2009/12/21

KensingtonのSlimBlade Trackballを買った話

KensingtonのSlimBlade Trackball(→Amazon)、ゲット。
今までLogicoolのOptical TrackManを使ってて、操作感に関してはそれでまあまあ満足してたのだが、無線の電波がギターをアンプに繋いで弾くときに結構大きなノイズになるので、ワイヤードのトラックボールにしようかと。
Microsoftのトラックボール亡き今、あと使えそうなのはKensingtonの新旧のトラックボールぐらいかと。
旧モデルはボタンのカスタマイズ性に優れているがドライバソフトが64bitに対応していないしこれからも対応しないそうなので、今後思うように使えなくなる可能性が。
新モデルは64bit OSでも使えるが兎に角カスタマイズ性が悪く、まともにカスタマイズする為にはドライバをいじらなければならない。

で、迷った結果、新モデルの方を手に入れることに。
でも今になってよく考えてみると、どうせ非純正のドライバを入れるなら旧モデルでよかったような・・・。

ということで、新モデル、SlimBlade Trackball。
Optical TrackMan(左)をSlimBlade Trackball(右)に入れ替え。
Trackballs
Trackballs posted by (C)Ludwig D. Omen
左のはLogicoolのロゴが削れてしまっている。

取り敢えず入れ替えてみたが、8ボタンに慣れた体には2ボタンしか使えない純正ドライバじゃ話にならん。
中クリックも無いなんて!
ネットの情報を見ながら、「2ボタン+なんか使わないボタンのマウス」を「4ボタンマウス」にする(→ググる)。

Windowsの標準ドライバじゃなくて独自ドライバを入れて、更にパッチを当てないとボタンの割り当てを変えられないということは、上の二つのボタンは第3、4(或は4、5)ボタンのメッセージを出してるんじゃないのか。
旧モデルのは恐らくそうなってそうなんだけど・・・。

で、ドライバにパッチも当たったことだし、早速使ってみた。

ぱっと使ってみた感じ、そんなに違和感無く使える。
今までMicrosoftのTrackball ExplorerとかLogicoolのOptical TrackManだとか、角度の付いたトラックボールを使ってきたので、水平なトラックボールはどうかな、と思ってたのだが、普通に使える。
思ったように手を動かせば思ったようにカーソルが動くし、角度が付いてないと手首がしんどいということもそんなには感じない。
まあやっぱり水平だと握ったとき肘が上がってしまい、角度が付いていた方が自然な感じで肘や手首をリラックスさせて握ることができるけど、思った程握り心地に差は無かった。
それから、ボールを右に転がすとき、たまに右ボタンを小指の付け根で間違えてクリックしてしまうことがあったが、すぐに慣れた。
あとボールを横回転させてスクロールってのも、最初はカーソルも一緒に動いてしまったりしたが、5分も使えば慣れてちゃんとスクロールできるようになる。
スクロール時にはトラックボール自身が「カチカチ」という音を出すので、それを聞いてスクロールが効いてるのか確認できるのも好し。

が、やっぱネックはボタンが少ないこと。
左右クリックは固定で上の二つのボタンを中クリックと拡張ボタン1(戻る)に割り当てたのだが、あと少なくとも「Ctrl+W」ぐらいは欲しい。
同時押しが必要だ。
という訳で、カスタマイズ。

因みに私のメインの環境はWindows XP SP3。
まだこの環境でしか試していない。

X Wheel NTというなかなか高性能そうなボタンカスタマイズソフトがあるので、それを入れて万事OK・・・と思ったら、何故かマウスメッセージがX Wheel NTを経由してないような感じで、カスタマイズした設定が反映されていない或はそもそも機能していない・・・。
なんでやー。
インストールし直したり他の使ってないドライバをアンインストールしたりヘルプを熟読したりネットで情報を探してみたり色々やってみたが、何故か機能しない。
自分では解決できなかったので、他のカスタマイズソフトを探すことに。
mouse-processorというのがあったが、ぱっとドキュメントに目を通してみたところ、キーストロークとかの割り当てがなんかできそうになかったので、やめる。
序でにやっぱこれもメッセージがスルーしてる感じ・・・。
多分何かが邪魔してるんだ。
然し何が?

悩んだ挙げ句、ドライバを自作してみようかと思い立つ。
自分用なので取り敢えず動けばいいし、まあ多分グローバルメッセージの中からマウスボタンのメッセージをフックしてきて適当にメッセージを流せばいいだけっぽいので・・・と思ったが、ちゃんと考えてみるとこれが結構面倒臭そう。
自分とこに来たウィンドウメッセージを自分とこのウィンドウプロシージャから抜き出すのでさえ面倒臭いのに、グローバルメッセージをフックするのは更に面倒臭そうだし危なそう。
私がWin32API周りのことをよく理解してたらもっと楽なんだろうけど。
あと開発環境にTurbo C++の無償版を使おうとしたんだけど、どうやらもう無償版は配布されていないみたいで、最新版の30日のトライアル版しか無い。
或はVisual C++か・・・。
一応インストールはしてあるんだけど。
Visual C++もそのうちちゃんと使えるようになっておかないと不可ないんだろうけどなあ・・・。
取り敢えず先ず、トラックボールの上の二つのボタンがどんなメッセージを出しているのか調べる為のソフトを作らないと不可ないんだけど、それもなんだかもう面倒臭い・・・。
Notepad++にコードを幾らか書いてみたものの、すぐに挫折する。
ということで他の方法を。
何か素敵なソフトがまだネット上に転がっている筈だ。
私が下手なものをおっかなびっくりで作るより、それを探す方が確実に早い。

で、色々探してたら、かざぐるマウス
あ、見たことある。
割と定番なのかね?
入れてみたら、ちゃんと動く!何故か!
Webブラウザとファイルブラウザ上でしかボタン割り当ては機能しないし割り当て可能なボタン同時押しも限られているが、マウスジェスチャがあるので結構快適だ。
取り敢えずしばらくはこれで遣り過ごせそう。

ああ、やっと普通に使える・・・。
やっぱ旧モデルの方がよかったかな・・・。