2017/08/19

ボリュームペダルの音痩せ音漏れを同時に解決するぜ案

ボリュームペダルで悩む。
Fuzzの前に置いて歪み量を調節するのに、BOSSのFV-30Hを改造して使っている。
全体のインピーダンス低下に因る音の変化のみならず、可変抵抗器の回転角度よりペダル踏み込みに因る角度の方が大分小さいので、そのままだとボリュームを最大にしてもIn-Out間に抵抗が残ってモヤつくし最小にしても音が漏れる。
音漏れはクリーンアンプ直なら気にならない程度だろうが、Fuzz前に置くと信号がFuzzで大分増幅されるので、少しの音漏れでも結構大きく現れる。

前回の改造では、しょうがないので可変抵抗器自体を回転させて、最小音量は諦めて最大に踏み込んだときに残留抵抗が少なくなる方向に振った。
B250kΩの可変抵抗器を使っているのだけれど、今は200Ωぐらいの残留抵抗になってる。
1/1000だし、これくらいならまあ無視できるんじゃないかと。
逆にボリューム最小時に25kΩぐらい残る。
可変抵抗器の回転角度が300°なので、最小側は30°分ぐらい余ってる訳だ。
680pFのハイパスコンデンサも入れてるので、尚更漏れる。
因みにBig Muff(自作だけど)を真ん中ぐらいに歪ませてギター側のボリューム(500k-1MΩ)を最大にしていると、ボリュームペダルを最小にしてもまだ結構普通に歪んでる、という感じ。
もうちょい絞りたい。
あと1/10ぐらい。

可変抵抗器の抵抗値を変えてしまうというのも手だけれども、言う程効果は期待できない。1/10にはならない。
或はアクティブボリュームに改造して、更に出力をFuzz用にハイインピーダンスにするとか。
可変抵抗器を最小側に振って、ボリューム最大時の音の変化は、それはそういうものとして音作りするとか。
・・・却下だ。

最後の手段としては・・・可変抵抗器自体を改造するか・・・。

要するに、回転の始めと終わりの15°ずつ計30°ぐらいが、回転はするけど抵抗値には変化が無い、というふうになっている可変抵抗器が在ればいいのだ。
然し乍ら、そんな可変抵抗器は、もしかしたらこの世には存在しているのかも知れないけれど、電子部品屋とかでも見たことが無い。

幸いにも、原理は簡単。
無ければ作ってしまえばいい、と言ってしまえる程度には。

可変抵抗器のケースを外すと、抵抗体の上をブラシが走ってる訳ですな。
この抵抗体の端の方から15°分ずつぐらいの表面に導電塗料を塗れば、その塗った部分は0Ωか数Ω程度になるんじゃね?
その分全体の抵抗は下がるけど、塗ったトコはブラシが回転しても抵抗値は変化しない筈。
500kΩのを使えば450kΩの実質回転角270°の可変抵抗器になる訳だ。

そうそう上手く行くものでもなさそうだけれど、取り敢えずNoise Hellが有るので実際にやってみてもいい。
一応、使いさしの腐りかけな可変抵抗器を一つバラしてNoise Hell塗ってみたら確かに思ったようになった。
あとは実際に使うモノでやってみてペダルに組み込んでみて、という感じか。
あと、多分塗料剥がれてくると思う。
Noise Hellは銅のヤツなんだけど、塗面すげー弱いんよな・・・。
上からクリアを吹く訳にもいかんし。

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「可変抵抗器」は普段は「ボリューム」って言ってる。
然し「ボリューム」と書くと何が何だか判らなくなるので「可変抵抗器」と書くんだけれど、なんか長ったらしいよな。
他には「ポット」とも言うし昔はその呼び方の方が好きだったけれど、最近は「可変抵抗器」の方がまだシックリ来てる感じ。