何が嫌いなのかについて聞くよりも何が好きなのかについて聞く方が心地が好いんだと思う。
また「・・・はここが駄目だ」という意見よりも「・・・はここが良い」という意見の方が支持を得易いのだろう。
批評家は、どうでもいいことでも無理矢理にでも褒める技術が必要なんだろうと雑誌等のレヴュー欄なんかを覧てると思う。
批評の為の語彙というよりも寧ろどうでもいいことを何か素的なことのように褒め称える為の語彙が創られてゆくところを見るのは楽しい。
私はあんまり正直ではないが、正直である方が良いとは思っているので、なれないものが多い。
勿論皮肉を言っているのです。