Switchcraftの奴!
私はギターのシールドを繋ぐフォンジャックとかに、ここぞというときにはSwitchcraftのジャックを使うことが多い。
別にSwitchcraftだから信頼しているというよりは寧ろ、他のに比べて大きめで、ギター本体と接する部分付近の金属の部分が多くて、ギター本体に一度固定してしまえば多少派手に抜き挿ししたぐらいではナットが弛む原因になることは殆ど無いように思えるからだ。
見た目のシッカリ感がある。
まあ本当に他のに比べて弛み難いのかどうかは知らないが、実際にこれで困ったことは今のところ無い。
あと大きいので半田付けし易い。
然しシールドを作ったりするのに、Switchcraftのフォンプラグは、あんまり使わない。
安いプラグかNEUTRIKのが多いかね。
Switchcraftのはプラグ自体に或程度重みがあるし、半田付けする端子に厚みもあるし、そこそこ高級感があるのは好いのだけれど。
半田も乗り易いし、L字のは見た目も割と格好良いし。
然し実際私があんまり使わないのは、チップがジャックの端子に対して鋭角に接するようになっていたり、スリーブも太めで、他のよりジャックに抜き挿しするのが固いのがあんまり好きじゃないということもあるが、それよりは寧ろ、例えば私が好んで使っているNEUTRIKのと比べても、製品としてそれ程信頼性があるように私には思えないのだ。
噂によるとSwitchcraftは結構ちゃんとしてるそうなので、私に何かそういう特殊能力でもあるのか、過去に何度か不良品を引き当てて痛い目に遭っている・・・。
そして今回もだ。
久し振りにSwitchcraftのフォンプラグ、ストレートとL形のを買って、MOGAMI2524を使って、いつものとは毛色の違うシールドを作ってみようと思ったのだけど。
半田付けをして、熱収縮チューブを付けて、ハウジングを取り付けて、さあ試奏、という段になって、ギターをポロポロやってみるも、何故かヴォリュームを絞ったような、明らかに音量の足りてないショボイ音しか鳴らない。
どこか半田をミスって僅かにショートしてしまってるのかと思って、ハウジングを外して熱収縮チューブを切って中を見てみたが、特に問題のあるところは見当たらず、綺麗に半田付けされている。
しょうがないのでプラグを外して、個々の部品について色々調べてみる。
それぞれテスターで抵抗値を見ていると、ストレートのチップとスリーブとの間で何故か1KΩ前後の抵抗値で通電している!
なんでやねん!
余ってたNEUTRIKのプラグで作り直す。
すると音はちゃんと出た。
そりゃそうだ。
うん、これはこれで。