2019/07/30

YAMAHA piaggero NP-12

Yamahaの61鍵盤のポータブル電子ピアノ、NP-12B(→Amazon)。
買ってしまった。
めっちゃ安かったんで。勢いで。
15,800円でした。
ホワイトのNP-12Wと迷ったけど、余りお上品でない使い方だと汚くなりそうなので無難に黒。
昔のYamahaのイメージだと、レガシーで変な所に拘った無駄にお高いけどなんだかんだで基礎的には使えるモノを作る、けど欲しい機能からするとやっぱ高い、という感じだったのだけれども。
コレは本当に必要なものが必要なだけ付いてて普通に安い。

ギターぐらいにお手軽なキーボードが欲しかったんだ。
音源内臓で、そこらへんに放っておいて弾くときは膝の上に置いてスイッチ入れたらすぐ弾けるヤツ。

YAMAHA NP-12B
YAMAHA NP-12B posted by (C)Ludwig D. Omen

NP-12は一寸古いモデルではあるけれど、USB付きでPCに繋げられるし、4.5kgなんで余裕で持ち運べるし、それなりにコンパクトでそこらへんに立て掛けておける。
まあ安いヤツなんで、音もそれなりだし、鍵盤も形はボックスタイプではあるが質感はそれなり。
悪いという訳ではないけれど。寧ろ値段から考えると大分良いのだけれど。
Yamahaらしく、音にしろ鍵盤にしろ、存在する機能は安くても最低限使えるというレベルを十分にクリアしている。
見た目もそんなにダサくないし。パッと見は完全にお値段以上。
鍵盤跳ね上がり防止用の赤いフェルトが、飾りで付いている洒落乙。
でも例えばヤル気のある初心者が最初に買う機材としてはオススメではないかね。
もうちょいお金出してもうちょい良いのを買うべきかと。
音は10種類しかないし、できること少ないし、「練習」用途には鍵盤がショボい。
でも既に何かちゃんとしたキーボードを持っててとか、ギターとか他にメイン楽器があってとかで、チョイ弾きとか持ち運び用とかサブとかで使うなら、このお値段でこのクオリティはオススメできる。
或は取り敢えずキーボードなるものでもやってみようという初心者になら値段的にもオススメできる。

76鍵盤バージョンのNP-32との違いは鍵盤数だけじゃなく、内蔵スピーカーの出力と鍵盤が低音鍵盤が重く高音鍵盤が軽くなるか(グレードソフトタッチ)、というところらしい。
私には、チョイ弾きでも両手を使うとたまに49鍵盤じゃギリ足りなく感じることがあったけど+1オクターブで61鍵盤ぐらいあればそれが解消されて結構色々できそうなんで76鍵盤も要らなさそうだったし、内蔵スピーカーででかい音出すこともないし、グレードソフトタッチも要らんかったんで、安い61鍵盤のにした。

悪いところは、先ず、兎に角音の種類が少ない。10種類。
ホンキートンクもギターもマリンバも当然Saw Leadとかも無い。
ピアノも2種類しかない。
基本、ピアノの音だけ使ってオマケで他の音も使ってみる、ぐらいの感じ。
それからボタンが少な過ぎて、キータッチとか一寸設定変えようとすると説明書(付属してないので要DL)とニラメッコしながらボタン&キーボード同時押しとかしないと不可ない。
Demoボタン(押すとデモ曲が流れる)とか微塵も要らんので、せめて独立したオクターブシフトボタンぐらい欲しかった。
つうか他のキーボードでもDemoボタンってよく付いてるけど誰が使うねん。
あとインジケーターが殆ど無いので現在の設定がどうなってるのか全く判らん。
一応iOS用のアプリがあれば設定を見たり変えたりできるっぽいけど、Andoroid版が無い。
何故かどうもYamahaは全体的にAndroidユーザーに対するアタリが強い・・・。
エフェクトはリバーブのみで、それも説明書とニラメッコしながらボタン&キーボード同時押しとかで設定しなければならない。
なんかこの唐突にお手軽じゃなくなる操作感のセンスがYamahaっぽい。

私には、電子ピアノは既に割とガチなKORGのD-1(→Amazon)が有る。
ステージピアノですな。
今どきUSBも無いしペダルはダンパーのみだし音はパーフェクトとは言い辛いけれど、鍵盤がこの価格帯の中ではダントツで良い。
そしてめっちゃコンパクト。
D-1はちゃんと弾く用。
なのでNP-12の方は一寸音採ったりベッドサイドに置いてチョイ弾きにする用なのです。
ちなみにD-1はあのナリで16kgあるので持ち運ぶには相応の覚悟を要する。
あとダンパーペダルがKORGとYAMAHAで極性やら仕組みやらが違うので共用できんかったりするのよね・・・。
私はハーフペダルができるタイプのを使ってるんだけど、アレ一寸高いんよね。
YamahaだとFC3Aは中身可変抵抗でプラグがステレオ端子になってて抵抗値の比が取れるタイプでハーフペダルできるけどFC4Aは中身只のスイッチなんでハーフペダル不可。
ハーフペダルを使わなくていいならAmazonで安いペダルなりスイッチなりが手に入るのだけれども。
因みにKORGは抵抗比ではなく抵抗値そのものを使っているっぽい。

今まで思い付きでパッと弾いてみたり一寸音採ったりするのにCasioのおもちゃキーボードのSA-46(→Amazon)を使ってたんだけど、ミニ鍵盤の癖に本体意外にでかいし、かと言ってUSBでも付いてるでもナシ、シリアスな用途にはどうやっても使えんし、なんやかんやビミョウに使い難かった。
そういや昔Casioのミニ鍵盤の同時発音数2とかでヘッドフォンアウトすら付いてないのショボいヤツを使ってたけど、アレはアレで好かった。
ちっちゃかったし。音もウンコ過ぎて逆に面白かったし。
どっか遣ってしまって今は持ってないけれど。
アレ、Casiotoneシリーズとばかり思ってたのだけれど、今思い返してみるとTone Bankシリーズか何かだったかも知れん・・・。

Casioもまたちっちゃいキーボード作って呉れんかね。
意外と無いんよね。音源入りでツボを押さえたちっちゃい(そして安い)キーボード。

ちなみに新しいCasiotoneが出るの出ないのという話。でかいヤツ。
CT-S200。
イマドキのUSB付き、61鍵盤フルサイズキーボード、3.3kg、ダンパーペダル可。
そして結構コンパクトっぽい。
未だ値段とか判らんけど、ヘタしいこっちでよかったんちゃうんか・・・。
まあでも流石に15,800円未満ということはないだろうとは思うのだけれど。多分・・・。
めっちゃ安かったら完全に選択を誤ったことになるけれども。
-----2019/08/08
CasioのUKサイトによると、CT-S300が£179.00、200が£135.00、100が£99.00。
CT-S300はタッチセンス付きだけど、CT-S200と100には無い。現在のレートで大体¥23,000、¥17,300、¥12,700ぐらい。
うん、ミスったか。
日本で幾らになるか判らんけど。そもそも日本で発売されんのか?
2019/08/08-----

つうかKORGのnanoKeyとまでは言わないけれどmicroKeyぐらいの大きさで音源内蔵のキーボードとか無いかね。
USB付き、ヘッドフォン/Line Out、ダンパーとスピーカーは無くてもいい、ぐらいの感じで。
Volcaシリーズみたいなのじゃなくて、小さくてもちゃんとカチャカチャできる鍵盤が欲しい。

一時期Android端末にnanoKey繋げて弾こうとしていたことがあるけれど、レイテンシーが大きくて結局あんまし使えんかった。
多くのアプリでレイテンシーが慣れでどうにかできるレベルを超えてるし、最も単純なアプリでも鬱陶しく思う程度にはレイテンシーがある。
端末の方がハイエンド機とかならどうにかなるのかも知れないけれど。私のは安モンだし。
iOSだと割とイケるという話は聞くけれども。
iPod Touchでも買うべきか・・・。
一寸前に何年か振りに新しいのが出たし。
或はイニシエのiPadを引っ張り出してくるか。

-----

Amazon
YAMAHA NP-12B
KORG D-1
CASIO SA-46
YAMAHA FC3A
Soundhouse
YAMAHA NP-12B
YAMAHA NP-12B
KORG D-1
KORG D-1
CASIO SA-46
CASIO SA-46
YAMAHA FC3A
YAMAHA FC3A

2019/07/26

米食的ロマン主義

魚って健康に良いとか謂いますやん?
でも魚を食うには大抵白飯がセットですやん?
魚+白飯だと他の野菜とかあんまし食べれんようになりますやん?
魚も日持ちしないので悪くなる前に食べようとすると一回の魚分も増えますやん?
益々野菜分が減りますやん?
結局一人で食う分にはそんなに健康的な食生活にならない気がする。
肉+野菜ぐらいの感じが私の生活に合っている気がする。
魚+野菜にすりゃいいんだけれど、魚にはなんか白飯を添えないと不可ないという強迫観念がある。

私、そういやあんまし白飯って好きではないんよね・・・。
嫌いという訳でもないのだけれども。
まあ一寸はマシな米使ってるし土鍋炊きだったりするので美味いのは美味いと思うのだけれども。
でもなんか義務感で食べてる感じになってしまう。
或は、「こういうときにはこうするもの」という固定観念に只則って食べている感じになってしまう。
私の行動を正当化する理由がその行動から切り離されていしまっているのだ。
私は私自身の意志と理解と意図とを動機として行動できていないのだ。
私はこれを「魂の欠如」と呼んでいる。
ロマン主義者として、それは許されない。

なので白飯を只食うことは私のロマン主義に反しており、魂の欠如であり、故に私の神経に圧迫を与えるものである。

2019/07/24

ソリッドシャフトのノブ

ノブよ。
ギターの。ボリュームの。
製造コストやら慣習やらの問題で、多くの場合シャフトはローレットなんだけれども、私お好みのTOCOSのボリュームはローレットシャフトのが普通には売ってない。
ローレットシャフトってえと、シャフトの先っぽがギザギザになっててボリュームノブを押し込むだけで固定できるヤツ。
押し込むだけで取り付けられるので製造工程が少なくて済み、見た目的にもイモネジ用の穴が見えることも無く、またネジ留めしている訳ではないので留めネジが緩んできたりすることも無く一旦取り付ければ自然と外れるみたいなことはそうそう無いので、ギターにはよく使われる。
ギター界隈では「スプリットシャフト」とも謂う。
そうでないヤツは大抵ソリッドシャフトで、ギザギザが無いのでボリュームノブはイモネジで固定する。
ノブの交換が楽だったりシャフト自体の剛性が高かったりポインタ位置の微妙な調整がし易かったりするが、ノブ自体が横からイモネジ用のタップ穴を開けないと不可なくて金型一発で製造できないしタップ部は大体金属になるので高価になり勝ち。
TOCOSのはコレ。
あとDシャフトとかもあって、ギター界隈ではエフェクターとかに使われてたりするけれど、あんましギター本体側で使ってるの見たこと無い。
ギターのボリューム界ではローレットシャフトがスタンダードだけど、私のお気に入りのTOCOSのボリュームに交換するとソリッドシャフトになってしまう訳ですな。
ローレットシャフトが多数派なので、イカしてるノブは大抵ローレットシャフトのしかない。
ソリッドシャフト用のノブでイカスのが無い。
昔ながらのハットノブとかスピードノブとか、ソリッドシャフト用のが無い。

ローレットシャフト用ノブに穴を開けなおそうかとも考えたのだけれど、樹脂にイモネジはチョイ弱そう。
あとそうするとイモネジが掛かる部分が薄過ぎて怖い。
或はソリッドシャフト用ノブの金属製のリング(このリングで以てノブをシャフトに固定している)を抜いてローレット用のに移植して、金属用のカチカチになる系のエポパテとかで補強してやれば行けんではないと思うんだけれども・・・。

或は完全自作。
身近なもので、何か丁度良い大きさのものがあれば、それにφ6mmの穴を開けて横からイモネジを刺せば行けるんじゃないかと。
元々ボリュームノブではない意外性のあるものであれば格好良い感じもするし。
サイコロとか、あり勝ちだけれども、要はああいうヤツ。
だけど、丁度良い大きさのものがなかなか思いつかない・・・。
サイコロに対抗して麻雀牌とか?
でも少々安易だし、ダサいし、そもそも私は麻雀あんましせんしなあ。

どうしたもんかいな、という話。
誰かφ6mmのソリッドシャフト用で、昔ながらのハットノブとかスピードノブみたいなん作って呉れんかね。


光造形の3Dプリンタか、せめて3軸CNCフライス盤ぐらい欲しい・・・けどCNCフライス盤があってもマトモなCAMとかフリーでは見たこと無いしなあ。つうかそもそもCADが無いんか。

2019/07/18

フロントエンドフレームワーク

Web界隈におけるメインストリームの流行。
特にフロントエンド/Javascript系。
やっぱ或程度は乗っかっておかねばらない。
まあ別に乗らなくても理解してりゃいいんだけれど、乗った方が理解が早い。
つうか私は雑魚なので使わないと理解できない。
できれば流行り切る前に乗っておきたい。

多くの場合、流行の技術には人も集まるし、利用の幅が広がったり熟れてくるのが早くなる傾向がある。
できるだけ少ない労力でモノを作るには、流行り物に乗っかるのが一番だ。
また同じ技術を長く使うことができれば、学習に割かねばならない労力も減るってモノだ。

私には自分で一から何かを作る能力も気力も無いので、在りモノを繋げてでっち上げる他ないのだ。
私は楽がしたいのだ。兎に角楽がしたいのだ。

ちょい前まで結構長い間、Web系から離れていたのだけれど、最近またちょいちょい触っている。
Javascriptのletとconstは、もうそろそろ、殆どの場面で使っていっていい気がする。
Bootstrap4にはやっと慣れてきた。
jQueryは息が長くて素晴らしいね。
w2uiはイットキめっちゃ使ったけど、ここ数年更新が無い・・・。
prototype.jsとかどうやって使ってたのかさえ覚えていない。

で、よ。
一寸複雑なことしようとすると、あると便利なフロントエンドフレームワーク。
ReactかVue.jsか、どっちに乗っかろうかという話。
jQueryかprototype.jsか、の時代を彷彿とさせる。
どっちが今後息が長く流行り続けるのか。
或はどちらかはどちらかに駆逐されたりするのか、それとも共存するのか。
現状ではReactなんだろうけれど、Vue.jsも自由な感じでどっかでパッと飛び出しそうな感じはある。
或は結局両方流行り切らず、jQuery+αでええやん、という話になってきたりするのか。
お気に入りのJSライブラリとかがjQuery依存だったりして、結局jQueryは使い続けなければならなかったりすることも多いだろうし・・・。
或はAngularとか?
息の長さから言えば、Angularが強そうではあるけれど・・・。

2019/07/15

カンディスを作りたいという話

カンディス。
氷砂糖のアルコール漬け。
ミヒェルゼンのEarl Greyのとか神の味がするのだけれども、アレ年々高くなって行ってる気がしますやん?
気軽に使えない。
まあ昔からそんなに気軽に使えるお値段じゃなかったけど。
気軽に使えな過ぎて、開けて暫く(年単位)放置してたらカチカチに固まっててなんかヤバそうな臭いがしたんで、1瓶、半分ぐらい残ってたのを捨てなければならなかったことがある。
まあ実の所は開けて途中まで使った後そのまま引き出しの奥に行ってしまって忘れ去られ、次から新しいモノを開けてしまっていた所為なのだけれども。

つうかアレ紅茶に入れろという話だけれども、そんな勿体無いことできん。
疲れて死にかけてる時に生でチビチビ齧るべし。
美味過ぎて一寸動けるようになる。
リアルワールドにおけるポーション。

ほいで。
先日、スーパーで梅酒用の氷砂糖が売ってあったのを発見し、あ、コレでカンディス自作すればいいんじゃね?と思い立ち、取り敢えず1袋買ってくる。
駄目なら飴ちゃんみたいに舐めたらよろし・・・と思って一粒齧ってみたけれど、あんまし美味しくない・・・。何故だ。砂糖やのに。

カンディス作りを成功させない訳にはいかなくなった。

幸いにもスピリッツは、大して呑まない癖に、家に死ねる程ある。死んだ上に数人道連れにできるぐらいある。
偖て、どれで漬け込んだろか。

先ず思い付くのはウィスキー。
Glenlivetとかの非シェリーの華やかスペイサイド系がなんやかんやで美味そうだけれども、若しかしたら臭くて重厚なArdbegとか意外と合うかも知れん。
同じアイラでもLaphroaigは何故かあんまし合う気がしないけど。
バーボンはBlantonがあるけど、どうかな。合わんでないけどパッとしなさそう。
歯磨き粉味でお馴染みのアブサンは、アレはそもそも砂糖を溶かして呑むのがスタンダードな呑み方だし、いけなくはないか。
或は同じ薬草系で言えばウンダーベルクとかか。量が少な過ぎるけれど。
他にはラムとか。
マイヤーズのダークラムがあるのだけれど、ミヒェルゼンにもダークラムのがあることだし、まあテッパンと考えてよさげ。
テキーラはクエルボがあるけれど、ビミョウな気がする。
ジンは・・・どうかな。
ボンベイサファイアがあるけど、あんまし合う気がしない。
ゴードンとかタンカレーとかなら或はと思わないでもないけれど、家にはストックしていない。
ウォッカは、ズブロッカがあった筈。
まあ間違いないんだろうけど、なんかズブロッカを使ってしまうのはズルい気がする。
どうせウォッカを使うなら、もうちょいスタンダードなヤツを使って、後で香り付けしたい。
或はアマレットだのリモンチェッロだのキュラソーだの普通の甘いリキュール類という手もあるけれど、なんかそれはそれで邪道な気がする。
でもコアントローとかグランマルニエとか、キュラソーは美味いに違いない・・・。
柑橘系は何でん美味いのだ。
ヨシ混入させるか。

つうことで、取り敢えずGlenlivetかね。コアントロー辺りをチョイ足しして。
1ヶ月ぐらい漬けた方がいいのかね?
上手くいけば、次はダークラムか或は何かウォッカでも買ってくるかね。

色々夢が広がる。

-----
2019/07/17
取り敢えず、Glenlivetのみで2-3日漬け込んだ状態。
1日目は氷砂糖がめっちゃ溶けて酒が余ったが、余った分を呑みつつ氷砂糖を足しといた。
砂糖の溶けたGlenlivetがなんか美味かった。
ウィスキーの香りが結構強いので、やっぱキュラソー系を足した方が美味そう。
2日目以降は氷砂糖はそんなには溶けないっぽい。
つうことで、1ヶ月もかからんね。
熟成とかが起こる感じでもないし、2-3日で完成するっぽい。
home made kandis
home made kandis posted by (C)Ludwig D. Omen
透明な氷砂糖を選ばないと見た目は悪いね。

ウィスキーだと大分ウィスキー感が出てしまうので、やっぱウォッカ辺りが正着か。
ウォッカベースで他で好きな香りを付けるのがよさげ。
まあ要は飽和するまで砂糖を溶かした甘い酒と考えればいいのか。
一寸加熱して多少アルコールを飛ばしてもいいかも知れん。

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2019/07/18
キュラソーチョイ足し。
グランマルニエかコアントローか迷って、結局コアントローにした。
0.5tsp.未満を目指して入れようとしたら手元が狂って2.0tsp.ぐらい入ってしまった。
ウィスキー感が消えてしまって、コアントローが支配的になってしまった。
なので少し呑んで、Glenlivetと氷砂糖を足しておく。
あれ?これ永久に無くならないんじゃね?

・・・100年後:
「而して秘伝のカンディスが今日まで継ぎ足しながら受け継がれてきたのである・・・。」

Amazon

Michelsen Kandis Earl Grey

the Glenlivet 12 years of age

Cointreau

Myers's Rum

2019/07/13

毛生え虫、シロアリクイスズメバチ

或夜の話。

やふやふ広くなりゆく生え際、少し気にして育毛法を試すもおかし。
誰だか判らない「友人」に、私は相談したのか、或は何かの話の流れだったのか。
その「友人」と私の至った結論として、或虫の卵を産み付けろとかいう話。
その虫といのは、ミドリ色のカメムシのような形と大きさで、然し翅はキリギリスのように柔らかく、体の左右には淡いレモン色の筋が入っていて、魚のイトヨリを思い起こさせた。
卵は桜の木に付く毛虫の糞のような形だが、濃い緑色で透明感があった。
それが人間の皮膚にテントウ虫の卵のような感じで産み付けられてゆくのである。
「友人」がそのなんだか判らない虫をどこからか調達してきてたのだった。
パッと見は、何処にでも居そうな虫だなという印象だったが、然し何か蚕のような飼い馴らされたような人工的な雰囲気も感じられる。
一匹、その虫を私の手の甲へと追い立てたが、この虫のことを私自身余り気持ち悪いと思っていないことに驚いていた。
私の手の甲に乗った虫を正面からマジマジと観察していると、虫が威嚇するように翅を開いた。
この虫は卵を産むときもこうやって翅を開くのだ。
翅の開き方を見る限りでは甲虫のようであったが、然し翅の先の方はウスバカゲロウのような薄さであった。
私はその虫が3cm程度のホンの少しの距離しか飛べないということを知っていたことを思い出した。
私は手の甲を少しずつ頭髪の生え際へと近付けて行く・・・。
そこで私は、この柔らかく潰れ易そうな虫が髪の中へ入ってしまう可能性に思い至る。
ああっ!それを取ろうとすると足が千切れて髪に絡まったり、或は髪の中や頭皮辺りで腹が破けて体液や内蔵が飛び散ったりするに違いないのだ!
そしてこの虫の性質上、髪の中に這入って行くに違い無いのだ!
マズい!これはマズいぞっ!
然し私の腕は止まらない。
悪戯小僧が解っていながら度を越す瞬間の、あの狂気に囚われた嗤い顔を思い出す。
もう止められないのだ。
「マジか!マジか私!」と叫ぶ。
そして、その虫が私の生え際へと飛び移り、逃げるように髪の中に潜ってゆく。
うわあぁぁぁぁぁぁぁっ!

というところで目が覚めた。
叫び声は実際には上げていなかったようだ。


また或夜。

4畳半程度の部屋がある。
私の家だ。若しかしたら、知人の家だったかも知れない。
4畳半は扉でリビングに直結しており、その逆サイドはベランダに出るガラス戸である。
4畳半へ入り左手側の壁が、以前シロアリに食害されていたらしかった。
聞いた話では、壁板を剥がすと1.5cm程の幅のアリの巣状の道が一面に掘られているということで、私も見てみたいと思った。
実際部屋に入って見てみると、そこにはシロアリではなく、或種のスズメバチが壁一面に群れを成してその「道」の中に蠢いていた。
クロスズメバチよりは大分小さく、キイロスズメバチよりも恐らく少し小さいのだが、アシナガバチよりは明らかに大きかった。
この種類のスズメバチはシロアリを巣ごと捕食してその巣を乗っ取ってしまうのだ。
私は咄嗟にどうやってこのスズメバチを駆除するか、何通りか考えてみたがどれも上手くいきそうになかった。
私はこの4畳半を飛び出して、そこに居た誰かに向かって「あかんわ。こらあかんで。」と言うのだった。

という夢を見た。

立て続けに虫にまつわる夢を見た。

2019/07/09

落下

何故こんなことを忘れていたのであろう。
私はいつだって、そうしてきた筈だ。
これは、私の身体に染み付いた技術だ。
そうだった。
思い出した。

私は何かに追われていたのだったか。或は何かを為そうとしていたのだったか。
この街の高台の中腹辺りにに建ったコンクリート造りらしい2階建ての家の屋上から西を見ると、地平線の辺りにぼやけてしまっている海の方へ、夕方へと傾いていくオレンジ色の太陽が層状になった雲のフィルターを通して見える。そんな時間帯だ。行かなければならない。

脚は肩幅より少し大きめに開いて軽く腰を落とし、両腕は大きく開くが肘は自然に曲げる。
そうやって、私の前に存在する空気を受け止めるのだ。
そうして眉間の下側の奥1cm辺りと両肩甲骨の上部の間辺りとに私の魂を集中させると、首の後ろ辺りから私の意識が気体のようになって吹き出すようになる。
そして体がふっと浮く。
一旦体が浮けば、あとは空気をよく受け止めて、風の中を滑るのだ。
凧糸の無い凧のような要領である。

私は落下しているのだが、この世界ではそれは飛行という現象として現れる。
これが、私の飛行術である。

というような夢を見た。
あとなんか重要なことを夢の中で考えて居た筈なのだけれども、そして何か閃いた筈なのだけれども、全部忘れて了った。
起きて暫くは覚えていたのだけれども、布団の上でグズグズしているうちに忘れた。
枕元にペンとメモ帳が必要だ。

2019/07/02

道具って大事よねシリーズ:出刃包丁編

道具って大事ですよね。
用途に相応しい道具を選択することも大事だけれど、ちゃんとしたクオリティの道具を揃えるってのも大事。

でも良い道具ってお高かったりしますやん?
別になんでもかんでも金を掛けりゃいいってものでもないし、安くても良いものは沢山あるけれども。
要はバランスで、その仕事を熟すのに十分なクオリティの道具があればいいのだ。
然し確かに、良い道具には中毒性がある。
ねじ回し一本にしたって一度或程度以上のクオリティのものを使ってしまうともう元には戻れない。
力の入り方がどうだのネジへの食い付きがどうだの「そんな糞ドライバーなんざ使っとったらすぐ、ネジ、ナメさしてまうで」だのと言い出すに決っているのだ。
全ての道具をハイクオリティで揃えることはできないけれど、少なくともよく使う道具ぐらいは、少しくらい懐を寒くしても良いものを揃えたいものである。

で。
最近、よく魚を食す。
スーパーとかで鮮魚を買ってきて、捌いて食うのだ。
アラで出汁取って炊き込みご飯を炊いたりするのだ。
包丁は、ステン(モリブデンバナジウム鋼)の刃渡り105mmの小出刃を使う。
関孫六の、孫六の中では厚めのヤツ。
刃がモリブデンバナジウムにしては柔い感じがするし、「良いモノ」の部類ではないけれど、そんなには悪くもないんじゃないかと思うんだけれど。
魚を捌けそうな包丁がそれしか無いのだ。

ギンギンに砥いで使うのだけれど、25cm程度の鯛とかで1匹スッと捌き切らない。
硬い骨に当たると鈍ってくるし、兜でも割ろうものなら一発で刃が全滅して、刃先がキラキラしてくる。
三枚卸しで表の肋骨を断った後、裏側の皮に包丁がスッと入らなくなる感じ。
まあやってやれんことはないけれど、私の技術の無さも手伝って、やっぱ肉の断面とか微妙に汚くなってしまう感じがする。
鱗は鱗取りで大まかに落として細かいところは包丁使うのだけど、鱗落としてる最中もこれで刃が鈍るんちゃうかとヒヤヒヤしながら落としている。
鯵とかならそんなにはストレスに感じたことは無かったのだけれど。
ちょい大きめの魚とか骨が硬い魚だと流石にモリブデンバナジウム鋼の小出刃ではしんどい。

一応、藤次郎のDPコバルト合金のペティとか牛刀とか、或はGlobalの三徳とか、私の料理の腕からしたら分不相応に「良いモノ」の部類に入るであろう包丁も有るのだけれど、魚捌くのに使いたくない。
まあ三枚卸しの後の工程、例えば皮引きとか刺し身とかに使うぐらい。

つうことで、一寸マシな出刃包丁が欲しくなってきた。
鋼の刃渡り165mmぐらいの重くてゴツいヤツ。
でもAmazonとかで見てると、一寸ええやんと思ったら30,000円とか、まあこんなもんかと思ったら10,000円とか、普通にそんくらいはする。
4,000円も出せばそれなりのものが手に入ると踏んでたんだけれど、完全に甘かった。
両刃とか薄めの刃とかなら一応はないではないっぽいのだけれど、ゴツくてそれなりの鋼のヤツは、やっぱ結構する。

昔、2,000円もしないぐらいで、「鋼製」だと謳われていた刃渡り150mmの出刃包丁の形をした包丁を買ったことがある。
洋包丁とかに比べればヨッポド厚みはあるけれど、出刃にしては少し薄め。
一見片刃だけど裏スキが無いので、研いだら実質両刃になってしまう。
或は裏スキを自分でハンディルーターか何かで頑張って掘るとか・・・イヤイヤそれには流石に或程度ちゃんとしたグラインダーが要るか。
一応、ちゃんと研げば切れないではないので、カボチャとか冷凍肉の解凍し切ってないヤツとか、刃を痛めそうだったりゴツい包丁が必要なものを切るのに使ったりしてたんだけれど。
魚用に、もしかしたらコレを積極的に使っていったらいいのかも知れない。
関孫六のモリブデンバナジウム鋼よりは多少硬い感じがするので、ちゃんと研げればどうにかなるかも知れない。

でもなあ。
やっぱちゃんとした道具欲しいなあ。
どうすっかな。

取り敢えず、件の「鋼製」の包丁と、あと普段使ってないリザーブメンバーの包丁をギンギンに研いでおく。

沢山研ぐと何故かどうしても砥石で指を切ってしまう。
ヒリヒリする。