12種類の歪みを選択できるRat。
やっちまった。
12接点のロータリースイッチを使って。
整流用やらファストリカバリーのやらゲルマニウムやらいろんな種類のLEDやら二重化したのやらで12パターンぐらいすぐできることを知る。
10個10円のバーゲンのダイオードが大活躍。
で、やっぱりLEDが好い、ということが判明した。
ガリガリしている。
光って奇麗だし。
余りアニメを観なくなってしまって久しいのだが。
最近アニメの放送中止がテレビ業界のこの秋流行のファッションのようだ。
テレビ局のダメさ加減は深夜のアニメにまで侵透しているのか。
非常に残念だ。
人が鉈で切り殺されたとすればその人が殺されたのはひぐらしがないたりするアニメの所為ですとでも宛も認めているかのようだ。
いや、或は本当に認めてしまっているのか。
殺人犯がビョークのCDを持っていてもニュースにならないが、一昔前で言うと、マリリンマンソンなら何故か意味有りげにそのことが報道されるというアレか。
日本で言うと「バトルロワイヤル」。
性犯罪者の部屋から大量のエロ本が押収されました(他の押収物は兎も角)とかいうアレだ。
宛も人がマリリンマンソンを聴いたりエロ本を読んだりすれば、その結果として、その人が殺人鬼になったり性犯罪者になったりする可能性が上がるとでも言いたげな感じで。
なんと貧弱な想像力!
そりゃ悪魔っぽいものが好きならマンソンぐらい聴くさ。
エロ本ぐらい読むさ。
併し当に「マンソンを聴く」ことに因って或は当に「エロ本を大量に買い込む」ことに因って、人が殺人鬼や性犯罪者になる可能性が上がったり殺人や性犯罪が実際に引き起こされるとどのようにすれば言えるのか、是非ともその説明を聴きたいものだ。
つまりこういうことだ。
まあ今更私が説明する程のことでもないのだが、まあ書いてみよう。
例えば。
ここに任意に選択された10万人のティーンが居たとしよう。
私はこの子供等にメカニカルアニマルズを一枚ずつ渡し、よく聴くように言って聞かせる。
更にもう10万人ティーンを用意しよう。
この子等には何もしない。
これを繰り返す。
さて、前者の10万人と後者の10万人との間に、殺人者になった比率の十分な差は見られるだろうか。
若し前者が明らかに殺人者になった比率が高ければ、メカニカルアニマルズはそれに何か影響してそうだと推測できる。
若し大した差が見られないか或は後者の方が比率が明らかに高かった場合、メカニカルアニマルズは無関係か或は何か肯定的な影響がありそうだと推測できる。
マリリンマンソンを聴けば殺人鬼になる可能性が高くなると考えるということは、上の二つの実験結果の内の前者の方の結果になると考え、更にその推測を推測以上のものに変える証拠か何かを掴んでいるということだ。
或殺人鬼がマリリンマンソンを好んで聴いていたということは何も説明しない。
上記のような実験が為されていないか或は期待した程の結果を出していないときには、マリリンマンソンと「殺人鬼になる」ということとの間に因果関係については、単に「その殺人鬼はマリリンマンソンが好きだった。若しかしたらカントリーミュージックが好きだったかも知れない。」とでも考えた方が良さそうだ。
因みにジョージBという殺人鬼はカントリーミュージックを「支持」しているらしいという話を聞いたことがある(不確か)。
関係無いけど序でに言っておくと、マリリンマンソンのギタリストは実際にカントリーミュージックファンだ。
・・・と、以上のことをを踏まえた上で、是非とも説明を聞きたい。
で、そしてそういう解り易い(が正しくはない)説明ができなければ、「普通の人が」とか「温和しい子が」と言って驚いて見せるという、パターン化されていて解り易い。ニュースってのは、なかなか気の利いたエンターテインメントじゃないか。
人が殺されていようと、或は人を殺してしまった人がいようと、正確な報道などどうでもいいのだろう。
バラ色の陶酔感に包まれて、なんて素晴らしい新世界。
そして風邪が悪化している。
膝が、雲の上を歩く感覚だ。