2013/05/09

いい白さの靴

洗面所でふと鏡を見ると、見るからにダメ人間っぽい奴と目が合う。
暫く考えた後、ああ、酒を呑んだのか、と思い出す。
砂の抜けないアサリの酒蒸しをザリザリ噛みながらワインをチビチビやったのだった。
汚く綻んだ顔を眺めながら、成程酒を呑むと本性が現れるとか謂うのはこういうことか、と得心がいった。

普段から隠せてない?
わお、まじか、そいつは盲点だった。
毛穴からあふれ出るダメ臭でお馴染みの。

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白っぽい靴が欲しいんだけど、白い靴は大抵白が白過ぎるんだ。
ベージュじゃ白くなさ過ぎるし。
いい白さの靴ってのがなかなか無いんよね。
いい白さでいい形の靴。
そして「ああそうそう、こういうの」ってのが見つかっても値札の0が一つ多かったりするしな。