2013/04/30

首に巻くもの

若い頃、否、私のもう一寸若かった頃、映画の登場人物が着ていたジャケットを見て、「私もそれなりに年食ったらこういうジャケットを着よう」と思っていたようなジャケットを、最近買った。
でもその映画が何だったかが思い出せない。
ジャケットは覚えているのに。
古い映画で、スパイ物かサスペンスか、結構シリアスな映画だったと思うんだけど、それの話の筋だとかタイトルだとかが思い出せない。
うむ。十分に年食ってるな。ジャケット買ってよし。

まあそんな感じで、首に巻くものを買いに心斎橋へ行く。
因みに件のジャケットとは違うジャケットを着て。
久し振りにアメ村辺りでもうろつくか、と思ってそっち方向へ行く。
然し途中でフラッと入った楽器屋で中古のスチューデントモデルのアコーディオンを見つけて買ってしまう。
左手のボタン無しだしリードが結構ビミョウな感じだけど、安かったので。
おいえー。ピアソラとか弾くぜー。弾けないけど。
然し買ったアコーディオンが重くて首に巻くものを売ってる店に入って買うのに必要な気力が失せる。
帰り方面に適当に蛇行しながら心斎橋に戻り、そのまま帰る。

序でにKORGの新しいデジタルピアノのLP-380も触ってみたけど、私のLP-350より一寸いい感じ。
操作パネルの見た目が微妙に格好良くなってる。
LP-350では重めだった鍵盤が多少軽くなってるように感じた。戻りも早くなってそう。よりリアルになってそう。くっ・・・。
あとダンパーペダルのぐらつき易かったのが機構的に改善されている。
でも未だにUSB無し。
まあ据え置き前提なので、無くてもいいっちゃあいいんだろうけど。
これで鍵盤部が取り外せてUSB付きになればライブ用だとかDAWの入力用キーボードとしても使えて最強なんだけど、まあそれは他の買えと。

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いつの間にやらFender Japanから約85%サイズのストラトとか出てるのね。
ちっちゃいギター好きの私には、とても魅力的。
まあミディアムスケールのストラト持ってるけど。

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新しいエレクトリックバイオリン。
バイオリンを踏襲してるんだけど、違う楽器、みたいな感じの。
あったらいいのに、という話。
ヤマハのサイレントバイオリンは木の部分が棒状で、あれが設計としてとてもイカすんだけど、もうちょい違う方がいいと思うところもある。
ボディ以外は全て普通のバイオリンのパーツ使えた方がいい。
ボディと、普通のバイオリン用の顎当て、テールピース、糸巻き、ブリッジ、弦、アジャスタ、必要なら肩当てから成る感じで。
ヤマハが昔作ってたエレクトリックパイオリンが、慥か顎当てとかアコースティックバイオリンのが使えた筈。多分。あんな感じ。

安いエレクトリックバイオリンって、大抵木の部分の外枠がバイオリン音形してるやん?アレ駄目だと思う。
無駄じゃね?パチもん臭がしてすげーダサいし。
「本物」のアコースティックバイオリンに対する「パチもん」のエレクトリックバイオリン、みたいな卑屈な感じに見えてめっさダサい。
少なくとも右肩(左手が当たらない方)は要らないし、外枠部分に厚みも必要無いとこがある。
やっぱヤマハのサイレントバイオリンのデザインは結構洗練されてんのよ。
安いエレクトリックバイオリン作ってるとことかが、サイレントバイオリンの良いところ取り込んでもっと攻めた仕様のエレクトリックバイオリンを作ってくれると面白くなると思うんだけど。
・・・ヤマハが作ったらどうしても高いものになるやん?

あとブリッジ下のピエゾピックアップってのは、個人的に嫌い。
どうせ電池要るならなんか他の、ボディの振動とかを確っかり拾って欲しい感じ。
マグネティックもいいんだけど、使用できる弦が限られるのがちょい痛いか。
まあ「そういう楽器」とするならそれもいいかもだけど。
擦弦楽器のサウンドを拾おうとすると、良い音で拾うのは多分結構難しいと思う。

或は思い切ってギター弦を使うとか?フレット付きにしてマグネティックピックアップ。
そうすればギタリスト達が買いそう。
更に思い切ってエレクトリックビオラダガンバとかか?

あー、ビオラダガンバ流行らんかね。或はギターサイズのビオラダガンバ風の何か。
ギター弦が使えれば、結構いけんじゃね?
ギタリストってさ、擦弦楽器に憧れてるヤツ結構いると思うんよね。
ギターは基本的には弦を弾くものなので、一つの音符で弱音から段々強音にすることができないのよね。
無理矢理やるならトレモロピッキングでそれっぽくするか、ボリューム奏法か、フレットで擦るか、ぐらいの感じ。
なので、エレクトリックでアンプとかエフェクターとかの資産が使えて、ギターを習得していれば或程度簡単に習得できて、弓で擦ってマトモな演奏ができるギターっぽい何かがあれば、そして一般的なギターぐらいの値段なら、割と多くのギタリストが飛びつくと思う。
今まで幾つか存在したけど、どっちかというとネタ的な感じで、まともに金稼ぐ気で考えられて作られたものは寡聞にして知らず。
あー、誰か居んかね。作ってくれる人。

・・・というようなことを、楽器メーカーでもない人間がいつもぼんやり考えている、という話。