2008/02/16

或種の電車の中では人間のありと総ゆる悪臭が立ち籠めている。
勿論、汗と脂の醸されたものなどの臭いのことを言っているのではない。
この悪臭に、私も染まってしまって、同じ臭いを放つようになるのだろう。
既に自分が幾らか染まっていることを感じるのは気分の好いことではない。
全く忌々しいことだ。

帰宅途中。
フランス人に特徴的な苦笑を誘うような愛国心の溢れ出ている音楽書の更に翻訳の甚だしいものをパラパラ読み終わって、ぼんやり座っていると、いつものやつに襲われ、凝っと耐える。
疲れているのだろう。
特に何をするでもなく。

帰ってきて、買ってきた絶望先生を読んで一寸楽になるが、その後大した回復も無く。
今に至る。
安全な場所など無い。
イヤホンやスピーカーの間に居ても安全だとは限らない。

寝よう。