2004/08/01

前半

気が向いたので、今日の日記は一寸長め。

昨晩、全く寝られる気がしなかったので、中途半端に冴えた神経にドリエルの一錠を半分に切ったものを一発かます。すぐに寝る。
夢に、私のバンドの現在行方不明中のもう一人のギタリストのTが現れ、私に、自分は酷い鬱なので今暫く休養を頂きたい、がんばって、もう一寸で良くなるから、という旨を伝える。酷い顔をして言うので、私は泣きながら、確っかり治していつでも帰って来い、我々は気長にいつまででもずっと待っているからその事は心配するな、と伝える。
昼、二時頃起床、憂鬱に襲われるも、三ノ宮へ行かなくてはならない。五時から、友人の脚本の劇を観る為に。起床時から、余りにしんどかったので、行くかどうか迷ったが、どうしても行かなくてはならない気がして、結局、行くことにする。電車を沢山乗り継いで、更に憂鬱になる。阪急の特急の窓から、次々と過ぎ去って行く住宅を眺めながら、自分が将来どんなところにどのように住むのかを想像するも、一人で孤独に引き篭って、経済的に困って、誰も私の存在した事に関して気にかけないまま、何も成し遂げず、人知れず死んで行く、と行ったことしか想像出来ず、またそれが妙に説得力のある妥当な予想であるかのように思えて、非常に憂鬱になる。身体は相変わらずしんどい。
三ノ宮に着いて、劇をやってる会場まで歩くのだが、どうしてもその会場が見つからない。三十分ほど彷徨い、汗だくになり、もう劇も始まるかという時間になって、焦って会場を知ってそうな友人に手当たり次第電話するも、誰もつかまらず、ああ、みんな会場にいるので電話には出れないのだ、と合点し、かと言って本番前の人間に電話して神経を乱す訳にもいかず、そうしている間に劇の開始時間が過ぎる。
うろたえながらどうしようもないので、メールなど、色々確認しているうちに、実は劇が来週である事を知る。

愕然とする。とうとう、私の頭の悪さもここまで到達してしまったか。喪失感に暫く動け無くなる。汗だくのシャツに違う種類の汗が混じる。
が、じっとしていても始まらないので、兎も角、心臓に鞭打って、動く。
先ず、この気持ち悪い汗をどうにか乾かさなくてはならない。クーラーの効いた所を探す。
この近くに古本屋があった筈だ。