2005/10/05

KORG Legacy Collention Digital Edition 使用感、☆無し、唯怒り

Legacy Collection、来た。
で、使ってみた。

ナニこれ、全然使えねー。
最悪だ。最悪だ。最悪だ。
KORG はミュージシャンシップを能く理解している(そして良い意味で商売上手)と思って信頼していたが。
駄目。全然駄目。こんな馬鹿なもの買っては不可ない。
こんな馬鹿を許してはいけない。
単に頭が悪いだけなら御愛敬、というところだが、この種の馬鹿は、許してはならない。

箱を開けるとUSBキーが入っていたので或程度嫌な予感はしていたのだが。
まあそんな馬鹿なことと思っていたら本当にそんな馬鹿やりやがった。
毎回のアプリケーション起動時に毎回必ずそのUSBキーで認証させなければならない。
認証自体はUSBポートにそのUSBキーさえ差し込んでおけば自動でやって呉れるし一度認証されてアプリケーションが立ち上がってしまえさえすればそのUSBキーは抜いてしまって構わないのだが、しかしその為にUSBポートを一時的にであれ一つ占有されてしまう。しかもその認証の所為で毎回立ち上がりが一々遅い。
で、ライブのときとかどうすんの。
えーっと?私のノートにはUSBポートは2ポートしか付いてないんですけど?
つまり?SONAR を立ち上げてシンセを立ち上げて、それからデバイス類を認識させろと?つまり SONAR のプログラムを書き換えて SONAR を立ち上げた後からでもデバイス類を認識させられるようにしろと?
或は別途金を出してハブでもかませろと?2000円くらい出せるだろうって?あなたソッチのカンケイのカタですか?或は只でさえ神経を使うラップトップライブに更にトラブルの原因を増やせと?
綾波でも「あんた馬鹿?」って言うぜ?或は言われてみたかったの?私は一寸言われてみたいぞ。実際には言われたら多分萌える以前に普通にへこむけど。
まあ違法コピー防止の策だって事は解る。
その為に無い知恵を絞りながら喧嘩売ってるんだな?「あなたは放っといたら違法コピーをするので多少の不自由は我慢しなさい。正規の製品は、金払えば、ほら、呉れてやってるじゃないか」?お客様は全く以って神様ではないがてめえも神様じゃねえ!
「苦肉の策」の「肉」は私の肉じゃねえ!勝手に私の肉のことにすんなよ。
或はアメリカのイラクへの先制攻撃の真似事ですか?身を呈して皮肉を言ってやろうと?ハッ、何て殊勝な心懸けだこって!でも私達を巻き込むなよ。
で、他の会社の皆がこんなことしだしたらどうする気なんだ?
わーい、皆で同じことすれば怖くなーい、グローバル談合万歳、企業倫理をぶっ飛ばせー、とかアホっぽいことでも言って私を楽しませてくれる?
将来のラップトップライブにおいては、PCには何重ものハブにUSBキーがズラッと刺さっていて、曲が変わるたびに認証エラーの「ボン」という警告音がライブハウスに鳴り響き、ステージの上で辟易する演者が観られるかも知れないね。あー楽しい。わーい、凄く音楽的なライブだ!ハッ!将来PCの処理能力が上がりホストアプリケーション上で同時に沢山のインストゥルメントやエフェクトをリアルタイムで使用することを見越した素的な戦略だね!糞喰らえ。

本当に、ミュージシャンのことを考えて設計していない。全然考えてない。
想像力の欠如。倫理学上の最大の問題。

他に違法コピー防止のやり方は他にある筈なのに何でこんな馬鹿丸出しのやり方なんだ。
「CD入れなきゃ使えない」ローランドのハイパーキャンバスより余っ程質が悪い。

せっかく良いシンセ作ってもこんなもんくっ付けてきた所為で全く使えない。
このシンセを作ったエンジニア達の努力は無惨にも蹂躪されました。あーあ。
ほんとうに KORG は今回馬鹿なことをした。
馬鹿一号。誰も奴の後に続いてはならない反面教師の役割を見事果たし切った。
だからもういいからこいつをどうにかして呉れ。
 

因みに KORG とは対称的に、素的なブラウザの Sleipnir 2.00 は正式版の候補版を一つ公開しました。
おお、漸く、という感じ。

お気に入りリンクの個別の設定が実装された。
1.66版のより、より詳細に設定できるようになっている。