2010/06/24

電子書籍と物理的に製本されたもの

iBookをiPod Touchにインストールした。
機能は単純だし結構重いけど、それ以外は割とよさげ。
日本語の本は今のところ見つけられてないのだけれど、英語とドイツ語のを幾つか入れてみた。
まあドイツ語はもう殆ど読めないので、単に入ってるだけで満足する用。
Wittgensteinの論理哲学論考とかもあった(英訳しかなかったけど・・・)。
KantだとかHumeクラスの有名なものは結構色々ある。
而も無料(パブリックドメインのものは)。
これらの著作を手軽に手に入れて、手軽に読むことができる。
無料なら手に取り易い。
知識に楽にアクセスできる訳だ。

日本語の本とかもないかね。
青空文庫リーダ(私は「SkyBook」を愛用している)とかでも色々読めるから、まあそれでいいっちゃァいいんだけど。

Wittgensteinの「確実性について」が欲しいんだけど・・・。
まああっても高いかな。
因みに製本されたものは5000円ぐらいだったかと。
或は岩波とかちくま辺りで文庫化されないかなあ・・・。

でも電子書籍で欲しいかというと、そうでもない。
お金出すとなると、物理的な、製本された本の方がいい。
可読性の持続性に欠ける気がする。
データそのものが手元に存在しても「デバイスが変わったら読めません」的なことになるのは厭。
10年後、その時の自分にとっての標準的な環境で同じように読める、という保証は無さげ。
10年後Apple社が存在しているかも分からないのに。
「物理的に製本されたものを買ったらおまけで電子書籍リーダ用データが付いてきます」的なのが好い。
電子書籍なら検索し易いし。
��昔、論文を書いてるときとか、ググるように参考文献を検索できればどんなにいいか!とよく思ったものだ。註を付けるときとか。)
1回読んだらそれで十分な雑誌だとか、2回聴いたら飽きるような流行歌だとかなら、データだけを買ってもいいんだろうけど。