2008/09/13

失敗談の話

C++ Builder 2006を使ってみてる訳ですが。
まあ只だし。
一度使い熟せばVC++には戻れないという噂も聞く。

Windowsアプリケーションの諸設定をレジストリに一々書き込んだりするのって結構面倒臭い。
大したアプリケーションでもないというようなときには特に。
アンインストール時にレジストリを消すのも面倒だ。
できれば使用しているフォルダを消すだけでアンインストールは万事OK、としたいところだ。
最近はMicrosoftもXMLを使うこと勧めているという噂も聞くが、XMLもそれはそれでそれなりに面倒臭そうだ。
独自バイナリなんかにすると、後々管理できそうにない。
代わりにWin32APIを使って.iniファイルに設定を書き込むという手もあるのだが、それもイマイチスマートなコードが書けないか、スマートなコードを書こうとすると面倒臭くなる。
脳味噌のリソースは限られているのだ!
特に私の場合は少ない脳味噌リソースを有効活用しないとやっていけない。

然しVCLを使えば気の利いたクラスが用意されている。
頭をあんまり使わなくて済むのが好い。
コードも大分短くなる。

TIniFileクラス。
VCLで.iniファイルにアクセスするのには、このTIniFileクラスを使うのだが、このクラスを使う為には<inifiles.hpp>をincludeしないと不可ない訳だ。
然しこのことはBuilder付属のヘルプのクラスリファレンスのTIniFileの項にはどこにも書かれていない!
GUIで部品をフォームにポンポンと置いているような場合は必要な<*.hpp>を勝手にincludeして呉れるが、それ以外の時は自分でincludeしなければならない。
普段は<*.hpp>の存在を忘れることができる反面、GUIでの操作ばっかりに慣れてしまうと、自分で<*.hpp>をincludeしなければならないことがあることを忘れてしまいがちだ。

半日近く嵌る。

併し付属のリファレンスの不親切なこと!
サンプルが載ってることは非常に希だし。
検索の性能も悪いし。
VCL関係はGoogleで調べても情報少ないし。
なんかの拍子に嵌ってしまったときに、このような失敗談の少ない開発環境は辛い。