2016/11/15

リモンチェッロ、ツナ一平ちゃん、Glenlivet 12

風呂上がりに紅茶を淹れつつ、ふと思い立って冷凍庫でキンキンに冷やしたリモンチェッロを舐める。
いつものことだが、酒を口に含んでから思い出す。
そういや何かアテを買いに行けばよかったと。

さっと作れるようなアテのレシピも材料もあるので、さっと作ってしまえばいいのだけれど、一度酒を含んでしまうともう面倒臭くなる。
袋を開けるとかレンチンするぐらいの手間ならいいが、それ以上は面倒臭い。
然し胃に何も入れずに呑むのも体に悪そうと思い直し、空いたグラスに注ぐウィスキーを選ぶ序でに台所を漁る。
取り敢えずツナ缶を開けてみたが、香りがなんか山の上の古い公衆便所を彷彿とさせる。
ツナに玉葱とポン酢でと思っていたのだけれど、気が削がれた。
更に台所を漁っていると一平ちゃんが目に入ってしまい、よし今夜は不摂生ナイトだ!と決めて一平ちゃん(明太子味)にツナを入れ、醤油と胡椒で味を整える。
結局体に悪そう。
ここ数日、健康の為に夜は野菜ばかり食べていたのだけれど、それが一夜にしてパーになるのだけれど、まあいいや。
私は少し、現状より少しダメになることを良しとすることに憧れているフシがある。
そうやって、繰り返し、積み重ねて、ここまで来たのだ。
私はもう少しマシな人間になっている筈だったのに。

ウィスキーはグレンリベット12年にした。
香りがすごいフルーティ。
フルーティで瑞々しく少し甘さもある。
とても良いバランス。
グレンリベットの香水とかあったら買ってしまいそう。
空気と混ざるとスッキリフルーティで呑むときに鼻を近付けると樽感がある。
味は軽くて甘い。
唇と精々前歯ぐらいを濡らす程度含んで、只管香りを堪能する系。
普通のテイスティンググラスよりはもう少し空気容量と開口部の大きいグラスの方が合ってそう。