2016/11/20

秋刀魚の塩焼き、大根飴湯、浅蜊の味噌汁

「秋の味覚」の時期ももう殆ど終わって了っているが。

秋刀魚の塩焼きは、色々試した結果、フライパンが一番美味い気がする。
フライパンで焼くのを塩焼きと呼ぶかどうかはビミョウな気がするけど・・・。
或程度脂を落として香ばしく焼き上げるなら七輪で炭火焼きがいいのだけれど、脂を落とさず身がしっとり柔らかいままで食すにはフライパンが楽。
炭火は火加減がムズいしな。

臭み抜き用に塩を確っかり振ってキッチンペーパーに包んで30分程放置後、塩を水で洗い流し、水気を拭いて味付けとして軽く塩を振り、フライパンに入るように半分に切る。
チンチンにしたフライパン(鉄)に油をフライパンの底を覆うぐらい入れて秋刀魚投入、すぐに弱火にして蓋をする。
火の強さはフライパンの種類や大きさに拠って変わるけど。
2/3ぐらい火が通ったら蓋を取って反対面を強めの中火ぐらいで軽く火を通す。
大根おろしとカボスで食す。
お手軽にしっとり柔らかな口溶け。


大根おろし。
大根摺り下ろして、絞りますやん?
そうすると絞られた大根汁が栄養的に勿体無い気がする。
私、秋刀魚のときは結構大量に大根おろし使いたい派なので、結構な量の大根汁が余る。
然しそれをそのまま飲んでも美味いものではない。
なんか一工夫できひんもんかと。

つうことで、大根飴湯にする。
大根汁を絞るときに茶漉しで濾しておく。
そこへ蜂蜜を40mlぐらい投入し、少量のぬるま湯で溶いておく。
因みに私の蜂蜜は癖の少なめなクローバーの結晶化蜂蜜。
別の種類の蜂蜜なら入れるべき量も結構変わるかと。
生姜を一欠片摺り下ろして茶漉しで濾して、茶漉しの上からぬるま湯を注いで、更に絞る。
コップの底に生姜の繊維が溜まることを厭わない者は濾す必要は無い。
軽く混ぜて飲む。
普通に蜂蜜と生姜の飴湯の方が断然美味いけど、まあ大根汁入りもそんなには悪くない。
tips:
お湯の温度が高いと栄養素が幾らか壊れてしまいそうな気がするので、ぬるま湯で。
何度で何が壊れるかとかは知らん。
蜂蜜の量はケチると不味い。
生姜はチューブのを使うと糞不味い。アレ食塩とか酸味料とか入ってるので。
必ず普通の土生姜を使うこと。或は粉生姜とかでも飲む用のヤツを。


序でに浅蜊の味噌汁。
浅蜊の出汁を取ろうとして水から沸かすと身が不味くなってしまい、それを嫌って沸騰した湯から浅蜊を入れると身は美味いが出汁が余り取れないアンビバレンツ。
出汁用の浅蜊と身を食す用の浅蜊を選別して出汁用は出汁取って捨てるのが一番なんだろうけれど、勿体無い。
その中間ぐらいがいいのだけれど。

砂抜きした浅蜊を鍋に入れて水をヒタヒタにして、若干強めの弱火で始める。
湯の温度が上がってきたら火を弱めて湯が沸かないように調整しながら、浅蜊が開いたら開いたものからすぐに取り出しつつアク取り。
浅蜊が全部開いて全部取り出せたら火を止めて味噌を普段より若干薄めに溶く。
粉末出汁を入れる場合も普段より少なめに。
味噌を溶いたら器に移して浅蜊を戻す。
そうすると浅蜊の出汁もそこそこ取れて身も硬くならず身から味も抜け切らない。