2006/06/04

ブルースな声

無為に。

このところ、なんか能く解らない咳ばかり出る。
喉が痛い訳ではないのだけれども、なんかいがらっぽいような。
喉というよりは、どちらかというと気管という感じかな。
反応の悪いハーモニカみたいに、或はノイズゲートをかけすぎたギターみたいに、小さい声が出し難く、声の調節が難しい。
副作用で、裏声で息の成分の多い低い声が出るようになって、能登麻美子みたいで一寸気に入っている。
他にも、今カラオケに行ったらジャニスジョップリンを巧く真似て歌えるだろうというようなハスキーな声も出る。
或は均一な声質で歌えるように訓練を受けて一寸一皮剥けたブルースみたいな声が出る。
嫌な一皮剥け方だ。
私は、歌うのは、いろんな声色を使って話すように歌うのが好きなのです。
何でもかんでも力んで歌うような、ロマン主義の二流オペラなんかは、私にとっては最悪だ。