2006/03/01

BEHRINGERのディストーション、アンプシミュレーター

憂鬱な日々の記録番外編。

はい、BEHRINGERのエフェクター。
安くて宜しいという話。

先ずはデカいディストーション。
VD1
 
見た目はこれでもかという程Big Muff
因みにこれがオリジナルビッグマフbyエレハモ↓
 
同じように只管デカい。
同様のアルミ板折り曲げボディ。
でもこちらはアルミ板が薄いのでオリジナルに比べると軽いように思える。
で、中を検めてみたのだけれど、ヴォリュームとかの可変抵抗が一枚の細長い基盤に直接半田付けしてあって、その可変抵抗の間にゴマ粒程の抵抗だとかダイオードだとかの部品が取付けてある。
だから中に入ってる基盤自体の大きさは、非常に小さくて済んでいる。
だったらもっと筐体を小さくして欲しいものだ。無駄にデカい。
音は、ビッグマフみたいなゴゴゴゴゴという感じではなくて、どちらかというとDouble Muff
スムースでクリーミー。
ファズというよりはクリーミーなディスよーション。
Double Muffはヴォリュームがないのでめちゃめちゃ使い難いが、こちらはちゃんとヴォリュームもトーンも付いているのでちゃんと使える仕様になっている。

次に、V-AMP 2
 
アンプシミュレーター。
フットスイッチと持ち運び用のソフトケースが付いてくる。
フットスイッチ、買ったら結構するので、これはかなり助かる。

音は、結構使える音。
似てるか似てないかで言うと、そんなに似てないけれど、基本が成ってるという感じ。
でも一寸全体的にハイ寄りかな。
デジテックのは逆にローがボワッとし過ぎで何でもベーアンみたいな音がしていたので、これとは対照的。
流石に本物じゃなくてあくまでシミュレータなので、本物の状態の良いチューブアンプのようにピックが弦に絡み付くような感じはない。
ギターアンプへキャビネットシミュレートを切って出力しながらPAやパソコンにスキャビネットシミュレートを有効にして出力できるので、ライブでもちゃんと使えそう。
小さいライブハウスなんかでアンプで過剰にデカい音を出してミュンミュンいわせたり、マイクで拾った音を何か勘違いしたPAさんに勝手に変なリバーブを掛けられたりするのを避けるにも非常に宜しいのではないか。
どうせちっこいライブハウスで高級アンプ使ってもPA通してスピーカーからまともな音なんてそう簡単には出やしないんだから、シミュレーターで作った音を直接コンソールにインした方が自分の出したい音をより忠実により確かな仕方で出せるのかも知れない。

悪い点は、内蔵エフェクターが、音はちゃんとしてるんだけど、トレモロの波形だとかリバーブのリリースタイムだとかの詳細な設定が余りできない。
キャビネットシミュレーションがかなりガッツリ掛かる。これは好き嫌いが出ると思う。私はあんまり好きくない。
それから、アンプのEQの各バンドのフリークェンシーが、全体的に大分ハイ寄り。これもあんまり好きくない。
MIDをブーストしたいのになんかTREBLEをブーストしているような感じになる。
あと、パソコン持ってないと、細かい設定が結構面倒臭いと思う。
私のように殆どパソコン点けっ放しで、DTMなんかやってて、直ぐにギター関係にアクセスできる状態の人はいいだろうが、昔ながらのギターキッズにはキビシイかも知れない。
ということで、これはDTM関連商品として捉えた方がいいかも知れない。

全体的な満足度の話しをすると、MID狂の私は、VOXのAC30が大好きで、自分でチューブのコンボアンプ買うなら絶対AC30は外せないと思っているのだが、これのAC30のシミュレートが結構使えたので、直段から考えても、私はこれにかなり満足している。
BASSMANもなかなかよい。
あとHIWATTのシミュレーションが欲しい。


因みに上の各リンクは私がアフィリエイトで契約しているサウンドハウスに飛びます。
お安い。

2006/08/07
けどベーリンガーのストンプボックス、数ヶ月前に値上がりして、私が買ったときより高くなってしまっているようだ。
まあそれでも相当安いのだけれど。