その後なんだかんだで寝るのが昼になる。
思い付くことなど、メモを取っていると。
或はAmazonの大森林を探検していると。
損なわれ行く健康への不安。
テレビをザッと見ていると、中米の透明度100メートルの洞窟の泉を誰かが泳いでいた。
宙を歩いているようだ。
森の洞窟の、木漏れ日の中を自由に浮遊するようだ!
これだ!
やっと雛形ができた。
やっぱ長い時間掛けるとダメだ。
刻々と指の隙間から零れ落ちる像。
私は先ず全体の設計を一息に終えなければならない。
然しいつも一歩目の細部から手を付け始めてしまう悪い癖がある。
解っちゃいるんだが。
炎の揺れる和蝋燭が欲しい。
あの明かりは好い。
小さいので十分。
然しどこに売っているのだろう。
また京へでも上るか。
或はどこか蝋燭のディスカウントショップでもないだろうか。