大分忘れてた。
話の筋とか重要な部分は読み直し始めてすぐ思い出したけど、細かい部分は結構忘れてた。
登場人物の名前とか全然覚えてなかったし。
「アレ、こいつ死ぬヤツやっけ?」
私は人の名前を覚えられないので読んでる最中にも忘れるけどな!
まあそんな感じで、思っていたよりは楽しんで読めた。
もっと沢山覚えてたら退屈だっただろうけど。
前に読んだ時に比べて、物語上の出来事とか登場人物の台詞とかから受ける印象が余り変化していないように思える。
前に読んだ時と比べて、私の知的な進歩が余り無いということなんだろう。
てか多分退化している。
私の脳なー。
アレどうかしてんだぜ。
年々モノが考えられなくなっている。
まあ頭使って生きてないからな。
私は漫画版の方も過去に目を通しているのだが、その所為で小説を読みながら脳内再生される映像が漫画版の絵柄の感じになってしまう。
まあ別に悪いことではないんだけど。
少なくとも私の持っている徳間書店版の表紙の、80年代の近未来みたいな甚だ不格好なのが頭の中で動くより大分良い筈だ。
アレはねえよ。
服装とかは徳間書店版の表紙のより漫画版の方がまだ理に適った想像だと思う。
まあ漫画版もあんまし覚えてないけどな!
あと、アレな、アイツって「百鬼夜行(→Amazon
どこ遣ったかね・・・。
あの鬼の話は結構印象に残ってるんだ。
このテの話で「鬼」と言うと、大抵「平地の民に対する山の民」だとか「まつろわぬ民」だとかがどうの、という過去に視点を置いた説明になりがちなんだけど、ここでは慥か「普通の人間は倫理観に拠る制限とか身体能力の制限とか色々制限があって、その制限の中に在ることが人間を人間として認識できるようにすることに一役買っているのだが、その制限の枠組を逸脱した者、普通の人間にはそれらの制限の所為でできないことになっていることを、(妄執とかに拠って)やってのけてしまう者を「鬼」と謂うのだ」的な、現在に視点を置いた説明になっていて、それが興味深かった。
私の記憶が正しければ。
まあどちらにせよ、「普通の人間」と捉え得る範囲を逸脱した者、という感じか。
そういや「鬼」って結局ヒトなのね。
他の妖怪だとか怪物だとかとは違って、人間と地続きの概念なのね。
てことで、やっと新しいルーガルーの方に取り掛かれる。