2005/12/07

prime mover

まだ大分、脛の筋肉が痛い。
気を付けないと歩き方が妙な感じになる。

学校の図書館で要らなくなった本を貰ってきた。
『Representing Reality』という本 by Jonathan Potter。
題名に惹かれて。
でも読むかな。

テイラーの本、半分程読んだところの感想。というか結局議論がどうなるかについての予想。
人の「社会の中での承認を通して在る」という性質に関する語彙を以って、相対主義やニヒリズムに陥らずに、人間的な「個」について記述することは可能である、或は言い換えると、社会における関係性の中でのみ人は在ると言えるのだとしても、だからといって「個」が完全に消滅してしまったりせず、「個」という語が、最早 prime mover とか「社会とは無関係に在り、而も何らかの意味を持っているような「個」」というような感じの意味は成さないせよ、語として使用に耐えなくなる程に機能しなくはならず、或意味で社会の関係性の中に「個」を回復させることは可能なんだ、みたいなことがこの本にこの先書かれているんじゃないだろうかと。
まああくまで予想というか希望的観測というか。


アマゾン→チャールズ・テイラー 「ほんもの」という倫理―近代とその不安
アマゾン→Jonathan Potter, Representing Reality: Discourse, Rhetoric and Social Construction