帰ってきた。
北海道は、寒かった。
大阪の如何に暖かいことか。
雪道の滑るのが面白かった。
履いて行った靴が合わず、歩けなくなる程に痛くなったので、札幌で靴を新調したりした。
或程度の靴擦れぐらいは覚悟してはいたのだが。
やっぱ安全靴を前以てちゃんと探しとけばよかった。
二条市場で、料理としてのバランスについて何か考えようとすることをまるっきり止めたらしい、只豪華に見える(そして実際に高価な)海鮮丼を喰って吐きそうになる。
確かに素材は佳かった。
佳い食材を単にネタ的に使用することは非難されるべきことだ。
所詮は素人料理だったということか。
怒りに身を任せて抗議の意味を込めて残せばよかったのだろうが、勿体無いの精神或は貧乏性が災いし、怒りに身を任せて全部喰ってしまったのが不可なかった。
小樽でオルゴールやグラスを見る。
小樽のグラスは、佳いものがあればと思ったが、財布の紐を解く気になるようなものは見つからなかった。
然し展示されていたヴェネツィアングラスはなかなかのものだった。
公的/私的の区別について話しながら帰ってくる。
そんな感じで。
眠い。