2008/04/17

続・ライセンスの理想

書いてる途中に自分の主張を忘れるということは、私にはよくあることでして。
いやー、自分でもなんか話がおかしいなと思ってたんだ。

昨日の補足。
ソフトウェアパッケージを、ハードウェアを扱うように扱いたいなあという話。
例えば私は私の友人に私のハードウェアサンプラーを貸すことは別に問題無い訳だ。
或は貸しスタジオに置いてあるスタジオ所有のトライトンを私が使っても何も問題無い訳だ。
これと同じような感覚でソフトウェアを使いたいのだけれど、如何せん、ソフトウェアはコピーが簡単なので、ソフトウェア販売会社にとって大きな打撃となり得るような種類のコピーを防ぎたいということと、自分で金を出して買った「自分が所有する」ソフトウェアを自分が所有するハードウェアと同じように自由に使いたいということとの間に軋轢が生じる訳だ。
そこで昨日は「一人につき1ライセンス」という(実現の難しそうな)理想を言ってみたのだけれど、それだとよく考えると上のサンプラーやトライトンの例のようにはできないので、「自分の」ソフトウェアを自分のハードウェアのように使いたいという最初の要求に反することになる・・・。

で、何か素敵な解決法は無いかなあ、と。
エンタープライズ向けLinuxディストリビューションがやってるような商売程革命的なことはしないで、既存の慣れ親しんだ、「金を払って自分の使う商品を買う」というような物品の売買の仕方の範疇でできるた方が良いと思う。

やっぱコピーライトやコピーレフト以外の何かが必要なのか?
若しそうだとしても、できればコピーライトの一部を修正する、というような方向の方が良いと思う。

例えば、そのソフトウェアの、どうしても外せないコアとなる機能の一部をハードウェア化して、それ一台に対して1ライセンス、というふうにしたり。
で、その一台が壊れても、この全体を買い直す必要は無いようにする。
勿論ソフトウェアを他のパソコンにインストールしてもこのハードウェアをつなげればソフトウェアは普通に使用できるようにする。
そのハードウェア一台で、その大本のソフトウェアに関連する複数のソフトウェアのライセンスを管理できるようにする。
而もそのハードウェア自体は小型で安くないと不可ないし、例えばUSBポートを一つ占有してしまわないような方がいい。
Firewireだと確かFirewire機器をシリアルに連続してつなげられたような気がする・・・。
で、そのハードウェアをアップグレードしても新たにソフトウェアのライセンスを購入したりしなくてもいいようにする。
ハードウェアとソフトウェアは相補的に働くのだ。
まあ一種のドングルなんだけど、その機能がハードウェア化されることで、何かがすげー改善されるとかなんとかなれば、唯ライセンスを管理する為だけに付けなきゃならない只のドングルよりはマシかと。


とまあ、こんなようなことがいつかできるようになるのなかなあ。


難しい?じゃあ今すぐやろう。
不可能?じゃあ一寸時間がかかるな。