2004/08/24

お土産は、慎重に

お土産を選ぶのは、一般的に言って、結構慎重になるものである。折角あげたのに「こんなのを貰ってもなあ」と思われるのも辛い。
まあ私の場合は余りお土産を買わないし、買ったとしても自分の価値観を押し付けるような買い方をするので、余り慎重にならないのだが。

カナダに居る姉からCDと紅茶が送られてきた。
CDは私が以前から頼んでいたもので、カナダっぽい物を適当に見繕って呉れ、ということになっていた。
彼女が送ってきたのは、カナダ先住民族のイロコイ族の歌だった。

彼女にはお土産を選ぶ目が備わって居ない。
以前彼女がバリに居たときに私がもらったお土産のバリポップのCDは酷かったものだ。適当に買ってきたようだ。「自分が聴いて好かったもの」とかさあ、ってゆうかバリポップとかじゃなくてガムランとか買って来て呉れよ、と突っ込んだものだ。

が、今回のイロコイCDは、意外にも、好かった。

曰く、「店の兄ちゃんが選んだ。」と。
素晴らしい判断。グッジョブ。

彼女には味覚が備わって居ない。
以前、モーリシャスのお土産にバニラティとラムを買ってきたが、バニラティは酷い味だった。飲んだ人はみんな、ウエー、と叫ばずには居られなかった。
曰く、「あれ、もう少し美味しかったと思ったんだけど。」
水が違うからね。若しかしたらそうかもしれないね。けど余りに不味い。結局彼女しか飲まなかった。
今度も紅茶は更に上を行く不味さだった。袋を開けた段階で、やばそうな香料の臭いがしていた。

海藻の味がした。

彼女が働いているホテル(結構由緒正しいとこらしい)で出しているものだそうだが、多分なんかの間違いだろう。

まあ、こんなもんだろう。彼女がオチを用意していない訳がない。グッジョブ。