2010/11/18

HTML5のルビタグに対する期待

HTML5って、慥かルビタグが標準化されてた気がする。
例えば「性質」と書くとき、文脈から推察しても「せいしつ」とでも「たち」とでも読めるということが多いので、ルビが無ければ「たち」と読ませたいときに「せいしつ」と読まれるかも知れない。
「性質」が「たち」と読むことがあるということ自体を知らない人も割と多いように思うので、できればルビが欲しい。
横にカッコで「性質(たち)」みたいに書くのもダサいし。
こういうとき、ルビがHTMLの仕様として標準化されていればなあ、と思うんだ・・・。
HTML4だと、慥かブラウザに依存するような拡張仕様としてルビが使えるだけだったと思う。
IEでは見れるけどFirefoxではダメだとか、なんかそんな感じだったと思う。
曖昧な記憶。

ルビがHTML5の仕様として標準化されれば、「漸く(ようやく)」「暫く(しばらく)」「件の(くだんの)」「件り(くだり)」といった、普段余り本を読まない人だったりその字を余り使わないような人にとって親しみ難いかも知れない漢字を使うことに抵抗を覚えなくて済む。
まあこのブログみたいに私的な目的で書いてる(特に他人に見せる為に書いてる訳ではないような)文章には使うけど。
後で自分が読み易いから。
ひらがなばっかりのぶんしょうってなんかすげーよみにくい。
表音文字に表意文字が混じってれば句切りが判り易いし、表音文字の羅列に比べてその語が何を意味しているかとかそのニュアンスとかを素早く把握できることが多い。
勿論表音文字で書いたときのそのニュアンスというのもある。
あと、ルビが標準化されれば、もう少し多くの人が、親しみ難い漢字とか本則でない読み方をする漢字とかを使うようになるかも知れず、そうなれば、今まで例えば「漸く」が読めなかった人がそれを読めるようになるかも知れないし、またそうなればその人が「漸く」を含む文章にアクセスし易くなり、で、色々あって桶屋が儲かる感じで文学が栄えるかも知れない、と期待している。

まあそんな感じで。