2019/07/15

カンディスを作りたいという話

カンディス。
氷砂糖のアルコール漬け。
ミヒェルゼンのEarl Greyのとか神の味がするのだけれども、アレ年々高くなって行ってる気がしますやん?
気軽に使えない。
まあ昔からそんなに気軽に使えるお値段じゃなかったけど。
気軽に使えな過ぎて、開けて暫く(年単位)放置してたらカチカチに固まっててなんかヤバそうな臭いがしたんで、1瓶、半分ぐらい残ってたのを捨てなければならなかったことがある。
まあ実の所は開けて途中まで使った後そのまま引き出しの奥に行ってしまって忘れ去られ、次から新しいモノを開けてしまっていた所為なのだけれども。

つうかアレ紅茶に入れろという話だけれども、そんな勿体無いことできん。
疲れて死にかけてる時に生でチビチビ齧るべし。
美味過ぎて一寸動けるようになる。
リアルワールドにおけるポーション。

ほいで。
先日、スーパーで梅酒用の氷砂糖が売ってあったのを発見し、あ、コレでカンディス自作すればいいんじゃね?と思い立ち、取り敢えず1袋買ってくる。
駄目なら飴ちゃんみたいに舐めたらよろし・・・と思って一粒齧ってみたけれど、あんまし美味しくない・・・。何故だ。砂糖やのに。

カンディス作りを成功させない訳にはいかなくなった。

幸いにもスピリッツは、大して呑まない癖に、家に死ねる程ある。死んだ上に数人道連れにできるぐらいある。
偖て、どれで漬け込んだろか。

先ず思い付くのはウィスキー。
Glenlivetとかの非シェリーの華やかスペイサイド系がなんやかんやで美味そうだけれども、若しかしたら臭くて重厚なArdbegとか意外と合うかも知れん。
同じアイラでもLaphroaigは何故かあんまし合う気がしないけど。
バーボンはBlantonがあるけど、どうかな。合わんでないけどパッとしなさそう。
歯磨き粉味でお馴染みのアブサンは、アレはそもそも砂糖を溶かして呑むのがスタンダードな呑み方だし、いけなくはないか。
或は同じ薬草系で言えばウンダーベルクとかか。量が少な過ぎるけれど。
他にはラムとか。
マイヤーズのダークラムがあるのだけれど、ミヒェルゼンにもダークラムのがあることだし、まあテッパンと考えてよさげ。
テキーラはクエルボがあるけれど、ビミョウな気がする。
ジンは・・・どうかな。
ボンベイサファイアがあるけど、あんまし合う気がしない。
ゴードンとかタンカレーとかなら或はと思わないでもないけれど、家にはストックしていない。
ウォッカは、ズブロッカがあった筈。
まあ間違いないんだろうけど、なんかズブロッカを使ってしまうのはズルい気がする。
どうせウォッカを使うなら、もうちょいスタンダードなヤツを使って、後で香り付けしたい。
或はアマレットだのリモンチェッロだのキュラソーだの普通の甘いリキュール類という手もあるけれど、なんかそれはそれで邪道な気がする。
でもコアントローとかグランマルニエとか、キュラソーは美味いに違いない・・・。
柑橘系は何でん美味いのだ。
ヨシ混入させるか。

つうことで、取り敢えずGlenlivetかね。コアントロー辺りをチョイ足しして。
1ヶ月ぐらい漬けた方がいいのかね?
上手くいけば、次はダークラムか或は何かウォッカでも買ってくるかね。

色々夢が広がる。

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2019/07/17
取り敢えず、Glenlivetのみで2-3日漬け込んだ状態。
1日目は氷砂糖がめっちゃ溶けて酒が余ったが、余った分を呑みつつ氷砂糖を足しといた。
砂糖の溶けたGlenlivetがなんか美味かった。
ウィスキーの香りが結構強いので、やっぱキュラソー系を足した方が美味そう。
2日目以降は氷砂糖はそんなには溶けないっぽい。
つうことで、1ヶ月もかからんね。
熟成とかが起こる感じでもないし、2-3日で完成するっぽい。
home made kandis
home made kandis posted by (C)Ludwig D. Omen
透明な氷砂糖を選ばないと見た目は悪いね。

ウィスキーだと大分ウィスキー感が出てしまうので、やっぱウォッカ辺りが正着か。
ウォッカベースで他で好きな香りを付けるのがよさげ。
まあ要は飽和するまで砂糖を溶かした甘い酒と考えればいいのか。
一寸加熱して多少アルコールを飛ばしてもいいかも知れん。

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2019/07/18
キュラソーチョイ足し。
グランマルニエかコアントローか迷って、結局コアントローにした。
0.5tsp.未満を目指して入れようとしたら手元が狂って2.0tsp.ぐらい入ってしまった。
ウィスキー感が消えてしまって、コアントローが支配的になってしまった。
なので少し呑んで、Glenlivetと氷砂糖を足しておく。
あれ?これ永久に無くならないんじゃね?

・・・100年後:
「而して秘伝のカンディスが今日まで継ぎ足しながら受け継がれてきたのである・・・。」

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Michelsen Kandis Earl Grey

the Glenlivet 12 years of age

Cointreau

Myers's Rum