2005/06/03

夏彦

昨夜、あれから三時間程寝て、起きたら肩の痛みも我慢できるくらいには落ち着いてきたので、今日の為の用意をする。
思い付く限りの栄養素を流し込みながら。


しなくてはならないことそっちのけで小説や漫画ばかり読んでいる。
私の学友が京極夏彦について熱っぽく語っていたので、因より私は妖怪/探偵好きということもあって、ちらっと読んでみようかと思い立つ。
本屋に行くと、あるにはあるのだが、どれも分厚い。し、高い。
取り敢ず、分厚い短編集を見つけたので手に入れる。
併せてポオや漫画など買う。スティーブンジェイグールドの最後に出した本が分厚くて高くて、いつも迷うのだが、矢っ張り買わないでおく。代わりにサルトルとカミュの論争を買うが、読んでみて、想像とは違ってゲンナリする。
夏彦、私が普段読むような近代小説や学術系の書物とは違い、台詞や改行が結構多いので、思ったよりページが進む。
二篇程読み、やたらと沢山読んだ気になる。
小説の中で一人称を取る女性は、殆どの場合、何故か、或種の美しさを感じることを禁じ得ないというか、何か抗いがたい魅力を持っているものである。その女性がその小説の中でどんなに自分は醜いのだと主張しようとも。
それは作者が男で、或種理想化された女性像が提示されるからかも知れないし、或は読者が男で、女性に内面をうまいタイミングで晒されでもすると、コロッとイッてしまう質だからかも知れない。或はその両方。
でも恐らくは別の重要な理由があるんだ。何だっけ。さっき思い付いたんだけど忘れた。まあいいか。眠いし。

ええな。一人称女性。まあ兎に角。


然し本を読む体勢は首に悪い影響を与え続けている。