2022/02/26

ダークラムトニック

ラム酒開拓。呑み方。
アプルトンエステート12年(濃スッキリ甘口)を買ったんだけど、以前買ってたマイヤーズよりヨッポド呑み易いし旨し、ストレートやキューバリブレだけでなく他の呑み方もしたい。
つうことで、トニックウォーター+ライムジュース。
Wilkinson のトニックウォーターと Casa Rinaldi のライムジュース。
まあジントニックの余りですな。
Casa Rinaldi のライムジュースは最近初めて買ったんだけど、瓶の口が1滴づつ使えるようになってて便利。
でもトニックウォーターとダークラムって、味の方向性も違うしなんか合わなさそう・・・。
と思ってたけど、実際呑んでみると割とイケた。
なんかギリギリなバランスな気がする。
トニックウォーターの甘苦い柑橘感とラムの濃厚な香りとをライムがなんとか上手いこととりなしてる感じ。
口に入れた瞬間は「あ、コレ旨ぇ」と思うけど、まあそこが感動のピークかね。
後味も悪くはない。
Wilkinson のトニックウォーターがあんまし苦くなくて後味がそんなには強く残らないのが多分勝因。
もうちょいシッカリ系のトニックウォーターとか甘っタルさのもっと強いトニックウォーターとかだとそんなには美味しくならない気がする。
つうことで、ダークラムトニックも、まあアリっちゃあアリ。
ジントニックの余りで作るのが丁度良いぐらい。

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トニックウォーターで割るとなんか思ったより早く酔う気がする。
ジントニックも、ジン単体で呑むより酔いの回りが早い気がする。
ラムトニックも、ラムコークより早く酔う気がする。

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あと髪を切った。
めっちゃ切った。
頭の重量が減った。

2022/02/19

チャゲアス中毒

何ヶ月か何年かに一度来る、チャゲアスに至る病。

2000年より少し前ぐらいに崩壊が始まって現在では既に破壊し尽くされてしまって久しい所謂「J-Pop」というモノの真ン中にあって、かつ現在でも尚真面目に聴くに値するという稀有な存在、だと勝手に値打ちを付けている。

チャゲアスの音楽ばかりを考えて居る。
On Your Mark とかを毎日寝る前に聴いたりしている。

On Your Mark といえば、宮崎駿の完全なる駄作の Music Video でお馴染みの。
「On Your Mark の MV」としては、曲の理解に深みを与えるでもなく、曲とマッチしているでもなく、曲に対して何の役にも立っていない、違和感しか無い、精々なんかお上手な画が動いてるってだけの、無い方がマシなウンコでしかない。
「宮崎駿がチャゲアスの MV 作った」ってことで、当時私もそれなりに期待したのだけれど、そして実際観れたのは大分後になってからなんだけれど、慥かビデオテープがどこからともなく回ってきて、それで実際観てみて、当時は「チョーシに乗ったイキリ駿のしょーもないオナニー劇場」ぐらいの感想だった。
しょーもないという無関心とイキったオッサンのオナニー見せられたという嫌悪感の間で、どちらかというと嫌悪感が勝った。
嫌悪感が勝ったので、逆に当時は「これも一つの在り方だ」とか思うようにして何回か観て好きになろうと一瞬頑張ってみたけど、駄目だった。
どう観たって On Your Mark の音楽とは関係無い、只の宮崎駿のアニメでしかない。
なんや駿の奴めは MV も能う作らんのか、でお馴染みの。
世間では「宮崎駿がわざと間違った解釈をして描いたアニメーション」ってことになっているが、こう言うと私としては「解釈」の語に違和感を抱かざるを得ない。
全体や文脈を無視して、幾つかの単語や語句を摘んでそれっぽい画をそれっぽいタイミングで当て嵌めることを、私は「解釈」とは解釈したくない。
アレよね、私の嫌いな「解釈って言っとけばなんでも許される学派」の人達の言う、私の嫌いな安い似非ポストモダン的「解釈」よね。
どちらかというと「曲の内容関係無しに、宮崎駿が(チャゲアスの金で)曲の尺に合わせて好き勝手作ったアニメーション」と言った方が正しいように思える。
然し音楽関係無しにして、「(On Your Mark の MV 制作費として得た資金で作った On Your Mark という曲とは無関係の)宮崎駿のアニメーション」としては、そこそこ優れたモノではあるとは思う。
SFポストアポカリプスものは私も嫌いじゃないし、ポストアポカリプスものを「曲という制限」の下で、あの形式のリアルさでアニメにしたのは当時としては画期的だったんじゃないかと・・・イヤ、どうやろう、そうでもないのか?知らんけど。
「只の宮崎駿のアニメ」としては、岡田斗司夫が解説してくれている。YouTube で観れる。
私は部分的にしか観ていないけれど、観た部分に関しての感想としては、宮崎駿ファンという訳ではない哲学畑出身の人間からすると例えば「永劫回帰」が「ああ、またニーチェじゃなくて素人がよく言うの方の永劫回帰ね」みたいに思うところとか、割と強引めに解釈しているところを断定的に話したり、「それはサスガに駿サンを持ち上げ過ぎじゃね?」と思うところがチョイチョイあったりとか、引っ掛かるところは幾つかあったけれど、全体としては「うわ、そこは見落としてたわ」とか「せやねんその通り」と思うところも多く、情報量も豊富で解り易くて面白かったように記憶している。
あと剣菱を見落とすとは彼は酒は呑まんのか?(剣菱を知っていれば主張を軟化させなければならない部分があったハズ)とか。そういや私は煙草を吸わんので例えば「ホープ」「バット」の違いが含意するところがあったとしても説明できない。それと一緒か。知らんけど。とか。羽娘のどこに繋がってるか判らない謎の鎖とかもなんか意味ありそう。知らんけど。とか。話したくなる。
多分私がチャゲアスについて話しているとこんな感じ(の、もっと頭悪い感じ)になってるんだろう。
まあでも「只の宮崎駿のアニメ」として優れていたところで、その内容は On Your Mark 曲の音楽的内容からも詞の内容からも導き出されるモノではなく、また On Your Mark という曲を説明するものでもなく、On Your Mark という曲である必然性が全く無い。
このアニメーションが曲の理解や解釈を妨げることはあっても深めたり拡げたりすることは無い。
チャゲアスになんか恨みでもあったんかと思う。
宮崎駿なら自分のやりたいようにやってかつ曲の芯も抉るアニメも描けたと期待するのは多分買い被り過ぎなんだろう。
つうことで MV としては糞。

で、よ。
めっちゃ話がズレたけど。駿サンはどうでもええねん。

PRIDE とか、チャゲアスの重要なアルバムのうち幾つかはCDが何故か手元に無い。
なのでCDを新しく何枚か買い直すことに。
で、2001年のリマスタリングで紙ジャケのヤツを買ったんだけど、音的にめっちゃ不満。
「リマスタリング」と言っているが、ほぼ「リミックス」と言って差し支えないような内容。
パッと聴いた感じ、各トラックのパンの振りもEQも音量も変わってしまっているし、エフェクトも掛け直しているように思える。
音自体は確かに各トラック毎の分離が良くなってクリアになっているんだけれど、その所為で聴こえない方が良い、例えばコーラスエフェクトが残響音のところで低ビットレートなMP3みたいに鳴ってしまっているのまで聴こえてしまっていたり、音がいい感じに溶けて混ざっているところをわざわざ分離してしまっていて音にまとまりが無くなって迫力が大幅に削られてしまっていたりする。
チャゲアスの曲の音ってこんなにショボかったのかと思わせる。
自分で自分の首を絞めていることに気付けずに斜陽の斜度を積み重ねて行ってたあの頃の、音楽を忘れた悪い J-Pop の音がする。
単に音がクリアになっただけで、私からしたら、解ってねえなあ、と評価せざるを得ない。
くそう・・・古いミックスのを買い直すべきか・・・。

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「ポストモダン標榜ゴロ」という言葉を思い付いたのだけれども、私は契約書なんかにもよく出てくる「××標榜ゴロ」という言い方に強い嫌悪感を持っていて、できれば使いたくない。
然し「ポストモダン標榜ゴロ」という語は私の言いたいことを一言でスッキリと言い表してくれるように思える。
「似非ポストモダン」だとなんか違うんよな。
沢山の言葉を尽くせば言えるんだろうが、私は一言で言いたいのだ。
何か良い言い換えは無いだろうか。

2022/02/16

酒ポートフォリオ:ラム

つうことでラムよ。ラム酒よ。

私はそんなにはラムを呑まない。
たまに「カリビアン」だの「トロピカル」だのという言葉に惹かれて、甘い炭酸飲料やジュースに混ぜたり、マイヤーズのショットを拷問のように呷るぐらい。
あとはコーヒーやら洋菓子やらの香り付けで数滴とか、その程度。
消費量が少ないのでいつもはマイヤーズ(ダーク)の小瓶を買い置きしている。
それで事足りる。

スコッチウィスキーが高いですやん?
円の購買力ももうカスみたいなモンだし、実質の給料は下げ止まらないし、ウィスキーブームが去ってももう昔みたいな値段で気軽に買える時代が来るとも思えませんやん?
なので安いウィスキーやら未だそんなに値上がりしてないウィスキーやらを漁ってはいるのだけれど。そして幾つかはメボシもついてはいるのだけれど。
もうちょいポートフォリオを拡げようかと。
つうことで、ラム。
ラムもなんかチョットずつ高くなって来てはいる気がするのだけれど。

一寸背伸びしてロンサカパ23年でも買うかと。
あれ確っかりラムらしいけど美味いし割と呑み易かったハズ。
と、思ったら今アレ5,000円ぐらいするのな。
4,000円弱ぐらいの印象だったのに・・・。
一応、一寸良いヤツを買うつもりで4,000円までなら出す気だったのだけど、もしかして4,000円未満じゃもう良いラムも買えない時代?
と思ったけど昔2,500円ぐらいの印象だったヤツなら今4,000円未満でもギリ買えるっぽい。
そうか。もうラムも安い酒じゃなくなったのか・・・。
但ドメジャーどころのバカルディ8年とかが言う程は高くなってないことを考えると、ドメジャーって程ではないラムが思いの外高いのは単にコロナ禍下の流通の所為かも知れないが。

つうことで、アプルトンエステート12年。
ラムはあんまり知らんけど、アプルトンエステートはギリ分かる。
ラムの値段が思ったより上がっててビビった所為で、冒険せずに知ってるヤツを買ってしまった。
アプルトンエステートもロンサカパ系な感じで呑み易かったハズ。

実際買って呑んでみると、ザ・ラムという感じ。
確っかりした味だけどめっちゃ濃厚という感じでもなく癖も強くなくて、若干ウィスキーっぽさを感じる。
「ラムフレイバーのケンタッキーバーボン」と言われても騙されてしまいそう。
ストレートでも呑み易い。
コカコーラに混ぜてもちゃんとラムが美味いのが判る。
キューバの自由よ。幾らでも呑める。
呑み易いので思ったより量を呑んでしまいがち。
あとなんか同じ量でもウィスキーより早く深く酔う気がする。

つうことで、ラムも悪くない。
ポートフォリオに追加決定。

2022/02/09

ジェムソンダージリン

混ぜたら美味かったもの。

a. 甘っタルいドライフルーツと同量のホワイトチョコ

チョットしたツマミ用に、有塩ミックスナッツ、製菓用のダイスカットのホワイトチョコ、ダイスカットのドライフルーツなんかを買い置きしている。
この内ドライフルーツが、フルーツの味は薄いんだけど砂糖の甘さが強過ぎで、余り美味しくない。
不味いという訳ではないのでチョビチョビ食んではいるのだけれど、1kg で買ってるのでなかなか減らない。
料理に使うなりしてなんか上手く消費する方法は無いかと思案していたのだけれど、特に何も思い付かず。
ホワイトチョコと一緒に食べてみるとか?
イヤでも食感も味の方向も違うし、どっちかが口の中に残ったりして不味いに決まっている。

と思いながら試しにホワイトチョコと一緒に口の中に放り込んでみたところ、コレが意外とお互いがお互いを補い合って、ホワイトチョコのみで食べるより美味かった。
ちゃんと両方の味がするし、歯ざわりもチョコの硬さとドライフルーツのヌタっと感のバランスも良いし、口の中で融けたチョコがドライフルーツを絡め取って洗い流してくれる感じ。
思ったより大分美味かった。
カロリー。


b. 紅茶にウィスキー

そもそも温かい酒は、余り好きではないのです。
焼酎やウィスキーのお湯割りとか意味解らんのです。
燗にすると美味い系の日本酒で温燗、ぐらいがギリ楽しめる範囲。
紅茶にウィスキーも、実は昔からたまに試したりしてきたんだけど、やっぱりあんま美味いとは思ったことはなかった。

家に Jameson の普通のヤツがありまして。
お気に入りのスコッチの高騰に嫌気が差して「安くて美味いウィスキーは無いんかい」の旅で買ったヤツ。
Jameson は、甘スッキリ系で雑味も無い代わりに深みも無く、全体として悪くないんだけど私にはストレートでは余りパッとしない感じで、寧ろカクテルベースに良かろうと思っていた。
あと料理。
「酒+醤油+味醂+砂糖(+出汁)」系のときに Jameson を割とドバっと入れると、若干味が深くなる感じがする。
Jameson だと安いし香りも(熱を加えると殆ど飛んじゃうけど)他をあんまり邪魔しない系だし、もっと安いウィスキーと比べるとよりシッカリしているので、料理に使い勝手が良い。

あと紅茶はダージリン系の、香り+ちょい渋みを楽しむ感じのヤツ。
でもファーストフラッシュよりはセカンドフラッシュ以降の、或程度色も味も出る、そんなには繊細じゃないヤツの方がよさげ。

つうことで、紅茶を淹れて、一部をカップに取り分けて、他は普通に飲む。
カップに取り分けた分に普通に紅茶に入れるぐらいの量かそれより少し多い目ぐらいの砂糖を入れて、Jameson を割とたっぷり入れる。
紅茶 : Jameson = 2:1 か 3:1 ぐらい。
お好みでミルク。砂糖は多分必須。
美味い。

一口に「紅茶+ウィスキー」と言っても、実際色々な組み合わせがあるということですな。

まあぶっちゃけ Tiffin っぽいけど、自分の好きな紅茶で自分の好きなように作ってる事もあって、Tiffin よりエグ味は少なく味が深い感じはする。
あと Jameson の特徴なのか、香りは飛び易い気はするので熱いうちに飲むこと。