2005/06/05

死に際

目下駄目駄目人生を満喫中。
ノオトを広げるが一筆も進まず。というかペンすら握らず。
爪弾くギターから音が出るが、音楽は流れ出てこない。

よし、酒を呑もう。
止めて呉れるな。
酒嫌いにも、「呑む」という行為自体に慰めを期待し、酒瓶の首を握りたくなることだってあるのだ。
勿論、期待が裏切られるという動かし難い未来像については、百も承知しながら。

一寸は呑めた酒と、美味しい紅茶と、バターチップクッキーと、イェイツ或はポオと、後期ベートーベンのカルテット或はモンク。
これだけ揃っていれば、今より悪いという訳がない。

死に際に言うのだ。
「我が人生は、或は失敗だったかも知れないが、悪くはなかった。」と。