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2013/05/12

ピアソラのDVD

朝、バイオリンの練習してた。
少し前まで全然弾いてなかったけど、最近は割とバイオリン弾いてる。
但、イマイチ上手くならねえ。
まあガチな練習してないからなあ。
私の経験上、楽器の上達の断続平衡説ってのがあって、楽器の練習を続けていると暫くは上手くならない時期が続いて、それでも練習を続けていると或タイミングで突如目が覚めたみたいにガッと上達することがあって、また暫くあんまし上達しない時期が続く感じ。
上達しない時期に確っかり色々思い悩みながら練習できる者のみに上達する可能性がある。
ってことで、今ちゃんと練習しとかないと上達しないのは解ってるんだけど、大してマトモな練習はしてない、という感じ。
漫然とStarlessの主題とか弾いてる。
そうか。だから永遠に初心者なんか。ユリーカ。

漫然とバイオリン弾いてると、Amazonで買っておいたピアソラの1984年のキンテートのDVD(→Amazon)が届いたので観る。
YouTubeとかでも観れるけどな。
録音が割と悪くなくて、よかった。
もうちょい後年ので録音状態の良いのがあったらもっといいんだけど。

やっべー。動くピアソラマジすっげーかっけー。
腹の出て頭の禿げたおっさんが右足を台の上に乗っけて、その膝の上にバンドネオンの蛇腹を乗っけて立って、両手でボタン叩いてタンゴしてるんだけど、その姿がデタラメに格好良い。
惚れ過ぎて鼻水など垂らす。

CDで音だけ聴くのもそれはそれでいいんだけど、実際に演奏者が楽器を弾いてる姿を観ながら聴くと、その音楽の意味がより沢山理解できる。
楽器てのは、大抵、それを弾いてるとこを見せることで、その音楽を聴く者がその音楽の意味をより理解でき易くなるようにできてんだな。
楽器すげーな。

あー、私は一番マシな楽器であるギターですらクソみたいに下手だ。
いつも思い知らされる。
私は未だ何も言えない。何も語れてない。
一寸はものが言えるようになった気分になったとこで近年のパコデルシアとか観たらマジヘコむぜ?

2012/06/23

ピアソラ

最近、無意識にギターを弾いてるとLibertangoのリフになってたりすることが多い。Piazzollaの。
最近全然Piazzollaを聴いてなかったんで、ライブラリからCDを色々引っ張りだしてきて久しぶりに真面目に聴く。

ヘッドホンに挟まれた頭を抱えながら、あーだのうわーだのとヨダレのように呟きながら。
Piazzollaマジすげー。やっぱマジすげーんだよなあ・・・。
晩年のTango: Zero Hour(→Amazon)とかはまあ当然どうしようもなく素晴らしいとして、初期のNuestro Tiempo(→Amazon)とかから既に相当のものなのな。
あいつマジどうしようもねえ。


私がどれだけPiazzollaに参ってるか、君は理解できまい。


Piazzollaの音楽には人間が含まれている。
紙キレみたいにペラい、外化されて単純化された、元来一枚のペルソナでしかなかった筈のものとしての「キャラ」の逆に位置している、厚くて複雑な、実際そこに生活している「人間」。
使い古された表現から区別させる術があるのなら、或は魂と呼んでもいい。
なので、ヘドロの重く堆積した私の肚でもグッと掴んで揺り動かすことができるのだろう。

ああ、そうだった、これが音楽だった、と思い出すことができる。
よく忘れるんだ。