2004/07/20

速弾き

ギターを一寸弾いてみたところ、技術が少し落ちていることを発見した。普通の速さで弾く分には問題なく、寧ろ技術的に向上してきているのだが、速く弾いたときに、以前より少し思い通りにならないところがある。最近、ギターを弾くのにほとんど指を速く動かすことがなかったから。
私は今や速弾きギタリストではないが、かと言って、「ギターは速く弾くものではない、ギターは速く弾いてはならない、速く弾くのは格好悪い」と考えているアンチ80年代或はアンチ技術主義或はアンチヘヴィーメタルの輩でもない。確かに、何をやっても速く弾くことでしか自分を表現できないギタリストというのは、音楽家としてかなり痛いし、そういうギタリストが過去に幾らか居たことは確かだが。
私は、曲の要求するところに拠っては速く弾くべきときもあると考えているし、速く弾く技術は身に着けておいたほうが良い、と考えて居る。音楽技術に無視されるべき技術は存在しない。
従って、私にとって、この状況は余り面白いものではない。
またもや勉学を無視し、曲創りも打ち遣って、一日中ギターをピロピロ弾き倒してしまった。
おかげでもう指が動きません。