2021/08/26

火垂るドロップ、麦の麦茶、オールドファッションド、トロピカル

私がサクマドロップスを買ってしまったのは、完全に火垂るの墓の所為。
めっちゃ昔一度観たキリだけど、すげー印象に残るよな。
宣伝効果としては抜群よね。今だに私がドロップ缶買ってしまってるぐらいだもの。
Jimmy Page が Les Paul 使ってる、ぐらいの感じで節子のドロップ缶よ。
アレが無ければ、少なくとも今もこの缶のが手に入ったかどうかと思うと、多分手に入らなかったんじゃないかと思わないでもない。知らんけど。

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夏場に冷蔵庫にストックする用の冷えたお茶を作る年と作らない年がある。
今年は作る年。
麦茶パックの年と烏龍茶パックの年と、あと丸のママの麦の麦茶を薬缶で沸かす年がある。
因みに2倍に薄めたアクエリアスの年もあれば、そもそも冷蔵庫にストックしない年もある。
何年か前に烏龍茶パックの年があって、残ったヤツが賞味期限切れまくってたんだけど、一寸良いヤツだったし捨てるのも勿体無いしということで、今年はそれを消費し切るところから始まって、現在は丸のママの麦のを使ってる。
因みに麦は一保堂の。
良いお茶屋は普段使い系のお茶が美味いよね。

丸のママのは、沸かしたてはちょい酸味が出るのだけれど、半日程冷蔵庫で冷やしてると収まる。
最初一寸煮立てて割と濃いめに出して飲むときに水道水で割って飲むと、冷蔵庫でキンキンに冷えた温度ではなく一寸冷たいぐらいの丁度良い温度でガッと飲めるし、煮出さない場合と比べてもなんか味も良くなる気がする。
大体夜に 2l 弱作って粗熱取って冷蔵庫に入れて、次の朝から2日ぐらいで飲み切る感じ。

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最近 Amazon でよくミスをする。

お気に入りのオールドファッションドグラスを割ってしまった。
バーボンなんざ呑んだ所為で!くそう、バーボンの奴の所為で!

無地で、透明で、底が厚く、重いけどバランスが優れたヤツだった。
慥か私としては大分奮発したような記憶がある。
昔梅田の大丸で買った、ドイツかどっかのヤツだと思う。

梅田の百貨店でも回って似たようなのを探してもいいんだけど、このコロナ禍ではなかなか行き辛い。
しゃーなしで Amazon で似たようなのを探したら、2,000円ぐらいで無地の厚底の「クリスタル」ってがあったので、散々迷って買う。
届いたら・・・うん、これ普通のソーダガラスよね。
軽いし透明度も無いし。つうか形も歪んでるし。
絶望的に安っぽい・・・ううむ、これは絶望的に安っぽいぞ。
モロゾフのプリンの空き容器使った方がマシ。(つうかプリンの空き容器は、それはそれで逆にロックで素敵な考えな気がしてきた・・・。)
返品するか叩き割るかで迷って、結局生きるのが面倒臭くなってそのまま使うことにした。
ええカモですわ。

つうことで、荒く使って割るつもりでいるので逆に使用頻度が上がっている。

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なんかトロピカルという想念に憧れて、ピニャコラーダ的なものが呑みたくなり、紙パックのココナッツミルクを買う。5パック入り。Amazon。
あとトロピカーナの紙パックのパイナップルジュースとか。
ラムは、普段あんま使わなくてマイヤーズのダークラムしかないので、それで適当にピニャコラーダを作ってみたけど、なんかココナッツ感が無い。
つうかトロピカーナのパイナップルが強過ぎる・・・。
やっぱ正統的なレシピ通りに生パイナップルにすべきなのか。
あと紙パックのココナッツミルクってあんまココナッツの香りとかしないのね。
結局牛乳にマリブを混ぜたものの方がココナッツ感があるので、それにラム少々とパイナップルジュース少々を混ぜてピニャコラーダ的な感じにして呑む。
チャチいオールドファッションドグラスでな!

つうことで、紙パックのココナッツミルクがめっさ余ってる。
どうしよう・・・。
肉でも煮るか。

2021/08/02

P-90 スタイルでハムキャンセルのピックアップ

元々 P-90 が載ってた Les Paul。
ハムノイズを嫌って、リアは DiMarzio の DLX Plus、フロントは Seymour Duncan の P-90 Stack を載せてた。

DLX Plus はマグネットをフェライト(セラミック)から AlNiCo 2+5 に交換して、ちょいレンジ狭めでミッド寄りのフラットで密度の濃い感じのハムバッカー、みたいな音になっている。
ホントはなんだかんだでリアは PAF 系の音が私には使い易くて好きだったりするのでフルサイズのハムを載せてしまえばいいんだけど、フルサイズハムを載せるには加工が要るし、一旦加工しちゃうと戻せなさそうなので、ヒヨった結果この形になっている。
見た目もなんか気に入らんのよね・・・。

フロントは Gibson のミニハムバッカー(ポールピースが見えてる方)を一時載せてて、音は気に入ってたんだけど、見た目的に余り好きになれなかったので、結局 P-90 Stack に載せ換えた。
けど P-90 Stack は音的にはちょい気に入らなかった。
P-90 Stack はその名の通りコイルが2個縦に積み重なってるヤツなんで、Push-Pull スイッチ付きポットでシリーズ-パラレルを切り替えられるようにしてた。
でも Gibson P-90 と比べると、シリーズだとちょいポコポコするし、パラレルだとちょいシャリシャリして、まあ音はそんなには悪くないんだけど完璧という訳でもない。
片方のコイルだけシングルで使うと P-90 っぽい力強くてヌケの良い音になるんだけど、ハムノイズが乗るし、それなら普通に Gibson P-90 使った方が、てことになるし。

このフロントをまた載せ替えたろうかとずっと思ってはいたんだけど。

見た目は P-90 が格好良いっつって P-90 タイプの Les Paul を買ったので、見た目は P-90 スタイルである必要がある。
あと私はハムノイズが許せないので、ハムキャンセルタイプでなければならない。
でも P-90 スタイルでハムキャンセルタイプのは、一応何社からか出てはいるんだけど、1社につき精々1-2モデルという感じで、選択肢が少ない。
Seymour Duncan は P-90 Stack、DiMarzio なら Fantom P-90、Lindy Fralin の Hum-Cancelling P-90 のノーマル版と with AlNiCo Rods 版、Mojotone の P-90 Quiet Coil、Kent Armstrong の Stealth 90 とかか。

Fantom P-90 はコイルが3つ?で構造的には一番特殊っぽい。
他の Fralin も Mojotone も Kent Armstrong も、多分2つのコイルを横向きにして P-90 のケースに収めているタイプだと思う。多分。
最初期の Firebird のミニハムの構造で、P-90の形にした感じかね。
で多分、この構造だと出力が低くなりがちなので、Fralin の AlNiCo Rods 版以外はマグネットがフェライトとかネオジウムとかになってくるんだと思う・・・ちゃんと調べてないんで知らんけど。
Duncan P-90 Stack はその名の通りスタックタイプ。
Fantom P-90 は面白そうだし DiMarzio 曰くニュアンスも音も見た目も '50s の P-90 よってことだけど、高いし情報が無さ過ぎて、パッと買ってしまう勇気が無い。
Fralin、Mojotone も日本で買うと結構高いし個人輸入するにも今は送料がな・・・と思ってたら Soundhouse でいつの間にか Kent Armstrong の取扱商品が増えてて(単に私が気付いてなかっただけかも知れないが)、Stealth 90 がギリ買えそうな値段。
Stealth 90 は YouTube とかで調べた感じだと、ちょい音硬めでちょい出力抑えめの P-90 という感じっぽい。
4芯線なのでパラレル-シリーズ切り替えもできる。
ううむ。
1週間迷って、結局 Stealth 90 を買う。
フロント用とリア用があるので、フロント用を買う。

早速 Les Paul のフロントに載せてみる。
ピックアップのカバーを外すと、ピックアップ本体に銅テープが巻いてあって、ローノイズ化が徹底している。
銅テープで高さ調整ネジ用の穴が塞がれているので、ネジでズボッと穴を空ける。
P-90 Stack 用にフロントのザグリを深くしてしまっている所為で、高さ調整用のスプリングの長さが丁度良いのが手持ちに無かったけど、ストラトとかのピックガードマウント用の短いスプリングを2個積み重ねればなんとかなった。
未だ一寸スプリングが弱い気がするので、今度またスプリングだけ買って来よう。

Push-Pull スイッチにシリーズ-パラレルで配線して完了。

シリーズ配線で弾いてみると、Gibson P-90 と比べてちょい音硬めで出力割と抑えめの感じ。
リア用はもうちょい出力あると思うので、そっちを買ってもよかったかも知れん。
当然ハムノイズは乗らない。
音がちょい硬めで、私が気に入っていたミニハムバッカーと一寸似てる部分もある。
ミニハムをちょい反応早い音にしてフラットな特性にした感じか。
Gibson P-90 より中音域の癖が少なくて、スピード感がある素直な音という感じかね。
あとローが結構スッキリしてる感じがするので、ゴリゴリに歪ませても全然モコモコしない。
P-90 Stack と比べると音の個性というか懐の深さみたいなのは P-90 Stack の方が感じられるけど、Stealth 90 の方が所謂「使い易い音」ではあるかね。
周波数レンジ感的には Stealth 90 の方が P-90 Stack より Gibson P-90 に近くてシングルコイルっぽい感じの音。
全体的には Stealth 90 の方が Gibson P-90 に似てる。
力強くてヌケの良い音。

パラレル配線の音は、ハムバッカーをパラレル接続した音っぽいフレーバーも感じられるが、どちらかというとストラトのシングルコイルみたいな音の傾向性。
テレキャスよりはストラトかね。
ストラトのフロントにフロント-センターのミックスと Gibson P-90 のフレーバーオイルを一滴づつ垂らした感じ。
思った程パラレル接続っぽいシャリシャリ感は無くて、まあ普通に使えそうな音。
太い弦を張ってジミヘンごっこするか細い弦を張ってイングヴェイごっこするかで言うと、太い弦でジミヘンごっこの方が合いそうかな。
P-90 Stack のパラレルと比べるとよりフラットなシングルコイルという感じで、よりストラトっぽい音。

ちなみにスプリットの音は、パラレルの音に近くてよりパリパリした感じだった。
ハムバッカーのスプリット、という感じ。
ハムノイズも増えるし、まあ使わないかね。
因みに P-90 Stack はスプリット時が一番 Gibson P-90 に近かった。
Stealth 90 のシリーズ配線よりも P-90 Stack のスプリットが Gibson P-90 に近い。

そういやハムバッカーの片方のコイルだけ使うことを、昔は「タップ」って言ってたけど、最近は「スプリット」の方が多いかね。
「タップ」と言うと、ギターの世界以外だと、一つのコイルの途中で線を出してきて使うというイメージなんで、ギター界的な「タップ」の使い方だとなんか確かに違和感はあった。
まあハムバッカー一つを一つの機能として見れば、その一つの機能の中の途中で線を出してきている、とも言えるので、「タップ」でも間違いではないと思うけど。
特に3芯線とかで、二つのコイルの繋ぎの部分から1本線が出てるタイプのハムバッカーだと「タップ」という感じは強いか。
でもそれぞれのコイルの両端から線が出てる4芯線で配線する場合だと、電気的には同じでも、なんか違和感ある。
あとギターでも一つのコイルの途中で線を出してくるような「タップ」機能があるピックアップも稀に存在するので紛らわしかったりした。
まあ「スプリット」も、私には、なんかコイルを別々に両方使ってるようなイメージがあってそれはそれで違和感あるんだけど・・・。
まあでも今の所、一応どっちでも通じるよね?

P-90 Stack の場合、1弦と4弦の出力が小さかったりと弦によって出力が他の普通のハムバッカーと比べても結構バラつきが大きかったのでポールピースの高さ調整でなんとかしてたんだけど、Stealth 90 の場合は弦毎の出力の差が余り感じられれない。
ミニハムのときも1弦のポールピースはめっちゃ上げてたし。
なんでやろう。
Stealth 90 はフェライトマグネットだと思うので、フェライトマグネットの特性だったりするのか?
そう言えば私はあんまりフェライトマグネットのハムバッカーをフロントには載せて来なかった気がする・・・。
と思って部屋を見渡してみると、私の Ibanez S のフロントに載ってるのが多分フェライトだと思うんだけど、4弦のポールピースを上げてるので、じゃあフェライトの所為じゃねぇな。
Stealth 90 の構造の所為かね。

ピックアップの高さは、Stealth 90 自体の出力が結構控えめなので、大分弦に近付けている。
私はフロントは大体いつも結構弦から離してセッティングするので、私の感覚からすると大分近いなあと思うけど、特にサスティンに影響することも無く、ピックが当たることも無く、今の所問題無く使えている。

総評としては、コレは良いピックアップよ。

つうことで、P-90 タイプのピックアップがめっちゃ余ってる・・・。
音は気に入っているミニハムもあるし。
なんか適当な安いギター買ってきて載せたろうか。

Soundhouse
Kent Armstrong Stealth 90 Neck
Kent Armstrong Stealth 90 Neck
Gibson P-90
Gibson P-90
Seymour Duncun P-90 Stack Neck
Seymour Duncun P-90 Stack Neck
Lindy Fralin Hum-Cancelling P-90 With Alnico Rods
Lindy Fralin Hum-Cancelling P-90 With Alnico Rods