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2023/07/16

ギターブリッジサドル素材考:Gibson Les Paul & Fender Telecaster

一般的に言って、ギターの音に不満があるとき、弦の種類やゲージを変えたり弦高を変えたりピックを変えたりピックアップ高さを変えたりピックアップ自体を替えたり・・・と色々できることはあって、それぞれ音の変わるポイントが違う。
例えばピックを変えることで、ピックアップの高さの変化によって引き起こされるギターの音の変化をそのまま再現できる訳ではない。(似た変化を引き起こすことはできることもあるけれども。)
これらのパラメータはお互い複雑に絡まり合っており、或ギター個体で行った調整量から得られた音の変化は、他のギター個体について同じように調整したからといって全く同じ結果が得られるものでもない。
とはいえ、「経験と勘」によって或程度の推測はすることができる程度には似た変化が起こることが多い。
でもアテが外れることもある。
そうやって試行錯誤しながら、自分の思い描く音楽が奏でられるように、ギターの細かいアレやコレやを弄るのは楽しいものである。

色々と音の調整方法はある中で、ブリッジサドルは、弦が直接触れるだけあって、この材質を変えるだけでも意外と出音に影響するもので。
音の根幹が変わるものではないけれども、「あと一寸どうにかならんか」ぐらいは叶えてくれる可能性がある。
それに、ABR-1 の小さなサドルであれ Telecaster の大きな3サドルであれ、或は Stratocaster タイプのサドルであれ、同じサドルの素材に変えると結構似た傾向の音の変化として現れるのも面白い。
サドルの質量だけでなく、比重や剛性や靭性等々のその素材自体が持つ特性も音に影響する要素となっているものと思われる。

まあでも例えば「アルミ」と一口に言っても、A1050 や A5056 等の種類があって、それぞれ特性も割と違うので、恐らくこれも多少は音にも影響するのだろうけれども。
例えば同じブラスサドルで同じ Telecaster 用のものでも Gotoh のものと Montreux のもので、Gotoh のものの方が少し硬度高そうな「ブラス」を使っていて、思いの外音が変わったりする、ということもある。

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Gibson Les Paul。
元々は Gibson ABR-1 でブラスサドル が付いていて音的には気に入ってたんだけど、1弦が切れまくったので、サドルだけブラスの新しいのに交換して溝切りし直そうと思ったけど良い感じのブラスサドルだけが売ってなくて、結局なんやかんやで TonePros の Schaller タイプのに交換してた。
昔は Gibson ABR-1 交換用のブラスサドルが、慥か Schaller 製とかの結構シッカリしたヤツが売ってたと思うんだけど、最近 Gibson ABR-1(インチサイズ)の交換用の良い感じ(値段&クオリティ)のブラスサドルってなんか見当たらないんよね・・・。サドルだけ別売りしてるヤツで。
TonePros のブリッジに交換した当時は Les Paul に 0.011 のセットの弦を主に張っていて、音的にも重くなりがちだったので、元の ABR-1 よりほんの少し音が硬く締まって良くなったか、まあ悪い感じにはならなったので、それなりに気に入って使ってた。

でも最近、Les Paul に 0.009 のセットを貼ることが多くなってきたんよね。
安定して弾き易いのは 0.011 のセットなんだけど、0.009 のセットの方が音的には好み。
音質的な強弱の付き方が、0.011 のセットと 0.009 のセットで、まあそれぞれ特徴があって違ってるんだけど、私は 0.009 のセットの方が好き。
特に6弦を強く弾いたときの暴れる感じは 0.009 のセット(0.042)特有のもので、それが好きなのです。
あとこれまでは 0.011 のセットぐらいの質量がないとボディが鳴ってる感が無かったけど、最近やっと 0.009 のセットでもちゃんと鳴るようになってきたのもある。

でも 0.009 のセットだと、一寸高音弦側の音がシャリッとし過ぎだしもう一寸ミッドにパンチがほしいんだよな・・・となりまして。
テールピースが、元々アルミだったのを亜鉛製に交換してるので、そっちを元に戻すということも考えたのだけど、なんか期待した音にならなさそう。
サドルがブラス製になれば良くなりそうな気がするんだけどな・・・。

ってことで、色々探してたんだけど、なんか良さげな感じのブラスの交換用サドルが売ってなくて。
Schaller タイプのはモチロン、ABR-1 のもやっぱ見つからない。
と思ってたら SCAD がブラスサドルの GE104B 特注品作って売ってた。Amazon に売ってた。
Gotoh の特注品で、GE104B のサドルを溝切り無し(サドルの真ん中に浅い溝がガイド的に切ってある)でメッキ無しブラス(元々は多分亜鉛)にして R を R=300(Gibson でよくある R=305 に近い数値、元々は R=400)にしたヤツ。
ナニコレ私の為のヤツやん。
Gotoh の GE104B は安いしカッチリしててどこかがビビるようなことも無いので、私も昔からちょいちょい買っては自分のギターに載せてたんだけど、サドルの溝が切ってあるのと素材が亜鉛なのが気に入らず、結局使わなくなったりしてたんよね・・・。

因みに一応、サドルだけじゃなくてブリッジごと交換するなら Montreux や本家 Gibson の ABR-1 が買える。ブラスサドルのヤツ。
けど今回はカッチリした Gotoh のヤツで行こうかと。
一寸物珍しさもある。

てことで、買って Les Paul に乗せてみた。
序でにいつも通り、ブリッジポストの穴の横から穴開けてタップ切ってイモネジ入れて、ブリッジポストに固定できるようにして弦高が勝手に変わらないようにしてる。

結果。
音的には・・・まあブッチャケそんなに大きく変わるものではない。知ってた。
そんなに大きく音が変わる訳ではないが、でも高音弦のシャリ感は減って、ミッドが多少出るようになって、狙い通りで大満足。
あとブラスサドルにメッキがしてなくてそこだけ真鍮色なんだけど、まあそんなに違和感無いかな。
まあ他でもニッケルメッキだったりクロームメッキだったり鉄が錆びてたりステンレスだったりしてるしな。

つうことで、Gotoh にはコレを量産して頂いて。

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Fender Telecaster。
American Professional II で、ブリッジは新しいタイプの 3サドルブリッジで、弦をトップロードできるヤツ。
ネジ位置が変わった関係で、昔ながらのタイプのブリッジでやるトップロードよりは弦の折れ曲がり角度が浅くなり、よりトップロードっぽさが出るヤツ。
張る弦にも拠るけど、大体私はトップロードで張ってる。

元々はオクターブ補正済みのブラス製ブリッジが載ってたんだけど、イモネジの位置の関係でなんか良い感じに弦の左右位置が等間隔にできず、Wilkinson タイプのブラスのブリッジに交換してた。
弦は 0.011 のセットを貼ってるんだけど、なんか大人しいんよね・・・。
発音がキレイ過ぎるというか。
もうちょいドンシャリになって欲しい。
そうすると歪ませたときにもっとブリブリするハズ。

ってことで、ハイ、またブリッジ交換です。
Wilkinson タイプの鉄のブリッジを交換した。
以前はこのタイプのものはブラス製しか無かったけど、近年では鉄やアルミ製のが手に入るようになって嬉しい。
ちなみに Telecaster Thinline には現在はアルミのヤツを使ってる。

サドル高さ調整用のイモネジは、鉄の M3x10 のヤツからステンレスの M3x8 のに交換した。
ステンレスなのは錆びてネジが回らなくなったらイヤなのと、8mm にしたは 10mm だと1弦のイモネジが飛び出て怪我しそうだったので。
あと弦の左右位置がブレないように、軽く溝を切っている。

で、結果。
狙い通りよ。
ハイとローの帯域が広がって、ミッドが少し減った感じ。
6弦なんかブリブリよ。
でも1-2弦はブラスでもいいかな?
ブラスの方がドッシリ感はある。
甲乙付け難い。

因みに 0.010 のセット以下のゲージだと多分全ブラスの方が良いような気がする。

ということで、ブリッジは何でもかんでもブラスにすれば良い訳ではないことを学んだ。
ブラス、なんか好きなんだけども。

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Soundhouse
Gotoh GE104B
Gotoh GE104B
Fender 3-Saddle Bridge
Fender 3-Saddle Bridge
MONTREUX Compensated Brass Tele saddle set
MONTREUX Compensated Brass Tele saddle
MONTREUX Compensated Steel Tele saddle set
MONTREUX Compensated Steel Tele saddle

2022/08/14

Fender Telecaster American Professional II を買ってソッコー手を入れる

自分A:よくやった。褒美を取らす。何を求むるか。
自分B:ハッ、Telecaster を賜り度く。
自分A:望むままに。

ということで、或褒美として、またギターを買った。
Fender Telecaster American Professional II。
ホントはローズウッド指板のが欲しかった筈なんだけど、血迷ってメイプル指板のを買ってしまった。
私は常に選択を間違える。

ローステッドパインボディ。軽い。
アッシュよりも軽い感じの音がする気がする。
アルダーボディ + ローズウッド指板のに比べると、若干パワー感はあるけど全体的に一寸軽いかな、という感じだった。
アルダーボディ + ローズウッド指板の方が大人しくてフラットで腰低めな感じ。
まあでもアンプの設定とかピックアップの高さとかでどうにでもなりそうな程度の違いだったので、見た目と弾き心地が好かったローズウッド指板にしときゃよかったと後悔している。
まあでも新品の状態の所為もあるのか、現状ボディはあんまし鳴ってない感じがする。
全体的に音はタイトめ。
鳴りだすといい感じになりそうな気配はる。けど今はあんま鳴ってない。

ネックはかなりシッカリ感がある。
最近流行り?のゴツめネック。
握った瞬間、「お、ゴツい」となる。
Gibson の 50's ぐらいの厚みでより丸みを感じさせる、ぐらいの感じ。
但、太くて弾き難いという感じはそんなにしなくて、指の短い私にも特にはストレスも感じない。

ピックアップ。
V-Mod ってヤツで、フロントのプレーン弦だけ AlNiCo II で他は AlNiCo V のヤツ。
フロントはそのおかげもあってか結構スッキリしてる印象。
多分私の知ってる Telecaster 用のフロントで一番スッキリしてる。
フロントは高さ調整ネジがピックガード上に出てるのでセッティングが楽。
リアもクリア系で、下手に歪ますとシャリシャリしそうなので若干アンプを選ぶ気がする。
Texas Special みたいに「このピックアップの音」みたいな主張が少ない、優等生タイプな感じ。
両方ともクリーンが強い系かね。
あんまり昔ながらの Telecaster っぽくない、今寄りの音な印象。
ノイズは思ったより拾わない。
あとポールピースがフラットなピックアップの運命として、3弦の音がデカく4弦の音が小さい。
コレが一番のネック。
そのうち交換したい。
フロントはミニハムでリアはスタックハムとか・・・。

つうことで早速改造&調整よ。
やったこと:
  • ペグは Fender のロック式、全部背の低いタイプのヤツに交換
  • ストリングリテイナーは Gotoh の俵型に交換
  • ストラップピンは Gotoh のでかいヤツに交換 + Harry's のゴムの輪っか
  • ブリッジサドルを Gotoh のヤツに交換 + 弦ピッチを一定にする為に削る・・・
  • と見せかけて結局 Wilkinson のちょー古いヤツを載せる
  • ピックガードのネジをステンレス製に
  • コントロールプレートを Goldo の T1.6 の、ピックアップセレクターとボリュームが離れてるタイプのに交換
  • ピックアップケーブルをフロント、リア共2芯シールド線に交換
  • ピックアップセレクターを4ポジションのに交換、シリーズ配線可
  • ボリューム Pot をTOCOS の 250kΩ のに交換、1000pF + 22kΩ 直列のハイパス
  • トーンは Bourns の 500kΩ push-pull のに交換、リアのフェイズスイッチ、Greasebucket 回路
  • できるだけ1点アース
  • micro tilt で一寸だけネック仕込み角を付ける
  • 弦は 0.011 のセットでトップロード
という感じ。

部品交換系


ペグ

ペグはロック式しか使いたくない。
21世紀にもなって20年以上経ってるのにポストに弦をぐるぐる巻き付けてられない。
ロック式ならチューニングも安定するし、弦交換も一瞬。
私のギターはほぼロック式が付いてる。
つうことで、Fender 謹製のロックペグの全部背の低いタイプのを買った。
All Short Post ってヤツ。

Fender のロックペグには余り良い印象が無い。
昔買った Fender の普通のタイプのロックペグは、ロックペグじゃない方の近年型の普通のペグと同じ形をしてて、巻弦用の分が背の高いタイプになってるんだけど、それだとナットのところで角度がつかなくてめっちゃ厭。
なのでプレーン弦用と巻弦用とを逆にして、3-4弦にもストリングリテイナーを入れて誤魔化して使ってたりした。
あとロック機構がなんかヌルくて、弦がすぐ抜けそうになるのでめっちゃ締め込まないといけなかったり。
ホントはカッチリロックできてかつギヤ比的にもチューニングが追い込み易くて気に入ってる Sperzel か、次点で Gotoh の マグナムロックトラッドが良いのだけれど。
でも今回買った Telecaster に無加工で取り付けようと思ったら Fender のしか選択肢が無い。
但、幸いにも6本共背が低いタイプのがいつの間にか出てたので、そして多少値段も安かったので、買ってみた。

買ってみて、結果的には満足のいくものだった。
ポン付けで取り付けられたし、今回買ったのはロック機構もシッカリ弦を固定することができて普通に使える。

ストリングリテイナー

元々付いてたヤツはなんか見慣れないT字のヤツで、新設計な雰囲気だけど、なんかイマイチ弦の滑りが良さそうに見えない。
つうことで取り敢えず Gotoh の俵型のヤツ (RG30) を取り付けておく。
まあお守り程度に。

ストラップピン

元々付いてたヤツも新設計な雰囲気で、昔ながらの形なんだけど根本辺りが幅 2.5mm 深さ2.5mm 程度の溝状になっててストラップが抜け難くなってそうに見える。
けど幅 2.5mm の溝ぐらいだと、例えばみんな大好き Ernie Ball のペラいヤツとかなら溝に落とせそうだけど、私お好みの Levy's のコットンストラップのゴツいヤツ (MSSC8) とかは厚過ぎて折角の溝に落とし込めなさそう。
つうことでこれも私が最近気に入って使っている Gotoh のデカいストラップピン (EP-B3) に交換した。
これに Harry's のゴムの輪っかを付けとけば、まあ抜けることは無い。
ネジが緩みがちなロック式ストラップピンよりも安心で安上がりだし、シールドも挟めるし。

ブリッジサドル

元々付いてたブリッジサドルも Compensated Bullet Saddle とか言って、オクターブ補正されたヤツなんだけど、これがどうやっても弦ピッチを一定にできない。
指板Rに対応する為に 3-4弦用のサドルの左右を斜めに削ったりもしたんだけど、弦ピッチを一定にしようとするとどうやっても何れかの弦がイモネジの上に乗る。
多分そもそもイモネジの穴位置がおかしいのと、インチサイズのイモネジ自体がデカくてネジ穴のバリ取りテーパーもデカ過ぎ、の所為。
形的にも結構気に入ってたんだけど、泣く泣く Gotoh の In-Tune BS に交換する。
音的には In-Tune BS の方が若干硬さを感じる気がする・・・。
In-Tune も指板がフラットならそのまま使えるんだけど、Rの付いた指板で弦ピッチを一定に合わせようとすると3-4弦用のサドルの左右を斜めに削る必要がある。

In-Tune はひとつのサドルの幅が 21.5mm で1-2弦、3-4弦、5-6弦間のピッチが 10.8mm で決まってしまっていて、更にサドル同士を真っ直ぐピッタリくっ付けたときに(正確には 0.1mm 離したときに)2-3弦、4-5弦間も 10.8mm になる。
これがRのある指板に合わせてサドルを斜めになると、2-3弦、4-5弦間が開いてしまって、Rが強いとそれが結構気になるレベルになるのだ。
弦ピッチが合ってるのと合ってないのでは弾き易さがダンチなのです。

あとブリッジプレートに1弦と6弦のサドルのイモネジが乗る溝が切ってあるんだけど、Gotoh の In-Tune を使って弦ピッチを一定にする場合は1弦のイモネジがこの溝からハミ出して収まらなかったりするよ問題が出てくる・・・。

Wilkinson とか Montreux が売ってる切りっ放しのタイプだとサドルを削ったりブリッジプレートの溝にイモネジが乗らない問題を気にする必要が無くていいんだけど、こんどはサドルの上で弦が動く問題が発生して、サドル上で弦の溝を切る必要が出て来たりする・・・。
でもまあ安全で簡単なのはこの切りっ放しタイプを使う方かね。
ミスった。

つうことで、ちょー古い Wilkinson のブラスのブリッジサドルが出てきたので、そいつを載せることにする。
緑青出まくりのサビサビのヤツで、触ると手がサビ臭くなる。
多分以前 Telecaster Thinline に使ってたヤツ。
よく見ると以前自分で2弦部と3弦部を削ってオクターブを再補正したような跡がある。
このオクターブ再補正してる分が今の American Professional II には合わなくて In-Tune と較べて若干オクターブズレが強くなってしまっているが、音的には硬さが抜けて好くなった。
意外と変わるもんやね。
In-Tune BS より若干重量が軽いのかも。
あと In-Tune BS の方が硬度が高い感じがする。なんか削り難かったし。
サドルの幅も若干短いのでサドル同士が接触することも無く、またサドル上の弦の位置も自由に設定できるので、目視で弦ピッチが決められる。
逆に弦が左右に動く可能性があるので、余りに動くようであれば軽く溝切りしてやってもいい。
またサドル自体も、1-2弦用と5-6弦用はブリッジプレートに溝があるので左右に動いたりしないが、3-4弦用はフリーな状態なので、弦交換のときとか気を付ける必要がある。

また今度このタイプのサドル買っとこう。
鉄とかアルミとかもあるけど、なんかアルミ良さそうな気がする。

ピックガードのネジ

ネジをステンレス製に交換。
だって絶対錆びるやん。
錆びたネジ使いたないねん・・・。
転ばぬ先の杖。

コントロールプレート

元々のコントロールプレートが T1.2 とかで、軽くて柔らかくてなんか厭だったので、序でに新調したれと。
コレ何の金属やろう・・・。アルミのような亜鉛のような・・・鉄ではないなんか軽い謎の金属。
あと Telecaster にお馴染みの、セレクターをリアに入れるとボリュームと近過ぎて使い難いよ問題もある。
つうことで、Goldo (Hosco) の T1.6 (厚め) でセレクターとボリュームが若干離れたタイプのコントロールプレートを買う。
持った感じシッカリしてていい感じ。
やっぱこのくらいの強度は欲しい。
ピックアップセレクターの方も、ボリュームを気にせず使える。

無加工で取り付けられたらいいんだけど、ネジ穴の空け直しが必要。
本体取り付け用の穴間が 150mm で空いてるんだけど、Fender USA のは 148.5mm ぐらいなんで、穴位置が1.5mm 程ズレる。
なので一旦エンドピン側の穴をエポキシ (ハイクイック) で一旦埋めてネジ穴を空け直す必要があった。
ネジ穴埋め用のエポキシは、カチカチになるハイクイックよりホントはもうちょい靭性が高いヤツの方がいいんだけど、5分で固まるハイクイックだと仕事が早かったので。手抜き。
固まり始めからカチカチに固まり切るまでの丁度良い硬さの間にネジ穴を空け直すとエポキシの割れの心配が無い。余りお勧めしない Bad Know How。

電装系




ピックアップケーブル

ピックアップのケーブルは、元がリアは2本、フロントが3本の剥き出しケーブルだった。
これを両方2芯のシールドケーブルに交換。
キャビティに導電性塗料っぽい塗料が塗ってあったので、まあ剥き出しケーブルでもノイズ的にはそんなには変わらんと思うけど、一応お守りとしてシールドにしとく。
コイルのホットとコールドで芯線2本、シールドはフロントがカバー、リアは裏の銅板に接続。
フロントは4ポジションのピックアップセレクターに直で繋いで、セレクターを一番フロント側に倒したときにシリーズ配線になるように。
リアはトーンの push-pull スイッチに繋いで、pull のときにアウトオブフェイズになるように。

ピックアップセレクター

Fender ブランドのヤツ。OAK 製かね。
4ポジションのセレクターの中で一番安かったので。
操作感も結構カッチリしてて丁度良い重さで好印象。
リア、パラレル、フロント、シリーズの順で配線。
シリーズ配線は、あったらあったで結構使う。

ボリューム

私お好みの TOCOS の RV24YN20S の A250kΩ のヤツ。
一般的な CTS 等の Pot と較べて操作感が重めで、止めたいとこでバシッと止まる。
フルにしてもフルの状態でピタッと止まる。
あと壊れない。ガリも出ない。耐久性がめっちゃ良い。
全体抵抗や残留抵抗等についての個体差も少ない。
それでいて値段は CTS のより安い。
但しシャフトのバリエーションは無いので、ロングシャフトやスリップシャフトが必要な場合は CTS を使わざるを得ない。

最初 500kΩ のを付けてたんだけど、ハイがキツくてやっぱり 250kΩ のにした。

因みに元々のも 250kΩ でコンデンサに直列と並列で抵抗が入ってる Treble Bleed - Smooth Taper 入りだった。
直列が 20kΩ でその後にコンデンサと並列で 150kΩ が入ってて、コンデンサは多分 1000pF。
ちっちゃい表面実装基盤を Pot にはんだ付けしてある。合理的。

今回の改造では 1000pF のコンデンサと 22kΩ の抵抗を直列で繋いだタイプのハイパスを入れた。
これで大体、私のお気に入りの構成である 500kΩ に 510pF のハイパスを入れたのと似たような感じになる筈。
並列抵抗は無し。

そういや私の認識としては、ボリューム Pot に並列抵抗を入れるのが Smooth Taper であって、この抵抗に加えてハイパスコンデンサを入れたりするのは別概念だと思ってたんだけど、ネットの他の記事とかを見ると、ハイパスコンデンサ込み (所謂 Duncan タイプ) を Smooth Taper って言ってる人が多数派な気がする。
私の認識では Duncan タイプは Smooth Taper + ハイパス なんだけど。
私が間違っているのか・・・。

私はハイパスコンデンサ必須なんだけど、最近はコンデンサと抵抗を直列で入れる Kinman タイプってのをよくやる。
コンデンサの容量で大体どの辺りの周波数から通すかを決めて、直列抵抗でどのくらい通すかを決める感じで、ハイパスを入れる前から音のイメージがし易いし調整し易い。
あとボリュームで Fuzz の具合を調整する事が多いので、抵抗を並列で入れる Duncan タイプだと私には Fuzz が若干コントロールし辛くなる感じがするのであんまりやらない。
直列+並列も最近あんまりやらんかね。
シンプルにコンデンサのみか抵抗直列スタイルが多い気がする。

トーン

元々は Bourns の push-push スイッチが付いててミックス時シリーズ配線のスイッチになってたけど、これを Bourns の push-pull スイッチ付き A500kΩ のに交換した。
因みに 500kΩ なのは単にそれしか持ってなかったから。つうか以前 Mouser で買って大量に持ってる。
なんか push-push スイッチってワンタッチで操作できるのはいいんだけど壊れそうなのと、操作ミスで切り替えてしまいそうなんで一寸厭なんよね。

push-pull スイッチはリアのフェイズ切り替え用にした。
シリーズ、パラレル両方で、ミックス時にノブを引っ張るとアウトオブフェイズでボヘミアンラプソディ。

あと初めての試みとして、トーン回路を Greasebucket 回路にしてみた。
トーンを絞り切るぐらいのときに一寸ハイが残ってローが強調され過ぎず、あんまりムームーしないってヤツ。
Telecaster でムームーさせることもなかろうと思って入れてみた。
まあでも元々あんましトーン使わんしなあ。
でも Telecaster だと多分キンキンさせがちになりそうなので、アンプはキンキンセッティングでトーンで調整、みたいな感じで使うようになるかも知れん、と思って。
でも結局使わなさそう。

因みにコンデンサはハイパスも含めて東信のフィルムの赤いヤツ。
特に拘りは無い。

トーンが 500kΩ なので、ほんの少しハイ成分が強く残ってるような気がする。
今後気になるようであれば 470kΩ の抵抗を並列で入れても良い。
そうするとフルのときは 250kΩ の Pot を使ったのと大体同じことになる筈。

1点アース

デジタル回路が混ざってるでもなし、高速な信号/ノイズが走ってるでもなし、どっかがループしててなんか電波受信しちゃうでもなし、1点アースにしたところでどうなるものでもないけれど、なんか気持ち的に。
そして結局大して1点アースになってない。
でもまあできるだけグランド線はまとめた。
元々ボディの導電性塗料っぽいヤツにラグ留めしてあるので、そこにできるだけまとめるようにした。

ネック仕込み角

セットアップして弾いてみたら、なんかシャリシャリでショボい音。
弱い。タイト過ぎる。
Telecaster の形で Telecaster の部品使ってるんだから、もうちょい力強い音が出る筈。
と思って色々触ってみたんだけど、イマイチ良い結果が出なかった。
そういや元は micro tilt で若干ネックが浮いてたけど、それを嫌ってネックベタ付けにしてたな、と思い至る。
試しに micro tilt でネック仕込み角を付けてみたら弦高とか同じになるように設定しても結構音が変わったので、丁度良いところを探す。
結果、ほんの少しだけネックを浮かして仕込み角をつけてやったところが一番良かった。
多分シムだと 0.2mm ぐらいの感じ。
これが世に謂う「逆にシム入れた方が音良いぜ」説か。
或いは「ネック周りはビタビタより多少隙間あった方が音良いぜ」説の方かも。
タイト過ぎて Dead な響きのデタッチャブルネックのギターは、もしかしたらネック下にシムとか入れたら音良くなるかも。知らんけど。

確かにレスポールとかの TOM でも、ブリッジをポストにイモネジで固定するのとしないのとで結構音変わるしな。
せやねん。なんでもかんでも精度良くビシッと作ったら音良くなる訳やないねん・・・。

まあ実際の所はブリッジサドル辺りでの弦の角度とか、ブリッジサドルのブリッジプレートからの高さとかが変わるので、どちらかというとその辺の影響が一番でかい気がする。
Les Paul とかの TOM でテールピースを上げ下げするのと同じ効果が期待される。
micro tilt 使うとボディの鳴ってる感はやっぱ多少減るしな。

micro tilt だとネック固定ネジとの間でなんか変な力がネックにかかりそうで若干厭なので、そのうち手持ちの金属板とかでシムを作ろうかと。
慥かシム用の金属板を何種類か買ってあったと思う。
シムをネックのエンドギリギリに仕込むのではなく、ネックの幅で切ってネジ部に穴を空けてネジに絡むように入れれば、シム自体が動いちゃう問題もネジ締め込みとシムとの間でネックに変な力がかかる問題も起こらない筈。

トップロード

私の Telecaster Thinline は、トップロードの方が音が良い。
大抵の場合はトップロードの方が弦振動が大きく響く感じがするし、チューニングも安定し易いし弦も切れ難いのだけど、力強さとか硬さを感じるパリッと感は失われがちだし、弦が柔らかくなったような感覚で弦がピックに絡み付き易くなる。
Thinline の場合はトップロードのメリットの方が勝ってたんだけど、American Professional II では正直微妙なトコロでどちらとも言えない。
色々試してみた結果、現在のところ 0.011 のセットの Elixir Optiweb をトップロードで入れてる。
使い易い感じの音にしようとすると、こうなった。
けど 0.009 のセットを裏通しの方が Telecaster って感じの音なんで、そっちでもいいかも知れん。
悩ましいトコロ。


つうことで、現状はそんな感じ。
もうちょい弾き込んでもうちょい設定も熟れてくるともうちょい好い音が出せそうな気がする。

Fender Telecaster American Professional II を他の人にお勧めするかと言われると、正直 Fender Mexico 2本分の金を出すまでではないかなという気もしなくはない。
細かいところとかもなんかアメリカンだし。
悪くはないんだけど、まあどれかのスペックが刺さった人向けかね。

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Soundhouse
Fender Locking Tuners All Short Post
Fender Locking Tuners All Short Post
Fender 4-Position P.U. Selector
Fender 4-Position P.U. Selector
Goldo CPT2C
Goldo CPT2C
Montreux Compensated Brass Tele saddle set
Montreux Compensated Brass Tele saddle set

2022/05/21

Telecaster はトップロード

Telecaster よ。Telecaster。
ガツンと芯のある「生っぽい」音、でも重くなくて速い音でお馴染みの。
掻き鳴らしたくなるギター。

ホントは Fender USA の American Professional II のローズ指板のが欲しいんだけど。
R9.5"のナロートールフレットで、3連のブラスサドル、4+2点留めでサイドが低めでトップロード可のブリッジベースプレート。
でもまあ金も無いし、今は買わないでおいてやろう。

弦をトップロードできるってのが重要なのです。
私の好きなテレキャス使い、というかゴリゴリに影響されまくってるテレキャス使いであるところの Jimmy Page も Jeff Buckley もトップロードでしたやん?アベフトシは違ったけど。
トップロードにすると、ブリッジサドルで弦が曲がる度合いが変わって、弦-サドルのブリッジベースプレート-ボディへの力の方向が変わったりして、音が変わる。
力強さと硬さが若干減って、ハイミッドが立ってカリッとしたより「弦が振動している」感じの音になる傾向がある。

American Professional II は買えないけれど、Telecaster Thinline が有る。
Fender が Mexico でアセンブル工場を立ち上げたぐらいの時期の、Fender Mexico だったか「Fender USA made in Mexico」だったかのヤツ。
普通のシングルコイルx2の '69 タイプでマホガニーボディ。
メープル指板のゴン太ネックだったのを削ってチョイ太ネックにしたヤツ。
最近あんまり弾いてなかったんだけど、引っ張り出してきた。

改造しまくってて、オリジナルの部品は木部とピックガードぐらい。
木部はネックを削ってるし、ピックガードもコントロール部を独立して外せるように切ってるけど。

ブリッジは少し古い(今は多分ディスコンの) GOTOH のL字の分厚いベースプレートのヤツで、弦をトップロードできる。
なのでトップロードしてるんだけど、この GOTOH のは、弦を入れる部分がかなりボディエンド側に伸びていて、ブリッジ部での弦の曲げ角がかなり鈍角になる。
その所為で、トップロードだと高音弦はまあいいのだけど低音弦の音がちょいへニョンとしてしまって、0.010のセットを張って、6弦だけ普通の裏通しにしたりしなかったりしてた。
あとブリッジベースプレート自体に質量があるので、弦の振動が Thinline のボディまで若干伝わり辛い感じがしててビミョウだった。
ネジが一列4点留めでフラットなプレートなので、ネジを強めに締め込むとリアピックアップ辺りがボディから浮いたりもするのも気に入らない。

因みに American Professional II はベースプレートは、GOTOH の程ではないけど昔ながらのヤツに比べてボディエンド側に長いので、トップロードにするとブリッジ部での弦の曲がりが鈍角になるハズ。
なのでトップロードにすると低音弦の音も若干へニョンとなるかも知れない。知らんけど。

つうことで、Thinline のベースプレートを、GOTOH のから、昔買った古い Wilkinson のに交換した。
多分オリジナルのブリッジベースプレートも残ってると思うんだけど、チョットどっか遣って了っている。
Wilkinson のベースプレートは形状的にはプレートのサイドが立ち上がってて厚みも薄い昔ながらのタイプで、トップロードできるようになってるので、丁度良い。
サドルは GOTOH のコンペンセイテドになってるヤツをそのまま移植した。
Wilkinson のは普通の3連と同様に弦の左右ズレが起こる・・・けど溝を切ってやれば大丈夫なんだけど、まあ GOTOH の形の方が信頼感はある。
けど GOTOH のは左右ズレが起こらない代わりに、弦高の加減で1-2弦用のサドルが3-4弦用に比べて斜めになってたりすると弦間ピッチが合わなくなるので結局サドルの横側を削ったりしなければならないんだけど。

0.009のセットを6弦も含めてトップロードにして、弾いてみた。
序でに弦高を1.50mm@1弦12フレットぐらいだったのを、1.25mmぐらいにに下げた。
流石に強めに弾くとフレットに当ってジャリジャリするが、意外とボディも鳴ってるし、めっちゃ速く弾ける。
ベースプレートが GOTOH のに比べて短くなったのでトップロードの穴が裏通しの穴に近付いて弦の曲がりが若干鋭角になってるので、0.009のセットの弦でもピックに弦がまとわり付く感じは無い。
やっぱテレキャスは細い弦を張ってもピックの弦離れが良くて弾き易いんよな・・・。
あとベースプレートが軽くなったこともあって、思いの外ボディが響く。
6弦もへニョンとはならないが、パリッとした芯の強い音が必要なら6弦だけ裏通しにしてもいい、ぐらいの感じ。

テレキャス、弾き易い。
昔はアンプを通すとニュアンスが出過ぎて逆に弾き難く感じられたが、今は打てば鳴るこの感じが好い。
あとヘッド側のストラップピンの位置も私には丁度良い。
ストラトだとヘッド側過ぎて、ギター全体が右手側に寄るので私には高フレットがほんの少しだけ弾き難く感じるんよね。

つうことで、掻き鳴らす系のギターは暫くはこの Thinline で我慢できる。
けどやっぱ American Professional II が欲しいなあ・・・。

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Soundhouse
Wilkinson WTB
Wilkinson WTB
Compensated Brass Tele saddle set
Compensated Brass Tele saddle set
GOTOH In-Tune BS
GOTOH In-Tune BS
GOTOH BSTC1S Nickel
GOTOH BSTC1S Nickel

2021/09/16

Fender Japan のミディアムスケールのストラトを改造する

Ibanez AZ Essentials が欲しい気がするけど、金も無いし、ギターばっか増やしても置き場所無いし、諦めて手持ちの Fender Japan のミディアムスケールのストラトを改造することにする。
コレはピックアップを交換したり絵を描いたりして昔はそこそこ気に入って使ってたんだけど、フレットが大分削れてしまっているし最近はずっと使っていなかった。
生音的には、ミディアムスケールでもそれなりにストラトっぽい音ではあるけど、普通のストラトより重くてヌメッとした音ではあるかね。
こいつのフレット交換とピックアップの載せ替えと再塗装等々をやったろうかと。

元々の改造箇所:
  • ピックアップ交換、リアから JB jr. + 元々のシングル + little '59
  • ボディとピックガードにお絵描き+ボディに彫刻
  • 1vol + 1tone 化
  • ミニスイッチでシリーズ/パラレル切り替え
  • 実験用ミニスイッチ追加(コンデンサを切り替えたりしてた)
  • ロック式ペグ(Fender)に交換
  • graphtech サドルに交換
  • トレモロスプリング5本化+中にティッシュを詰めてジェッソ的なヤツで塗り固め
  • ネックのリシェイプ(弱)

今回やったことリスト:
  • フレット交換、Jescar #57110 ニッケルシルバー
  • 再塗装(ボディはシルバー)
  • トレモロスプリング交換
  • ピックアップ載せ替え、リアから JB jr. + little '59 + Gibson Mini Humbucker
  • サーキット総取っ換え、1vol 化、ミニスイッチでセンターのみシリーズ/パラレル
  • ストリングリテイナーを俵型に変更
  • ストラップピンをデカイヤツに交換

フレット交換

Jescarの、普通のジャンボタイプ。
最近は打ち替えにずっとスーパージャンボを使っていたけど、今回は普通のジャンボ。
スーパージャンボだとサスガに音が硬くなり過ぎるんじゃないかと思ったけど、ジャンボとスーパージャンボぐらいの差じゃ殆ど変わらんかね。
フレットを抜いて、指板を R9.5inch ですり合わせ・・・と思ったら、なんかハイフレット側のRが緩い・・・。
ローフレット側は R9.5inch のサンディングブロックで全体的に削れるのにハイフレット側は指板の端側だけが削れていく。
まさかのコンパウンドラディアス指板?
そうだとしても私の技術と道具ではコンパウンドラディアス指板を再現できないので、取り敢えず全体を R9.5inch で整形し直すことにする。
結構指板を削ってしまった・・・。
要らん事したかと思ったけど、どのみちフレットも同じサンディングブロックですり合わせないと不可ないので、結局は単一 R で整形し直さないと不可なかったのだ。
Jescarのフレットは R9.5inch(=R241.3mm) よりほんの少し緩い、多分 R250mm ぐらいの感じで曲げられてるような気がするので、手で若干曲げ増してからフレットを打ち込む。
フレットが打ち込めたら整形してすり合わせて磨いて終了。

ネック裏をツヤ消しクリアで吹いたけど、後でコンパウンドが付いた布で拭いてしまって、結局ほぼツヤ有りになってしまった。
あと元々の1-2弦のチューニングが若干ピキッといい易かったので、ストリングリテイナーは俵型にしといた。

再塗装

ボディはサンバーストだったのを、ヒートガン+スクレーパーで塗装を剥ぐ。
彫刻したのが木部まで達しているので、サンディングシーラー・・・がどっか行ってしまったのでクリアラッカーをドボドボに塗って埋め、乾いてからヤスリで整える。
今回は下地は結構厚めにいってる。
一旦黒を吹いてから、シルバーを何回か重ねて厚めに吹く。
その上からツヤ消しクリアを吹いたけど途中が切れてしまったので、ツヤ有りで吹き直したら案の定変な感じになってしまった。
あとシルバーの塗膜の乾燥が思ったより遅くて、また乾いたと思っても割と柔らかかったりして、所々擦れたりしてしまい、そこも変な感じなってしまったが、まあそれもまた良し。
キャビティは銅の Noise Hell を塗っていたが若干剥がれてきてたので、全部剥いでカーボンの Noise Hell を塗り直す。
因みに元からリアとフロントはハムバッカー用のザグリが掘ってあったので、ミニハムを載せるのにザグリを掘り直す必要は無かった。

ピックガードは元はアクリル絵の具で絵付けしてマットメディウムで固めてたと思うんだけど、コレが意外と強く付いている。
ペリペリ剥がせるかと思ってたんだけど、全然剥がれてくれない。
しょうがないのでティッシュを何枚か重ねて被せたところにアセトン・・・は一寸怖かったのでサンハヤトのフラックスクリーナーをドボドボに掛けて、それをサランラップで包んで何時間か放置したら、擦れば取れるようになった。
ピックガードの裏側はアルミホイルをタイトボンドか木工用ボンド的なヤツで貼り付けてたっぽいけど、それも剥がして、日東の再剥離両面テープ No.5000NS で厚手アルミホイルを貼り直す。
不要な穴はエポキシ(セメダインのハイクイック)で埋める。

トレモロスプリング

トレモロは使わないので、5本掛けでブリッジをボディにベタ付け状態。
スプリングの共振が厭なので、以前はスプリングの中にティッシュを詰めて、スプリングの下にもティッシュを敷き詰めて、それを更にジェッソか何かでビタビタにして固めてた。
ここからどうにかしてティッシュを取り除いてスプリングを再利用すべきか悩んだけど、水に漬けても(ジェッソは乾くと耐水性)どうにもならなかったので、捨てて新しいスプリングを買い直した。
つうことで、ステンレスを5本掛け。
共振防止は下に耐衝撃スポンジを適当に切って挟み込んだだけだけど、問題無く作用している。

ピックアップとサーキット

ピックガードの穴を加工して、フロントにミニハムが載るようにする。
元々のフロント用の穴の一部を一旦埋めて、ブリッジ側に穴を広げた感じ。
ミニハムの取り付けは、M3 でタップ切り直してピックガード直で載せる。
リアは元々載せてた JB jr.、センターは元々フロントに載せてた little '59 を持って来る。
5 way SW で
  1. リア
  2. リア+フロント
  3. フロント
  4. フロント+センター
  5. センター
にしてる。
スイッチ自体は元々のが若干ショボかったので、安くてスイッチ重めで割とカッチリでお馴染みの SCUD の YM-50S に交換した。
センターだけは 6pin ON-ON のミニスイッチでシリーズ/パラレルの切り替えできるようにしている。

1vol で、私お好みの TOCOS の RV24YN B500kΩ(使い古しのヤツ)、510pF のハイパス付き。
ホントは最近の好み的にはAカーブのが好かっただけど、Aのは新品しかなかったので。
トーンは無し。どうせ殆ど使わんし。
元々のセンターのトーン位置にボリュームを載せてる。
元々のボリューム位置は、私は手が当たってめっちゃ厭なので。
序に言うとピックアップセレクターも、この位置だと絶対手が当たってホントはめっちゃ厭。
なんか音がおかしいと思ったらいつの間にかピックアップが変わってたとかよくある。

ジャックがイマイチ気に入らなかったので Rean のに替えようと思ったら Tip ピンが長過ぎてキャビティに収まらなかったので、若干短いマル信のに交換する。

アースをスプリングホルダー、ピックガード上の回路、ジャックに分けてそれぞれ卵ラグにしてキャビティに1ヶ所でネジ止めするようにした。
またジャック-ボリューム間の Hot ラインを線の途中でコネクタにしている。
こうすることで、後々簡単にバラせるようにした。

あと元々付いてたセレクターノブが、 YM-50S には合わなかった。
YM-50S がミリサイズだと思うので、元々はインチサイズのが付いてたってことか。
Fender Japan は全部ミリサイズで行ってるものだと思い込んでた。
或はどっかのタイミングで私がインチサイズのセレクターに交換してたのかも知れないケド。
またどっかで買ってこないと。

組み立て

部品が一通り揃ったので組み立てる。
ピックガード取り付けはステンレスネジに交換した。
つうか最初からこの辺のネジは全部ステンレスにしといて欲しい。
絶対錆びるやん?

あとストラップピンは、他のギターも含めてデカイヤツに交換して行ってる。
Gotoh の EP-B3。
これプラス Harry's のゴムの輪っかを付けとけば、ストラップ抜けの心配がほぼ無くなる・・・と思ったけど今使ってるストラップが分厚過ぎて Harry's が入らない・・・。

ネックを仮止めして、軽く弦を張って、ナットを入れる。
ナットは graphtech を使おうかと思ったけど、ネック側のナットの溝がR付きタイプだし、E-E 間の寸法的にポン付けできるヤツが無い。
E-E が 34.59mm のヤツが要るんだけど、R付きタイプのは多分 35.05mm しかない。
まあ実際 35.05mm でも問題無いし、或はフラットボトムのは 34.59mm のがあるのでそれを削ってもいいんだけど、取り敢えず今回は元々付いてたヤツに 0.2mm のアルミの下駄を履かすことにした。
弦を張ったままネック止めネジを一旦軽く緩めてから左右のブレを調整しつつ締め直す。
私の持っている(安物しか持ってないが)デタッチャブルネックのギターの中では左右ブレも少ない印象。
ちゃんとチューニングしてネックの反りや弦高等を調整して終了。

サウンド

弾いてみた感じ、生音的には以前よりウエットな感じになった気がする。
「鳴ってる」という感じは少し減ったかね。
フレットを換えたのと、あと塗装が重めでかつ未だ完全には締まり切ってない所為もありそう。

アンプに通してみると、JB jr. がやっぱワウ半止めみたいな鼻詰まってるみたいな音で独特。
あとやっぱアルニコマグネットでフルサイズの、フツーの PAF 系のと比べるとセラミックの香りのする、ピッキングに対する反応がリミッター掛かってるみたいに平坦な感じはある。
この辺の感じはピックアップの高さを調整すると気にならないぐらいには持って行けるけど、欲しい出力との兼ね合いもあるし、結構シビアな調整になる。
シングルサイズハムはなんかピックアップの高さを少し変えただけで音がガラッと変わる傾向がある気がするんで、調整は大体いつもシビアだけど。
まあ好意的に言うなら高さ調整するだけで色んな音が出せる、ってことになるんだろうけど。
あと私は太い弦を張っているけど、音が密になり過ぎるので細い弦の方が合いそうな気がする。
little '59 は JB jr. よりは PAF 系に近い素直な音だけど、ピッキングに対する反応にどことなくセラミックの香りがする。
あとセンターはピックが当たるのが厭なので高さを結構下げるのだけれど、下げると音もモヤッとしてしまうし、一番良い音で鳴らせないフラストレーションはある。
パラレルにすると、パラレルっぽいジャキジャキした音になって、けど或程度ローも出てるしそんなに使い難い感じもしないし、まあコレはコレで。
どちらのピックアップもまあ悪くはないし使える音ではあるんだけど、今の私の感覚的には「せやねんコレが欲しかってん」という感じではない。
アンプでクランチというよりはディストーションペダルを踏みたくなる感じ。
そしてミニハムよ。
ストラトのフロントにミニハムという見た目が、ダサくなるかと思ったけど意外とシックリ来て良い。
寧ろシングルサイズハムがなんかダサい。
ミニハムは音的には普通のフルサイズのハムバッカーよりはシングルコイルっぽいし、シングルコイルよりはハムバッカーっぽい。
little '59 をフロントに載せてたときより濃密さが減って若干ライトでハイミッドが出るが、ローは余り硬くなくて意外とボワッと出る感じ。
カリカリにチューニングしてた Les Paul に載せてたときはローもコントロールし易かったけれど、このストラトは生音がウエット気味なので、ローが若干ボヤけてる気がする。
ピッキングに対する反応は、確っかりアタックも出るしダイナミクスの深みもあって私には使い易い。
センターにミニハムぐらいが音的には丁度好いのかも知れない。

ミックスは、リア+フロント にすると Gibson とかの2ハム系ミックスサウンドっぽい感じになる。
センター+フロント だと力強い系のストラトの センター+フロント みたいな音になるけど、この状態でセンターをパラレルにするとシャリッとした「ヴィンテージ出力」のストラトの センター+フロント ミックスみたいな感じになる。
まあ想像通りの音ですな。

ということで、JB jr. は交換したい・・・。
適当なフルサイズハムか、スタックタイプのノイズレスピックアップか辺りか。
でもストラトのリアがフルサイズのハムバッカーってのは、見た目的には、私はあんまり好きくないんよな・・・。
なのでスタックタイプのノイズレスピックアップかね。
或は DiMarzio の The Chopper も Fast Track も、マグネットはセラミックだけど音はそんなにセラミック臭くなかったと思うので、シングルサイズハムが駄目ってことはないのか。
でもブレードタイプは弦との距離を弦毎に変えられないのがなあ・・・まあでもそれは普通のロッドマグネットのシングルコイルでも一緒か。
慥か今 Epiphone の Les Paul SL に The Chopper が載ってると思うので、そいつを外してきてもいいかも。

Soundhouse
GIBSON Mini Humbucker
GIBSON Mini Humbucker
SCUD YM-50S
SCUD YM-50S
MONTREUX Tremolo spring set
MONTREUX Tremolo spring set
FERNANDES Stainless Screws for Pickguard Metric
FERNANDES Stainless Screws for Pickguard Metric