なんか最近美味いものを口にしても大して嬉しくならなくなったような気がする。
舌が衰えたのか。
或はたまたま最近口にした、美味いと思っていたものは、実際にはそれ程美味いものではなかったとかそういうことか。
私は生来食うことに関しては余り頓着しない方だったのだが、美味いものを少量食うのは割と好きだった筈なんだ。
食うことばかりではない。
いろんなものを感じなくなってきている気がする。
感情と感覚の辺りの部分が、何かをどこかに忘れてきたような感じだ。
なんだか酷くつまらない。
最適化されたような気分だ。
或は単に暮らしが平坦過ぎるというだけかも知れない。
但、頭の方は鬱々諾々として過ごしている時分よりは多少回っている気がする。
而も大して役に立たない方向にばかり。