2008/11/01

iPod Touch用タッチペン

日本橋のパーツ屋で電導性のあるスポンジ状のものを買ってくる。
ICとか刺しとくやつ?
あの、あれ。
それからハンズで真鍮やらアルミやらの金属製パイプを買う。
発泡スチロールとかアクリルとかの円柱も色々買ってくる。

これでiPod Touch用のタッチペンをDIY!

iPod Touchは指の静電気か何かを感知しているのだと思うのだけれど、単に静電気がiPod Touchの画面に伝わるだけでは駄目らしくて、或程度の広さを持ったもので画面に触れなくてはならないようだ。
普通のペンタブレットっぽいもののペンでは先が細過ぎる。
かといって、例えば金属棒の断面を斜めに切ってペンを持ったとき自然な感じでiPod Touchの画面に触れられるようにしたとしても、ペンを持つ角度を維持し続けなくては行かないのは辛い。
ペン先を丸くしてしまうと接地面積が小さくなってしまうし。
ペン先は、電導性のある柔らかいものか、或は堅いものなら、ペン軸に対する角度が自由に変わるものでなければならない。
金属の三角錐の尖ってる部分をパイプの穴に挿して、パイプの中にバネでも仕込んで三角錐を固定し、三角錐がパイプに触れながらもそれなりに自由に動くようなものを作る、というアイディアもあったが、部品点数も多くなって作るのも面倒臭いし、実際余りうまくいきそうではなかったので、止した。

という訳で、電導性のあるフォームだ。
それを金属のパイプに差し込むなどして、ペン先として使うのだ。
電導ゴムという手もあるが、売ってるのは薄っぺらいシートしか見たことないし、少し高かった筈。

で、フォームを適当な大きさに切って、丸めて小さくしてパイプに押し込んで、タッチペンのできあがり。
ちゃんと認識する。
意外にちゃんと認識する!

因みに買ってきたアルミパイプ等より、無印良品で昔買ったアルミの携帯用万年筆をバラしたものにフォームを突っ込んで作ったやつの方が使い易かった。

20081031_TouchPen
あと金属でない円柱は使えなかった。

これで絵も描ける!
筈。
きっと今は、自由にィィィ、空も飛べるゥゥゥッ!
筈。

試しにFlipBook Liteを使って絵を描いてみた。
が、指で描くよりは一寸はマシか、という程度。
そううまくはいかないか。
これがオーメンクオリティ。
WRYYYYYYYYY!
流石私。

矢張りペン先が太くなるので、今描いてるところがペン先の下に隠れて見えないのは辛い。

文字入力は、ローマ字打ちや英字入力の場合、打ち間違いは少なくなるけれど、二本の親指で打ち込んだ方が、それなりに慣れているからか、トータルで早い気もする。

明らかなメリットとしては、指紋が付き難くなること。
明らかなデメリットとしては、iPod Touchに加えてペンを持ち歩いたり入力時にペンを用意しなければならないのが面倒臭いということ。

結論としては、デメリットを明らかに上回るようなメリットは見つけ出すことができなかった。
面倒臭がりの私は、一通り楽しんだらもう使わなくなると思う。
然し全然使えないという訳でもないので、この方が使い易いと感じる人もあるだろうと思う。
多分、市販されている評判の悪いものよりは使い易いんじゃないかと、勝手に思っている。

結構色々買ってきたのに材料が無駄になったなあ。
まあ私のことだから、何かに使うだろうけど。
微妙に使えない何かに。
これがオーメンクオリティ。


あと髪切ってパーマを当てた。
まあまあファンキーだ。