結局、ES-339のブリッジの駒はグラフテックの(→Soundhouse)に換えることにした。
これ↓
一般的にグラフテックのサドルにすると、ブラス製のサドルに比べて音がほんの少し大人しめになって、若干腰が高くなる感じなのだが、それが合うギターと合わないギターがあるので、交換は一寸した博打だ。
金属に比べれば大分柔らかいので弦は断然切れ難くなるし、十分に滑るのでチューニングも安定し易く、そいういう面では、ブラス製に比べて確実に良くなることは判っているのだけれど、音質面では或程度博打だ。
まあそんなに大幅に音が変わる訳ではないんだけど。
今のところ、何本かのギターのブリッジサドルをグラフテックに換えてるけれど、特に音が私の好みから大幅に外れるようなことになったことはない。
然し確実に音は変わるので、その変化が常に好転するとは限らない訳だ。
金属製のサドルの方が音が暴れるので、メタルなんかを弾く人にはやっぱ金属製の方がいいのかなあと思うし。
でも特にTune-O-Maticの場合、サドルの部分で弦が切れることが殆ど無くなるのは魅力だ。
チューニングも狂い難いので、ガンガン手荒に弾ける。
私はストラトのブリッジにもグラフテックを乗せてるが、ストラトの場合はブリッジというよりは弦がトレモロユニットの穴から出てくるその穴のエッジの部分に圧力が掛かってそこで弦が切れることが多そうなので、Tune-O-Maticに比べれば弦切れ対策としては弱いかも知れない。
まあそれでも弦は大分切れ難くはなるんだけど。
あと序でに、ブラス製に比べてサスティンも伸びるという話だけど、それは私にはあんまり実感が無い。
ストラトの鉄板折り曲げブリッジサドルに比べればそりゃ伸びるけど、Tune-O-Maticのブラス製のサドルに比べて音が伸びたり縮んだりしてるような実感は持てなかった。
まあ交換しても気に入らなければ元に戻せばいいんだし。
で、交換した結果、音はそこそこ好くなったと思う。
まあ成功だと言っていいだろう。
セミアコのカランとした感じが弱まるんじゃないかと心配したが、逆に強調された感じになった。
セミアコらしい感じになった。
音が軽くなった。
然しその分、ギラつきやヘヴィーさは減った。
扱い易いけれど、少し優等生過ぎるかも知れない。
まあしばらくこのまま使ってみることにしよう。
セミアコでメタルが弾きたくなったら元に戻そう。