2010/09/06

玄米、或は一握の白米

ギター弾いてたらこんな時間に。
なんか指が鈍ってる。
そしてすぐ疲れる。
いかんね。


玄米を買ってきた。
一寸いいやつ。
炊くぜー、ちょー炊くぜー。
そういや玄米オンリーで炊くのは初めてかも。
いつもは少量を普通の白米に混ぜる程度だったからなあ。
炊き上がったので食してみる。
成程。
日本昔ばなしとかで貧しい農民(?)が「玄米ゲンナリ、白米イエー」みたいな感じだったのが理解できた。
精米されたもののがよっぽど美味いな。

病気がちの娘に食わせる為に白米を一握り盗んだ咎で橋か何かの人柱にさせられた親の話ってのがあったと思うんだが、あれ、玄米のが栄養あるんでね?(因みに私はこの話で「人柱」という単語を覚えた)
娘が快復して「白いママ食ったーうめーかったー」とか歌いながら毬でも撞いていたんで、他の村人にバレたという話。
あの娘は、あれは或は美味いもん食ったから良くなったということなのかね。

「いやこれ、自分ちの玄米を娘の為に自力で精米したんでさぁ」とか言い訳はできなかったのかね。
私の記憶では、村人達がそういう解釈をするスキも無く、問答無用でバレたような感じだったような気がする。
農民の娘が白米食ったということが、親が白米を盗んできたということに直結したような感じだった気がする。
例えば生産した米は全て召し上げられていて、それが全て精米された後で、その地域に玄米は残っていない状態だったのかも知れない。
それで白米食ったと聞けば、そりゃ庄屋かどっかの蔵から盗ってくるしかなかろうという推論が成り立つ。
或は農民が白米を食うこと自体が咎だったのかも知れないけど、でもやっぱ米を一握り盗んだ、という点が重要だった気がする。

あと話しに続きがあったような。
流されがちだった橋も人柱のおかげで丈夫にできました的な話だったか、成長した娘が「雉も鳴かずば撃たれまい」的な達観したようなことを言ったとか謂う話だったか。