2005/07/31

不可ない

何かと引き籠りがち。
呼吸器と脳味噌に黴が生える。
外へ行こう。
ということで、明日は難波にでも。
面白そうな本でも買って来よう。
そしてまた引き籠る悪循環。
夏は暑いので不可ない。
因みに冬は寒いので不可ない。
春は眠いので不可ないし、秋は、まあ、何かと不可ないのだろう。
私の時間は、流れないまま終わる。
鼻腔と延髄に虫が湧き、海馬に滓ばかり溜る。
B級ハリウッドサスペンスのような、うんざりする比喩。
若し人がハリウッド映画の登場人物並みに単純で分かり易い心しか持ち合わせていなかったのなら、私はもっと行動的であることができたのかも知れない。
然しどうやら私は人間に生まれ付いて了ったようで、従ってそう簡単にはいかないので、どうにも辟易いている次第である。

2005/07/30

白痴

あー。
やっちまった。
鉄鼠の檻
前半の話の流れは結構だらだらしていて、何だつまらない、と思っていたのだが。
最初の半分まで、一週間くらい掛けてだらだらと読んでいたのだが。
後半に入って、流れが変わった。
で、一晩で一気に読んでしまった。
気が付けば陽も差し蝉も鳴く。甚だ煩え。

京極夏彦の思考を見切った。
従って今や私にとって京極堂シリーズは推理小説としての性質を殆ど失った。
つまり犯人当てを楽しむのではなく、物語の流れに身を任せるような読み方をしなければならなくなった。
白痴』を読むような感じで。

2005/07/29

フリー

太陽に一寸焼かれて、疲れた。
太陽め!
私は、美人の血を吸って生きていらっしゃる方々と同じような性質を持っているのです。採血する看護師の注射針とかではなく。因みに十字架は平気。別に好きじゃないけど。大蒜は、好き。

本日のヘヴィーローテーションはコルトレーンの『メディテーションズ
フリー。
全ての音に集中して聴くと、見えないものが見えたり。しません。
然し「見えないものが見える」という風に言いたくなる気分になる。

2005/07/28

焦燥

あー。
「こうやって毎日が過ぎていくのね」というような日々。
恒久的に追われている。
気の利いた一歩が踏み出されないままになっている。

2005/07/27

毒人参

一日中ネットでサウンドフォントを探す。
クワイア、ウーリッツァー、アコースティックピアノ。
クワイアは目的のものに近いものを発見することができた。
幾つかレイアーすれば何とかなるだろう。
が、ピアノ系は余りぱっとしたものはなかった。
「スタインウェイCタイプ」と銘打ってあるものが全然スタインウェイサウンドでないばかりか普通のピアノサウンドとしてもイマイチだったり。
「ウーリッツァー」はローズに比べてかなり数が少ない。好いものも無い。
矢っ張りフリーのサウンドフォントではこの程度なのか。

何となく心的疲労。
ドリエルを飲んで眠くなるのを待つ。
カモミールティーと。適当な本と。
次第に鼻腔が乾き、体温が下がる。
「毒杯を呷ったソクラテス」の気分に浸り中。

2005/07/26

クワイア

迷いと諦念を打ち遣る。
抑圧する。
曲を打ち出し始める。
既に三曲程ぼんやり頭の中にある。
頭の中にあるクワイアサウンドが中々PC上で再現できずに辟易する。
それなりの音源を買うのも金がないので、今有るもので適当に工夫することにする。
ギターシンセをMIDI制御で鳴らすという手もあるが、色々ケーブル類を繋ぐのが面倒臭そうなので止める。
取り敢ずスコアを描くが、如何せん音がイマイチなので納得がいかない。
この辺が工夫のしどころなのだろうが。
どこかに素的な手軽サウンドサンプルファイルなど落ちてないものか。

私に必要なものは努力と忍耐。

2005/07/25

シュール気味映画

又もや映画祭り。

『散歩する惑星』
スウェーデン映画?
SFらしい。が、SFっぽくない。
シュールで不安定でコミカル。
あんまり楽しめなかった。

『ファウスト』
多分チェコ。イギリスかも。監督がチェコ人。
チェコは、粘土や人形のアニメで好いものを沢山創っている。
話の内容は、ゲーテのあの『ファウスト』がテーマ。in現代。+普通の人。-グレートヒェンの愛。
普通の実写と粘土/人形アニメが混在している。
とってもシュールな雰囲気。
こちらは楽しめた。

2005/07/24

『スパイダー』

特に何もせず、ふらっと映画など見る。
『スパイダー』。
記憶の改竄の話。
監督や脚本家のインタビューも見たが、どちらもあまりぱっとしたことは言わなかった。作品のテーマが心理学的要素を多く含んでいるのも拘らず、脚本家の方は近代/現代の心理学を全く知らないような感じだった。何となくの印象でしゃべっている感じ。心や記憶に関する彼の認識は、中世的認識にダニエル・キイス風味を一寸加えた程度の認識が罷り通っている。監督の方がまだ一寸は勉強しているという感じだった。
同じ観るなら『メメント』の方が大部良い。
話の内容に関して言えば、全く斬新でもなければ、大して素的な物語という訳でもない。ぱっとした人間描写すらない。内容は、兎も角惨々たるものだった。
が、役者は中々よく頑張っていた。画的にも、好かった。
この映画、奇妙っぽい雰囲気をぼけーっと雰囲気だけで観るのには好いのかも知れない。内容について一切考えてはならない。

2005/07/23

リベルタンゴ

色々買ってしまった・・・。
ちっちゃいアコーディオンとか。
意外とちゃんと音が出る。
これでピアソラの『リベルタンゴ』とか弾こうかと。
然し力を入れるタイミングなど結構難しい。
これがマスターできればアコーディオン特有のグルーヴが出せるのだろうが。

漫画。
ヨコハマ買い出し紀行13
テーマは「空間」「静止しない時間」「迫る喪失の予感」「ハートブレイカーココネ」。
鋼の錬金術師11
アニメが面白いらしい。漫画の方は、この11巻で話が大きく進む。
アニメ版、以前テレビでやっていたのを一瞬ちらっと見たことがあるが、そのちらっと見た感じだと、『キノの旅』的な雰囲気を醸し出していたように思えたので、気になっていたのだが、漫画を読んでみたところ、どうもその私の感じとっと雰囲気は勘違いだったようである。因みに『キノの旅』は、小説の方は知らないが、アニメは名作である。旅人に憧れる。
King of Bandit JING
段々絵が見易くなってきた。まあ相変わらずごちゃごちゃしているが。然しオリジナルだ。
そらトびタマシイ
五十嵐大介は別にそんなに好きではないのだが、これは大分読み易かった。彼の漫画の中では人間らしさは余り必要とされない。始めに自然摂理ありき。
漫画を芸術であるかのように扱いたいなら、この人のは、芸術として扱うのに余り抵抗を感じない。私はそんなに好きではないが。

2005/07/22

ダレる話

眠い。
すべきことが未だ終わっていないのに。
明日起きてしよう。
この一週間はダレた生活をしていたので、起きれるだろうか。

2005/07/21

『PRIDE』(チャゲアス)

ぼちぼち曲でも、ということで、小手調べにインプロを録音してみる。
然し。
思うようには行かないもんだな、呟きながら階段を云々。
折れた身体をベッドに投げ込んで云々。

サナギさん』が面白い。
抱腹絶倒というよりは寧ろ時々ニンマリしながら読むのが好きな人の為の漫画。

2005/07/19

無為

無為。

2005/07/17

狂骨の夢

狂骨の夢』。
非常に楽しめた。
矢っ張り京極堂シリーズは推理小説じゃねえ。
嘘くさい、必然性を伴わない「推理」で押し切るのを何故かメインディッシュとしている普通の推理小説とは違い、確りした文学作品として楽しめる。
普通の推理小説ってのは、事件の顛末について探偵がする説明がその事件が起こる十分条件の説明になっているが、必要条件の説明になっていることは殆ど無い。それでいて宛も必要条件であるかのように騙る。
京極堂シリーズにもそれが全くない訳ではないが、それでも他のどうしようもないのに比べれば余っ程マシだし、そもそも推理に重点が置かれていないし、なにより確りした文学的要素がある。
お勧め。心理学なんかかじったことがある人なんか特に。

2005/07/16

若作り

髪を切った。
短くなった。
夏向け。
若くなった。
風呂上がりの眼鏡姿を見る限り、かなり頑張れば中学生でも通じそう。

2005/07/15

バファリンから優しさを抽出する実験について

殆ど寝ずにノコノコ授業に出かけていって、汗をかいてクーラーにあたったので、少々風邪気味な感じになった。
そこそこ頭が痛い。
以前誕生日プレゼントとして頂いたイブオーレを飲む。

ハロー、サマーヴァケーション。
これで気兼ねなく小説が読める。
まあそうでなくとも読むんだけど。
論文を無理矢理仕上げてしまってよかった。
後で皺寄せが来そうだけど。

そして曲が創れる。

2005/07/14

終焉

おらー、論文終わったどー。
約22000字で終わることができた。
長かった。
何でこんなに長かったのか・・・。
書き始める予定が1ヶ月遅れたのと、書き終わる予定が更に半月ほど遅れたのと。

怠惰?
否、才能の限界。頑張る才能の。

お休み、私。
お休み、ダーウィン。

っていうか今日授業ある日だったり?

灰の脳細胞(ポアろ)

脳味噌の調子がイマイチなので、明日の用意がはかどらない。
どうしたものか。
私の脳味噌は一度フル回転をするとその後二、三日は使い物にならなくなる傾向がある。
なんて根性のない脳味噌だ。

2005/07/12

論文と発表の狭間で

疲れ過ぎて夕方まで寝てしまう失態。
そして明日の発表の用意を慌ててする。
論文も仕上げないと。
間に合わねー。
従って明日の発表は適当にします。

2005/07/11

幻の疲労

引っ越しの手伝いをして本を沢山もらったりした。
一睡もせずに行ったので、相当堪えた。
しんど過ぎて精神が幻想的な感じに。

2005/07/10

引き摺られる

頑張れ。私。
論文が終わらない。
ずるずるずるずるずるずる。

はい。さぼってました。

2005/07/09

帝国サプリメント

天然由来成分で製られているサプリメントなら何だって体に良いんだと信じているようなサプリメントの売人がしゃべっているのを聴かされた。
本当に苛々する。
私はそういうことを臆面もなく「下々の」売人に信じ込ませている会社のあることに本当に苛つくし、憤りを覚える。
騙されやすい人を騙すのに十分に説得力のあるような、統計学で使われるような語彙を使って、都合の良いデータをあたかも確かなデータであるように語るように仕込んだり。
「NASAで云々。」とか。
噴飯を通り越して吐きそうになる。
その会社の製品自体は別に粗悪品とかいうのではないのだが、その仕込まれた話しぶりの所為で嫌気がさす。
まあ何処でも似たようなものなんだろうけど。
何処だって慈善面するし、自分とこは無批判に最高だと言うだろうし、サプリメント摂らなくちゃヤバいですよと恐怖心を植え付けるような話し方もするのだろう。なんだってありだ。
何処だって、何でもはいはい正しいですねと言ってくれるような「愛国心」を植え付けた方が「下々の者」を扱いやすいに決まっているんだ。
アメリカ帝国的というか。
序でに言っておくと、「下々のバカで誤りやすい国民を頭の良い政府中枢が確っかり操って正しい方向に向かわせてやることが重要である。」という考えに嘔吐が出るのは、我々がバカだと言われたからではなくて、この「下々」と言われた国民こそが民主主義国家の主役であるということを、その考えにおいては完全に忘れ去られているからだ。

2005/07/08

おはよう

寝てしまった。
因みに昨日は徹夜してまで何も出来ず。
「我慢すること」だけが空回り。

2005/07/07

もう一押し

くあー、やべー。
論文が仕上がらない。
予定はズレズレ。
徹夜でさらっと終わらせられるかな?

2005/07/05

狂骨

終わらない。
が、そろそろ大詰めといったところ。
明日ぐらいには終わって欲しいところ。
恐らく、計画通り、16000字程度のものになるだろう。
16000字程度に何日かけてんだ。


何年も使っている愛用のショボイ革製の腕輪が最近塩臭くなってきたので、熱湯に漬して汚れを落とすことにする。
すると何年か分の脂が浮いてきて、うへっ、となる。
而も縮んでしまった。
で、伸ばそうとして引っ張ると金属製留め具が取れてしまった。
木工ボンドとアロンアルファを混ぜたもので一応くっつける。
さて。


いつの間にか『魍魎の匣』から枝折が消えている。
代りに『狂骨の夢』に枝折が挟んである。

2005/07/03

未完

やばい、眠い。

無間

こんなに時間をかけて書いた文章とは思えない。
或は人間の書いた文章とは思えない。
三歩進んで三歩戻る。
三歩戻って三歩進む。
只今、10000字也。
終わらない気がしてきた。
広げた風呂敷の広がり過ぎっぽい部分を裁断する。

何故か復た枝折が移動している。

2005/07/02

『魍魎の匣』に挟まれた枝折が真ん中あたりまで移動していることを発見する。

2005/07/01

血中ロック酸化合物濃度

大学時代に私が入っていたサークルの現メンバー達がやっているライブを見た。
矢張り私の体内にはロックミュージックの血が流れていることを思い知らされるライブであった。

ジェフベックのライブ盤を買った。
トニーハイマスとテリーボジオとでトリオ。オッサン面子だが、最近の曲が大半である。2003年の録音。
マーシャルに繋いだストラトにぶっとい弦を張って指で弾いているだけなのに、凄く格好良い音が出る。
トリオなので音に隙間が結構あり、そのおかげでそれぞれが何をやっているのかが能く解る。
特にギターキッズにとっては有り難い。

漫画。
蟲師』。
画に、人物の占める割合がかなり増えてきている。段々、悪くなっている。
あの一巻の画の持っていた衝撃は何処へやら。
20世紀少年』。
余り話は進まず。


タブブラウザのスレイプニルの新しいやつ、アルファ版が公開された。