2011/03/12

地震

地震。
北大阪のボロい5階建てビルの5階に居た。
ビルの前をトラックが通るだけで揺れるボロいビルだ。
そこそこの揺れを感じて、「こりゃ震度1ぐらいはあるねー」とかビルのボロさへの揶揄を暗に含みながら言ってるとすぐに大きく揺れ出した。
ゆっくり、かなり長い時間揺れていた。
窓の外では他のビルの避雷針が僅かに揺れているのが見えた。
揺れの強さ自体はそれ程でもなかったけど、揺れ周期の大きさが結構大きかったし揺れてる時間が余りに長かったので、こりゃどこかででかい地震が起こったのだろうと推測できた。

揺れながらウェザーニュース(→weathernews.jp)にアクセスすると、「東北沖で強い地震が」的なメッセージが出ていた。
F5を押してページをリロードしようとすると、アクセスが集中してたようで、ページが読み込まれなくなった。
他の人の持っていた携帯のワンセグテレビが言うには震度7。
7て!
何故か涙が出そうになる。

暫くしてウェザーニュースにも繋がるようになり、津波警報の範囲が拡がっていったりマグニチュードが段々増えていったりする。

その後も小さい揺れを何度か感じる。

津波が段々やってきてそこら中を水浸しにする映像を「うわー、うわー」と言いながら観る。
涙が出そうになる。

家に帰ると部屋はぐちゃぐちゃ。
だが家を出る前にも同様にぐちゃぐちゃだったことを思い出すと、これは地震の所為ではない。
てゆうか本棚から本の一冊も落ちていなかったし、色々なものが山積して地層を成している机の上からすら何かが落下した形跡は無かった。

今までのところ、既に何百人の単位で人が亡くなっているそうだ。
阪神淡路大震災以降、近年までに地震に対する耐性が飛躍的に向上したような気分でいたが、今でもこの規模の地震だと大勢の人が亡くなるんだなと思ってどうにも遣り切れない。