かふんしょお。
裸子植物どもめ!
漫画の話。
がんばれ酢めし疑獄!!。施川ユウキ。
同じ人が描いているサナギさんがスゲー面白かったので買ってみたのだが。
シュールっぷりがハジケすぎていて私にはイマイチだった。
ボーボボ以上のハジケリスト。それでいてシュール。
ハジケ?シュール?って何?自分が何言ってるのか解らなくなってきた・・・。
まあ。
私にとっては、偶にプスッと笑えるくらいの面白さ。
長時間読むのは結構しんどい。
「限界に挑み続ける超ナンセンスギャグ」という触れ込みだが、確かに「超ナンセンス」というのは中っている。
然し恐らく「限界」は既に突破しているし、従って「ギャグ」として捉えるべきなのかどうかも少々怪しい。
でもこういうのが好きな人は必ず居る筈だ。
多分!
ということでラーメンズで腹抱えて笑えるくらいシュールなのが大好きで堪らない人に。
因みに私はラーメンズは好きです。
ハヤテのごとく!。畑健二郎。
私が気に入っている『さよなら絶望先生』とか描いている久米田康治の弟子らしいということと、やたらとアマゾンが勧めてくるという理由で、買ってみた。
確かに久米田康治の漫画臭いがする。
内容は、萌え萌えギャグ漫画だった。
「萌え」自体に私はあんまり価値を見出していないので、「萌え」自体それだけでは漫画に対する私の評価の殆ど埒外にある。
因みに私は「キャラ/キャラクター」概念の区別だとか「フレーム不確定性」の概念だとかに殆ど魅力を感じていない。漫画論の中では新しかったのかも知れないが、議論の方法論として新鮮でもないし、イマイチ面白んねえで、パッとしない。それよりあずまきよひこが何を意識しながら『よつばと!』描いてるのかとか浦沢直樹が何を考えながら『20世紀少年』を描いてるのかということの方が、私は、興味をそそられる。
まあそんな感じで、「萌え」が近年、幾らか限定付きであれ、兎に角在る程度の市民権を獲得したおかげで、「萌え」に関して真面目に語ることができるようになったのだが、だからといって「萌え」がそれ自体でその漫画に何らかのプラスの価値を付与するということにはならない。勿論端的にマイナスの価値を付与するという訳でもない。
謂わばそれは価値についての複雑な多項式の一変数に過ぎず、分母に来るのか分子に来るのかも決まっていない。
然し、萌えに終始する種類のものは私の評価を得られ難いという傾向が、実際にある。
まあそんな感じで、「萌え」とかどうでもいいや、という話だったっけ(投げ遣り)?
この漫画の雰囲気は、まあ嫌いって訳ではない。
偶ににやけながらぼけーっと読むには丁度良いような雰囲気。
丁度良い無感動。
暇つぶし用。「中古で買えばよかった」という程度の面白さ。