2011/05/23

MODTONEのVintage Wah

ワウペダル。
割と好きな方なんだけど。
古いVOX V847の、ACアダプタで使えるように改造したのが有る。
これが踏んでる最中はいいんだけど、繋いでいるだけで使ってないときにも音が結構変わってしまってゲンナリな感じになってしまうのが戴けない。
スイッチを交換してトゥルーバイパスに改造してもいいんだけど、なんか面倒臭い。
丁度良いスイッチが無いし。
昔はそれでもずっと足元に置いていた。
Axis Fuzz->Tube Screamer->V847->Rat或はExpandoraという繋ぎ方が多かったかね。
然し最近は殆ど使わなくなってしまった。
持ち運ぶのにも重いし。
でもワウペダルは結構好きなのだよ。

で、MODTONEのワウペダル、"Vintage Wah"(→Modtone Effects)(→Soundhouse)。
安かったので、サウンドハウスでいろいろ買う序でに勢い余って買ってしまった。
6,000円ぐらい。
ワウペダルにしてはかなり安価な部類かと。
然し使ってみるとこれが意外と好い。
てゆうかこれ普通に良いものじゃね?

中身は割とクラシックな感じ。
光学式でなくて、昔ながらのギヤでポットを回すメカニカルなタイプ。
スイッチは3PDTで、トゥルーバイパス。
ACアダプタ対応でスイッチON時にLEDが点く。
電池は電池BOX。
筐体はアルミっぽいけどVOXのに比べて軽い。素敵。
踏み代は古いタイプのワウに比べるとかなり大きくて、その分ひと踏みの間の音色変化が大きい。
この辺りは現代的。
ギヤの食い付き位置を変える昔ながらの方法で周波数レンジを変えられるが、踏み代が大きいので余り必要無いかも知れない。
六角レンチが付属していて、これで踵辺りにあるキャップスクリューを回して踏み込みの重さを調節することができる。痒い所に手が届く。
キャップスクリューは可動部の軸を押さえている部品に繋がっていて、キャップスクリューを締めると軸の摩擦抵抗が増して踏み込みが重くなる仕組み。
VOXのでも一応踏み込みの重さを調節することはできないでもないが、実際やるのは少々面倒臭い。
踵側に重りが入っていて踏み込みを重くしたときに前の方を爪先だけで踏んでも置いてる位置からそうそう動いたりはしないようになっている。
踏み込みを軽くしたときにはこの重りを取ってしまってもいいだろうから、持ち運び時に更に軽くすることができそう。
スイッチは軽めで、体重をかけなくてもスイッチを押すことができる。
基板上のパーツは表面実装でないので改造したくなったらいつでも改造できる。
因みに基板の感じは、ぱっと見たところではJim DunlopのCry Babyに似てる印象。
まあCry Babyの基板もコロコロ変わってるみたいだし、私の印象は何のアテにもならなさそうだけど・・・。

音は、まあ普通。
VOX程マイルドではないがCry Baby程はトガってない印象。
まあ普通。
踏み代も広いし、結構何でもイケそう。
表現の幅が広がるね。
逆に踏み代が広い分、「適当に踏んでもそれなりに」とはいかない。
私的には、音はどちらかというとVOXの方が好きなので、VOXのと中身を入れ替えてもいいかも知れない。
ボディはMODTONEのが断然優れているし。
因みに大まかな寸法はVOXのとMODTONEのとでほぼ同じなので、ぱっと見た感じでは、それ程大きな加工は無しでも中身を入れ替えることができそう。
てことはV847系のワウに使われてるパーツは大体使えそうだ・・・。
あ、でも、MODTONEのボディにVOXのパーツを載せ替えることはできそうだが、VOXのボディにMODTONEのパーツを載せ替えるのは、ネジが一本干渉する所があって、不可能ではなさそうだが少し難しそう。

まあそんな感じで。
軽い、安い、トゥルーバイパス、踏み代大きいが合言葉。
いい買い物だった。