2008/03/28

JRC

JASRACのオルタナティブのひとつのJRCが、自分とこの管理する曲の内5000曲について、Googleから或一定額を徴収する形で、例えば投稿者が演奏したのを録画した動画などをYouTubeにアップすることができるようにしたそうだ。

ううーん、ビミョウな。
これは進歩なんだろうか?
イマイチ判断がつかない。
まあJRCの名前を売る切っ掛けにはなってるのか。

因みにJRCは、例えば自分の曲で、JRCで著作権管理をしている曲について、例えば自分のブログで自ら配信したりするようなときにはJRCに金を払わなくていいらしい、という点で、JASRACよりは融通が利くようだ(かなり伝聞調)。
てゆうかこれで金を取るJASRACがどうかしてるんだが。

音楽の未来はどうも暗いなー。
嫌だな。
音楽家自身が何も考えず「はじめに文化ありき」とか、音楽に対する希望の持ちようのないこと言ってるんだから、どうしようもない。
まあヒッピーの時代から、世界には脳味噌ばかりが平和な音楽家であふれかえっていたそうだ。
戦争狂や或は松本零士のように「自分の孫を喰わす金の為なら何やっても許される」と考えているような音楽家よりはマシというものか。
勿論脳内平和ばかりでないまともな音楽家を私は何人も知っているので、従って完全に絶望的になることが馬鹿げたことであることも私は知っているつもりだ。
知っているつもりだが・・・。
改めて「はじめに文化ありき」などと酒も呑まず糞真面目面で言われると、精神が折れそうになる。

老人:「昔は音楽といえば金儲けの道具だったんだ。ワシも昔はブイブイいわせたもんさあ」
子供達:「ハッ、昔の人間はなんて野蛮な」
ぐらいの未来は来んのかねえ。


絶望するにも希望が必要だ。
私の同世代は絶望することもできないんじゃないか、と心配している。