わらない。
しょうがないので、諦めてマキタのトリマを買う。
ハンディルーターを、垂直を保ちながらもっとゴリゴリ掘れるようにした、みたいなヤツ。
主に木材の溝掘りとかカドの仕上げとかに使うヤツ。
M373(→Amazon)。
前から一寸欲しかったんだ。
500Wあるし、機能的には十分かと。
Dremelの130Wのゴツいハンディルーターも迷ったけど、ギターとかの座ぐりをゴリゴリ掘るには向いてない。

つうことで、掘りました。
PJ to Stingray mod Before
PJ to Stingray mod Before posted by (C)Ludwig D. Omen
掘って、色塗ったところ。

Stingrayピックアップのパラレル/シリーズ/スプリットを変更できるように、Toneのところをロータリースイッチに換えた。
序でにポットとジャックも交換しておいた。
ポットはお馴染み信頼と実績の東京コスモスではなく、安い汎用品の余ってたヤツだけど。
導電塗料は切らしてるのでアルミ箔張ってケーブルでGNDとつなげといた。

あとは組み立てるだけ。
PJ to Stingray mod After
PJ to Stingray mod After posted by (C)Ludwig D. Omen
ツマミは一寸マシなのが手持ちに無かったので取り敢えずコレでしばらく凌ぐ。

音は、あからさまに良くなった。
換えて正解。
今までリアは殆ど使わなかったけれど、今はほぼリアを使ってる。
シリーズにすると音がウォームになって音量がちょー上がる。
パラレルとスプリットも違いがあってそれぞれ面白い。
スプリットは結構ギラつく。

こうなってくると、フロントのPrecisionも換えたくなってきた。
EBベース用のヤツに。

2017/01/06

リモンチェッロ

ここ数日のナイトキャップはリモンチェッロ。
今まで呑んだ中では、まあ大体どこのでも似たような味だけれど、今んトコProfumi della Costiera のんが一番好かった。
レモンはアマルフィ産ですな。
雑味が少なくて甘くて、アルコール度数の割にスッと呑める。
呑めてしまうので注意が必要な感じ。
香りも強くてスッキリレモンという感じ。
冷凍庫でキンキンに冷やしてストレートでも良し、炭酸で割るのも良し。
雑味が少ないので色んな呑み方に対応できると思う。
Coppo のんはもうちょいお菓子っぽかった気がする。
近くの酒屋に売ってるので、値段も安く手に入るし、私的には一番手に入れ易い。
Limoncello di Capri のんは一寸だけ複雑な味で、練乳っぽい甘味に加えて少し苦味があって大人な感じ。
名前からするに、カプリ島産ということだろう。
炭酸よりはストレートで呑むべし。
但し、冷凍庫よりは常温か冷蔵庫ぐらいの温度の方が複雑さが出て良し。

つうことで、ツナとオートミールを酒と醤油等々を加えて炒めたモノをアテに、キンキンに冷やしてトロトロのProfumi della Costiera のリモンチェッロを舐める。

料理とかスイーツとかに使ってみたいけれど、チョット良いのが思い付かない・・・。
鍋でアルコールを飛ばしてソース作ってレアチーズケーキにかけるとかなんだろうけれど、イマイチ成功のイメージが湧かない。

2017/01/05

過食欲求

食っても食っても食い足りぬ。
腹が減る訳ではない。
何故か、食わねばならぬという気になる。
食うことで、何か心でも満たされるかのような気になる。
私の原始的な何かが満たされそうな気がする。

然し食っても恐らく満たされない。
食ったところをより具体的に想像してみると、どうもそれで満たさるという気がしない。
雑炊でも餅でも焼肉でもカレーでも一平ちゃんでも、或はチーズケーキでもポテチでも、10分もあれば用意できるのだけれども、それを食ったところを具体的に想像しても、それを食うことによって満たされるとは思えない。
恐らく食い切らないか、或は胃が重くなって気分が悪くなるのだろう。
然し食いたいのだ。
多分コレは、食いたいという気持ちなのだ。
或は私は私の何かを「食いたい」という気持ちとして誤認しているのだ。

腹は、満腹という訳ではないが、特に減っている訳でもない。
満腹になりたい訳でもない。
腹が膨れずカロリーも無い食べ物があればいいのだ。
食べるという行為を消化するだけの食物があればいいのだ。

2017/01/02

ファッ謹賀新年

昨年末から贅沢にラフロイグなんぞを使って漬け込んでた牛脛肉を丸一日煮込んで激ウマトロトロシチューを作って新年を祝うつもりが、仕上げの香り付けに少量のグレンリベットを加えるつもりで何をどう間違ったのかリカールを結構な量注いでしまい、アニス臭くて食えたもんじゃない。
そこからリカバリーしようと色んな物を加えてては煮込みを繰り返してみたもののうまくいかず、結局ソースは殆ど捨てて未だ溶け切ってなかった「まあ不味くはない」程度にリカバリーした肉片を少量掬い上げるに留まる。

幸先悪い。
慥か今朝見た夢もなんかヒリヒリする緊張感のあるヤツやったような気がするし。
めっちゃ疲れて元旦の朝を迎えた訳だ。
ほんでこの時期毎年だけど、咽もビミョウに痛いし舌が肥大している気がするし。

私はまあ、こんなんですよ。
もう初日にして解っちゃいましたけどね。
私なんか、2017年もまあこんなもんすよ。

紅茶とか淹れても、普段通りミルクティ用に濃い目に淹れてから牛乳を切らしていることを思い出したりするんですよ!
ほんで生姜と蜂蜜と数滴のグレンリベット加えて飲んでみたらこれが案外結構美味かったりするんすよ!

ええと、本日の教訓: グレンリベットは色んな物の香り付けに使えて便利。

新年明けましたけど大して御目出度くものうございます。