2010/07/07

皮肉が好きなんだ

選挙か。

昼頃、箕面方面に、何故かやや緊張気味の声で「桂きん枝です・・・、桂きん枝です・・・、がんばります」的なことを大音量で只管繰り返す街宣車が通る。
この時期だから・・・選挙か?
きん枝がか?
然し選挙にしては、まあ政見は最早期待できそうもないにしても、党名も「この度参議委員選挙に立候補致しました・・・」的な文句も無し。
選挙活動じゃないのかなあ・・・。
ということは、「只大音量で候補者名や政党名を繰り返すだけの選挙活動とは名ばかりの、政治的に価値の無い、騒音公害としての選挙カー」を皮肉る活動とか?
選挙に出馬した人の名前や政党名を只管大音量で繰り返すことは、選挙に出馬する訳でもない人とか団体とかが、この機に只管自分の名前だとか団体名だとかを大音量で繰り返すことと同じこと(つまり同じぐらい馬鹿げたこと)だ、ということを表現しているのか?
それなら納得できる。
そういう皮肉は嫌いじゃない。
上手くやればアートと呼べるようなものにまでなるかも知れない、とすら思う。

そうだ。
選挙に時期には、大勢で自分(或は自分の好きなミュージシャンの名前でもいい)の名前とか所属してるサッカークラブ(或は自分の嫌いな食べ物)の名前だとかを大音量で繰り返したら、面白いんじゃね?
それで街宣車の後ろをぞろぞろついていったり。

でもきん枝がか?

余りに不審だったのでググってみたら、桂きん枝が参院選に民主党から比例で出てるんだそうだ。
てことは、アレは選挙活動の一環だったのか。
選挙活動のなんでもアリさ加減は、もうここまで来てるのか。
なんじゃそら。
絶望感を味わうには丁度良い。