2020/04/27

暇なら楽器のお誘い:ドラム編

やあどうも。
暇だろう?
ドラムでもやりんしゃい。

ドラムを始めるにしても何が要るのか分からない、という人の為に、私も一つアドバイス的なことをやってみようと思う。

ドラムの魅力は、まず最低限、スティック 1セット(2本) 1,000円 ぐらいだけで始められること。
またドラム人口は少なめな割に需要は高いので、バンドやるなら引っ張りだこになる。
然しフルセット(ドラムセット全体)で叩こうとすると、現実的にはスタジオまで行って叩くことになるので、安くて 2時間 1,000円 ぐらいはかかる。
あとコロナ期間中はスタジオが休みだったりするので、今すぐには一寸始め辛いかも。
電子ドラムを買うという手もある。
そこそこ音が出るので、一軒家ならOKだけど集合住宅なら一寸難しいかな。

基本的には体を動かす楽器なので、或程度身体能力があった方が上達は早い。
身体能力と言ってもパワーとかスピードよりも身体コントロール力とか器用さとかの方だけど。
特に初心者のうちは力が入ってしまって実際そこそこの運動量になるし、もしかしたらダイエットにも使えるかも知れない。
ドラマーってなんか筋肉質だったりスリムだったりするイメージがある。
でも Dennis Chambers とかおるからなあ・・・。どうなんかな。
慣れてくると力を抜いて叩けるようになるので、運動量は減るかも知れない。

身体能力は高い方が有利ではあるが、別に無くたって練習すればどうにでもなるし、特に「これが無いとドラムが叩けない」みたいな制限は無い。
リズム感だって、そりゃ最初からあった方が上達は早いだろうけれど、思考の変換とか訓練とかで鍛えることができる。
ドラムを叩きたいと思う人がドラムを叩けばいいのです。
汝ドラムを叩きなさい。さすればドラムが叩けるようになるでしょう。

あと体を動かすという楽しみもある。

最初に揃えるべき道具は:
  • スティック 2セット 2,000円
  • トレーニングパッド 4,000円
  • チューニングキー 300円
  • メトロノーム 1,500円 or メトロノームアプリ 0円
  • スニーカー
大体 6-8,000円 程度で始められる計算か。
他の楽器に比べて桁違いに安く始められるが、練習に金が掛かる。

スティック

スティックは消耗品で、使ってるうちにササクレてきたり折れたりするので、スタジオに持っていくなら必ず2セット以上は用意して行く必要がある。
因みに左右の手で別の種類のスティックを持ってダメだということはないのだけれど、余り一般的な仕方ではないし、少なくとも基本を学ぶまでは、敢えてそうする強めの理由でも無ければ、左右とも同じ種類のスティックを使うのが良い。
売ってるのも 2本 セットだし。
但し同じ種類のスティックを片方は古くて片方は新しい、なんてことはよくやる。
取り敢えずヒッコリーという木材で、太さ 14mm 前後、先はプラスチックになってない楕円形のヤツから始めたら良いと思うけど、他にシックリ来るものがあればそれを選べばいい。
スティックの素材、太さ、長さ、先っぽの素材や形等々で演奏感や音が変わる。
メイプル材は多分すぐ折るので、或程度叩けるようになってからでも遅くはない。
オーク材は硬くて丈夫だけど重い。私は好きだけど。
最初は楽器屋に行って、実際に持ってみて、分からないなりにもなんとなしにシックリ来るヤツを選べば良い。
どうせそれで一生叩き続ける訳が無いし、或程度叩けるようになれば自分の好みとかが出てくるので、その時また選べ直せば良し。
どのみち一通り試すことになるのだ。
メーカーは VIC Firth、Promark、Tama、Parl、Vater 辺りのを買っておけば間違いは無い。

トレーニングパッド

トレーニングパッドはスティックで叩く練習を家の中でするのに必要。
Evans か VIC Firth の多角形の 4,000円前後のヤツを買っておけば間違い無い。
トレーニングパッドを叩くと生のドラムを叩くより余程静かだけれどそれなりに音はするので、木造集合住宅では夜は叩けない。鉄筋コンクリートなら夜は膝の上に乗せてめっちゃ静かに叩くならOKか、ぐらい。
床の構造に拠っては机の上に乗せて叩くと結構下階に響いたりするので注意する必要がある。

チューニングキー

チューニングキーはスタジオとかに置いてあるドラムセットの打面の張り具合を調整するのに使う。
初心者のうちからチューニングの癖を付けておくことをお勧めする。
スタジオの貸しドラムはよく変なチューニングになってたりするし。
チューニングの仕方は、最初コレといった指針が無いので難しいと思うけれど、YouTube で学べる。ヘイルトゥ YouTube。
キーはスタジオにも置いてあったりするけど、安いものだし、自分のを持っておくと愛着が湧くし、ドラマー感が出る。
Yamaha、Tama、Perl 辺りの 500円 ぐらいのもので十分。

メトロノーム

メトロノームはスマホのアプリで十分。
買うならイヤホンが使えるものか、大きい音が出るものを。
大体スタジオにも置いてある。

その他服装等

ドラムは他の楽器と違って、服装にも多少注意する必要がある。
靴は底の薄めなスニーカーを一足用意すること。
別にピンヒールを履いても死にはしないが、最初はスニーカー辺りから始めることをお勧めする。
因みに裸足で叩く人も一定数居るし、革底の靴の滑りが良いという人も結構多い。
靴も演奏スタイルの一部と考えた方がいい。

服装序でに言っておくと、ゴリゴリのベルボトムはバスドラムのビーターを巻き込むので不可、萌え袖とか長袖の袖口が広いものもスティックを巻き込むので不可。
どうしてもという場合は、バンドか何かで留めておくといい。
あと座って叩くので、パツパツのパンツとかも苦しくなるので避けた方がいい。
スカート系とかも支障があることがある。中見えたり。
動きが制限されない格好が望ましい。
「ライブ当日は70年台衣装でベルボトム」みたいなことにならないように注意。

スティックケースは取り敢えずは無くてもいい。

或程度叩けるようになって所有欲が出てきたら、my スネア、my パーカッション(カウベルとか)、my ペダル、my シンバル・・・と買い足していくといいんじゃないでしょうか。

ドラムを演奏する準備ができたら、基礎技術は YouTube を観て勉強しましょう。
基礎技術の訓練と並行して、「曲を演奏する」ということも重視すべし。
一番最初はリズムキープに重きを置いて練習するかと思うけれど、音色のコントロールも非常に重要な要素だということも念頭に置いておくと上達も早いと思う。

-----
その他の楽器:
ベース編
キーボド編
ギター編

-----
Soundhouse
VIC Firth 5A
VIC Firth 5A
Yamaha DK15
Yamaha DK15
Evans RF12G
Evans RF12G
Pro-mark TXR5AW
Pro-mark TXR5AW