2013/07/11

ハリガネムシ

友人と二人でファッションビル的なところに入り、私が雑貨屋を見ようとすると友人はトイレへ行く。
私はそのまま雑貨屋を見る。
他のファンシーな雑貨に混じってそこそこの数のカメラの国産オールドレンズが売ってて、「おお、こんなとこにレンズなんか売ってんのか、エラい尖ってんな」などと思う。
でも何故かキャノンのとかしか売ってなさそう。ニコンが無い。
まあニコンがあっても買おうとは思わないけど。
雑貨屋を一通り覗いた後、その階の一寸広場みたいになっているところへ行く。
そこでトイレに行った友人と待ち合わせしてるのだ。
友人がトイレから戻ってきて私と目が合い、私は「おー」とかなんとか言う。
すると友人は何故かおもむろに服を脱ぎだし、上半身裸になって奇妙なステップを踏み始める。
あ、因みに友人は女性。
私はなんとも言えずに只引きつった笑いのような表情を浮かべつつ、私が友人の保護者であるかのような気分になるのを感じながらそれを見ている。
脱いだ服の畳んで置いてあるのが見える。
白と黒。肌触りの良さそうな生地。置きっ放しで忘れないように気を付けなくちゃ。
奇妙なステップを踏んでる友人は、いつの間にか何か線虫のような姿になっている。
巨大なハリガネムシのようだ。
成程、これでは服が着られない訳だ。
私は友人の脱いだ服を持って、そのビルと隣のビルとの連絡通路のようなところへ、線虫形の友人を連れて移動する。
外は曇っている。雨かもしれない。
連絡通路の端に腰掛けて友人に訊く。
「頭どこなん?」
線虫型の途中の部分が丸まって持ち上がる。
これが頭か。
多分先っぽは手なんだろう、と思う。
私は子供をあやすように「頭」を撫でるような格好をして、私が友人に対してどのように感じているかについて、正直に、併し慎重に言葉を選んで伝えなければならない・・・。

・・・という夢を見ました。