2013/08/08

蜆の肉

良い蜆が手に入ったので、蜆汁にする。

身を食べるのか残すのか論争ー。
以前店で出された蜆汁に入ってたスッカスカのゴムみたいな身を穿って食べて食中毒になったことがある。
そんなに高級じゃない、特に拘りがあるでもない普通の店で出される蜆汁の蜆は、多くの場合粒も小さく身も固くスカスカなんで、そういうのは食べん方がいいように感じる。不味いし。
でも良い蜆を出す店だと身も美味しく食べられるぜ?
美味しく食べられるなら食べたらいいんじゃね?

あと調理方法にも拠る気がする。
水から弱火でゆっくり煮出すスタイルの場合、まあ火力とか火を止めるタイミングにも拠るけど、ゆっくり沢山煮出すと旨味は出汁へ出てしまうし熱で身も固くなってスカスカになる。
逆に沸騰した乃至沸騰少し前のお湯に蜆を入れて貝が開いたら火を止めるぐらいのスタイルだと身も美味しく食べられることが多い。
前者は関東風、後者は関西風、という話をどっかで聞いた気がする。
まあこの関東/関西の分類にどの程度正当性があるのかは知らん。私には疑わしいように思えるけど。
小振りの蜆は前者の仕方で出汁だけ取って、ちゃんとした蜆は後者寄りの仕方で調理して身も食べたらいいんじゃないかね。

ってことで、良い蜆が手に入ったので、蜆汁にして、身も食べる。
蜆汁はそんなに好きじゃないんだけど、結構うめえかった。

まあそんな感じで。