2008/04/01

2008/04/01

音楽の新しい著作権管理団体のKSTD(Kyouha Shigatsu Tsuitachi Daze)が今日から本格的に活動しているようです。
インディーズシーンで最近注目を集めている5つのロックバンド、即ち、Verlogenheit、よだそう、ディセプション、Untrue、マニファク茶が中心となり、「自らの著作物を自由にする」をその活動理念として掲げ、登録された著作物のより柔軟な管理体制を目指している。
KSTD代表の一人、Untrueのバズーン担当のミシンそば氏の嘆息混じりに曰く、「情報技術がこれだけ発達しているというのにそれが著作権管理に全く以て有効に利用されていないなんて俄には信じ難いことだろうが、然しこれが世界の有様だ。誰かが面倒な仕事をやらなくちゃならなかったんだ。よだそうの前のヴォーカルの島辺博人って奴が、たまたまPHPぐらいなら書けるらしかったんで、じゃあやってみようよ、とやってみたのが始まりだった。これがロックというものだ。まあ実際はそんなに難しくないシステムだったけどね。今はVerlogenheitの二胡の濱正俊が何故かRuby(JRuby)で大体書き直してしまったようだが。」と。

先ず特徴的なのは、著作物の利用料金の設定が一定の範囲内で著作者が自由に決められること。
どのように決めればいいのか分からない人の為にテンプレートも用意されている。
それから登録する著作者が個人でなければならないこと。
これはKSTD代表の一人、マニファク茶の音響担当の小夜侘助氏曰く、「力のある企業や団体が著作者個人の権利を乗っ取ることができないようにする為の実験的で一時的な試みである。」とのこと。
バンドの場合はメンバーの各個人が個別に登録しなければならないし、大きなプロジェクトでもそのメンバー一人一人が個別に登録しなければならず、一括して登録することはできない。
団体の収入は、著作権管理/検索のウェブシステムの置かれたホームページの広告収入と寄付でまかない、手数料は基本的にはかからない。
KSTDが黒字に転向した場合、年間に得た純利益の30%を奨学金に、12%をユニセフに、3%をOLPCに、21%をその他のKSTDがその活動の有効性を認めた団体に寄付し、残りで買えるだけの肉とワインと宝石を買って、上記の5つのバンド山分けにするそうだ。

KSTDに登録されている著作物の著作権が侵害されていないかのサーチをするのがKSTDの仕事の一つである。
著作者に未通知の著作物利用など、著作権侵害らしきものが発見された場合は先ずその著作物の著作者に、発見した旨のメールを送る。
著作者は、利用者に対してどのような態度を取るのかを3種類の中から選択することができる。
即ち、無視する、KSTDに警告させる、KSTDに利用料金を徴収させる、の3種類。

著作物利用者はKSTDのウェブシステムから利用したい著作物を検索し、利用料金を調べ、納得がいけば料金をKSTDを通じて利用者に支払う。
また、料金に納得がいかない場合は著作者と直接或はKSTDの窓口を通して間接的に交渉することができる。


まだまだKSTDにはこれまでの著作権管理団体には無かった特徴が見られるが、嘘をつくのもなんだか才能が要るようなので、想像力の貧弱な私はもう寝ます。
てゆうか力尽きた。

一応言っとくけど、エイプリルフールネタだかんね。