2007/07/07

ビリー、直哉、心的言語

誘われて、Boot Campを一度試しにやってみる。
MacでWindowsの方じゃなくて。
ビリーの方。

で、感想。
そりゃあんなけやりゃ痩せるよ。
モリモリ筋肉付くよ。
一回につき結構長い時間やるのです。
私のような、一日中モニタの前に張り付いているような人間が何の覚悟も無しにできる内容じゃない。
日常生活で一番筋肉を使うといったら、ギターのチョーキングぐらい、という人間の進んでやることじゃない。
ピックより重いもの持ったこと無いのに!
と、己の軟弱っぷりを大いに知された。
まあ独りで筋トレやるとサボってしまうことを自ら難に感じている人は、ビリーにモニタ越しにああしろこうしろと言われながらやった方が最後まで確っかりできるんじゃないかと。


そういや志賀直哉で思い出したけど、彼の小説は、尻切れトンボのが多いが、示唆に富んでいるものも多い。
以下備忘録。
例えば『范の犯罪』は、まあ何か革新性でも持っている訳でもないしよくありそうなことが描かれているのだが、心の哲学辺りなどやっている人に是非忘れて欲しくない物語が、現代から見れば幾らか底の浅い仕方ではあるが、然し簡潔に、描かれている。

この物語から例えばクオリア問題や心的言語の否定を端的に導き出すことはできないが、私は、こういった物語を心的実在論やら心的言語の否定へと至る道筋の出発点ぐらいにはしたいというような誘惑に駆られる。